JPH0223701A - 導波管帯域通過フィルター - Google Patents

導波管帯域通過フィルター

Info

Publication number
JPH0223701A
JPH0223701A JP1129994A JP12999489A JPH0223701A JP H0223701 A JPH0223701 A JP H0223701A JP 1129994 A JP1129994 A JP 1129994A JP 12999489 A JP12999489 A JP 12999489A JP H0223701 A JPH0223701 A JP H0223701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
sphere
transmission
spheres
bandpass filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1129994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2871725B2 (ja
Inventor
Dean B Nicholson
ディーン・ビー・ニコルソン
Robert J Matreci
ロバート・ジェー・マトレシ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH0223701A publication Critical patent/JPH0223701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871725B2 publication Critical patent/JP2871725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/215Frequency-selective devices, e.g. filters using ferromagnetic material
    • H01P1/218Frequency-selective devices, e.g. filters using ferromagnetic material the ferromagnetic material acting as a frequency selective coupling element, e.g. YIG-filters

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、電気信号をフィルターする回路に関するもの
であり、とシわけ、導波管内を伝搬する高周波電磁信号
をフィルターするための磁気的に同調可能な回路に関す
るものである。とりわけ、本発明の実施例の1つは、共
振外遮断度の高い、磁気的に同調可能な4つのフェライ
ト球体による導波管帯域通過フィルターを目ざしたもの
である。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
一般に、帯域通過フィルターは、所定の周波数範囲内の
電気信号は透過し、所定の周波数範囲外にある周波数を
有する電気信号は阻止する。既知タイプの1つの帯域通
過フィルターは、フィルターの回路パラメータのりアク
タンスを制御することによって、周波数の通過帯域を変
更する可変周波数帯域通過フィルターである。こうした
可変周波数帯域通過フィルターは、例えば、カリフォル
ニア州、Rohnert Parkにあるヒユーレット
・パラカード社信号分析部門から入手し得るHP 85
66Bまたは8562A信号分析器、あるいは、HP 
71300Aモジユーラ測定システムのような、掃引周
波数信号分析器のためのブリセレクタとして利用される
可変周波数帯域通過フィルターの1つのタイプは、磁気
的に同調可能なフィルターである。このフィルターの場
合、周波数通過帯域は、フィルターの可変周波数共振素
子を異なる周波数範囲にわたって同調する電磁石への電
流を制御することによって、変動する。既知の可変周波
数共振素子には、六方晶系フェライトの球体及びイツト
リウム・鉄・ガーネット(Y I G )の球体がある
ミリメートル波領域において磁気的に同調可能なフィル
ターのために、YIG球体の代わりに六方晶系フェライ
トの球体を用いる利点は、それらには、共振(fres
==2.8 MHz / xルステッド(Ha+Hap
plied) )を生じるのに必要な印加磁界を減らす
内部異方性磁界(Ha)が備わっているということにあ
る。必要な磁界の減少によって、電磁加熱、ヒステリシ
ス、同調直線性及び、最高同調周波数に関連した問題を
緩和することが可能になる。
六方晶系フェライトの球体を用いた導波管(第1図)内
に作られた、絞り(1ris )結合による2つの球体
