JP2667013B2 - 空調機の加湿装置 - Google Patents

空調機の加湿装置

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JP2667013B2 JP1214614A JP21461489A JP2667013B2 JP 2667013 B2 JP2667013 B2 JP 2667013B2 JP 1214614 A JP1214614 A JP 1214614A JP 21461489 A JP21461489 A JP 21461489A JP 2667013 B2 JP2667013 B2 JP 2667013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱交換器と送風機とを備えた空気調和機に
超音波加湿器を組込み、室内に霧を放出する加湿装置に
関する。
[従来の技術] 超音波加湿器を空調機と組み合せ用いることは公知で
ある。超音波加湿器は、水槽の底に超音波振動子を設け
た構成となっており、振動子を振動させると水面に霧が
吹き上るようになっている。この霧を外部へ導出し室内
へ放出することにより室内が加湿される。そのために、
超音波加湿器に空気吹込みパイプと霧取出しパイプとを
取付け、前者から空気を超音波加湿器に送り込み、後者
から霧を吹き出せるための専用の送風機を設けた従来例
がある。
他方、上記のような加湿器専用送風機を設けずに、も
ともと空気調和機が具えている室内空気循環用送風機を
利用し、その送風機により生ずる風の中に、超音波加湿
器に接続された風導入管と霧導出管の各端開口を位置さ
せ、それら開口における静圧もしくは動圧に基づく圧力
の差によって霧導出管の開口から上記風の中に霧を放出
させる様にした従来技術もある。
[課題が解決しようとする課題] しかし、上記後者の従来技術においては、室内空気循
環用送風機で起される風の中に置かれる風導入管および
霧導出管の開口位置について十分な考慮がされておら
ず、効率の良い噴霧ができなかった。
したがって、本発明は、空調機に超音波加湿器を組込
み、且つ室内空気循環用送風機による風に基づき静圧も
しくは動圧による圧力差を利用して超音波加湿器より霧
を該風中に噴霧するタイプの加湿装置において、噴霧効
率を向上させることを1目的としている。また、その加
湿装置の構成部品に汎用性をもたせ、構造が相違する色
々なタイプの空調機にも適用できる様にすることも1つ
の目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は特許請求の範囲の請求項1記載の構成を特徴
とする空調機の加湿装置を提供するものである。
[作用] 請求項1記載の構成によれば、室内空気循環用送風機
によって起された風のために、超音波加湿器内を通って
風導入用パイプから霧導出用パイプへ流れる気流が極め
て効果的に生じ、この気流に伴なって、超音波加湿器中
で発生された霧が霧導出用パイプを通って、室内に放出
される。
[実 施 例] 本発明の実施に際しては、超音波加湿器は、空調機の
本体内に設けてもよいし、本体外に設けてもよい。また
室内空気循環用送風機は種々の型式のものを用いること
ができる。
以下、本発明の1実施例を添付図面によって説明す
る。本実施例は天井設置型の空調機の場合を例にとる。
第1図を参照すると、空調機ケーシング2内には、中央
にモータMにより鉛直軸の周りに回転する遠心型送風機
3があり、送風機3を囲んで熱交換器5が配置されてい
る。送風機3がモータMで駆動されると、矢印で示すよ
うに、室内の空気はグリル板7の吸込口のフィルタ4を
通って吸込まれ、熱交換器5で熱交換し、そして吹出口
7′から室内へ吹出される。また熱交換器5の下方には
水受け皿6が設けられ、熱交換器5で結露する結露水を
受けるようになっている。
超音波加湿器1は、図示の実施例ではケーシング2の
外部に設けられ、この加湿器1に連結された風導入用配
管28及び霧導出用配管29が、夫々、送風機3の近くに設
置された風導入用パイプ8及び霧導出用パイプ9に接続
されている。風導入用パイプ8、霧導出用パイプ9は、
その鉛直方向の長さが異なり、第2図に示す如く、先端
が夫々斜めカットされた風入口8′、霧出口9′をな
し、この風入口8′は、下記の如く、送風機3と熱交換
器5との間で、風速が大きくなる送風機の周辺上部に且
つ風の流れ方向に対向して位置せしめられ、他方、霧出
口9′は送風機3と熱交換器5との間で風速が小さい送
風機の周辺下部に且つ風の流れ方向に背向して位置せし
められている。このような位置関係にするために風導入
用パイプ8よりも霧導出用パイプ9の方が長さl(第2
図参照)を長くしてある。また、上記の様な向きに取付
けるための目安になるように取付用フランジ10はコーナ
カット11してある。なお、霧出口9′は水受け皿6の上
方に在るように配置されている。
送風機3の吐出風速分布は、第3図の(ロ)に示すよ
うに、上側が大きく、下側が小さい。したがって、上記
のように風入口8′と霧出口9′とを配置すると、風入
口8′が正圧力、霧出口9′が負圧力となる様な大きな
圧力差がそれら両者間に生じ、超音波加湿器1で発生し
た霧は効果的に霧出口9′から噴出せしめられる。な
お、霧出口9′が水受け皿6の上方に臨んでいるので、
大きな霧滴が霧出口9′から吐出されても、この水受け
皿6で受けられ、室内に飛散することが防止される。
風入口8′と霧出口9′とは上記のような風速の異な
る位置に配置されることによって圧力差が生じ得るが、
更にこの圧力差を大きくするために、前記の如く、風入
口8′と霧出口9′とを、第2図に示すように、斜めに
切り落された開口をなす様に形成し、この斜めカット開
口が、風入口8′においては送風機1に対して風上向き
に、また霧出口9′においては風下向きに配置するので
