JPS6045661B2 - 難燃性組成物 - Google Patents
難燃性組成物Info
- Publication number
- JPS6045661B2 JPS6045661B2 JP13670479A JP13670479A JPS6045661B2 JP S6045661 B2 JPS6045661 B2 JP S6045661B2 JP 13670479 A JP13670479 A JP 13670479A JP 13670479 A JP13670479 A JP 13670479A JP S6045661 B2 JPS6045661 B2 JP S6045661B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- polyvinyl chloride
- flame retardant
- weight
- flame
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリ塩化ビニルベースの難燃性組成物に関す
る。
る。
近時、難燃性組成物の要求は益々増大しており、しかも
難燃性の要求も益々高度化している。
難燃性の要求も益々高度化している。
難燃性のポリ塩化ビニル被覆電線の分野においては電線
被覆材として機械特性、耐油性、耐寒性に優れしかも高
度の難燃性を有するポリ塩化ビニル組成物の開発が望ま
れている。機械特性、耐油性、耐寒性に優れたポリ塩化
ビニル組成物、あるいは難燃性の優れたポリ塩化ビニル
組成物は従来公知である。
被覆材として機械特性、耐油性、耐寒性に優れしかも高
度の難燃性を有するポリ塩化ビニル組成物の開発が望ま
れている。機械特性、耐油性、耐寒性に優れたポリ塩化
ビニル組成物、あるいは難燃性の優れたポリ塩化ビニル
組成物は従来公知である。
しかしながら、高度の難燃性を有し、しかも機械特性、
耐油性、耐寒性においても優れた性能を有するポリ塩化
ビニル組成物は、未だ知られていない。
耐油性、耐寒性においても優れた性能を有するポリ塩化
ビニル組成物は、未だ知られていない。
本発明の目的は、上記の課題を解決することにあたり、
その要旨とするところは、(a)ポリ塩化ビニルと、該
ポリ塩ビニル100部(重量部以下同じ)あたり、(b
)3〜25重量部のエチレン−酢酸ビニル共重合ゴム、
(c)30〜8腫量部のトリメリット酸エステル可塑剤
、及び(d)10〜100重量部の難燃剤とからなる難
燃性組成物てある。
その要旨とするところは、(a)ポリ塩化ビニルと、該
ポリ塩ビニル100部(重量部以下同じ)あたり、(b
)3〜25重量部のエチレン−酢酸ビニル共重合ゴム、
(c)30〜8腫量部のトリメリット酸エステル可塑剤
、及び(d)10〜100重量部の難燃剤とからなる難
燃性組成物てある。
(a)成分たるポリ塩化ビニルとして電線被覆用として
通常使用されているものを用いることができ、(b)成
分たるエチレン−酢酸ビニル共重合ゴムとしては酢酸ビ
ニル含有量が少くとも30重量%、好ましくは少くとも
5踵量%のものが用いられる。
通常使用されているものを用いることができ、(b)成
分たるエチレン−酢酸ビニル共重合ゴムとしては酢酸ビ
ニル含有量が少くとも30重量%、好ましくは少くとも
5踵量%のものが用いられる。
(b)成分の配合は耐油性、難燃性、加工性、機械特性
の改善の面で効果があるが、多量に用いると機械特性の
面で弊害が現われるので(a)成分100部あたり3〜
25部特に5〜2喀が好ましい。(c)成分としては、
トリメリット酸無水物とアルコールとのモノ乃至トリエ
ステル、特にトリエステルからなる可塑剤が用いられる
。アルコール成1分としては、炭素数5〜1週度の脂肪
族、脂環族、あるいは芳香族のアルコールが対象となり
、特に炭素数8〜■程度の脂肪族アルコールが好ましい
。就中好ましい(b)成分は25℃における粘度が少く
・とも11■P)引火点が少くとも250℃のものであ
る。
の改善の面で効果があるが、多量に用いると機械特性の
面で弊害が現われるので(a)成分100部あたり3〜
25部特に5〜2喀が好ましい。(c)成分としては、
トリメリット酸無水物とアルコールとのモノ乃至トリエ
ステル、特にトリエステルからなる可塑剤が用いられる
。アルコール成1分としては、炭素数5〜1週度の脂肪
族、脂環族、あるいは芳香族のアルコールが対象となり
、特に炭素数8〜■程度の脂肪族アルコールが好ましい
。就中好ましい(b)成分は25℃における粘度が少く
・とも11■P)引火点が少くとも250℃のものであ
る。