の磁気的に同調可能なミリメートル波帯域通過フィルタ
ーが知られている。例えば、1980年、Artech
 House刊の、Matthaei 、G、 、 Y
oung 。
L、、及び、Jones、E、M、T、によるMicr
owaveFilters 、 Impedance−
Matching Networks 。
and Coupling 8tructures″の
1040〜1085頁; 1976年、Nachric
h’technik Elektronik第26巻の
262〜264頁に掲載された8wescheniko
w + J 、に−+ Merinow 、 H,K、
 、及びPo1lak。
B、P+による” Bandfilter aus H
exaferritenim Mikrowellen
bereich”;及び、1985年、IEEE  M
TT−8International Microwa
veSymposium Digest 229〜23
2  頁に掲載された、N1cholson 、D、に
よる” A High PerformanceHex
agonal Ferrite Tuneable B
andpassFilter for the 40−
60 GHz Region″参照のこと。これらのフ
ィルターは、第2図、第3図、及び、第4図に示すよう
に、W帯域に至る全導波管帯域幅にわたって、フィルタ
ーすることが立証されている。
しかし、1つの電磁石を利用し、絞シ結合を施した2つ
のフェライト球体による導波管帯域通過フィルターを、
共振外遮断を強化した3つまたは4つの球体構造へ拡張
することは、まだ十分に実現されていない。前述の8w
eschenikow  他による論文には、六方晶系
フェライトの球体を利用した、3つの球体による導波管
帯域通過フィルターが開示されている(第5図)。第3
の球体を追加しても、挿入損失が大幅に増すことはなく
、ただ、共振外遮断が約12dB同上するだけであるが
、あいにく、電磁石の磁極端が広がって遠く離れること
になる。これに対し、1970年4月のIEEETra
ns、 on Microwave Theory a
nd TechniquesMTT−8巻、第4号の2
05〜212頁に掲載された、Fjerstad、R,
L、による” Some DesignConside
rations and Realizations 
of Ir1s−coupled YIG−Tuned
 Filters in the 124Q GHz 
Region″には、Y I ()球体を利用シタ4つ
の球体による導波管帯域通過フィルターが開示されてい
る(第6図)。ただし、この4つのYIG球体による導
波管帯域通過フィルターは、帯域幅が制限されており、
高周波における共振外遮断が不十分である。従って、で
きれば、六方晶系のフェライト球体を利用した、共振外
遮断の強力な、広帯域のミリメートル波帯域通過フィル
ターが必要になる。
〔発明の目的〕
本発明は挿入損失を大幅に増すことな(共振外遮断量を
大きくすることのできる広帯域導波管帯域通過フィルタ
ーを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の実施例の1つによりて、望ましくは、電磁石の
磁極端の離隔距離を増すことがないようにして、導波管
内で六方晶系のフェライト球体を利用し、共振外遮断の
強力な、磁気的に同調し得る4つの球体による帯域通過
フィルターが得られる。本発明の実施例の1つによって
、共振子としての4つのフェライトの球体を備え、望ま
しくは、さらに、入力導波管、出力導波管、及び、伝送
導波管としてTEIoの矩形導波管を備えた、磁気的に
同調可能な帯域通過フィルターが得られる。4つの球体
は一対の2つの球体によるフィルターとして構成される
。対をなす2つの球体によるフィルターは、第1の絞り
のすぐ上に配置された入力導波管内の第1の球体、その
下方に配置されて、垂直二連構造をなす、伝送導波管内
の第2の球体、及び、第2の絞シのすぐ上に配置された
出力導波管内の第3の球体、その下方に配置されて、も
う1つの垂直二連構造をなす、伝送導波管内の第4の球
体で構成される。対をなす2つの球体によるフィルター
は、伝送導波管によって接続され、その結果、4つの球
体全てが、1つの電磁石の磁極端の表面領域下に配置さ
れることになる。全ての球体は、それらが位置している
導波管内において、それらの直後で、導波管が短絡して
いるのが望ましい。
このアプローチは、本発明の実施例の1つによって得ら
れる。伝送導波管と、垂直二連式の球体構造から成る複
数の導波管構造ではなくて、4つのYI()球体による
帯域通過フィルターが、軸方向の絞りを備えた単一の導
波管として構成される、前述のFjerstadの論文
に開示のアプローチとは異なっている。垂直二連式構造
の球体を用いることによって、既に4つのY I (+
