JPS6046562B2 - マイクロ波帯域通過ろ波器 - Google Patents
マイクロ波帯域通過ろ波器Info
- Publication number
- JPS6046562B2 JPS6046562B2 JP1095478A JP1095478A JPS6046562B2 JP S6046562 B2 JPS6046562 B2 JP S6046562B2 JP 1095478 A JP1095478 A JP 1095478A JP 1095478 A JP1095478 A JP 1095478A JP S6046562 B2 JPS6046562 B2 JP S6046562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupling
- field coupling
- bandpass filter
- cavity
- cavity resonators
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/201—Filters for transverse electromagnetic waves
- H01P1/205—Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
- H01P1/2053—Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities the coaxial cavity resonators being disposed parall to each other
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は円筒空洞共振モードであるＴＥ。
、、モードを使用し、マイクロ波帯で通過帯域が平担又
は、波状特性を示し通過帯域近傍の阻止帯域で波状特性
を示す帯域通過ろ波器に関するものである。従来のこの
種の帯域通過ろ波器は円筒空胴を単に縦続に接続しただ
けで特定の周波数において急激に減衰量が大きくなるよ
うな減衰極をもたないバター・ワース型やチエビシエフ
型が多く、通過減衰量が特定の周波数において急激に大
きくなるようにするには、この帯域通過ろ波器に、更に
帯域阻止ろ波器を追加接続するか又は、文献ＡＬＩＥ、
ＡＴＩＡ、ａｎｄＡＬＢＥＲＴＥ、ＷＩＬＬＩＡＭＳ著
、４４Ｇｅｎｅｒａ１ＴＥＯＩＩ−ＭｏｄｅＷａｖｅｇ
ｕｉｄｅＢａｎｄｐａｓｓＦｉｌｔｅｒｓ’’ ■ＥＥ
Ｔｒａｎｓ、ＭｉｃｒｏｗａｖｅＴｅｏｈ、ｖｏｌＭＴ
Ｔ−２４、Ｎｏ、１Ｏ、Ｏｃｔｏｂｅｒ１９７６、に記
載されている如く、円筒空胴の側面結合と逆相て結合す
る底面結合を組み合わせた構成にする必要がある。
は、波状特性を示し通過帯域近傍の阻止帯域で波状特性
を示す帯域通過ろ波器に関するものである。従来のこの
種の帯域通過ろ波器は円筒空胴を単に縦続に接続しただ
けで特定の周波数において急激に減衰量が大きくなるよ
うな減衰極をもたないバター・ワース型やチエビシエフ
型が多く、通過減衰量が特定の周波数において急激に大
きくなるようにするには、この帯域通過ろ波器に、更に
帯域阻止ろ波器を追加接続するか又は、文献ＡＬＩＥ、
ＡＴＩＡ、ａｎｄＡＬＢＥＲＴＥ、ＷＩＬＬＩＡＭＳ著
、４４Ｇｅｎｅｒａ１ＴＥＯＩＩ−ＭｏｄｅＷａｖｅｇ
ｕｉｄｅＢａｎｄｐａｓｓＦｉｌｔｅｒｓ’’ ■ＥＥ
Ｔｒａｎｓ、ＭｉｃｒｏｗａｖｅＴｅｏｈ、ｖｏｌＭＴ
Ｔ−２４、Ｎｏ、１Ｏ、Ｏｃｔｏｂｅｒ１９７６、に記
載されている如く、円筒空胴の側面結合と逆相て結合す
る底面結合を組み合わせた構成にする必要がある。
しかしながら、かかる構成では形状が複雑となりこのろ
波器を製造する場合に経済的ではない。本発明の目的は
、簡単な構造でしかも電気調整の容易な円筒空胴を用い
た有極型マイクロ波帯域通過ろ波器を提供することであ
る。本発明と従来のこの種のろ波器との著じるしい相異
点は、従来のＴＥｏ、、円筒空洞型有極フィルタは前述
の文献に記載の如く結合方法が全て磁界結合であり減衰
極を得る為の手段として、中心軸をずらした２つの円筒
空胴の底面における逆相結合を利用していたのに対し、
本発明においては、減・衰極を得る為に磁界結合と電界
結合を併用するところにある。
波器を製造する場合に経済的ではない。本発明の目的は
、簡単な構造でしかも電気調整の容易な円筒空胴を用い
た有極型マイクロ波帯域通過ろ波器を提供することであ
る。本発明と従来のこの種のろ波器との著じるしい相異
点は、従来のＴＥｏ、、円筒空洞型有極フィルタは前述
の文献に記載の如く結合方法が全て磁界結合であり減衰
極を得る為の手段として、中心軸をずらした２つの円筒
空胴の底面における逆相結合を利用していたのに対し、
本発明においては、減・衰極を得る為に磁界結合と電界
結合を併用するところにある。