ある。この配置方向は、第1図、第3図に示されてい
る。
風導入用パイプ8と霧導出用パイプ9の構成は、前記
長さlを異にする以外は同じ構造でよい。従って、同じ
構造にして互換性をもたせ、製作コストを下げることが
できる。その様な例の1つとして、第2図において、当
該パイプ8,9のネジを切った部分10′に位置調節自在に
フランジ10を螺合し、このフランジの位置調節によって
取付け長さlを調節して風入口部8′と霧出口部9′と
が前記位置関係になる様に空調機本体に取付けるように
してもよい。この場合、斜めカット開口8′,9′の向き
を示す目安は、前述の様なフランジ10のコーナカット11
でなく、パイプ8,9自体に付する方が良く、そうする方
がパイプ8,9の向きを間違いなく取付けることができ
る。
風導入用パイプ8および風導出用パイプ9を同一構造
にして、長さlを調節可能とした他の実施例を第4図に
示す。これらパイプはスライド可能に嵌合された異径管
31,32よりなり、前者を後者に対しスライドさせること
により長さを調節できる。
風導入用パイプ8と霧導出用パイプ9に関して、送風
機1に対して、夫々その風入口もしくは霧出口の位置を
変える他の実例が夫々第5図、第6図に示されている。
これら実施例においては風導入用パイプ又は霧導出用パ
イプは異径管のスライド構造として構成されている。第
5図に示す実施例では異径管12,13のうち大径管13には
1個の透孔20が、また小径管12には軸方向に所定の間隔
をおいて複数個の透孔21,21…が形成されており、大径
管13をスライドさせることにより整合する透孔20,21の
位置が異なり、この整合した透孔20が風入口もしくは霧
出口となる。第6図に示す実施では小径管14には複数透
孔の代わりに長孔22が形成されている以外は第5図の実
施例と同じである。長孔にしたため、風入口もしくは霧
出口の位置を連続的に調節できる。
なお、以上述べた各実施例による風導入用パイプの風
入口開口は、送風機の起す風の中の風速の大きい場所に
風と対向して、また、霧導出用パイプの霧出口開口は風
速の小さい場所に風に背向して、配置されるものとす
る。
第7図、第8図、第9図には、霧出口部の夫々別の実
施例が示されている。
すなわち第7図に示す実施例では超音波加湿器からの
霧導出用配管29を複数個に分岐させ、夫々の分岐部に
は、先端部が斜めにカットされた霧出口開口を成す霧導
出用パイプ23がそれぞれ接続されている。
また第8図に示す実施例では、霧導出用配管29の先端
には、両端が閉塞された一本の管24が接続され、そして
この管24に霧出口開口となる複数個の開口25,25…が形
成されている。これら実施例のように霧出口開口が複数
設けられていると、霧の噴出分布が広くなり、より均一
に室内に霧を噴出することができる。なお、上記第7
図、第8図に示す霧出口部を第1、第5、第6図に示し
た実施例における風入口部に転用することもでき、その
送風機1に対する取付け位置を変えることにより、必要
な圧力差は十分に得ることができる。
第9図に示す実施例では、第8図に示す実施例と同様
に霧導出用配管29の先端に、両端が閉塞された管26が接
続され、この管に長孔27が形成されており、スライド管
30がスライド可能に嵌められている。スライド管30をス
ライドさせることによって、長孔27の開放される位置と
長さ、すなわち霧出口の位置及び面積を調節できる。
[発明の効果] 本発明によれば、超音波加湿器に連通する風導入用パ
イプの風入口開口を室内空気循環用送風機による風の中
の風速が大きくなる送風機の周辺上部に風の流れに対向
して、また霧導出用パイプの霧出口開口を風速の小さく
なる送風機の周辺下部に風の流れに背向して配置するの
で、送風機によって起こされる風に基づく圧力差に合わ
せて風導入用パイプ、及び霧導出用パイプが配置される
ことになり、各パイプへ流れる気流を効率良く発生する
ことができ、効果的な加湿が可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示し、第1図はその要部の平
面断面図、第2図(イ),(ロ)は風導入用パイプもし
くは霧導出用パイプの側面図および正面図、第3図
(イ)は送風機の平面図、第3図(ロ)は送風機の風速
分布と風入口及び霧出口の位置関係を示す説明図、第4
図、第5図、第6図は風導入用パイプもしくは霧導出用
パイプのそれぞれ異なる他の実施例を示す側面図、第7
図、第8図、第9図は霧導出部のそれぞれ異なる他の実
施例を示す正面図である。 1……超音波加湿器、2……空調機ケーシング 3……送風機、3a……羽根 5……熱交換器、6……水受け皿 8……風導入用パイプ、9……霧導出用パイプ 10……フランジ、12,13……異径管 14,15……異径管、20,21……透孔 22……長孔、23……霧導出用パイプ 25……霧出口、26……霧導出用パイプ 27……長孔、30……スライド管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器と、鉛直軸の周りに回転し該熱交
    換器を通る室内空気の風を起す室内空気循環用遠心型送
    風機とを有する空気調和機において、超音波加湿器と該
    超音波加湿器に接続した風導入用パイプ及び霧導出用パ
    イプを備え、霧導出用パイプと風導入用パイプはその鉛
    直方向の長さが異なり、風導入用パイプの風入口開口お
    よび霧導出用パイプの霧出口開口を、前記送風機と熱交
    換器との間にて、夫々、風速が大きくなる送風機の周辺
    上部に風の流れに対向して、および風速が小さくなる送
    風機の周辺下部に風の流れに背向して、配置したことを
    特徴とする、空調機の加湿装置。
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