球体にょる導波管帯域通過フィルターに関して報告され
ている側方(5ide−to−side )  結合に
比べ、それらの間の結合がより緊密になる。これによっ
て、挿入損失が減少し、帯域幅が増す。
本発明の実施例の1つによる、磁気的に同調可能な、4
つのフェライト球体からなる導波管帯域通過フィルター
によって、2つの独立した電磁石を必要とせずに、2つ
の球体によるフィルターを2つ縦続接続したものと同様
の性能が得られる。本発明の帯域通過フィルターは、A
帯域(26,5GHz〜40GHz)、Q帯域(33G
Hz 〜50GHz)、U帯域(40(+Hz 〜60
 ()Hz )、及び、■帯域(50CtHz〜75(
j)lz)で完全な帯域性能を示す。A、 Q4、U、
及び、■帯域で動作する、本発明の実施例の1つに従っ
た、同調素子として六方晶系のフェライト球体を用いて
導波管内に作られた4つの球体による一連の磁気的に同
調可能な帯域通過フィルターは、典型的な共振外遮断が
70dBを超え、挿入損失が13dB未満である。
〔発明の実施例〕
全体が数字lOで示された、本発明による4つの球体か
らなる導波管帯域通過フィルターの実施例の1つに関す
る概略図が、第7A図及び第7B図に示されている。導
波管帯域通過フィルター10は、伝送導波管16によっ
て接続された。第1の2つの球体による導波管帯域通過
フィルター12と、第2の2つの球体による導波管帯域
通過フィルター14からなる、1対の2つの球体による
導波管帯域通過フィルターで構成される。これによって
、4つの球体の全てが、1つの電磁石の磁極118の下
に取りつけることが可能になる。磁極端20を有するも
う1つの電磁石を設けて、印加磁界を増強するのが望ま
しい。
第7A図、第7B図、及び第8図に示すように、第1の
2つの球体によるフィルター12は、入力導波管24内
に第1の球体22を備えている。第1の球体22は、絞
ジグレート28の第1の絞り26のすぐ上に配置されて
おシ、その下方には、第2の球体30が、垂直二連式構
造をなすように、伝送導波管16内に配置されている。
第2の2つの球体によるフィルター14は、出力導波管
34内に第3の球体32を備えている。第3の球体32
は、絞シブレート28の第2の絞シ36のすぐ上に配置
されており、°その下方には、第4の球体38が、もう
1つの垂直二連式構造をなすように、伝送導波管16内
に配置されている。従って、入力導波管24と出力導波
管34は、伝送導波管16に重なる。対をなす2つの球
体によるフィルター12及び14は、伝送導波管16に
よって接続されており、この結果、4つの球体22.3
0,32、及び、38の全てが、1つの電磁石の磁極端
18の表面領域下、または、電磁石の磁極端18と20
の間に配置可能になる。球体22.3o、32、及び3
8は、それらが位置する導波管内において、それらの直
後で、導波管が短絡し、入力導波管24、出力導波管3
4、及び、伝送導波管16におけるエネルギーの球体に
対する電磁結合が強まるようになっている。
第8図に示すように、球体22.30.32、及び、3
8は、絞シ26及び36のまわシヘ、できれば、円周方
向に接着された環状の誘電体ホルダー40に、取9つけ
られるのが望ましい。代替案として、球体22.30.
32、及び、38は、移動可能で、絞926及び36に
対し、球体の位置及び回転を調整できる誘電体ロッド(
不図示)に、取9つけることも可能である。また、上述
の取付は構成の任意の組合せを用いることもできる。
2組の球体22.30と32.38 との互いの間隔は
、ほぼ導波管の幅1つ分であシ、これは、ミリメートル
波領域においてはわずかな距離になる。
これによって、コンパクトな電磁石の利用が可能になる
。導波管の幅及び高さと、球体と球体との離隔距離(上
部から底部まで)に関連した球体22.30.32、及
び、38のサイズは、最大限にフラットなフィルタ一応
答を付与して、周波数通過帯域におけるリップルが同道
されるように設定する。
球体22.30.32、及び、38は、バリウムフェラ
イトの結晶で構成するのが望ましい。
入力導波管24と出力導波管34は、両方とも、伝送導
波管16に対し垂直であることが望ましい。
入力導波管24と出力導波管34は、伝送導波管16に
対し90°の角度に保ち、磁界モードに不整合が生じて
、共振外遮断が強化されるようにする。
入力導波管24、出力導波管34、及び、伝送導波管1
6は、全て、第7B図及び第8図に示すように、電磁石
の磁極端18と20の間で、高さが低くなるのが望まし
い。これによって、同調に必要な電流が少なくなる。入
力導波管24と出力導波管34は、電磁石の磁極端18
及び20の下における高さが低くなった部分から、接続
フランジ42における導波管の標準的な高さの部分へ直
線的にテーパ状に変化するのが望ましい。
第8図にドツトラインで示されているように、Rexo
