JPS604785B2 - 円板印刷機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浮彫りのタイプ文字を有する回転支持体を備
え、文字が印刷面に対向する位置に運ばれ、印刷位置に
おいて文字がハンマーで打たれて印刷面に印刷をするよ
うな円板印刷機の改良に関する。

この種の周知の印刷機では、タイプ文字は、円板又は円
錐体の形をした回転支持体の可犠牲の半径方向アームに
よって支えられる。

これらのアームは、一定な角度間隔をなして占められて
いるから、タイプ文字は円周に沿うて均一に間隔をへだ
てることになる。その結果、印刷すべきタイプ文字は一
定な角度ステップの数によって選択される。回転支持体
は通常は成形された合成プラスチックで作られるから、
各タイプ文字の極めて正確な角度位置を得ることは困難
である。というのは、支持体が型から取り出されるとき
、機械的な内部応力が支持体をゆがめるからである。そ
の上、タイプ文字間の角度ステップを一定にしようとす
ればこのステップの大きさは最も中広い文字で決められ
、このことから、回転支持体は不当に大きくなり、従っ
て重くなる。

より高い印刷速度を得る目的で、中広い文字と中狭い文
字を交互にすることによって支持体の直径および慣性を
小さくすることが求められている。これは、タイプ文字
が支持体に現われる特殊な順序を産み、この順序のどれ
も、情報交換に広く使用される情報交換のアメリカ標準
コード（ＡＳＣＯ）のコードの順序に対応しない。この
対応性に欠けることは支持体の回転を制御する電気回路
を複雑化する。本発明の目的は、上記欠陥を除去する円
板印刷機の改良を提供するにある。

本発明によれば、この目的は、次のような構成によって
達成される。

即ち、各タイプ文字によって占められる円弧がタイプ文
字の中で変るように支持体の回転軸線のまわりにタイプ
文字を不規則に間隔保持し、各タイプ文字の角度位置を
指示する指示装置を支持体に設け、前記指示装置を読み
取り、印刷されたコピー上の印刷文字の均一な分布を得
るために各文字の印刷を制御する信号を前記読み取りか
ら出す読み取り装置を備えることを特徴とする。第１図
は回転支持体１を示し、この支持体は可操性の半径方向
アーム２からなる合成プラスチック円板からなり、各ア
ームはその自由端に、浮彫りのタイプ文字３を備えてい
る。

各アームは又穴４を有し、穴の角度位置は、円板１の回
転軸線のまわり‘こ、関連したタイプ文字３の角度位置
に関して大変正確に位置決めされている。第２図に示す
ように、円板１はサーボモータ５の軸に取付けられてい
るから、各タイプ文字３は紙７が通るシリンダ６と向い
合った位置へ移動することができる。

この紙は印刷用紙を構成する。シリンダ６上に紙を案内
する装置並にこのシリンダの回転を制御する装置は図示
していない。というのは、これらはそれ自身周知であり
、本発明の要部をなさないからである。希望の文字の印
刷をなすために、文字が紙７に対向位置するまでモータ
５に回転させる。

円板１の停止後、電磁駆動式ハンマー８を作動して文字
３を紙７に押し当てる。アームは可鏡性であるから、ア
ーム２は自由に移動することができる。モータ５が正確
な位置で停止するようにするために、本印刷機は印刷さ
れるべき文字の正確な位置を決定する光電装贋を備える
。この装置は円板１の片側に置かれた光源９を含む。ア
ーム２が正確に位置決めされるとき、光源からの光ビー
ムは穴６を通過して光電検出器１０に当る。その上、、
円板１のアーム２の１つは円板の中心により近い穴３０
を有し、これにより、必要ならば、第２の光検出器を使
って（図示せず）円板の所定の角度位置を定めることが
できる。サーボモータ５の制御器は第３図に示されてお
り、第３図は又光源９および光電検出器１０を示す。

