JPH0353468Y2 - - Google Patents

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JPH0353468Y2
JPH0353468Y2 JP18357787U JP18357787U JPH0353468Y2 JP H0353468 Y2 JPH0353468 Y2 JP H0353468Y2 JP 18357787 U JP18357787 U JP 18357787U JP 18357787 U JP18357787 U JP 18357787U JP H0353468 Y2 JPH0353468 Y2 JP H0353468Y2
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capacitor
cap
capacitor element
gas
resin
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JP18357787U
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案はガス封入型コンデンサに関するもの
である。
〔従来の技術〕
ガス封入型コンデンサとして、第4図、第5図
に示すように、誘電層11と電極層12とを交互
に重ね渦巻き状に巻回して形成したコンデンサ素
子17の誘電層11,11の両側絶縁マージン部
11a,11aの〓間13,13,14,14に
SF6ガス等の絶縁ガス16を充填し回りを合性樹
脂15でモールドした構造のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構造のガス封入型コンデンサは、合性樹脂
15でモールドする際に、誘電層11,11の端
部に形成の絶縁マージン部の〓間13,13,1
4,14に合成樹脂15が、第5図に示すよう
に、一部流れ込み、このことによつて、絶縁マー
ジン部の〓間13,13,14,14に流れ込ん
だモールド樹脂15aが誘電体である樹脂コンデ
ンサと充填ガスが誘電体であるガスコンデンサと
が形成され、これら樹脂コンデンサとガスコンデ
ンサとは、絶縁マージン部〓間13,13,1
4,14から縁面周りの経路を通る漏れ電束に対
して、直列に接続されることになる。
ところで、ガスコンデンサ部は流れ込んだモー
ルド樹脂によつて絶縁ガス部の絶縁距離が短くな
り、而も、流れ込んだモールド樹脂15aの誘電
率が絶縁ガス16の誘電率より3〜5倍大きいの
でガスコンデンサ部に分圧して印加される分圧電
圧の割合が高くなる。
これらが原因して、コンデンサとして重要なコ
ロナ放電開始電圧を下げ、絶縁耐圧が下る欠点が
ある。
この考案は、上記欠点を解消することを目的に
なされたものである。
(ロ) 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、上記問題点を解消するために、コ
ンデンサ素子、又はコンデンサ素子複数個を集合
した集合体の各コンデンサ素子の両端部にそれぞ
れキヤツプを装着してモールド樹脂の流れ込みを
防止し、各キヤツプの内側に絶縁ガスを充填する
と共に、コンデンサ素子、又は集合体のまわりを
合成樹脂でモールドして絶縁ガスを密封するよう
にしたのである。
〔作用〕
各コンデンサ素子の両端部にそれぞれキヤツプ
を装着するので、誘電層の絶縁マージン部にモー
ルド用合成樹脂が入り込まないし、更に、各キヤ
ツプ内に絶縁ガスを充填させるので、コロナ放電
開始電圧を低下させる原因を排除できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図〜
第3図に基づいて説明する。第1図はコンデンサ
素子1個の場合の中間段階を説明する破断面図、
第2図はコンデンサ素子1個の場合のコンデンサ
の破断面図を示す。
誘電層としてポリプロピレン樹脂フイルムを用
い、この片面に電極層を、一方の端部に絶縁マー
ジン部を設けて亜鉛金属の真空蒸着膜として形成
した金属化樹脂フイルム2を二枚用い、一枚目と
二枚目の絶縁マージン部を両側に位置させ一枚目
の誘電層、電極層、二枚目の誘電層、電極層の順
に重ねてボビン1に渦巻状に巻回する。更にその
上にガラス繊維材3を巻付け、両端面より引き出
し線4a,4bをメタリコンにより接続して、コ
ンデンサ素子4が形成される。
コンデンサ素子4の両端部に引き出し線4aの