liteのような誘電材料43を組み込むことによって
、入力導波管24、出力導波管34、及び、伝送導波管
16に誘電体装荷を導入することができる。この利点は
、これによって、よシ幅の狭い導波管、従って、より直
径の小さい電磁石を所定の周波数範囲について利用でき
ることにある。
さらに詳しく後述するように、これによって、周波数の
通過帯域がシフトすることになる。33GHz〜50 
GHz  の導波管帯域通過フィルター10内の誘電材
料43が、それを26.5 GHz 〜400Hzの導
波管帯域通過フィルターにシフトするための典型的な寸
法は、例えば、Rexoliteで、高さ0.025イ
ンチX幅0.100インチとすることができる。
動作時、球体22.30.32、及び、38の共振周波
数で、入力導波管24からエネルギーが取り出されて、
入力導波管の第1の球体22に結合され、次に、球体2
2の下の第1の絞り26を介して、伝送導波管16内に
おいてそのすぐ下に位置する第2の球体30に結合され
て、伝送導波管の下方へエネルギーが再放射される。伝
送導波管16の下方へ再放射されたエネルギーは、伝送
導波管内の第4の球体に結合され、さらに、第2の絞り
36を介して、出力導波管34内においてそのすぐ上に
位置する第3の球体32に結合される。出力導波管34
内の第3の球体32は、エネルギーを再放射し、これが
、出力導波管をさらに一ト降していく。球体22.30
.32、及び、38の共振周波数外の場合は、小さな直
径の絞り26及び36によって、入力導波管24から出
力導波管34へのエネルギーの結合がほぼ妨げられる。
4つの球体の導波管帯域通過フィルター10と縦続式の
2つの球体による2つのフィルターとの比較に基づいて
、共振外遮断は、1対の縦続式の2つの球体によるフィ
ルターに関する値の2倍になる( dB表示で)ものと
予測される。また、4つの球体による導波管帯域通過フ
ィルター10の挿入損失は、1対の縦続式の2つの球体
によるフィルターに関する景の約2倍になる(dB表示
で)ものと予測される。しかし、好都合なことには、1
対の縦続式の2つの球体からなるフィルターに生じる入
力と出力との1組の遷移を除去することによって、挿入
損失が、単純に2倍にするよりも0.5〜1 dB少な
くなるものと予測される。
本発明の実施例の1つによる、4つのフェライト球体か
らなる磁気的に同調可能な導波管帯域通過フィルター1
0は、5NR−15導波管を用い、可変周波数共振素子
としてドーピングを施したBaFe+20+、の球体を
利用して実現され、50 GHz〜75 GHzの領域
でテストされた。全領域にわたって、挿入損失が生じ、
典型的な共振外遮断が生じたことによって、予測された
性能が得られたことが立旺される。第9図には、■帯域
における典型的な4つのフェライト球体による導波管帯
域通過フィルター10の応答が示されている。挿入損失
が、1対の縦続式の2つの球体による■帯域フィルター
(第2図及び第3図)について予測されるもの(dB表
示)の2倍よりわずかに少なくなることが分る。共振外
遮断は、1対の縦続式の2つの球体による■帯域フィル
ターに関するものの約2倍(dB )になる。このフィ
ルターによって得られる結果は、A、 Q、及び、Uの
帯域についても同様である。
伝送導波管16を用いて、1対の2つの球体からなるフ
ィルター12及び14を接続することによって、4つの
球体による導波管帯域通過フィルタ−10全体が、1つ
の電磁石の磁極端18の下に配置され、この結果、それ
ぞれ、それ自体の電磁石を有し、より長い導波管によっ
て接続された、1対の縦続された2つの球体によるフィ
ルターに比べて、フィルターの同調に必要なエネルギー
が半分に減少するようにすることが可能になる。絞りが
1つしかない2つの球体によるフィルターの代わりに、
帯域外エネルギーの排除用に2つの絞#)26及び36
を有する、4つの球体による導波管帯域通過フィルター
10を用いることによって、帯域外エネルギーの排除が
、大幅に強化され、この結果、掃引周波数信号分析器の
ためのブリセレクタ及びその他の用途における性能が向
上することになる。
再び第7A図、第7B図を参照すると、両端の後方が短
絡している伝送導波管16が、導波管共振器を形成して
いる。空洞共振周波数で、入力導波管24から出力導波
管34へ、絞り26及び36を介して望ましくない程度
までエネルギーを結合することができる。伝送導波管1
6の空胴共振が、第10図に■帯域に関して示されてい
る。計算によって分ったのは、λg/2モードは、48
.9 GH2で生じ、2gモードは、69.3GHzで
生じるということであった。これらの周波数において、
伝送導波管16の長さが、帯域通過フィルターとして作
用し、共振外遮断が劣化する。
第9図に示すように、69.3GH2で生じると予測さ
れた2gの空胴モードが、実際には、球体22.30.
