JPS6045404A - ウェットスキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤのトレッドパターン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） ウェットスキッド抵抗性の高いタイヤ・パター１．。

ンに関してこの明細書に述べる技術内容は、主として乗
用車用、それもとくに、タイヤ断面上の高さと幅との比
で与えられる扁（へん）平比が小さいか、又は大型サイ
ズの故しこ、走行路面上における接地幅が広い場合、や
やもすればタイヤの接地１゜中央域における水はけが悪
化することによるウェットスキッド抵抗性の問題を、有
利に克服すべきトレッド表面模様つまりタイヤ・パター
ンの改良に関連し、上記乗用車用タイヤの属する技術の
分野に位置している。　・・１ （背景技術） ラジアルカーカス構造タイヤの開発以来、タイヤのへん
平比は、急進的に縮小のすう勢にあり、その結果、トレ
ッド■；接地１■は著しく拡大した。

へん平タイヤは一般に高原走行の際の連動性能□の而で
とくに有利であるが、上記接地幅の拡大は、高速走行中
にも遭遇すべき降雨による路面上の流水又は溜水に基く
、路面把持性能の悪化を回避するのに不利であり、それ
というのは、タイヤの接地中央域にて、側方への水はけ
に対して排水径路が長くなるからであって、タイヤの高
速走行中に路面とトレッドとの間にいわゆる流体潤滑作
用を呈する膜厚の水膜介在が結果されたとき、アクアプ
レーニング現象により、自動車の操縦機能が喪失する危
険をもたらす。

（従来技術） 降雨で濡れた走路における高速走行中に、トレッド接地
域の排水を促進することに関する最近の気象急変に伴う
交換を不要にすることを目指し、この限りにおいてレー
スタイヤに独自な開発目的に関連するにしても、タイヤ
の中央円周に沿い複数の円周方向溝の幅を、該円周を含
む面から遠い。

ド中央部では同じく約４０°よりも小さい角度にし、水
をできる限り自然流の方向に指向させる方向性タイヤの
適合に言及されている点は注目される。１．。

しかるにこの場合、上記タイヤ使遼の独自性の下ではと
もかく、一般用タイヤの使用条件にあっては、上記の如
き横方向溝の急峻な斜交配列でトレッド中央部における
ひし形ブロックの鋭角状隅部で溝深さが最大をなすこと
も相まって、いわゆするブロック欠けや、局部的異常摩
耗が懸念され、側底実用に供し難いのである。

（発明の目的） そこで上記のような弊害を伴うことなく、とく、。

（８） 、にトレッド中央域での排水能力を有効に高めるこ１と
によって走行路面に対して広い接地を生じるタイプの乗
用車タイヤに適合したトレッド・パターンを与えること
が、この発明の目的である。

（発明の構成） 上記発明目的は、次の事項を骨子とするしくみにより有
利に成就される。

広い幅にわたって接地を生じるトレッド部を有する乗用
車用タイヤの該トレッド部が、タイヤの中１１゜央円周
を挾んで該円周に沿い直状に延びる１対の中央縦溝のト
レッド部側端からの隔りを２分してやはり該円周に沿い
直状に延びる１対の第２縦溝とをトレッド主溝とし、こ
れらトレッド主溝に対しトレッド部の全幅にわたり斜交
する矢筈模様状■−１配列とした、多数の横溝を組合わ
せて、相互独立に区画されたブロックをそなえること、
各横溝がタイヤ中央円周を含む平面に対して、該円周と
中央縦溝との間および第２縦溝とトレッド部側熾との間
にてそわぞれ６（）〜９０°、両級溝間では８０、〜６
０°の平均的交角でトレンド部を横切り、核内。

周とトレッド部側端との間を８等分した各領域毎の面積
に対する該領域内を占めるブロックの合計表面積の比率
が、該円周に近い領域にて最小となる）上記ブロックの
配列になることの結合による１ウエツト・スキッド抵抗
性の高いタイヤ・パターン口 上記のようにして相互独立に区画されたブロックが、矢
筈状模様配列をなす多数の横溝の区分毎の、中央円周面
に対する特定交角の下に、トレン１．。

ド中央域と、両側域との間では、それらの中間でほぼひ
し形に近い平行四辺形をなすのに反してより短形に近い
ため、ブロック欠けや、偏摩耗を生じるうれいがなくな
り、しかも中央円周とトレッド部側端との間を８等分し
た該円周に近い領域に１、おけるブロック面積比率が最
小なため、トレッド中央部において最大の排水能力が確
保され、有効にウェットスキッド抵抗性の向上が、導か
れるわけである。

