JPS6097511A - 難燃性電気絶縁組成物 - Google Patents
難燃性電気絶縁組成物Info
- Publication number
- JPS6097511A JPS6097511A JP20433783A JP20433783A JPS6097511A JP S6097511 A JPS6097511 A JP S6097511A JP 20433783 A JP20433783 A JP 20433783A JP 20433783 A JP20433783 A JP 20433783A JP S6097511 A JPS6097511 A JP S6097511A
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- JP
- Japan
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- magnesium hydroxide
- flame
- coupling agent
- electrically insulating
- flame resistant
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［発明の背景と目的］
本発明は燃焼時にハロゲン系ガスを発生しない難燃性電
気絶縁組成物に関するものである。
気絶縁組成物に関するものである。
例えば、電線・ケーブルの絶縁材料としては電気絶縁性
に優れたエチレン系ポリマが多く用いられてきている。
に優れたエチレン系ポリマが多く用いられてきている。
−
最近の趨勢として、原子力発電所用電線豐ケーブルや盤
内、機内配線用電線に難燃性が強く要望されるようにな
ってきた。このようなポリマを難燃化する方法としては
ハロゲン含有化合物、リン含有化合物等を混和する方法
が用いられてきたが、これらは火災時多瓜の煙を出し、
また人体に有害なガスを発生ずるなど問題視されている
。
内、機内配線用電線に難燃性が強く要望されるようにな
ってきた。このようなポリマを難燃化する方法としては
ハロゲン含有化合物、リン含有化合物等を混和する方法
が用いられてきたが、これらは火災時多瓜の煙を出し、
また人体に有害なガスを発生ずるなど問題視されている
。
このような情勢を踏まえ、発煙性、有毒性の非常に少な
い無機系難燃剤が注目されるようになってきた。なかで
も、難燃性を付与するのにはポリマの分解温度近くで結
晶水を放出し、しかも吸熱量の大きい水酸化マグネシウ
ムが特に有効である。
い無機系難燃剤が注目されるようになってきた。なかで
も、難燃性を付与するのにはポリマの分解温度近くで結
晶水を放出し、しかも吸熱量の大きい水酸化マグネシウ
ムが特に有効である。
しかし、高度の難燃性を４１与するためには水酸化マグ
ネシウムを多量加える必要があるにもかかわらず、ポリ
マと水酸化マグネシウムの相溶性が悪く、機械特性や耐
熱性の低下を招くという重大な問題を持っているため使
用範囲が限定されていた。
ネシウムを多量加える必要があるにもかかわらず、ポリ
マと水酸化マグネシウムの相溶性が悪く、機械特性や耐
熱性の低下を招くという重大な問題を持っているため使
用範囲が限定されていた。
本発明は上記した従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、エチレン系ポリマと水酸化マグネシウム
との相溶性を改善でき、従って機械特性や難燃特性を向
上できる有毒なハロゲン系ガスを発生しない難燃性電気
絶縁組成物の提供を目的とするものである。
されたもので、エチレン系ポリマと水酸化マグネシウム
との相溶性を改善でき、従って機械特性や難燃特性を向
上できる有毒なハロゲン系ガスを発生しない難燃性電気
絶縁組成物の提供を目的とするものである。
［発明の概要］
本発明の電気絶縁組成物は、エチレン系ポリマｉｏｏｉ
ｍ部に対し、チタネートカップリング剤またはシランカ
ップリング剤で表面処理した水酸化マグネシウムを５０
〜１５０重量部含有することを特徴とするものである。
ｍ部に対し、チタネートカップリング剤またはシランカ
ップリング剤で表面処理した水酸化マグネシウムを５０
〜１５０重量部含有することを特徴とするものである。
本発明におけるエチレン系ポリマとしては、エチレンプ
ロピレンコポリマ、エチレンプロピレンジエンターボリ
マ、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマ、エチ
レンエチルアクリレートコポリマ、エチレンブテンコポ
リマといったものがあげられ、これらは単独または２ｆ
ｆｆ１以上混合して使用可能である。
ロピレンコポリマ、エチレンプロピレンジエンターボリ
マ、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマ、エチ
レンエチルアクリレートコポリマ、エチレンブテンコポ
リマといったものがあげられ、これらは単独または２ｆ
ｆｆ１以上混合して使用可能である。
このようなエチレン系ポリマと水酸化マグネシウムとは
相溶性が悪いため、ロールやパンツ（す）Ｙも練時に凝