挿通する貫通孔6を形成したキヤツプ5をそれぞ
れ装着して、キヤツプ装着コンデンサ素子が出来
る。
尚、この際に貫通孔6と引き出し線4a,4b
の間に〓間6a,6bが形成され、またキヤツプ
5,5とコンデンサ素子4の側周面の間にそれぞ
れ〓間5a,5bが形成されるようにする。
次に、キヤツプ5,5の内側に絶縁ガス7を充
填し、まわりを合成樹脂8でモールドする手段に
ついて説明する。真空容器の中に設けてある金型
にキヤツプ装着コンデンサ素子をセツトし、真空
容器の中を10-4mmHg程度の真空度まで引き、そ
の後に絶縁ガス7を導入する。すると、両端に装
着のキヤツプ5,5の内側にそれぞれのキヤツプ
の〓間5a,6a,5b,6bより絶縁ガス7が
入り込み充填される。その後、合性樹脂8を金型
内に注入する。尚この際に、合成樹脂8はその粘
度を〓間5a,6a,5b,6bを通じてキヤツ
プ5,5の内側に多量に入り込まない程度の大き
さのものを選ぶ。この注入した合性樹脂8を硬化
反応させて、キヤツプ5,5内の絶縁ガス7を蜜
封状態にする。真空容器より取り出して、所望の
コンデンサ9が出来る。
このようにして製作したコンデンサ9は、コロ
ナ放電開始電圧が所望の目標値をクリアした特性
を示し、誘電層の絶縁マージン部にモールド樹脂
8が流れ込むことによるコロナ放電開始電圧の低
下は解消し、更にコロナ放電開始電圧値のバラつ
きも少なくなつた。
以上に説明した実施例はコンデンサ素子1個の
例であるが、コンデンサ素子複数個を集合した場
合、例えば第3図に示す三相用コンデンサについ
ても同様のことが云える。
(ハ) 考案の効果 この考案のコンデンサは、各コンデンサ素子の
両端部にそれぞれキヤツプを装着し、このキヤツ
プ装着コンデンサ素子1個または複数個の集合体
の各キヤツプ内側に絶縁ガスを充填して、まわり
を合性樹脂でモールドすることにより、誘電層の
絶縁マージン部にモールド用合成樹脂の入り込み
をなくして、コロナ放電開始電圧の低下を防止で
き、更に、コロナ放電開始電圧値のバラつきを少
なくでき、高耐圧化と高品質化を計り得る効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例に於ける中間段階
のコンデンサ素子の破断面図、第2図は実施例の
コンデンサの破断面図、第3図は他の実施例のコ
ンデンサの破断面図、第4図は従来例のコンデン
サの破断面図、第5図は第4図のA部の拡大図、
を示す。 1……ボビン、2……金属化樹脂フイルム、3
……ガラス繊維材、3a……底部、3b……、3
c……垂直部、4a,4b……それぞれ引出線、
5……キヤツプ、5a,5b……それぞれ〓間、
6……貫通孔、6a,6b……それぞれ〓間、7
……絶縁ガス、8……モールド樹脂、9……コン
デンサ、10……ケース、10a……ケース本
体、10a……ケース蓋体、10U,10V,1
0W……それぞれ外部接続端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電層と電極層とを交互に重ね渦巻き状に巻回
    して形成のコンデンサ素子の両端部にそれぞれキ
    ヤツプを装着し、このキヤツプ装着コンデンサ素
    子1個またはキヤツプ装着コンデンサ素子複数個
    を集合した集合体の各キヤツプの内側に絶縁ガス
    を充填すると共に、まわりを合成樹脂でモールド
    して密封したことを特徴とするコンデンサ。
JP18357787U 1987-11-30 1987-11-30 Expired JPH0353468Y2 (ja)

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JP18357787U JPH0353468Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JP18357787U JPH0353468Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Publication Number Publication Date
JPH0187521U JPH0187521U (ja) 1989-06-09
JPH0353468Y2 true JPH0353468Y2 (ja) 1991-11-22

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