JPS6046504A - ポリゴンミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維強化プラスチックを基体とする高速回転用
ポリゴンミラーに関するものである。

従来ポリゴンミラーは、ガラスもしくはアルミ合金を基
体とし、その鏡面部にニッケルメッキを施し鏡面仕上げ
をしたものが一般に使用されている。

しかしながらガラスもしくはアルミ合金を基体として用
いる場合、高比重、或は材料自体の強度不足から高速度
回転での使用に制約が６１、例えばセンミングの際の解
像度或はスピードにマイナスの影響を与える。

一方、これらの欠点を補う方法として、基体にチタン合
金を使用する方法もあるが、化学メッキが困難で鏡面仕
上けが難かしいと云う欠点を有している。

本発明は、これらの欠点を有しないポリゴンミラーに関
するものである。即ち本発明は繊維強化プラスチックを
基体とし、少くともその鏡面部に金属或いはセラミック
の溶射層を設けて鏡面仕上けを施してなる高速回転用ポ
リゴンミラーにある。

本発明のポリゴンミラーは高度の面精度仕上げが可能で
６１、化学メッキも容易でかつ高速回転使用が可能であ
る。

本発明の％徴は、高速回転使用を可能とするために材料
強度も充分で重量的にもガラス、アルミ合金に比して非
常に軽い繊維強化プラスチックを用い更には鏡面の精度
を保つために鏡面部に金属或はセラミックの溶射Ｊｇｉ
を設けたことにある。

ζこで云う繊維強化プラスチックはガラス繊維強化樹脂
、炭素繊維強化樹脂等の繊維強化プラスチックが使用可
能であるが、常時高速度使用の場合を考慮すると、強力
、耐熱性が高く熱膨張係数、比重も極めて小さい炭素繊
維を強化繊維として含有するエポキシ、ポリイミド、ポ
リエステル等の耐熱性熱硬化樹脂タイプの繊維強化プラ
スチックが望ましい。

ポリゴンミラーの鏡面部には、高度の面精度が要求され
るが、一般にプラスチックを基体とするものは軟かく高
精度の面仕上が難かしいが、本発明に於いては、鏡面部
の鏡面仕上げｔ容易にするため、金属或はセラミックの
溶射層を少なくともその鏡面部に設けることによって優
れた性能のものを得ることを可能にしている。

溶射は通常の方法でサンドブラストして、溶射部の面の
強化繊維を露出させて行ない溶射材を強化繊維にからま
せることによシ付着力を向上せしめた方法で実施する。

溶射層の厚さは、鏡面仕上加工を施す必要があるため適
当な厚みとすることが必要で５０μ以上望ましくは２０
０μ〜５００μの溶射層を設ければ、鏡面仕上加工は極
めて容易である。

このようにして作成した繊維強化プラスチックボリゴノ
ミラーは鏡面仕上けを施し必要に応じて鏡面部に化学メ
ッキを行う。

竹に溶射層がセラミックの場合は、溶射材の種類によシ
反射率が低いものしか得られないこともあるので化学メ
ッキを行うことが望ましい。

以下図示実施例により本発明を説明する。

第１図は本発明により作成した１２面体ポリゴンミラー
の一例で、１鉱炭素繊維エポキシ樹脂（容積比４０／６
０　）の繊維強化プラスチックからなる基体、２は鏡面
部、３はアルミナ／チタニアセラミックの厚さ約２００
μの鏡面仕上加工を施した溶射層、４はニッケルのメッ
キ層である。

このように本発明のポリゴンミラーは基体が繊維強化プ
ラスチックからなるので、重量は極めて軽く、鏡面仕上
加工も溶射層を加工するため通常のポリゴンミラーと同
等の面精度を得ることが可能であシ、更にはニッケル化
学メッキを施すことも何んら支障ないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のポリゴンミラーの概略図である。 １・・・基体　２・・・鏡面部　６・・・溶射層４・・
・メッキ層 ＋１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 繊維強化プラスチックを基体とし、少くともその鏡面部
   に金属或いは、セラミックの溶射層を設けて鏡面仕上げ
   ′に施してなる高速回転用ポリゴンミラー。