集が生じて押出性、引張特性が低下する。
相溶性が悪いため、ロールやパンツ（す）Ｙも練時に凝
集が生じて押出性、引張特性が低下する。
これは水酸化マグネシウムがイオン性結晶であるのに対
し、エチレン系ポリマは無極性あるいはわずかに極性を
有している程度であり、水酸化マグネシウムとの間の親
和力が小さいためである。これを改善するため、本発明
では水酸化マグネシウムをチタネートカップリング剤ま
たはシランカップリング剤で表面処理している。
し、エチレン系ポリマは無極性あるいはわずかに極性を
有している程度であり、水酸化マグネシウムとの間の親
和力が小さいためである。これを改善するため、本発明
では水酸化マグネシウムをチタネートカップリング剤ま
たはシランカップリング剤で表面処理している。
チタネートカップリング剤としては、イソプロピル−Ｉ
・す（ジオクチルホスフェート）チタネート、チタニウ
ムジ（オクチルホスフェ−１・）オクシアセテート等が
あり、シランカップリング剤としては、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリス（β−メトキシエトキシ）シ
ランなどがある。
・す（ジオクチルホスフェート）チタネート、チタニウ
ムジ（オクチルホスフェ−１・）オクシアセテート等が
あり、シランカップリング剤としては、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリス（β−メトキシエトキシ）シ
ランなどがある。
表面処理は、シランカップリング剤またはチタネートカ
ップリング剤をメチルアルコール、エチルアルコール等
の溶媒に溶かし、これを水あるいはアルコールの水酸化
マグネシウム懸濁液中に撹拌しながら加え均一に表面処
理する。その後、１００℃以上で乾燥、粉砕して粉末化
する。
ップリング剤をメチルアルコール、エチルアルコール等
の溶媒に溶かし、これを水あるいはアルコールの水酸化
マグネシウム懸濁液中に撹拌しながら加え均一に表面処
理する。その後、１００℃以上で乾燥、粉砕して粉末化
する。
表面処理した水酸化マグネシウムはエチレン系ポリマ１
００重量部に対し、５０〜１５０重量部のｉｉ！囲で含
有せしめる必要がある。５０重量部以下では目的とする
難燃性を付与できず、１５０重量部を越えると引張特性
、耐熱老化性の著しい低下を招く。
００重量部に対し、５０〜１５０重量部のｉｉ！囲で含
有せしめる必要がある。５０重量部以下では目的とする
難燃性を付与できず、１５０重量部を越えると引張特性
、耐熱老化性の著しい低下を招く。
本発明では、上記成分に加えて架橋剤、酸化防止剤、滑
剤、軟化剤、分散剤等を添加してもよい。
剤、軟化剤、分散剤等を添加してもよい。
架橋剤としてはジクミルパーオキサイド、３−ビス（ｔ
−ブチルパーオキシイソプロビル）ベンゼンに代表され
る有機過酸化物が適切である。
−ブチルパーオキシイソプロビル）ベンゼンに代表され
る有機過酸化物が適切である。
酸化防止剤としてはフェニル−α−ナフチルアミン、Ｎ
、Ｎ’−ジ−β−ナフチル−ｐ−フェニレンジアミン等
のアミン系酸化防止剤、２．６−ジーｔ−ブチル−４−
メチルフェノール、ヒンダードフェノール等のフェノー
ル系酸化防止剤等があげられる。
、Ｎ’−ジ−β−ナフチル−ｐ−フェニレンジアミン等
のアミン系酸化防止剤、２．６−ジーｔ−ブチル−４−
メチルフェノール、ヒンダードフェノール等のフェノー
ル系酸化防止剤等があげられる。
［実施例および比較例］
各種成分を第１表に示すような配合割合でもって１００
℃に保持された６インチロールに投入してロール混練を
行ない、混練後１２０℃に保持された４ ０ ｒｎ ／
ｍ押出８１ （Ｌ／Ｄ＝２５）を用い、夕）径２．０
ｍｍｄ）銅線上に１．１ｍｒｎ厚で押出被覆し、続いて
１３ ｋ ｇ ／ ｃ ｉｆの水蒸気雰囲気中に３分間
保持して架橋して各種電線を作成した。
℃に保持された６インチロールに投入してロール混練を
行ない、混練後１２０℃に保持された４ ０ ｒｎ ／
ｍ押出８１ （Ｌ／Ｄ＝２５）を用い、夕）径２．０
ｍｍｄ）銅線上に１．１ｍｒｎ厚で押出被覆し、続いて
１３ ｋ ｇ ／ ｃ ｉｆの水蒸気雰囲気中に３分間
保持して架橋して各種電線を作成した。
各側で得られた電線の評価結果は第１表の下欄に示す通
りである。
りである。
難燃性評価は、ＪＩＳＣ３００４に基ずき水平に保フた
電線をバーナで燃焼後、１分間以内に消えれば合格であ
り、１分間以上燃えるものは不合格である。
電線をバーナで燃焼後、１分間以内に消えれば合格であ
り、１分間以上燃えるものは不合格である。
引張特性は蒸気架橋後銅線を引き抜き、２０゛Ｕの恒温
室に１日放置した後、ショツパー型引張試験機により引
張速度１００ｍｍ／ｍ ｉ ｎで測定した。
室に１日放置した後、ショツパー型引張試験機により引
張速度１００ｍｍ／ｍ ｉ ｎで測定した。
耐熱性の評価はＵＬ、Ｃ５Ａ規格の１２５℃定格評価法
を用い、１５８℃の空気老化試験機中で７日間老化後、
引張特性を調べ、引張強さ残率が７０％以上、伸び残率
が５０％以上を合格と判定した。
を用い、１５８℃の空気老化試験機中で７日間老化後、
