JPS6045798B2 - 冷却塔における白煙の発生防止装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷却塔における白煙の発生防止装置に関するも
のである。

一般に冷却塔から排出される空気は、高温多湿であつて
、外気温の低いときは、湿気は凝固し白煙状態となつて
排出される。

これを防止する手段としては、排出空気に高温乾燥空気
を混合せしめ、連通と排気温度の上昇を計ることが有効
であることは知られている。

しかし冷却塔の排気通路における排気速度は、中央部、
周側部等場所によつて異なり、通常手段では装置が大型
となり、高価となると共に冷却塔自体も大型となる欠点
がある。本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、冷
却塔排気通路に、供給される高温乾燥空気と、発生する
多湿の排気とを効率良く混合せしめる分配混合手段を有
する分配機構を配することにより狭い空間に対しても効
率良く白煙の発生を未然に防止するようにした装置を提
供することにある。

以下図面に示す実施例に基づいて説明する。図は周知の
クロスフロー型冷却塔に本発明防止装置を組込んだ例を
示すもので、角筒状をなす冷却塔本体１には空気進入方
向に角状をなす充填材２が組込まれ、この充填材上方に
は、熱交換器（図示せず）にて加熱された循環水を均一
に散布する散布装置３が設けられ、塔中央上部には円筒
状排気通路４即ちファンスタックが形成され、排風機５
が設けられている。これにより塔壁の開口６から外気が
吸い込まれ、充填材２において循環水と接触し、高温多
湿となつた排気は排風機５によつて排出される。Ａは排
気通路４の個所、例えは排風機５の吸引側に設けられた
分配機構を示すもので、高温乾燥空気発生装置（図示せ
ず）に連結される供給口１０を備えた環状の主ダクト１
１と、該ダクトに連結され且つ多数の吐出口１３を具備
する分岐ダクト１２及び夫々のダクト１１、１２の適所
に配備・された風量調整用ダンパ１４とを主体として構
成される。

上記分岐ダクト１２並びにダンパ１４により供給される
高温乾燥空気を分配し、排気と効率良く混合せしめる分
配混合手段を構成するもので、前門記主ダクト１１に端
部を接続される多数の吐出口１３を有する十字状の分岐
路１２ａと、同心円状の複数の分岐路１２ｂとを組合わ
せ、これにより排気通路４を多数に区分して区画排出通
路１５、１５・・ ・・・を形成し、前記ダンパ１４を
適所に配備し、各区分された区画排出通路１５，１５・
・・・・に対し、夫々の排出空気量に適合する如く高温
乾燥空気を供給するようにしたものである。

尚上記実施例は、分配機構Ａを排風機５の吸引側に設け
た例を示したが、これは勿論、排風機５の排出側に設け
るようにしてもよい。本発明は上記の如く、排気通路適
所に分配機構を配備し、排気通路を所要数に区分して多
数の分割排出通路とし、夫々の分割排出通路を通過する
排出気流に適応して高温乾燥空気の供給量をダンパの調
整により規制せしめるようにしたから、排気通路４の全
域に対し高温乾燥空気の供給が均一
ＡＶ′ 五 − ｘ １ １「 Ｉ ′−．６ ソ６ せ？？ 一ニ〒〒 Ｘ ４夕 Ｉ Ｊナ （財） ・Ｆ２−８ ？ ｊ に行われ、狭隘短小な場所に於て効率よく混合せしめ、
白煙発生の防止を計ることができる効果をする。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体縦断面図、第２図は第１図Ｘ−Ｘ線に沿う
分配機構の平面図、第３図は分配機構の斜視図である。 Ａ・・・・・・分配機構、１・・・・・・冷却塔本体、
４・・・・・・排気通路、１１・・・・・・主ダクト、
１２・・・・・分岐ダクト、１２ａ・・・・・・十字状
分岐路、１２ｂ・・・・・・環状分岐路、１３・・・・
・吐出口、１４・・・・・・ダンパ、１５・・・・・分
割排出通路。第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 冷却塔の排気通路適所に分配機構を配備し、該分配
   機構は、高温乾燥空気供給用主ダクトと、該主ダクトに
   連通され、且つ多数の吐出口を開口した複数の分岐通路
   より成る分岐ダクトとより構成され、上記分岐通路によ
   り排気通路を所要数の分割排出通路に区分すると共に、
   夫々の分割排出通路に対する高温乾燥空気の供給量を選
   択規制せしめるダンパを上記各ダクトの適所に配備して
   成る冷却塔における白煙の発生防止装置。