検出器１川ま、アーム２が検出器の前を通るたびに穴４
を通る光ビームを受ける。光ビームは又、２つの連なる
アーム２を分離する半径方向スリットが光電検出器を通
るたびに検出器に当る。その結果、光電検出器はトリガ
ー１によって形ち付くられる電気パルスを出す。トリガ
のパルス出力は２つの回路３１による分割器を通過後カ
ゥンタ１２に入り、その出力は比較器１３に接続される
。この比較器１３は又レジスター４から符号化された信
号を受け、これは印刷されるべき文字を指示する。最後
の印刷以前に光電検出器１０から受けたパルスの数がレ
ジスター４からの符号化された信号に相当するとき、比
較器１３はこの一致に応答して出力線１５に信号を送り
モータ５を停止させる。比較器１３は又レジス夕１４か
らの信号によって与えられた位置と円板１が実際に占め
た位置との間の相違に応答する。

従って、比較器は出力線１６，１７の一方又は他方に、
モータ５を一方の方向又は他方に回転させる信号を出し
、希望したタイプ文字を印刷位置へもちきたす。比較器
により、円板１を一方の方向又は他方の方向に回転によ
って希望位置に一層急速に到達させるかを決定すること
のできる装置は周知であり、従って詳細には説明しない
。比較器１３の３つの出力線１５，１６，１７は回路１
８を制御し、この回路はモータ５を制御する。出力線１
５の信号は回路１８に加えられるばかりでなく、ＡＮＤ
ゲ−ト２０にも加えられ、ＡＮＤゲートのもう１つの入
力はトリガ１１の出力に接続されている。かくして、モ
ータが停止され、一方トリガ１１によってパルスが出さ
れるとき、ゲート２０は電気信号を出し、この信号は単
安定マルチパイプレータ１９および増幅器２１を介して
ハンマー８を作動する。第３図に示すように、増幅器２
１は、増幅器の増幅フアクタを制御する入力２２を有し
、この入力は光電検出器１０の出力に直結されている。

この構成により、ハンマー８を駆動する力を、光電検出
器１０もこよって出された信号の振幅の函数として変化
させることができる。この方法では、ハンマーがアーム
２を打つ力を、印刷すべきタイプ文字の面に適合させる
ことが可能である。文字「・」を印刷するのに使用され
る力は「Ｗ」を印刷するのに使用される力よりも小さく
なければならないことは明らかである。従って、アーム
を打つ力（印刷特性）は印刷されるべき文字の表面積に
関係する情報によって制御される。第４図に示すように
、これは、第１図の丸い穴４をスリット２４で置き換え
ることによってなしうる。スリットの半径方向長さは、
タイプ文字の表面の寸法に相当する。第４図は又、アー
ム２が「Ｍ」のような文字では、「１」のような中狭い
文字のアームよりも中広いことを示している。これは、
円板１の直経を最小にまで減少させ、かくして、円板の
慣性を制限することを可能にし、これにより、大変速い
加速や減速を可能にし、その結果高い印刷速度を可能に
する。穴４，２４は単純な開□であっても良いし、光を
通す物質で被覆された関口であっても良いし、或はアー
ム２に設けられる光を通す挿入体であっても良い。

印刷された各文字の長さの函数として間隔を変えて（可
変印刷ステップ：他の印刷特性）印刷することが望まれ
る場合には、本発明は、例えば、各タイプ文字の中を指
示する或る装置を備えることができる。

この指示は、アームの中を検出し且つ印刷されるべき文
字の印刷ステップの大きさ（円板１と印刷面との間の相
対的な移動量）を決定する電気信号を出す光学的講取り
器で、例えば夫々の文字を備えるアームの中から得るこ
とができる。本発明によれば、この指示は又、アーム２
の穴の使用によって、印刷力を制御するのと同じ方法で
得ることもできる。

印刷のためタイプ文字の正確な位置決めを保証し、タイ
プ文字の面の大きさに応じて印刷力を変化させおよび又
は、タイプ文字の長さに応じて間隔を変えて印刷するた
のいくつかの可能な実施態様がある。

このような実施態様の１つを第５図に示す。第５図を参
照すると、各アーム２の自由端には少くとも１つの突出
停止片２５が設けてあり、該停止片の高さ‘まアームの
タイプ文字に対する所望な印刷力に応じて変える。