32、及び、38における誘電体の装荷によって67.
50Hzで生じる。−船釣なλg/2モードは、予測通
り、帯域の最下部(50GHz)未満で生じる。
この空胴共振は、両方向において同じ損失を有する、損
失性の誘電体材料を少量導入することによって、Qを下
げ、抑制することができる。また、伝送導波管16に対
する高抵抗の金属メツキ、または、空胴それ自体へのポ
リアイアンのような複合材料の導入によって、Qを下げ
ることが可能である。代替案として、共振遮断材料を適
切に配置して、逆方向にのみ損失が生じるようにするこ
とによって、取るに足りない、フィルター挿入損失の増
加で、空胴のQを下げることが可能になる。
例えば、その開示内容については、参考までに、そのま
ま本書に組み込まれている、1963年9月のIEEE
 Trans−on Microwave Theor
y andTechniques q第MTT−11巻
、第5号、346〜350頁に掲載された、Taft、
D、 R,、Harrison 、 G。
R−Hodges 、 Jr、 、 L、 R,による
” MillimeterResonance l5o
lators Utilizing Hexagona
lFerrites″参照のこと。
λg共振によって生じる過剰なフィードスルは、損失性
の誘電材料を伝送導波管16に少量導入することで、大
幅に減少させるのが望ましい。
第11A図及び第11B図に示すように、この損失は、
伝送導波管16内の減衰翼44によって、あるいは、第
13C図に示すように、伝送導波管内の後方短絡部にK
aptonのような誘電体の箒、膜(約50μ)を配置
することによって、導入することができる。第12図に
示すように、伝送導波管16に1〜2dllの損失を導
入することによって、空胴モードで誘導されるフィード
スルーに、約15〜20 dBの減衰が生じる。
空胴共振によって誘導される入力から出力へのフィード
スルーを抑制するために、伝送導波管16に逆損失性の
材料を用いることによって、空胴共振周波数での共振外
フィードスルーが減少し、その一方で、周波数通過帯域
の挿入損失はほんのわずかしか増加しない。代椿案とし
て、伝送導波管16の空胴内における損失を逆方向にお
いてのみ利用すると、空胴共振で誘導されるフィードス
ルーは極めて大幅に減少するが、通過帯域の挿入損失は
ほんのわずかな増加ですむことになる。
周波数通過帯域から何GHz も離れた周波数で生じる
可能性のある一般的な空胴モードに加えて、共振近くで
発生する、高透磁性(正負両方において)によって摂動
し、その同調時には、通過帯域の周波数から数百MHz
 以内で生じる傾向のある、λg/2  モードやλg
モードも存在する。伝送導波管16に損失をもたらすこ
となく、これらの摂動空胴モードによって、周波数通過
帯域にリッフルを生じさせる可能性がある。損失または
適切に配置された共振遮断材料の導入によって、こうし
た不規則性は大幅に減少する。例えば、伝送導波管16
に損失を導入することによって、15〜20dB減少し
た後であったとしても、−船釣な1g空胴モードによる
共振外遮断の劣化が許容できない場合には、下記の技法
によって完全に解消することができる。
第13図に示すように、入力導波管24と出力導波管3
4の中心から球体22.30.32、及び、38をずら
すことによって、それらを互いに少し接近させることに
より、伝送導波管16は、帯域の最高部からλgモード
を押し出すのに十分な程度に短くすることが可能になる
。伝送導波管16を短くすることによって、λg/2 
 モードが帯域の最低部近くに移行するが、その周波数
は、やはり、伝送導波管内の球体30と38の中間に1
個の誘電体材料を配置することによって、帯域未満に低
下させることができる。伝送導波管16における球体3
0と38の中間点は、λgモードの場合ゼロの電界であ
り、従ってその周波数は影響を受けすこの時点で両方の
典型的なモードとも、帯域外になる。この技法の一例が
、第14図のQ帯域フィルターの応答に示されている。
偏心した球体22゜30.32、及び、38を備える短
くなった導波管16の場合には、入力導波管と出力導波
管におけるわずかに偏心した適正配置を含め、入力導波
管24、出力導波管214、及び、伝送導波管16に、
Rexoliteのような誘電材料を導入することによ
って、短い伝送導波管帯域通過フィルターにおける共振
外遮断を向上させるため、絞り26及び36の磁界を後
方短絡に対し並列に保つことができる。
本発明による4つの球体による導波管帯域通過フィルタ
ー10に関する性能の概要については、異なる帯域で得
た同様の性能を示す下記表■に記載されている。全ての
結果は、空胴モードの抑制のため、 伝送導波管1 6に損失を導入したフィル ターに関するものである。
4つの球体によるフィ 第15図に示すように、1つの電磁石の磁極端18の下
にある1対の2つの球体によるフィルター12及び14
には、フィルター間の接続部として、電磁石の外部に伝
送導波管16が設けられている。
この利点は、外部導波管によって1対の2つの球体によ
るフィルター12と14を接続することにより、市販の
全帯域遮断器46を利用して、伝送導波管の共振を完全
に抑制することができる点にある。周波数通過帯域での
空胴モードによる摂動が望ましくない場合、あるいは、
所望の程度にモードの抑制を行なうのに十分な短い伝送
導波管16に誘電材料すなわち誘電損を加えることが、
挿入損失のために禁じられる場合には、この構成が有利
である。代替案として、フィルター12と14の間に増
幅器を挿入することで、第2のフィルター14の損失を
相殺し、同時に、2つのフィルター間を遮断することも
可能である。
