JPS6046536B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

Info

Publication number
JPS6046536B2
JPS6046536B2 JP4133580A JP4133580A JPS6046536B2 JP S6046536 B2 JPS6046536 B2 JP S6046536B2 JP 4133580 A JP4133580 A JP 4133580A JP 4133580 A JP4133580 A JP 4133580A JP S6046536 B2 JPS6046536 B2 JP S6046536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
resin
capacitor
capacitor element
outer shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4133580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56137610A (en
Inventor
雄次郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NDK Inc
Original Assignee
Nihon Denshi Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Denshi Kogyo KK filed Critical Nihon Denshi Kogyo KK
Priority to JP4133580A priority Critical patent/JPS6046536B2/ja
Publication of JPS56137610A publication Critical patent/JPS56137610A/ja
Publication of JPS6046536B2 publication Critical patent/JPS6046536B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電極箔テープと紙テープとを交互に重ね合
わせて巻回したコンデンサ素子に電解液を含浸させてい
る電解コンデンサに関する。
従来この種の電解コンデンサは、そのコンデンサ素子
を被う外殻として有底円筒状のアルミケースを用い、該
ケースにコンデンサ素子を挿入し、その開口部をコム製
の封口栓により閉塞していた。
即ち、従来のアルミケースコンデンサは陰陽両電極箔
テープの夫々にリード線の端子をカルめ止めした後、両
電極箔テープ間に絶縁性の紙テープが介在するように両
電極箔テープと紙テープとを重ね合わせて巻回して、リ
ード線のついたコンデ。
ンサ素子を成形し、次いでコンデンサ素子に電解液を含
浸させると共にゴム製の封口栓をリード線の根元まで差
し込みその後コンデンサ素子をアルミケースに挿入し、
該ケースの開口部に封口栓を拒入し且つ絞ることによつ
てケース内を閉塞する作業により製造している。 さら
に上記従来コンデンサは前記アルミケースにコンデンサ
の規格を表示した絶縁性の表示チューブをかぶせて完成
品とするものである。
しかるに上記従来コンデンサはその構造上、特にゴム
製封口栓にリード線を差し込む操作を必要とする構造の
ためにコンデンサ素子を形成した以降の各作業工程を連
続した槻械的自動化することが困難であると共に工程数
が多く、生産性低下の原因となつていた。
而して本発明は斜上従来事情に鑑み、コンデンサ素子
を包被する外殻構造自体に改良することによつて、作業
工程を少なくすると共に一連の連続した機械的自動作業
によつて製造を可能にして生産性を高め得、しかもコン
デンサの強度及び品質を保持し得る構造の電解コンデン
サを提供せんとするものてある。
電極箔テープと紙テープとを交互に重ね合わせて巻回
するコンデンサ素子に、陰陽両リード線の端子を挿入し
、前記コンデンサ素子に電解液を含浸させると共に樹脂
テープを介して合成樹脂製の外殻を形成させ、前記樹脂
テープが素子のリード線側の底面及びその対方上面より
夫々筒状に突出し、その上面側テープの突出部分により
素子上面を封着させ、樹脂テープの底面側突出部内に封
口壁を介在させたことを特徴とする。
上記ソート線は1本の線材の端部を圧潰して扁平状の端
子を一体に形成したもの、或いは電解液を汚染しないア
ルミ線を接続部を残し扁平状に圧潰して端子を形成し、
その接続部にリード部を突き合わせ溶接して一体的とな
したもの等、何れを用いてもよい。
コンデンサ素子は、その巻込み外端を止着させる必要が
あるか、その止着手段は糊付けをしてもよいし、或いは
素子の外周に被着する樹脂テープを止着手段に兼用させ
てもよい。
上記樹脂テープはその片面に接着剤を塗布した物を用い
ると、その巻込み終了と同時に該テープの止着をもなし
得て好ましい。
樹脂テープはコンデンサ素子とその外部とを遮断するこ
とを目的の一つとする部材であり、該テープは透明又は
着色されたものの何れでもよい。
即ち、素子に含浸した電解液が外殻樹脂中に漏出しない
ようにして外殼強度の低下を防止するとともに電解液の
絶対量を確保し、又外殻樹脂が素子中に浸入し電解液と
混入しないようにし、或いは外部湿気が電解液中に浸入
しないようにして電解液の成分変化を防止しコンデンサ
の誘電効果が抵下することを防止するものである。又上
記樹脂テープはその外周に塗着等により形成される外殻
樹脂との密着性をよくし、コンデンサ素子と外殻とを一
体構造化して強度を向上させることも目的の一つとする
部材である。
上記コンデンサの強度向上のためにはコンデン.サ素子
を予め扁平状に形成しその外周に外殼を形成するとさら
によい。
外殻樹脂はエポキシ或いはポリエスター樹脂等の熱硬化
性樹脂を用いるが紫外線等により硬化する光硬化性樹脂
を用いてもよい。以下本発明の実施例を図面に基ついて
説明する。
コンデンサ素子Aは2枚の導電性の電極箔テープ1,1
″と2枚の絶縁性の紙テープ2,2″とより成り、上記
両テープ1,1″,2,2″を順次交・互にした1,2
,1″2″の順に重ね合わせて巻回したものであり、そ
の両電極箔テープ1,1″には、夫々リード線3,3″
の端子4を接続する。
上記電極箔テープ1,1″はその陽極箔テープ1を、エ
