JPS6047405B2 - 並列橋梁の振動防止方法 - Google Patents
並列橋梁の振動防止方法Info
- Publication number
- JPS6047405B2 JPS6047405B2 JP14542579A JP14542579A JPS6047405B2 JP S6047405 B2 JPS6047405 B2 JP S6047405B2 JP 14542579 A JP14542579 A JP 14542579A JP 14542579 A JP14542579 A JP 14542579A JP S6047405 B2 JPS6047405 B2 JP S6047405B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridges
- parallel
- vibration
- vibration isolation
- bridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は並列に架橋された橋梁の風による振動を防止
するための防振構造に関するものてある。
するための防振構造に関するものてある。
道路橋、鉄道橋、水管橋、ガス管橋、油送管橋等並列に
架設された橋梁に風が作用すると、風上側橋粱の後流の
乱れのために、風下側橋粱が振動することはよく知られ
ている。こうした振動を防止するため従来から考えられ
ている方法として、1橋粱間の間隔を大きくとつて相互
干渉を少なくする方法や、2橋粱の剛性を大きくする方
法、3減衰器を取付ける方法、さらには4第1図に示す
ごとく風上側橋粱11の両端部に三角形フェアリング1
2を設ける方法(イ図)、円形フェアリング12′を設
ける方法(口図)、抑流板13を設ける方法(ハ図)等
がある。 しカルながら、1及び2の方法は信頼てきる
防振方法がないため已むを得ずとられれる方法であり、
3は一般的な防振方法であるが、橋梁の桁の振動を防止
する有効な減衰器はない。
架設された橋梁に風が作用すると、風上側橋粱の後流の
乱れのために、風下側橋粱が振動することはよく知られ
ている。こうした振動を防止するため従来から考えられ
ている方法として、1橋粱間の間隔を大きくとつて相互
干渉を少なくする方法や、2橋粱の剛性を大きくする方
法、3減衰器を取付ける方法、さらには4第1図に示す
ごとく風上側橋粱11の両端部に三角形フェアリング1
2を設ける方法(イ図)、円形フェアリング12′を設
ける方法(口図)、抑流板13を設ける方法(ハ図)等
がある。 しカルながら、1及び2の方法は信頼てきる
防振方法がないため已むを得ずとられれる方法であり、
3は一般的な防振方法であるが、橋梁の桁の振動を防止
する有効な減衰器はない。
また4の方法はいずれも橋梁の断面形状が異なると、そ
の都度実験によつてフェアリングまたは抑流板の取付け
位置、大きさ、形状等を決めなければならず、設計、施
工が面倒である。 本発明はこのような現状に鑑みて検
討の結果提案されたものであり、その基本的な特徴は、
並列に架設された橋梁間に防振板を設けると共に、その
防振板を前記両橋粱の最上面レベルと最下面レベルとで
挾まれる領域内に設置せしめ、これらの橋梁をその間に
取付けた防振板で一体構造物として構成することにより
防振を図ろうということにある。
の都度実験によつてフェアリングまたは抑流板の取付け
位置、大きさ、形状等を決めなければならず、設計、施
工が面倒である。 本発明はこのような現状に鑑みて検
討の結果提案されたものであり、その基本的な特徴は、
並列に架設された橋梁間に防振板を設けると共に、その
防振板を前記両橋粱の最上面レベルと最下面レベルとで
挾まれる領域内に設置せしめ、これらの橋梁をその間に
取付けた防振板で一体構造物として構成することにより
防振を図ろうということにある。
即ち防振板は風の流れのパターンを変更せしめるもので
はなく、並列橋梁を一体物として構成せしめることによ
り防振を図ろうとするものである。 以下本発明の具体
的実施例を図面に基ついて説明すると、まず第2図及び
第3図は本発明をガス管橋、油送管橋等の管橋に適用し
た場合の一例を示したものである。
はなく、並列橋梁を一体物として構成せしめることによ
り防振を図ろうとするものである。 以下本発明の具体
的実施例を図面に基ついて説明すると、まず第2図及び
第3図は本発明をガス管橋、油送管橋等の管橋に適用し
た場合の一例を示したものである。
即ち第2図は並列に架設された管橋1、2間の橋軸直角
方向に連続防振板3を設置し、固定金具4で連結するよ
うにしたものである。また第3図は、管橋1、2間に横
リブ5を等間隔に設け、中央部橋軸方向に縦リブ6を設
けると共に、これら横リブ5及ひ縦リブ6に防振板3’
を千鳥状に配設支持せしめ、かつ各防振板3の他側に金
網7を配設するようにしたものである。 第4図は本発
明における防振板の他の実施例を示したものであり、イ
図は防振板3を断続的に設けた場合、口図はその防振板
3を略三角形として橋軸方向に複数設けた場合、ハ図は
連続防振板3の適所に複数の孔を設けた場合を示してい
る。
方向に連続防振板3を設置し、固定金具4で連結するよ
うにしたものである。また第3図は、管橋1、2間に横
リブ5を等間隔に設け、中央部橋軸方向に縦リブ6を設
けると共に、これら横リブ5及ひ縦リブ6に防振板3’
を千鳥状に配設支持せしめ、かつ各防振板3の他側に金
網7を配設するようにしたものである。 第4図は本発
明における防振板の他の実施例を示したものであり、イ
図は防振板3を断続的に設けた場合、口図はその防振板
3を略三角形として橋軸方向に複数設けた場合、ハ図は
連続防振板3の適所に複数の孔を設けた場合を示してい
る。
かかる防振板は本発明の単なる一例であり、必要に応じ
て他の多くの実施態様が考えられることはいうまでもな
い。上記したような防振板3の鉛直方向取付け位置は本
発明の場合、第5図に示すごとく並列橋梁1″,2″の
桁の最も高い点を含む水平レベルL1と、最も低い点を
含む水平レベル!に挾まれる領域A内とするものてあり
、この領域内が前記防振板3を有効に作用させるための
範囲となる。
て他の多くの実施態様が考えられることはいうまでもな
い。上記したような防振板3の鉛直方向取付け位置は本