第16図には、入力導波管24、出力導波管34、及び
、伝送導波管16のうち少なくとも1つの後方短絡に対
し配置された余分な単数または複数の球体48が示され
ているが、例えば、伝送導波管の場合、それらは、4つ
の球体にょる導波管帯域通過フィルター10に一体化さ
れた帯域阻止フィルターの働きをする。六方晶系フェラ
イト球体は、大幅に異なる共振周波数を備える可能性が
あり、さらに大幅な減衰が所望される周波数に相当する
、球体22.30.32、及び、38に関連した周波数
のオフセットで共振する単数または複数の球体を選択で
きるのが、有利である。この結果、さもなければ、物理
的に厄介な(余分な電磁石を必要とする)、または、不
可能な方法で、フィルタースカート及び−船釣な共振外
遮断の調整が可能になる。
最後に、第17A図、及び第17B図に示すように、入
力導波管24、出力導波管34、及び、伝送導波管16
における球体22.3o、32、及び、38の上にリッ
ジ5oが配置されたりッジ導波管によって、磁界結合が
強化される。この利点は、入力導波管24、出力導波管
34、及び、伝送導波管16から球体22.3o、32
、及び、38への磁界結合を強化することによって、第
18A図及び第18B図に示すように、導波管帯域通過
フィルターにおける挿入損失が減少し、導波管帯域通過
フィルター及び帯域阻止フィルターの帯域幅が拡大され
ることになる。
前述の説明は、主として、例示のために行なったもので
ある。各種実施例を開示したが、当該技術の熟練者には
すぐ分るように、前記に請求の本発明の精神及び範囲を
逸脱することなく、さらに上記以外の多数の修正及び変
更を加えることが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明を用いることにより、挿入
損失の増加が少なく、共振外遮断量の太きい、広帯域の
導波管帯域通過フィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は周知の磁気的同調可能な2つの
球体による導波管帯域通過フィルター構造の、それぞれ
概略平面図及び概略断面図である。 第2図は該2つの球体による導波管帯域通過フィルター
の典型的な応答特性を示す図である。 第3図及び第4図は前記2つの球体による導波管帯域通
過フィルターのそれぞれ挿入損失、共振外遮断をプロッ
トした図である。 第5図は周知の磁気的同調可能な3つの球体による導波
管帯域通過フィルター構造の概略断面図である。 第6図は周知の磁気的同調可能な4つのYIG球体導波
管帯域通過フィルター構造の概略的な平面及び断面を示
す図である。 第7A図及び第7B図は本発明の一実施例による磁気的
同調可能な4つの球体による導波管帯域通過フィルター
の、それぞれ概略的な平面図、断面図である。 第8図、第9図、及び第10図は前記4つの球体による
導波管帯域通過フィルターの、それぞれ一実施例の分解
図、典型的な応答特性を示す図及び伝送導波管共振を示
す図である。 第11A図及び第11B図は第7A図及び第7B図に示
すフィルターを一部変更したフィルターの、それぞれ概
略的な平面図、断面図である。 第12図は第11A図及び第11B図に示すフィルター
の典型的な応答特性を示す図である。 第13A図、第13B図、及び第13C図は第7A図及
び第7B図に示すフィルターに類似の一部修正フイルタ
ーの、それぞれ概略的な平面図、断面図、及び誘電体材
料を有する断面図である。 第14図は、第13A図、第13B図、及び第13C図
に示すフィルターの典型的な応答特性を示す図である。 第15図は本発明の別の一実施例による磁気的同調可能
な4つの球体による導波管帯域通過フィルターの概略平
面図である。 第16図は本発明のさらに別の一実施例による帯域通過
フィルターにおける集積帯域阻止フィルターの概略平面
図である。 第17A図及び第17B図は本発明のさらに別の一実施
例による磁気的同調可能な4つの球体によるリッジ導波
管帯域通過フィルターの、それぞれ概略的な平面図、断
面図である。 第18A図は第7A図及び第7B図に示すフィルターの
典型的な応答特性を示す図である。 第188図は第17A図及び第17H図に示すフィルタ
ーの典型的な応答特性を示す図である。 10:導波管帯域通過フィルター 16:伝送導波管 24:入力導波管 34:出力導波管。 出願人  ヒユーレット・パラカード・カンパニー代理
人 弁理士  長 谷 川  次  男FIG  IA FIG  5 FIG  iB (日p) ]] V、賢女、四に く ト FIG 13A 13B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力導波管と、 出力導波管と、 前記入力導波管と前記出力導波管とを接続する伝送導波
    管と、 第1の絞りのすぐ上方に配置された、前記入力導波管内
    の第1の球体と、該第1の絞りの下方で垂直二連式構造
    をなすようにして前記伝送導波管内に配置された第2の
    球体とを備えた第1の2つの球体による導波管帯域通過
    フィルターと、第2の絞りのすぐ上方に配置された、前
    記出力導波管内の第3の球体と、該第2の絞りの下方で
    もう一つの垂直二連式構造をなすようにして前記伝送導
    波管内に配置された第4の球体とを備えた第2の2つの
    球体による導波管帯域通過フィルターと、 を備えて成る4つの球体による導波管帯域通過フィルタ
    ー。
  2. (2)前記球体がバリウムフェライトの結晶で構成され
    て特許請求の範囲第1項記載の導波管帯域通過フィルタ
    ー。
  3. (3)前記入力導波管と前記出力導波管とをそれぞれ前
    記伝送導波管に対し、ほぼ90度の角度で配置して磁界