ッチング化成で、陰極箔テープ1″をエッチングで表面
処理を施したアルミ箔であり、紙テープ2,2″は浸透
性を有する細帯状紙である。
リード線3,3″は夫々1本の線材の一端にアルミ線材
の端子4を突き合せて溶着し、該端子4の先端部を扁平
状に圧潰して、該部を電極箔テープ1,1″にかしめ止
めする。
ノ 而して両テープ1,1″,2,2″は回転軸5によ
り、同時に巻回され、ロール状のコンデンサ素子Aが成
形されると共にリード線3,3″が引き出された状態と
なる。
〔第2図中イ図及び口図〕この時夫々の電極箔テープ1
,「はそのリード線3,3″が重さなり合わないように
ややずらして巻回せしめる。次いでコンデンサ素子Aに
樹脂テープ6を巻回する。
樹脂テープ6は片面に接着剤を塗布した透明フィルムテ
ープであり、コンデンサ素子Aの最外周を被うように巻
付け、素子A外周面を外部と遮断すると同時に素子Aの
巻込み外端を止着している。
〔第2図中ハ図〕そして樹脂テープ6の巻回後、コンデ
ンサ素子Aを回転軸5より抜き外ずし、上記リード線3
,3″を保持し、両リード線3,3″を結ふ線分と直交
する方向にコンデンサ素子Aを圧潰し、コンデンサ素子
A内の回転軸5が挿入されていた空間部をなくすると共
にコンデンサ素子Aの強度を高める。
〔第2図中二図〕次いで圧潰による素子A内の電極箔1
,1″の短絡を検査し、短絡している不良品を排除する
。而して扁平状に圧潰したコンデンサ素子Aを電解液B
内に浸漬して、該液Bを紙テープ2,2″に含浸させ〔
第2図中ホ図〕、次いでリード線3,3″を保持したま
ま通電し予備エイジングを行いこの際発熱により発生す
るガスを除去する。
予備エイジング後、樹脂テープ6のコンデンサ素子A上
面より突出した扮状を加熱融着せしめて、素子A上面を
封着し〔第2図中へ図〕、素子A外面に樹脂テープ6を
介して外殼7を形成する。外殻7は、ます樹脂テープ6
の素子A底面側突出部内に粉末合成樹脂を充填し、素子
Aを加熱することにより該樹脂を熱硬化せしめて封口壁
8を形成し、次いでエポキシ或いはポリエスター樹脂等
の液状熱硬化樹脂を塗着せしめ、該樹脂を加熱硬化せし
めてなる。
〔第2図中卜図及びチ図〕しかる後再びエイジングを行
いその後コンデンサの内部短絡を検査する。この時すで
に予備エイジングを行つているので発生するガスが少な
く、電解液Bの劣化を防ぐと同時に外殻7がその内部ガ
ス圧により破損するといつたことがなくなる。そして外
殻7の外面にコンデンサの規格を印刷し乾燥させた後、
コンデンサの各種の特性(漏洩電流、誘電損失、静電容
量)を測定検査し、良品と不良品に選別する。なお上記
実施例においてはコンデンサ素子Aを扁平成形した後電
解液Bを含浸させたや、電解液Bを含浸させた後素子A
を扁平成形するも任意てある。
また上記実施例においては外殻7を素子A底面に充填し
た粉末樹脂よりなる封口壁8とエポキシ或いはポリエス
ター樹脂よりなる被覆層により形成してなるが、封口壁
8をエポキシ或いはポリエスター樹脂て被覆体と一体に
形成するも任意である。
〔第5図中イ図及び口図〕尚、封口壁8の成形に粉末樹
脂を用いた場合には該封口壁に多数の微細孔が形成され
ているので、内部に若干のガスが発生してもそれを前記
封口壁に溜めておくことができる。
本発明は、叙上の如く電解コンデンサにおいて、コンデ
ンサ素子を被う外殼構造として、樹脂テープを介して合
成樹脂製の外殻を形成したので、従来のアルミケースコ
ンデンサと比してアルミケース、封口栓が不要となり、
リード線を保持したままコンデンサ素子外面に外殻を形
成することが出来、よつて工程数を減少すると共に各作
業工程を連続した機械的自動化することが出来、従つて
生産性を高めると同時に生産コストを低廉化することも
出来る。
しかも外殻に合成樹脂を用いたので樹脂自体の特性によ
り、コンデンサの内部発生磁界の遮断効果、或いは耐腐
蝕性、耐絶縁性が高まり、コンデンサの利用範囲が拡大
出来ると共に、コンデンサ素子に内部短絡が生じた場合
においても、その時発生する熱により外殻にピンホール
が生じ、内部で発生するガスがそこから排出され、従来
のもののように内部ガス圧により爆発することがない。
またコンデンサ素子と外殻との間に樹脂テープを介在さ
せたので、コンデンサ素子と外殼との密着性を高めて強
度を維持することが出来ると共に樹脂テープがコンデン
サ素子と外殻樹脂との隔離を容易にし、電解液と外殼樹
脂との間の相互浸入を少なくして電解液の品質を維持し
て誘電効果を保持し、且つ外殻樹脂の成形強度を高める
ことが出来る。依つて初期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明電解コンデンサを一部切欠して示す正面
図、第2図は同電解コンデンサの製造工程を簡略して示
す工程図、第3図は第2図中ハ図における側面図、第4
図は同図中二図における側面図、第5図は、第2図に示
せる製造工程図中ト図及びチ図の他の実施例を示す工程
図てある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電極箔テープと紙テープとを交互に重ね合わせて巻
    回するコンデンサ素子に、陰陽両リード線の端子を挿入
    し、前記コンデンサ素子に電解液を含浸させると共に樹
    脂テープを介して合成樹脂製の外殻を形成させ、前記樹
    脂テープが素子のリード線側の底面及びその対方上面よ
    り夫々筒状に突出し、その上面側テープの突出部分によ
    り素子上面を封着させ、樹脂テープの底面側突出部内に
    封口壁を介在させたことを特徴とする電解コンデンサ。
JP4133580A 1980-03-31 1980-03-31 電解コンデンサ Expired JPS6046536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133580A JPS6046536B2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133580A JPS6046536B2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56137610A JPS56137610A (en) 1981-10-27
JPS6046536B2 true JPS6046536B2 (ja) 1985-10-16