発明の場合、第5図に示すごとく並列橋梁1″,2″の
桁の最も高い点を含む水平レベルL1と、最も低い点を
含む水平レベル!に挾まれる領域A内とするものてあり
、この領域内が前記防振板3を有効に作用させるための
範囲となる。
なお、上記した防振板3は歩廊として使用することも可
能である。第6図は本発明の防振効果を風洞実験て確め
た結果の一例を示すグラフである。
能である。第6図は本発明の防振効果を風洞実験て確め
た結果の一例を示すグラフである。
この実験例は第7図に示す模型を用いて、風上側の模型
8を固定し、風下側の模型9は自由に振動できるように
バネて支持して実験したもので、防振板は橋軸方向,に
連続して取付けている。この実験結果(第6図)からも
明かなように、本発明によると模型8は防振板により模
型9と一体化しているため、防振効果が非常に大きいこ
とがわかる。以上説明したように、本発明によれば、並
列に架設された橋梁の風による振動を効果的に防止する
ことが可能となり、また道路橋、鉄道橋、ガス管橋、水
管橋、油送管橋等適用範囲が広く、橋梁の断面形状とは
無関係に防振効果が期待でき、従来法と比較して設計、
施工が容易になる等種々のすぐれた効果が得られるもの
である。
8を固定し、風下側の模型9は自由に振動できるように
バネて支持して実験したもので、防振板は橋軸方向,に
連続して取付けている。この実験結果(第6図)からも
明かなように、本発明によると模型8は防振板により模
型9と一体化しているため、防振効果が非常に大きいこ
とがわかる。以上説明したように、本発明によれば、並
列に架設された橋梁の風による振動を効果的に防止する
ことが可能となり、また道路橋、鉄道橋、ガス管橋、水
管橋、油送管橋等適用範囲が広く、橋梁の断面形状とは
無関係に防振効果が期待でき、従来法と比較して設計、
施工が容易になる等種々のすぐれた効果が得られるもの
である。
更に並列に架設された橋梁の構造上の強度を向上せしめ
る利゛点も有している。
る利゛点も有している。
第1図イ,C],ハは従来の防振方法を示した説明図、
第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例を示したもの
で、イは平面図、唄ま矢視断面図、第4図は本発明の他
の実施例を示す概略平面図、第5図は本発明における防
振板取付け範囲を説明するための概略図、第6図は本発
明と従来法の風洞実験結果を比較したグラフ、第7図は
第6図の実験に使用した模型の概略図である。 図中1,2は管橋、3は防振板、4は固定金具、5は横
リブ、6は縦リブ、7は金網を各示す。
第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例を示したもの
で、イは平面図、唄ま矢視断面図、第4図は本発明の他
の実施例を示す概略平面図、第5図は本発明における防
振板取付け範囲を説明するための概略図、第6図は本発
明と従来法の風洞実験結果を比較したグラフ、第7図は
第6図の実験に使用した模型の概略図である。 図中1,2は管橋、3は防振板、4は固定金具、5は横
リブ、6は縦リブ、7は金網を各示す。
Claims (1)
- 1 並列に架設された橋梁間に防振板を設けると共に、
その防振板を前記両橋梁の最上面レベルと最下面レベル
とで挾まれる領域内に設置せしめ、これらの橋梁をその
間に取付けた防振板で一体構造物として構成したことを
特徴とする並列橋梁の振動防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14542579A JPS6047405B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 並列橋梁の振動防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14542579A JPS6047405B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 並列橋梁の振動防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5670307A JPS5670307A (en) | 1981-06-12 |
JPS6047405B2 true JPS6047405B2 (ja) | 1985-10-22 |
Family
ID=15384945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14542579A Expired JPS6047405B2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 並列橋梁の振動防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047405B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61211406A (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-19 | 日立造船株式会社 | プレ−トガ−ダ吊橋のフラツタ−防止装置 |
JP2008184892A (ja) * | 2007-01-05 | 2008-08-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 並列橋及びその設計方法 |
JP5357557B2 (ja) * | 2009-02-05 | 2013-12-04 | 株式会社Ihi | 並列橋 |
JP5619594B2 (ja) * | 2010-12-21 | 2014-11-05 | 三菱重工業株式会社 | 並列橋の制振構造 |
-
1979
- 1979-11-12 JP JP14542579A patent/JPS6047405B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5670307A (en) | 1981-06-12 |
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