    モードの不整合を作り出し、共振外遮断量を増大する請
    求の範囲第1項記載の導波管帯域通過フィルター。
  4. (4)前記入力導波管、前記出力導波管、及び前記伝送
    導波管が全て電磁石の磁極端の下方で高さが減じられ、
    同調に必要な電流が減少する請求の範囲第1項記載の導
    波管帯域通過フィルター。
JP1129994A 1988-05-23 1989-05-23 導波管帯域通過フィルター Expired - Fee Related JP2871725B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/197,556 US4888569A (en) 1988-05-23 1988-05-23 Magnetically tuneable millimeter wave bandpass filter having high off resonance isolation
US197,556 1988-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223701A true JPH0223701A (ja) 1990-01-25
JP2871725B2 JP2871725B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=22729894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1129994A Expired - Fee Related JP2871725B2 (ja) 1988-05-23 1989-05-23 導波管帯域通過フィルター

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4888569A (ja)
EP (1) EP0343835B1 (ja)
JP (1) JP2871725B2 (ja)
DE (1) DE68917373T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9379685B2 (en) 2012-09-19 2016-06-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Built-in-circuit substrate and composite module

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5465417A (en) * 1993-12-16 1995-11-07 Hewlett-Packard Company Integrated barium-ferrite tuned mixer for spectrum analysis to 60 GHz
US6727775B2 (en) * 2001-11-29 2004-04-27 Sirenza Microdevices, Inc. Ferrite crystal resonator coupling structure
DE102007001832A1 (de) * 2006-07-04 2008-01-10 Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg Magnetisch durchstimmbares Filter mit Koplanarleitungen
DE102007058675A1 (de) 2006-12-06 2008-07-10 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Ferritfilter aus blendengekoppelten Flossenleitungen
US8207801B2 (en) * 2006-12-06 2012-06-26 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Ferrite filter comprising aperture-coupled fin lines
US9184486B2 (en) * 2011-11-30 2015-11-10 Anritsu Corporation Millimeter waveband filter and method of varying resonant frequency thereof
EP3229312A1 (en) * 2016-04-05 2017-10-11 Universität Stuttgart Microwave on-chip resonator and antenna structure
RU169506U1 (ru) * 2016-11-22 2017-03-21 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-производственное объединение "Завод Магнетон" Сверхвысокочастотный ферритовый фильтр
CN112909458B (zh) * 2021-02-08 2021-09-10 湖南国科雷电子科技有限公司 一种w波段e面波导滤波器
CN113241508B (zh) * 2021-05-24 2021-11-26 中国电子科技集团公司第四十一研究所 一种手动式波导衰减切换装置、测试仪及切换方法
