JP2504237Y2 - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JP2504237Y2
JP2504237Y2 JP1989101642U JP10164289U JP2504237Y2 JP 2504237 Y2 JP2504237 Y2 JP 2504237Y2 JP 1989101642 U JP1989101642 U JP 1989101642U JP 10164289 U JP10164289 U JP 10164289U JP 2504237 Y2 JP2504237 Y2 JP 2504237Y2
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JP1989101642U
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Inventor
剛三 長谷川
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富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、塵芥収集車に関するものである。
〔従来の技術〕
住宅地等と塵芥集配地との間で多数の塵芥収集車をピ
ストン運行させた場合、交通渋滞や事故などの交通障害
を引き起こす問題がある。このため、最近では、複数の
塵芥収集車と共に塵芥の中継輸送車を所定の収集地域に
出動させ、各塵芥収集車で収集した塵芥を中継輸送車に
収容して塵芥集配地に輸送する収集方法がとられてい
る。
このように中継輸送車を利用することにより、塵芥収
集車の移動車両量を大幅に減少できる利点があるが、そ
の反面、塵芥収集車から中継輸送車への塵芥の積替え
を、住宅地等の近傍で行なう必要があるため、積替え時
の騒音や塵芥の悪息が公害問題となる不具合がある。こ
のため、上記方法を実施するにあたっては、塵芥の積替
えを効率良く短時間で行なう方法が求められている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、一般に用いられている塵芥収集車は、第7図に
示すように車両31の後部に塵芥収容箱32をダンプ可能に
取り付けた構造となっており、中継輸送車33へ塵芥を積
替える作業は、中継輸送車33の後部開口34に取付けたベ
ルトコンベヤ35の一端を、塵芥収集車30の収容箱32の下
方に臨ませ、塵芥収容箱32をダンプさせて排出した塵芥
を、ベルトコンベヤ35により中継輸送車33内部に送り込
む方法がとられている。
しかし、上記の積替え方法においては、中継輸送車33
の開口34の高さが輸送車の種類によって異なり、その種
類に応じてベルトコンベヤ35も複数のサイズのものを用
意する必要があり、このため、設備コストが多くかかる
という欠点があった。
この考案は、上記欠点に鑑みてなされたもので、中継
輸送車の開口高さの変化に簡単に対応することができ、
効率的な塵芥積替えができる塵芥収集車を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は、車両の後
方フレームに、塵芥収容箱を、互いに平行なリンクが所
定の角度の間で回動するリフト機構を介して取付け、前
記塵芥収容箱に、その内部を前後方向に移動可能な押圧
板と、押圧板を移動させる駆動機を設け、かつ、塵芥収
容箱の全部には塵芥の投入口を、後部には開閉扉を有す
る排出口をそれぞれ設けた構造としたのである。
〔作用〕
上記構造で成る塵芥収集車においては、投入口から投
入した塵芥を、押圧板で収容箱の後方に押圧して圧縮状
態で収納する。
塵芥の積み替えは、先ず、リフト機構により塵芥収容
箱を上昇させながら後方に移動させ、その排出口の位置
を中継輸送車の後部開口に一致させる。このとき、塵芥
収容箱は、その後方への移動により、中継輸送車の後部
開口内に進入する形になる。
次に押圧板を後方に移動させて、収容箱内部の塵芥を
排出口から中継輸送車に押し出す。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図に示すように、実施例の塵芥収集車
1は、車両2の後部フレーム2a上に基台3を取付け、そ
の基台3上にリフト機構4と塵芥収容箱5を設けて成っ
ている。
上記リフト機構4は、塵芥収容箱5の下面両側と基台
3との間に設けた一対の平行リンク6、6と、その一方
のリンク6の回動支点間にかけ渡した支持軸7に連結す
る昇降用シリンダ8とから成っている。上記リンク6、
6は、前後方向に傾斜をつけて取り付けられており、各
連結部は、収容箱5と基台3にそれぞれピンを介して定
位置で連結されている。
上記のリフト機構4においては、昇降用シリンダ8が
伸縮すると、リンク6、6が上下方向に起伏して塵芥収
容箱5が水平状態を維持したまま上下動する。この場
合、塵芥収容箱5は、垂直に昇降するのではなく、リン
ク6、6の後側下部の連結部6aを支点として前後方向に
回動しながら昇降する。このため、基台3から上昇した
塵芥収容箱5の後端部は、基台3及び後部フレーム2aの
後端から後方へ突出することになる。
塵芥収容箱5は、後部が円弧状に形成された箱体であ
り、内部にその内側面形状とほぼ同じ大きさの押圧板9
が前後方向に移動可能に設けられている。また、収容箱
5の前面には、押圧板9に連結するテレスコ型の駆動シ
リンダ10が取付けられ、この駆動シリンダ10の駆動によ
り、押圧板9が収容箱5の前端から後端一杯まで移動す
るようになっている。
上記塵芥収容箱5の後面には塵芥の排出口11が設けら
れ、その排出口11の両側に設けられたガイドレール12、
12に、排出口11を開閉する開閉扉13が取付けられてい