(c)成分は、一般的には非難燃性可塑剤と考えられて
いるものでありながら、本発明においては、意外にも比
較的多量であつても、難燃性を阻わない効果を奏する。
いるものでありながら、本発明においては、意外にも比
較的多量であつても、難燃性を阻わない効果を奏する。
たStその多量の使用はブリード現象により組成物の長
期安定性を阻うので、(c)成分の使用量は、(a)成
分1(4)部あたり30〜a部、特に40〜7Cg)と
するのが好ましい。(d)成分たる難燃剤としてはゴム
、プラスチックス用として公知の難燃剤が用いられる。
期安定性を阻うので、(c)成分の使用量は、(a)成
分1(4)部あたり30〜a部、特に40〜7Cg)と
するのが好ましい。(d)成分たる難燃剤としてはゴム
、プラスチックス用として公知の難燃剤が用いられる。
たとえばSb,MO等の金属元素の酸化物、たとえばS
■03,M003等、A′,M將の2〜3族元素の水酸
化物、又は水和酸化物、たとえば水和アルミナ、水酸化
マグネシウム等、有機難燃剤としては、ヘキサブロモベ
ンゼン、トリス2,3ジブロモプロピルイソシアヌレー
ト、デカブロモジフェニールオキサイド、トリスブロモ
クロロプロピルホスフェート等が挙げられる。(d)成
分として、特に好ましいものは水和アルミナ、Sb2O
3,My(0H)2であり、更にSY)203と水和ア
ルミナ又はMy(0H)2との併用が好ましい。
■03,M003等、A′,M將の2〜3族元素の水酸
化物、又は水和酸化物、たとえば水和アルミナ、水酸化
マグネシウム等、有機難燃剤としては、ヘキサブロモベ
ンゼン、トリス2,3ジブロモプロピルイソシアヌレー
ト、デカブロモジフェニールオキサイド、トリスブロモ
クロロプロピルホスフェート等が挙げられる。(d)成
分として、特に好ましいものは水和アルミナ、Sb2O
3,My(0H)2であり、更にSY)203と水和ア
ルミナ又はMy(0H)2との併用が好ましい。
(d)成分の使用量は(a)成分1(4)部あたり10
〜100部、好ましくは20〜冗部である。難燃剤の過
大量の使用は耐寒性、加工性に悪影響を及ぼす。本発明
においてはポリ塩化ビニルに通常配合される各種薬剤た
とえば安定剤、滑剤、顔料、ある−いは減煙剤の配合は
通常使用量程度であれば使用してさしつかえない。又、
本発明は機械特性、耐油性、耐寒性を必要とする電線用
被覆材として好適であるが他の用途にも使用することが
できる。実施例1〜12、比較例第1表に示す実施例、
比較例、並びに第2表に示す実施例の組成物を180℃
に保持した二本ロールで混合調整し、次に示す方法・条
件にて難燃性、酸素指数、耐寒性、耐油性、加工性、及
び機械特性を調べて同表にその結果を示した。
〜100部、好ましくは20〜冗部である。難燃剤の過
大量の使用は耐寒性、加工性に悪影響を及ぼす。本発明
においてはポリ塩化ビニルに通常配合される各種薬剤た
とえば安定剤、滑剤、顔料、ある−いは減煙剤の配合は
通常使用量程度であれば使用してさしつかえない。又、
本発明は機械特性、耐油性、耐寒性を必要とする電線用
被覆材として好適であるが他の用途にも使用することが
できる。実施例1〜12、比較例第1表に示す実施例、
比較例、並びに第2表に示す実施例の組成物を180℃
に保持した二本ロールで混合調整し、次に示す方法・条
件にて難燃性、酸素指数、耐寒性、耐油性、加工性、及
び機械特性を調べて同表にその結果を示した。
難燃性:外型4.8順の導体上に各組成物を押出被覆し
て外径7.6Twtの被覆電線を得、該電線につき日本
電線工業会規格JCS366の垂直ダクト燃焼”試験方
法に従つて難燃性の評価を行つた。
て外径7.6Twtの被覆電線を得、該電線につき日本
電線工業会規格JCS366の垂直ダクト燃焼”試験方
法に従つて難燃性の評価を行つた。
酸素指数:JISK72Olにより測定。耐寒性:JI
SK672漱質ポリ塩ビニル組成物試験方法の脆化温度
測定条件に従つて脆化温度を測定。
SK672漱質ポリ塩ビニル組成物試験方法の脆化温度
測定条件に従つて脆化温度を測定。
脆化温度が−15℃より低いものを合格、一15℃より
高いものを不合格とした。耐油性:JISK672漱質
ポリ塩化ビニル組成物試験方法の中の耐油試験方法に従
つて耐油試験を行い、油中浸漬後の伸び残率が60%以
上のものを合格、60%未満のものを不合格とした。
高いものを不合格とした。耐油性:JISK672漱質
ポリ塩化ビニル組成物試験方法の中の耐油試験方法に従
つて耐油試験を行い、油中浸漬後の伸び残率が60%以
上のものを合格、60%未満のものを不合格とした。