本発明によれば、各々がＴＥ（ｙ、、モードで共振する
ことができ互いに縦続的に配置された第１乃至第４の空
洞共振器と、第１及び第４の空洞共振器・を隣接した状
態で保持する手段と、第１及び第２の空胴共振器間、第
２及び第３の空胴共振器間及び第３及び第４の空胴共振
器間を磁界結合（または電界結合）でそれぞれ結合する
手段と、第１及び第４の空胴共振器間を電界結合（また
は磁界結合）で結合する手段と、第１及び第４の空胴共
振器にそれぞれ結合された入力端子及び出力端子とを含
み、通過帯域の上下限近傍て減衰極を有するマイクロ波
帯域通過ろ波器が得られる。
ことができ互いに縦続的に配置された第１乃至第４の空
洞共振器と、第１及び第４の空洞共振器・を隣接した状
態で保持する手段と、第１及び第２の空胴共振器間、第
２及び第３の空胴共振器間及び第３及び第４の空胴共振
器間を磁界結合（または電界結合）でそれぞれ結合する
手段と、第１及び第４の空胴共振器間を電界結合（また
は磁界結合）で結合する手段と、第１及び第４の空胴共
振器にそれぞれ結合された入力端子及び出力端子とを含
み、通過帯域の上下限近傍て減衰極を有するマイクロ波
帯域通過ろ波器が得られる。
以下図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第１図は本発明の実施例である。
ＴＥＯｌｌモードを使用した４段有極型帯域通過ろ波器
の構造図であり、筐体１に設けられた空胴共振器２，３
，４，５が第１の空胴共振器２と第２の空胴共振器３の
間に設けられた結合窓８、第２の空胴共振器３と第３の
空胴共振器４間の結合窓９、第３の空胴共振器４と第４
の空胴共振器５間の結合窓１０を介して縦続接続されて
おり第１番目と第４番目の共振器が隣接する配置となつ
ている。したがつて、入力側導波管１９から入射された
マイクロ波は結合窓６を介して第１の空胴共振器２に結
合し、更に第２〜第４の共振器３〜５を経て結合窓７を
介し出力側導波管２０から出てゆく。なお、筐体１の上
面となる蓋材１７には共振周波数調整用金属円板１６が
設けられ、筐体１の側面には結合調整用ビス１１〜１５
が設けられている。このような構成では第１と第２の空
胴共振器２一３間、第２と第３の空胴共振器３−４間、
第３と第４の空胴共振器４−５間の結合はすべて磁界結
合（これを主結合とする）となる。かかる構成において
、第１と第４の空胴共振器２−５間の電磁界を直接に結
合（これを副結合と．する）する手段を空胴共振器に設
け、主結合を通つた信号と副結合を通つた信号が互に逆
相となるようにすることにより、両者の振幅の等しくな
る周波数において主結合波と副結合波が打消し合つて減
衰極を生じる。
の構造図であり、筐体１に設けられた空胴共振器２，３
，４，５が第１の空胴共振器２と第２の空胴共振器３の
間に設けられた結合窓８、第２の空胴共振器３と第３の
空胴共振器４間の結合窓９、第３の空胴共振器４と第４
の空胴共振器５間の結合窓１０を介して縦続接続されて
おり第１番目と第４番目の共振器が隣接する配置となつ
ている。したがつて、入力側導波管１９から入射された
マイクロ波は結合窓６を介して第１の空胴共振器２に結
合し、更に第２〜第４の共振器３〜５を経て結合窓７を
介し出力側導波管２０から出てゆく。なお、筐体１の上
面となる蓋材１７には共振周波数調整用金属円板１６が
設けられ、筐体１の側面には結合調整用ビス１１〜１５
が設けられている。このような構成では第１と第２の空
胴共振器２一３間、第２と第３の空胴共振器３−４間、
第３と第４の空胴共振器４−５間の結合はすべて磁界結
合（これを主結合とする）となる。かかる構成において
、第１と第４の空胴共振器２−５間の電磁界を直接に結
合（これを副結合と．する）する手段を空胴共振器に設
け、主結合を通つた信号と副結合を通つた信号が互に逆
相となるようにすることにより、両者の振幅の等しくな
る周波数において主結合波と副結合波が打消し合つて減
衰極を生じる。
前記手段として共振器２−５、間に結合窓を設けた楊合
には該結合窓による結合は磁界結合となり、主結合も磁
界結合であることから主、副結合波は同相となり、減衰
極は生じない。本発明は前記手段として副結合を電界結
合にすイることにより主結合波の位相に対し副結合波が
逆相となる様な構造にしたものである。
には該結合窓による結合は磁界結合となり、主結合も磁
界結合であることから主、副結合波は同相となり、減衰
極は生じない。本発明は前記手段として副結合を電界結
合にすイることにより主結合波の位相に対し副結合波が
逆相となる様な構造にしたものである。
即ち、本帯域通過ろ波器の構造は前記構造の帯域通過ろ
波器の第１番目の空胴共振器２と最後段の空胴共振器５
とが電界結合し得るように、これら２個の空胴共振器間
に絶縁体２３で空胴共振器金属壁から絶縁された金属棒
２１を貫通させて設けると共に、当該金属棒２１にほぼ
直角の方向から金属ネジ２２を該空胴共振器２，５内に
