JPS6048088B2 - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ

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JPS6048088B2
JPS6048088B2 JP54162459A JP16245979A JPS6048088B2 JP S6048088 B2 JPS6048088 B2 JP S6048088B2 JP 54162459 A JP54162459 A JP 54162459A JP 16245979 A JP16245979 A JP 16245979A JP S6048088 B2 JPS6048088 B2 JP S6048088B2
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JP
Japan
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double layer
electric double
layer capacitor
electrode
electrodes
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Expired
Application number
JP54162459A
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JPS5685820A (en
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孝義 村中
元 森
幸夫 関根
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS6048088B2 publication Critical patent/JPS6048088B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気二重層を利用した電気二重層キャパシタに
関し、特に複数個のキャパシタ素子が直列に接続された
電気二重層キャパシタを提供するものである。
一般に、電気二重層キャパシタは、第1図に示すように
活性炭、アセチレンブラック、若干のバインダーからな
る炭素電極1、1’をこの間に電解液を含浸させたセパ
レータ2を介在して対向させて素子を構成しており、従
来にない大きな静電容量を得ることができるという利点
を有している反面、耐電圧が数V以下であるというよう
に低いという欠点を有している。
従つて、耐電圧の高い製品を必要とする時には、複数個
のキャパシタを直列に接続する必要が生じてくるのであ
るが、従来の電気二重層キャパシタおいては、個々のキ
ャパシタからリード引出し、直列に接続しており、手間
がかかる問題があつた。本発明はこのような現状に鑑み
成されたものであり、従来の外部接続型から外装ケース
を1つとする内部接続型の直列接続構造の電気二重層キ
ャパシタを提供するものである。
第2図〜第10図に本発明の実施例による電気二重層キ
ャパシタを示している。
図において、3は分極性の第1電極であり、この第1電
極3は、第2図に示すように活性炭、アセチレンブラッ
ク、若干のバイングーからなる炭素電極3aをアルミネ
ット等の集電体3bに担持させ、そしてその集電体3b
に外部端子3cを接続することにより構成されている。
4は分極性の第2電極であり、この第2電極4は第3図
に示すように活性炭、アセチレンブラック、若干のバイ
ンダーからなる2個の炭素電極4a、4a’をアルミネ
ット等の集電体4bに担持させることにより構成されて
おり、この第2電極4の集電体4bの炭素電極4a、4
a’を担持させる部分は接続部4cにより互いに電気的
に接続されJている。
この場合、接続部4cを第3図のようにアルミネット等
の集電体を図のように切り取つて接続部を構成しても、
また第4図のように、炭素電極のみを削除して構成して
も、さらには第5図に示すように第2電極の一部(中央
部) 4c’を接7続リードとして兼ねさせるようにし
たり、第6図のように新らたな接続リード4c″を用い
てもよい。この第2電極4と前記第1電極3とを第7図
に示すように、電解液含浸性に優れた微孔性セパレータ
5を間に介在させて対向させることにより2つのキャパ
シタ素子6,65が構成され、しかもこの2つのキャパ
シタ素子6,6″は、第2電極4の接続部4cにより直
列接続された構造となる。7は絶縁性のフィルムであり
、このフィルムによつて2つのキャパシタ素子6,6″
は、互いに隔離されたかたちで捲回され、1つの捲回素
子となる。
もし、イオン導電性のセパレータを使用すると、キャパ
シタ素子6,6″は接続部4cを通じた直列接続となら
ない。絶縁フィルムの場合には、捲回によつて素子を個
々に独立させることができる。この場合、セパレータ5
と接する第2電極4の接続部4cにワックス、接着剤な
どの絶縁性材料を塗布したり、全体を熱融着フィルムな
どで熱融着してキャパシタ素子6,6″間を絶縁してお
くのがよい。ここで、本発明の電気二重層キャパシタに
おいては、上記実施例のように2個の第1電極3と1個
の第2電極4とを組合せるだけではなく、第8図に示す
ように第2電極4を複数個用いれば、複数個のキャパシ
タ素子を直列に接続した電気二重層キャパシタを得るこ
とができる。
なお、第8図aは巻回する前の状態を示し、第8図bは
巻回後の状態を示しており、両端の第1電極3の外部端
子3cがそのまま外部回路との接続用端子となる。また
、同様な考えのもとに第9図に示すように、個々の素子
(セパレータ5と2枚の第1電極3で構成される素子)
を絶縁フィルム7で隔離するように積層し、その後捲回
素子にすることもで.きる。なお、第9図aは巻回する
前の状態を示し、第9図bは巻回後の状態を示しており
、この場合、セパレータ5を介して対向する2つの第1
電極3は、外部端子3cが接近して対向しないように配
置され、そしてフィルム7によつて融離さ;れて対向す
る2つの第1電極3は、外部端子3cが接近して対向す
るように配置される。そして、フィルム7を介して対向
する第1電極3の外部端子3cが互いに接続され、最上
端および最下端の第1電極3の外部端子3cがそのまま
外部回路と(の接続用端子となる。ところで、第10図
に示すように捲回された素子10は、電解液が含浸され
、アルミニウムなどのケース11とゴムバッキング、あ
るいは端子板12とによつて密封外装されるのであるが
、この場合、絶縁フィルムに付着した電解液は、゛ケー
ス11の頂部、側面によつて直列接続された各素子10
に対して短絡的な電気回路を構成する楊合があるので、
最もその恐れの高いケース11の頂部(内面の最深部)