Family

ID=12605643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4133580A Expired JPS6046536B2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6046536B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4703510B2 (ja) * 2006-08-11 2011-06-15 Ykk株式会社 ファスナーストリンガー及びスライドファスナー

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56137610A (en) 1981-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1136232A (en) Sealed flat electrolytic capacitor and method
JPH0888019A (ja) 密閉型蓄電池
US3229174A (en) Rolled capacitor and terminal connection therefor
CN108428814A (zh) 包装膜及软包电池
JPS6046536B2 (ja) 電解コンデンサ
US3009086A (en) Capacitor terminal connection
US2969488A (en) Extended foil capacitor
JPS6046537B2 (ja) 電解コンデンサ
JPH0135491B2 (ja)
JPS59139619A (ja) Lc複合素子
JPS5963712A (ja) フイルムコンデンサの製造方法
JP3396902B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JPS6015335Y2 (ja) コンデンサ
JPH0115167Y2 (ja)
JPS6023965Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPS6135689B2 (ja)
JP2532492B2 (ja) 電解コンデンサ
JPH0469806B2 (ja)
JPH0353468Y2 (ja)
JPS6320110Y2 (ja)
JPS6359528B2 (ja)
JPH0442896Y2 (ja)
JPH021362B2 (ja)
JPS58204521A (ja) 乾式コンデンサの製造方法
JPH029539Y2 (ja)