突出するように設けている。ここで金属棒２１はマイク
ロ波を前記空胴共振器２，５間に電界結合させ、金属ネ
ジ２２は前記電界結合量を調整する役割を持つている。
このような構成により第１と第２の空胴共振器２−３間
、第２と第３の空胴共振器３−４間、第３と第４の空胴
共振器４−５間の結合はすべて磁界結合するが、第１と
第４の空胴共振器２−５間の結合は電界結合するので、
帯域通過ろ波器としての周波数特性は第２図に示したよ
うに通過帯域近・傍における阻止帯域の周波数において
、減衰極を得ることが出来る。この様に磁界結合の主結
合波と電界結合の副結合波の振幅が等しくなる周波数で
減衰極を生じるので金属ネジ２２の挿入長を加減して副
結合波の振幅を変えれば任意の周波数で減衰極を得るこ
とができる。第３図は本発明の他の実施例てあり、空胴
共振器同志を側面と底面にて結合させ、前記第１図と同
様に主結合は磁界結合とし、副結合は空胴共振器底面に
設けられた金属棒２１及び金属ネジ２２にて電界結合さ
せた有極形帯域通過ろ波器である。
波器の第１番目の空胴共振器２と最後段の空胴共振器５
とが電界結合し得るように、これら２個の空胴共振器間
に絶縁体２３で空胴共振器金属壁から絶縁された金属棒
２１を貫通させて設けると共に、当該金属棒２１にほぼ
直角の方向から金属ネジ２２を該空胴共振器２，５内に
突出するように設けている。ここで金属棒２１はマイク
ロ波を前記空胴共振器２，５間に電界結合させ、金属ネ
ジ２２は前記電界結合量を調整する役割を持つている。
このような構成により第１と第２の空胴共振器２−３間
、第２と第３の空胴共振器３−４間、第３と第４の空胴
共振器４−５間の結合はすべて磁界結合するが、第１と
第４の空胴共振器２−５間の結合は電界結合するので、
帯域通過ろ波器としての周波数特性は第２図に示したよ
うに通過帯域近・傍における阻止帯域の周波数において
、減衰極を得ることが出来る。この様に磁界結合の主結
合波と電界結合の副結合波の振幅が等しくなる周波数で
減衰極を生じるので金属ネジ２２の挿入長を加減して副
結合波の振幅を変えれば任意の周波数で減衰極を得るこ
とができる。第３図は本発明の他の実施例てあり、空胴
共振器同志を側面と底面にて結合させ、前記第１図と同
様に主結合は磁界結合とし、副結合は空胴共振器底面に
設けられた金属棒２１及び金属ネジ２２にて電界結合さ
せた有極形帯域通過ろ波器である。
なお、上の説明は主結合を磁界結合とした場合であるが
主結合を電界結合とし、副結合を磁界結合としても同様
な有極形帯域通過ろ波器を実現できることは明らかであ
ろう。
主結合を電界結合とし、副結合を磁界結合としても同様
な有極形帯域通過ろ波器を実現できることは明らかであ
ろう。
以上説明したように本発明によれば、極めて簡単な構造
であるにもかかわらず、帯域通過ろ波器と帯域阻止ろ波
器との２つの機能を併せもち、通過特性が良好で、電気
調整も容易に行ない得る有極型のマイクロ波帯域通過ろ
波器を提供できる。
であるにもかかわらず、帯域通過ろ波器と帯域阻止ろ波
器との２つの機能を併せもち、通過特性が良好で、電気
調整も容易に行ない得る有極型のマイクロ波帯域通過ろ
波器を提供できる。
又、無負荷Ｑの高いＴＥＯｌｌモード円筒空胴共振器を
用いているので通過損失も非常に少なく、その用途は大
きい。
用いているので通過損失も非常に少なく、その用途は大
きい。
第１図は本発明による帯域通過ろ波器の一実施例の斜視
図、第２図はその通過特性図、第３図は本発明の他の実
施例の構造図である。 なお図において、１・・・・・・筺体、２〜５・・・・
・・円筒空胴、６〜７・・・・・・入出力結合窓、８〜
１０・・・・・・段間結合窓、１１〜１５・・・・・・
結合調整用ビス、１６・・・周波数調整用円板、１７・
・・・・・蓋、１８・・・・・・円板固定用ナット、１
９〜２０・・・・・・入出力導波管、２１・・・・・・
金属棒、２２・・・・・・結合調整用金属ネジ、２３・
・・・・・絶縁体。
図、第２図はその通過特性図、第３図は本発明の他の実
施例の構造図である。 なお図において、１・・・・・・筺体、２〜５・・・・
・・円筒空胴、６〜７・・・・・・入出力結合窓、８〜
１０・・・・・・段間結合窓、１１〜１５・・・・・・
結合調整用ビス、１６・・・周波数調整用円板、１７・
・・・・・蓋、１８・・・・・・円板固定用ナット、１
９〜２０・・・・・・入出力導波管、２１・・・・・・
金属棒、２２・・・・・・結合調整用金属ネジ、２３・
・・・・・絶縁体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 各々がＴＥ＿０＿１＿１モードで共振することがで
き互いに縦続的に配置された第１乃至第４の空胴共振器
と、前記第１及び第４の空胴共振器を隣接した状態で保
持する手段と、前記第１及び第２の空胴共振器間、前記
第２及び第３の空胴共振器間及び前記第３及び第４の空