との間は、接着剤、ワックス、フィルムなどの絶縁物1
3により絶縁することが望ましい。
次に、本発明の要点について説明すると、本発′明の構
成によれば、各電極は電解液に対して、完全に電気的絶
縁ができないのに充分に使用に耐えることにある。それ
は電解液の電導度と電解液が構成する電気回路にある。
すなわち、各電極が対向している間の電解液抵抗はその
間隔が50μ程度・であるため、単位cイ当り100Ω
Cmの比抵抗の電解液であつても、0.5Ωと小さいの
に対し、各電極間は、対向面積が非常に小さく(約0.
1cイ)、しかも間隔も1cm程度と考えられ、その計
算からも1000Ω程度となり、10■程度の耐電圧に
は充分使用に耐えるのである。また、従来、本発明の捲
取り方式をとつた場合、電極対向面積が、絶縁フィルム
により隔離され面積が半分となるため、静電容量が、従
来の半分となる既成概念が払拭されたことにある。
すなわち、本発明のような絶縁フィルム挿入による捲回
式素子と従来のような2枚とも微孔セパレータによる捲
回式素子との静電容量に差がないということである。そ
れは、ネット構成による集電体の採用や電極が容易に電
解液の侵入を許すという二つの効果によるものである。
次に、本発明の一具体例について説明する。
まず。第8図にように2cm×6cmで厚み0.5薗の
炭素電極を2枚準備し、外部端子を接続する。次に、2
cm×13cmで厚み0.5?の炭素電極3枚を準備し
、微孔性セパレータおよび絶縁フィルムによつて捲回し
、素子(本発明品a)とした。また第9図のように、2
C7n×6CT!Lで厚み0.5噸の炭素電極8枚を準
備し、この内2枚に外部端子を接続し、他の2枚ずつは
接続リードで接続し、微孔性セパレータおよび絶縁フィ
ルムによつて積層した後捲回し、素子(本発明品b)と
した。なお、これらの素子の電極は、活性とアセチレン
ブラツツクと若干のバインダーとを混練した粘土状のも
のをアルミニウムのネットの集電体にローラーによつて
圧延して一体化したものである。また、本発明品A,.
b共に、いずれも、その後電解液を含浸して、アルミニ
ウムのケース内に収納し、端子板によつて密封外装した
。 ャ表1、表2に4個の製品を
直列接続した従来品と本発明品A.bの外形寸法および
特性の結果を示している。この表1、表2の結果により
明らかのように、本発明の電気二重層キャパシタによれ
ば、従来、個々に製品とし、外部て直列接続していたの
に対して、従来のセパレータのうちの1枚を絶縁性のフ
ィルムに変えることにより、容易に内部直列接続型の高
耐電圧電気二重層キャパシタの実現が可能となり、その
外形寸法も実際上は20〜50%の小形化率となり、特
性的には若干内部抵抗の増大があるものの、他の特性に
は差がなく、従来の低耐電圧のイメージを払拭する価値
の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な電気層キャパシタの原理を示す構成図
、第2図〜第6図はそれぞれ本発明の電気二重層キャパ
シタにおける電極の具体例を示す斜視図、第7図はそれ
ぞれ同じく本発明の電気二重層キャパシタにおける電極
の配置構造の具体例を示す斜視図、第8図A,bおよび
第9図A,bはそれぞれ同じく電極の配置構造の他の具
体例を示す断面図および斜視図、第10図は本発明の電
気二重層キャパシタをケース内に封入した際の一例を示
す断面図である。 3・・・・・・第1電極、4・・・・・・第2電極、3
a,4a,4a″・・・・・炭素電極、3b94b・・
・・・・集電体、5・・・・・・微孔性セパレータ、6
,6゛・・・・・・キャパシタ素子、7・・・・・フィ
ルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活性炭、アセチレンブラック、若干のバインダーな
    どからなる炭素電極を集電体に担持させることにより構
    成した2枚の分極性電極を微孔性セパレータを介して対
    向させて素子とし、この素子を一定間隔で同一平面上に
    隣接する素子の分極性電極を直列接続して複数個並設し
    、これを絶縁性のフィルムとともに捲回して隔離したこ
    とを特徴とする電気二重層キャパシタ。
JP54162459A 1979-12-13 1979-12-13 電気二重層キャパシタ Expired JPS6048088B2 (ja)

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JP54162459A JPS6048088B2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 電気二重層キャパシタ

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JP54162459A JPS6048088B2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 電気二重層キャパシタ

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JPS5685820A JPS5685820A (en) 1981-07-13
JPS6048088B2 true JPS6048088B2 (ja) 1985-10-25

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JP54162459A Expired JPS6048088B2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 電気二重層キャパシタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995020231A1 (fr) * 1994-01-20 1995-07-27 Tovarischestvo S Ogranichennoi Otvetstvennostju 'amadeus' Accumulateur electrique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1995020231A1 (fr) * 1994-01-20 1995-07-27 Tovarischestvo S Ogranichennoi Otvetstvennostju 'amadeus' Accumulateur electrique

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JPS5685820A (en) 1981-07-13

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