る。この開閉扉13は、第4図及び第5図に示すように両
側辺に設けた複数の案内ローラ14が、ガイドレール12、
12に嵌まり込むことにより、収容箱5の後面に沿って移
動自在に取付けられている。
また、上記ガイドレール12、12の側面には、長さ方向
に沿って長孔15が形成され、塵芥収容箱5の側面に取付
けられたシリンダ16のピストン杆16aが上記長孔15を挿
通するピン17を介して開閉扉13の両側面に連結してお
り、シリンダ16が伸縮すると、開閉扉13がガイドレール
12に沿って昇降して、排出口11を開閉する。
また、塵芥収容箱5の側壁上部には、後退した押圧板
9の上方位置に対応させて塵芥の投入口18が設けられて
おり、収容箱5の上面には、その投入口18を開閉する回
動扉19とその駆動シリンダ20が取付けられている。
一方、第6図に示すように、この実施例で示す塵芥の
中継輸送車22は、輸送車両の後部に塵芥貯留ドラム24を
回転自在に取付け、その塵芥貯留ドラム24の内周面にら
せん状の塵芥送り羽根25を設けた構造に成っており、貯
留ドラム24の後部開口26から投入された塵芥は、貯留ド
ラム24の回転と共に送り羽根25により順次ドラム奥側に
送られるようになっている。
なお、この中継輸送車22の構造は、図示のものに特定
されるものではなく、例えば貯留ドラム24に車輪を設け
て輸送車両でけん引したり、貯留ドラム24の内部に塵芥
を押圧する押圧板を設けたものであってもよい。
上記のような構造で成る実施例の塵芥収集車1におい
て、塵芥の収納は、投入口18から塵芥を投入し、その塵
芥を押圧板9で収容箱5の後方に押し出して収容する。
一方、収容した塵芥を中継輸送車22に積替える場合
は、第6図に示すように、リフト機構4の昇降用シリン
ダ8を伸長させて、排出口11が中継輸送車22の後部開口
26に臨む位置まで塵芥収容箱5を上昇させる。このと
き、リンク6、6の作用により、塵芥収容箱5が後向き
に回動してその後端部は後部フレーム2aから後方に突出
するため、収容箱5の排出口11が中継輸送車22の後部開
口26に設けた塵芥受け27の上方に入り込んだ状態にな
る。
ついで、シリンダ16を作動させて開閉扉13を上昇さ
せ、排出口11を開放した後、駆動シリンダ10を作動させ
て押圧板9を後方に移動させる。これにより、収容箱5
内部の塵芥は、排出口11から中継輸送車22の貯留ドラム
24内に押し出される。
この時、上記したように、収容箱5の排出口11が中継
輸送車22の塵芥受け27の上方に入り込んで水平方向の隙
間がなくなっているので、例えば、前記リフト機構4が
垂直方向移動用のシリンダだけから構成されていて、塵
芥収容箱5が垂直方向にしか移動しないようなものであ
る場合には水平方向に隙間ができ、塵芥を積み替える際
に、この隙間から塵芥や汚水が漏れ落ちてしまうといっ
たようなことがなく、塵芥が確実に中継輸送車22側に積
み替えられる。
このように実施例の塵芥収集車1は、収容箱5を水平
に保ったまま押圧板9の押し出しにより塵芥を積替える
ことができるので、第7図のごとく塵芥収容箱をダンプ
させる構造のように車体の重量バランスを崩すことがな
い。このため、安全に積替え作業を行なうことができ
る。
また、中継輸送車22の後部開口26の高さが変化して
も、リフト機構4の昇降量を調整することにより、収容
箱5の排出口11の位置を後部開口26に簡単に一致させる
ことができるので、正確に対応することができる。
収容箱5内の塵芥を全て貯留ドラム24に押し出すと、
排出口11を閉じると共に、押圧板9を後退させ、塵芥収
容箱5を基台3上に載置させて、積み替え作業を終了す
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、互いに平行なリン
クが所定の角度の間で回動するリフト機構によって塵芥
収容箱を上昇させながら後方に移動させるようにしたの
で、その排出口の位置を中継輸送車の任意の開口位置に
隙間なく簡単に合わせることができ、従来のように複数
のベルトコンベヤを用意する必要がなく、設備コストを
格段に低減できる効果がある。かつ、塵芥収容箱内の塵
芥を、前後方向に移動する押圧板により押し出して積み
替えるようにしたので、塵芥の積み替えが効率良く短時
間で行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部縦断正面図、第2
図は同上の後面図、第3図は第1図のIII-III線におけ
る断面図、第4図は同上の要部を示す一部縦断側面図、
第5図は第4図のV-V線における断面図、第6図は同上
の作用を示す一部縦断正面図、第7図は従来例を示す正
面図である。 1……塵芥収集車、2……車両、2a……後部フレーム、
4……リフト機構、5……塵芥収容箱、6……リンク、
7……支持軸、8……昇降用シリンダ、9……押圧板、
10……駆動シリンダ、11……排出口、13……開閉扉、18
……投入口、22……中継輸送車。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の後方フレームに、塵芥収容箱を、互
    いに平行なリンクが所定の角度の間で回動するリフト機
    構を介して取付け、前記塵芥収容箱に、その内部を前後
    方向に移動可能な押圧板と、押圧板を移動させる駆動機
    を設け、かつ、塵芥収容箱の前部には塵芥の投入口を、
    後部には開閉扉を有する排出口をそれぞれ設けてなる塵
    芥収集車。
JP1989101642U 1989-08-30 1989-08-30 塵芥収集車 Expired - Lifetime JP2504237Y2 (ja)

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