胴共振器間を磁界結合（または電界結合）でそれぞれ結
合する手段と、前記第１及び第４の空胴共振器間を電界
結合（または磁界結合）で結合する手段と、前記第１及
び第４の空胴共振器にそれぞれ結合された入力端子及び
出力端子とを含み、通過帯域の上下限近傍で減衰極を有
するマイクロ波帯域通過ろ波器。 ２ 前記電界結合を結合用金属棒と結合度調整用金属ネ
ジとで形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のマイクロ波帯域通過ろ波器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1095478A JPS6046562B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1095478A JPS6046562B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54103655A JPS54103655A (en) | 1979-08-15 |
| JPS6046562B2 true JPS6046562B2 (ja) | 1985-10-16 |
Family
ID=11764576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1095478A Expired JPS6046562B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | マイクロ波帯域通過ろ波器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6046562B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0542437Y2 (ja) * | 1985-04-19 | 1993-10-26 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5608363A (en) * | 1994-04-01 | 1997-03-04 | Com Dev Ltd. | Folded single mode dielectric resonator filter with cross couplings between non-sequential adjacent resonators and cross diagonal couplings between non-sequential contiguous resonators |
| US5841330A (en) * | 1995-03-23 | 1998-11-24 | Bartley Machines & Manufacturing | Series coupled filters where the first filter is a dielectric resonator filter with cross-coupling |
| DE19623144A1 (de) * | 1996-06-10 | 1997-12-11 | Bosch Gmbh Robert | Mikrowellenfilter, bestehend aus mehreren Koaxial-Resonatoren |
| GB2456043B (en) | 2007-12-28 | 2011-11-30 | Furuno Electric Co | Harmonic suppression resonator, harmonic propagation blocking filter, and radar apparatus |
| JP5340016B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2013-11-13 | 日本無線株式会社 | 導波管バンドパスフィルタ |
| JP6262437B2 (ja) * | 2013-03-01 | 2018-01-17 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 有極型帯域通過フィルタ |
-
1978
- 1978-02-01 JP JP1095478A patent/JPS6046562B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0542437Y2 (ja) * | 1985-04-19 | 1993-10-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54103655A (en) | 1979-08-15 |
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