引張特性を調べ、引張強さ残率が７０％以上、伸び残率
が５０％以上を合格と判定した。
第１表からも明らかな通り、本発明に係る実施例１〜６
に示す材料を用いた電線はいずれも、難燃性においてＪ
ＩＳ難燃試験に合格し、引張強さにおいてエチレンプロ
ピレンゴムの電気用品規格０ 、４ ｋ ｇ／ｍｎ？以
上を十分満足し、耐熱性もＵＬ、Ｃ５Ａ規格を満足する
。
に示す材料を用いた電線はいずれも、難燃性においてＪ
ＩＳ難燃試験に合格し、引張強さにおいてエチレンプロ
ピレンゴムの電気用品規格０ 、４ ｋ ｇ／ｍｎ？以
上を十分満足し、耐熱性もＵＬ、Ｃ５Ａ規格を満足する
。
これに対し、水酸化マグネシウムの含有量が規定値以下
の比較例１は難燃性が不合格であり、規定値以上の比較
例２は耐熱性が不合格である。また、表面処理なしの水
酸化マグネシウムを用いた比較例３，４は引張強さおよ
び耐熱性が不十分である。
の比較例１は難燃性が不合格であり、規定値以上の比較
例２は耐熱性が不合格である。また、表面処理なしの水
酸化マグネシウムを用いた比較例３，４は引張強さおよ
び耐熱性が不十分である。
［発明の効果］
以上説明してきた通り、本発明はエチレン系ポリマの難
燃充填剤として、チタネートカップリング剤またはシラ
ンカップリング剤で表面処理した水酸化マグネシウムを
用いたものであり、ポリマと水酸化マグネシウムとの相
溶性を向上でき、これによって、引張特性、耐熱性およ
び難燃性に優れ、しかも燃焼時に有毒なハロゲン系ガス
を発生しない成形品を得ることができるようになる。
燃充填剤として、チタネートカップリング剤またはシラ
ンカップリング剤で表面処理した水酸化マグネシウムを
用いたものであり、ポリマと水酸化マグネシウムとの相
溶性を向上でき、これによって、引張特性、耐熱性およ
び難燃性に優れ、しかも燃焼時に有毒なハロゲン系ガス
を発生しない成形品を得ることができるようになる。
Claims (2)
- （１）エチレン系ポリマ１００重量部に対し、チタネー
トカップリング剤またはシランカップリング剤で表面処
理した水酸化マグネシウムを５０〜１５０重量部含有す
ることを特徴とする難燃性電気絶縁組成物。 - （２）上記組成物に架橋剤を含有せしめてなる特許請求
の範囲第１項記載の難燃性電気絶縁組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20433783A JPS6097511A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 難燃性電気絶縁組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20433783A JPS6097511A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 難燃性電気絶縁組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6097511A true JPS6097511A (ja) | 1985-05-31 |
Family
ID=16488826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20433783A Pending JPS6097511A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 難燃性電気絶縁組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6097511A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06283030A (ja) * | 1993-03-25 | 1994-10-07 | Hitachi Cable Ltd | 難燃性電気絶縁組成物及び絶縁電線 |
| JP4881397B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2012-02-22 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 化粧品容器 |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP20433783A patent/JPS6097511A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06283030A (ja) * | 1993-03-25 | 1994-10-07 | Hitachi Cable Ltd | 難燃性電気絶縁組成物及び絶縁電線 |
| JP4881397B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2012-02-22 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 化粧品容器 |
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