CN114696052B (zh) * 2022-06-01 2022-09-13 西南应用磁学研究所(中国电子科技集团公司第九研究所) 带磁路气隙场微调结构的磁调谐滤波器及调试方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3268838A (en) * 1964-05-20 1966-08-23 George I Matthaei Magnetically tunable band-stop and band-pass filters
US3411112A (en) * 1966-04-15 1968-11-12 Loral Corp Ferrimagnetic couplers employing a transition from air dielectric waveguide to solid dielectric waveguide

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SOME.DESIGN.CONSIDERATIONS.AND REALIZATIONS.OF LRIS-COUPLED YIG-TUNED.FILTERS IN THE 12-40GHZ REGIN=1970 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9379685B2 (en) 2012-09-19 2016-06-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Built-in-circuit substrate and composite module

Also Published As

Publication number Publication date
DE68917373D1 (de) 1994-09-15
EP0343835A2 (en) 1989-11-29
JP2871725B2 (ja) 1999-03-17
DE68917373T2 (de) 1994-12-01
EP0343835A3 (en) 1991-05-29
EP0343835B1 (en) 1994-08-10
US4888569A (en) 1989-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lee et al. New compact bandpass filter using microstrip/spl lambda//4 resonators with open stub inverter
US7323955B2 (en) Narrow-band absorptive bandstop filter with multiple signal paths
US4701727A (en) Stripline tapped-line hairpin filter
JP2003508948A (ja) 伝送ゼロ点を有する高周波帯域フィルタ装置
JPH0223701A (ja) 導波管帯域通過フィルター
Wu et al. Quasi-reflectionless microstrip bandpass filters with improved passband flatness and out-of-band rejection
US5349316A (en) Dual bandpass microwave filter
US7276995B2 (en) Filter
US5406234A (en) Tunable microwave filter apparatus having a notch resonator
US6218915B1 (en) Dual-mode ring resonator
Fano et al. Microwave filters using quarter-wave couplings
US5254963A (en) Microwave filter with a wide spurious-free band-stop response
Wada et al. Design of a bandpass filter with multiple attenuation poles based on tapped resonators
Sullca et al. Dual-band filters in rectangular waveguide based on resonant apertures
US3268838A (en) Magnetically tunable band-stop and band-pass filters
US7274273B2 (en) Dielectric resonator device, dielectric filter, duplexer, and high-frequency communication apparatus
JPS6046562B2 (ja) マイクロ波帯域通過ろ波器
JPS63232602A (ja) 共振濾波器
JPH10322155A (ja) 帯域阻止フィルタ
US20020163404A1 (en) Band-pass filter and communication apparatus
JPS6115602B2 (ja)
US3617956A (en) Microwave waveguide filter
Chen et al. High sideband suppression dual-mode filters using new CPW resonator
CN116073098B (zh) 一种超宽带可调带通滤波器
JPH11312902A (ja) 誘電体フィルタ、送受共用器および通信機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees