JPS6046195A - 電気音響変換器用振動板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は積層構造からなる高性能な電気音響変換器用
振動板に関する。

一般に電気音響変換器、特にスピーカー用振動板は、高
域周波数では振動板全面が同一位相で振動せず、放射状
、或は同心円状、およびこれらを−組合せた分割振動モ
ードとなり、振動板の各部がら放射される音波の位相が
完全に一様でなくなるために相互干渉によって音圧周波
数特性てピークやディップを生じ聴感を害する原因とな
っていた○ との聴感」二の弊害を除去する目的で分割振動モードの
生じる周波数を所要帯域よシ高い周波数とするために、
従来から振動板材料のセング率Ｅを太きくシ、密度ρを
小さくすると同時に、材料の見掛けの厚さｈを大きくし
て、振動板の剛性を大きくすることが行表われているが
、単一の材料又は混合物では十分な性能が得られ々かっ
た。

本発明の電気音響変換器用振動板は第１図に示す如くマ
グネシウム、マグネシウムにリチウム、アルミニウム、
亜鉛等信の金属を数％〜数十％含む合金からなる基材１
の片面、又は両面に剛性の高いセラミック系の材料層を
形成した積層構造の振動板である。

一般に第２図に示した材料（１）と材料（２）とからな
る積層構造材の見掛の曲げ弾性率Ｅｅ、および等価密度
ρｅは、 Ｅｌ　−Ｅ２ 但し、ｔｌは材料（１）の厚さ ｔ２／２は材料（２）の厚さ Ｅｌは材料（１）の曲げ弾性率 Ｅ２は材料（２）の曲げ弾性率 ρ１は材料（１）の密度 ρ２は材料（２）の密度 で表わされるが、本発明においては材料（２）は高剛性
のセラミック層であり、その曲げ弾性率Ｅ２は材料（１
）である金属の曲げ弾性率Ｅ１よシ極めて大きいため、
本発明の積層構造材の等側面げ弾性率は、全体の厚さが
等しい単一の金属材料の曲げ弾性率よりは大きくなる。

等価密度ρｅについても、セラミック系材料の密度が大
きいだめ僅かばかり太き□ くなるが、Ｅｅが大きく々る割合がＥｅが大きく彦る　
□割合よシも極めて大きいため、等側止弾性率（Ｅｅ／
ρｅ）は大きくなシ、分割振動周波数を高くして高域の
周波数特性を改善することができる。

以下実施例について本発明の振動板の効果を説明する。

実施例１： 基材１として厚さ１００ｐのマグネシウム合金を使用、
直径２５）約振動板形に成形してから、セラミック系材
料として酸化ベリリウムを圧力５×１０　Ｔｏｒｒ　の
アルゴンと酸素との混合気体中で反応性スパッタリング
法により基材１上の両面に厚さ１０＃で付着させた。

実施例１の振動板の物性を、他の材料と比較しまた同振
動板を使ったスピーカーの周波数特性を第３図の実線特
性に示す。マグネシウム合金単一材料の振動板を使用し
た点線特性に比して分割振動によるスパイクやＦ　ｎの
周波数が高域に移動し、第１表の物性値の増加にも見ら
れるごとや本発明の積層構造の振動板としての改善効果
を示している。

第４図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）は他の実施例で
あって、セラミック系材料を付着させる形状を、それぞ
れ放射状に、同心円状に、または渦巻状に、或は、それ
らを組合せた形状とし、積層構造としての効果を低下さ
せないで軽量化したものである。それ果的である。

また付着させるセラミック材料も前述の酸化べＩＪ　Ｉ
Ｊウム、２酸化硅素等の酸化物系セラミック以外にも、
窒化硼素、窒化チタン、窒化クロム等の窒化物系セラミ
ック、炭化硅素、炭化チタン等の炭化物系セラミック、
硼化硅素、硼化チタン等の硼化物系セラミックも使用で
き、それぞれ性能改善に有効である。

以」二本発明はマグネシウム、又はマグネシウム合金を
基材とし、その片面、又は両面にセラミック系材料を付
着させることにより、軽量で、高剛性を有する振動板に
関するもので、スピーカーの周波数特性と能率の改善に
非常に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明振動板の一部拡大断面図、第２図は本発
明振動板構成説明図、第３図は実施例１の周波数特性図
、第４図は他の実施例のセラミック層形状図である。 １は基材、２．２’はセラミック層である。 ヤ　ス　回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　マグネシウム、またはマグネシウム合金よりなる
   基板（１）の片面、もしくは両面にセラミック層（２）
   、（２５を形成した電気音響変換器用振動板２、　前記
   セラミック層（２）、（２’）の材料が酸化物系セラミ
   ックであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の電気音響変換器用振動板。 ３、　前記セラミック層（２）、（２）の材料が窒化物
   系セラミックであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電気音響変換器用振動板。 ４、　前記セラミック層（２）、（２）の材料が炭化物
   系セラミックであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電気音響変換器用振動板。 ５、　前記セラミック層（２）％　（２）の材料が硼化
   物系セラミックであることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の電気音響変換器用振動板。 ６、　前記セラミック層（２）、　（２’）の形状が振
   動板中心から放射状であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の電気音響変換器用振動板。 ７、　前記セラミック層（２）、（２’）の形状が振動
   板中心に対し同心円状であることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の電気音響変換器用振動板。 ８、　前記セラミック層（２）％　（２’）の形状が渦
   巻状であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の軍記音響変換器用振動板。 ９、　前記セラミック層（２）、　（２’）の形状が放
   射状と同心円状を組合せた形状であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の電気音響変換器用振動板。