この停止片２５は、円板１の中心に向って近ずいたり遠
ざかったりする部材２６と協働する。この部材は少くと
も１つのＶ形切欠２７を備え、これは停止片２５に係合
するとき、円板１を所望な印刷位置に固定するよう作用
する。円板を固定するのに要する部材２６の下方への移
動は停止片２５の高さの函数であり、この移動の大きれ
ま印刷力の制御を可能にする信号をもたらす。第５図１
こ示す態様で‘ま、切欠２７の寸法又は位置、又は停止
片２５の寸法又は位置若し〈は切欠および又は停止片の
寸法および位置の任意の組合せを、いずれか一方又は両
方の印刷特性を指示するのに使用することができる。

第６図は、円板１の正確な印刷位置を保証するためのも
う１つの態様を示す。

各アーム２は強磁性部材２８を有し、印刷機は、都材２
８が移動する円形路のそばに位置した磁気ピックアップ
（図示せず）を備える。本発明によれば、円板１に、文
字を印刷するために円板を停止させなければならない正
確な位置を指示する装置のみを備え付けることが要求さ
れる。

又、上述した２つの印刷特性、即ち、印刷されるべきタ
イプ文字の中に応じて変るような所望な印刷力および又
は印刷ステップを指示する装置を設けることができる。
各タイプ文字の中又は表面積を指示する装置は円板１に
組み込む必要はなく、その代りに、上記装置は、円板１
とともに回転し且つ円板１とともに回転支持体を構成す
る１つ又はそれ以上のカムのような１つ又はそれ以上の
独立の都材からなっても良いことは当業者において明ら
かであろう。

本発明を好ましい態様を参照して本文に記載したけれど
も、本発明はその精神および範囲から逸脱することない
こ形態および詳細に変更を加えることができることは当
業者において理解されよつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は回転支持体の１部の正面図、第２図は１つの実
施態様の機械的な形態の−部切欠側面図、第３図は支持
体の回転を制御する電気回路のブロック線図、第４図乃
至第６図はタイプ文字を支えるアームの３つの異なる態
様を示す図である。 １・・・・・・回転支持体、２・・・・・・アーム、３
・・…・タイプ文字、８・・・・・・ハンマー、４，２
４，２５，２８・・・・・・指示装置。 々鬼役ノ 〃力技．夕 〃ス友Ｊ 々方佐．〆 力力次夕 材次グ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 軸線のまわりに回転可能なタイプ文字支持円板と、
   前記円板に設けられ、前記円板のまわりに半径方向に延
   び、外端に浮彫りのタイプ文字を備えるタイプ文字支持
   部分を有するタイプ文字支持アームとを有し、前記タイ
   プ文字は小さなものから大きなものまでの幅と寸法を有
   し、前記タイプ文字支持部分間の角度間隔は等しく、前
   記タイプ文字支持部分は種々の幅のものであり、該幅は
   タイプ文字の幅に比例しており、それによって円板の寸
   法及び慣性を最小まで減じ、さらに前記タイプ文字の個
   々の文字を印刷のために印刷面に打ち当てるハンマー装
   置と、前記各タイプ文字の印刷角度位置を指示するため
   の、前記タイプ文字支持円板と関連した指示装置と、前
   記指示装置を読み取り、印刷されたコピー上に印刷文字
   の均一な分布を得るために各文字の印刷を制御する信号
   を前記ハンマー装置を与えるための読み取り装置とを有
   する円板印刷機において、前記指示装置は前記各タイプ
   文字支持アームに設けられ、かつ関連した前記タイプ文
   字の面積に応じた力を指示する装置から成り、この力で
   前記ハンマー装置はそれぞれの前記タイプ文字を打ち、
   前記指示装置は各アームに形成された指示構造から成り
   、各指示構造は前記読み取り装置に応答する所定寸法を
   有し、前記読み取り装置はこの指示構造を感知して信号
   を送り、前記ハンマー装置によってなされるハンマー力
   を制御する、ことを特徴とする円板印刷機。