加工性:溶融混練してペレットとし、65順φ押出機で
チューブ状に押出して外観を観察した。表面平滑なもの
を合格、表面にフッの生じたものを不合格とした。機械
特性:JISK6723にて引張強さと伸びを測定し、
引張強さ1.5k91Tn1t以上、伸び150%以上
の組成を合格、引張強さ、伸びのいずれかがそれを下ま
わる組成を不合格とした。
チューブ状に押出して外観を観察した。表面平滑なもの
を合格、表面にフッの生じたものを不合格とした。機械
特性:JISK6723にて引張強さと伸びを測定し、
引張強さ1.5k91Tn1t以上、伸び150%以上
の組成を合格、引張強さ、伸びのいずれかがそれを下ま
わる組成を不合格とした。
同表において、テストに合格したものを○、不合格のも
のを×で示した。
のを×で示した。
Claims (1)
- 1(a)ポリ塩化ビニルと、該ポリ塩化ビニル100重
量部あたり、(b)3〜25重量部のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合ゴム、(c)30〜80重量部のトリメリッ
ト酸エステル可塑剤、及び(d)10〜100重量部の
、Sbの酸化物及びMoの酸化物にて構成された群から
選ばれた少なくとも一種と、Alの水酸化物又は水和酸
化物とMgの水酸化物又は水和酸化物にて構成された群
から選ばれた少なくとも一種とからなる難燃剤とからな
る難燃性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13670479A JPS6045661B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 難燃性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13670479A JPS6045661B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 難燃性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5659855A JPS5659855A (en) | 1981-05-23 |
JPS6045661B2 true JPS6045661B2 (ja) | 1985-10-11 |
Family
ID=15181522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13670479A Expired JPS6045661B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 難燃性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045661B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0531871U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-04-27 | 日本電気システム建設株式会社 | 配線端末処理用ペンチ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6617502B2 (ja) | 2015-10-01 | 2019-12-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線被覆材用組成物および絶縁電線 |
CN106700341A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-05-24 | 安徽天元电缆有限公司 | 一种纳米红柱石粉改性的热塑性弹性体及制备方法 |
-
1979
- 1979-10-22 JP JP13670479A patent/JPS6045661B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0531871U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-04-27 | 日本電気システム建設株式会社 | 配線端末処理用ペンチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5659855A (en) | 1981-05-23 |
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