横溝の上記交角は、中央円周面と中央縦溝との・・・、
間およびトレッド側端と第２縦溝との間において１６（
）０〜９０°の範囲を必要とし、６０°に満たないト、
フロックの尖鋭化した隅角部にブロック欠ケや、偏摩耗
を生じる不利が生じる一方、９０°をこえると、排水性
能を阻害することとなり、また両−。

縦溝間では８０°〜６０°の範囲をこおいてこの発明の
目的に適合し８００に満たないと両級溝間のブロックの
隅角部が尖鋭化してブロック欠けや偏摩耗を生じ易くな
り、一方６０’よりも大きいと、排水能力の減退を来す
こととなる。

該円周に治い直状に延びる中央縦溝１と、この中央縦溝
１の、トレッド部側端Ｌ−Ｌからの隔りを２分してやは
り該円周に沿い直状に延びる第２縦１゜溝２とをトレッ
ド主溝として対設するととも昏こ、これらトレッド主溝
に対しトレッド部の全幅にわたり斜交する矢筈状模様配
列において多数の横溝８を組合わせ、相互独立に区画さ
れたブロック４をもってトレッド部とする。　５．。

、第１図に示したように、中央円周上にトレッド１薊溝
５、または図示はしないが第２縦溝２と中央縦溝１との
間および第２縦溝２とトレッド部側端との間の何れか少
くとも１方にもトレッド副溝を、やはり中央円周に沿う
ｒｕ状とする好適溝形におい。

て付加することができる。各横溝３は図示例において中
央円周Ｏ−０を含む平面の左右に対称な配置をなすが、
タイヤの左右でそれらのほぼ半ピツチに至るくいちがい
をなすような、交互配列であってもよい。　何れにして
も該平面に対して、該１．。

円周０−０と、中央縦溝１との間および第２縦溝２とト
レッド部側端Ｌ−Ｌとの間にて６０〜９０°、また両縦
溝１．２間では８０〜６０°の平均的交角にてトレッド
部を横切る向きに延びることが必要であり、ここに図示
のように滑らかな曲線をなす１゜場合のほか上記した各
交角にて屈折する折線状であっても良いが、この発明に
おいて横溝３は、縦溝１および２とともにトレッドのス
キッドベースに至る一様な溝深さを有するものとする。

両縦溝１．２および各横溝ａとによって相互独１゜、立
に区画されるブロック４は、中央円周０−ｏと、１トレ
ッド部側端Ｌ−Ｌとの間を円周線Ｊ−Ｊおよびに−Ｋに
より３等分した領域■、■およびｍ毎の面積に対する、
各領域内を占めるブロック４の合計表面積の比率が中央
円周０−Ｑに近い領域に。

て最小となる配列をなし、ここに中央縦溝１と第２の縦
溝２の配列位置と溝幅さらには補助溝の付加を可変要因
とすれば良い。

この面積比については、 領域１　４０〜６０％ 領域Ｉｔ　４５〜６５％ 領域１　６５〜９０％ がのぞましい。

この発明のタイヤパターンは、へん平比が、０．７５〜
０．４の範囲の乗用車用タイヤに適用して、＋４＋とく
に有利である。

具体例として第１図に従い下記諸元のタイヤパターンを
、サイズ２０５／６０Ｒ１５のタイヤに適用し、これを
サイズｆｌＪＪ−１５のリムに組付け、標準内圧２．０
に９／Ｃｒｎ２を充てんして次にのべる！、。

、試験を行った。

パターン銘元 横溝交角（対中央円周を含む平面） 中央円周−中央縦溝間　７９゜ 中央縦溝−第２の縦溝間　４６゜ 第２の縦溝−トレッド部側端間　７４゜ブ四ツク面積比 領域１　５０％ 領域…　５７％ 領域１　８２％ アクアプレーニング発生速度は、ブロック面積比が領域
■、■および団を通してほぼ一様な比較何−，。

、ヤの場合と対比して、１０ｋｌｎ／ｈ向上することが
　１わかった。

また実車に装着し５万一にわたる走行テストを行ったと
ころ、ブロック欠けも、偏摩耗も殆ど生じなかった。

（発明の効果） 以上のべたようにしてこの発明によれば、走行路面上に
て広い接地幅を生じる乗用車用タイヤにおけル耐ウェッ
トスキッド特性を、ブロック欠け１．。

や偏摩耗を起すうれいなく有利に改善することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は各別実施例のトレッド展開図である。 １・・・中央縦溝　２・・・第２の縦溝８・・・ｔＵｍ
　４・・・ブロック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　広い幅にわたって接地を生じるトレッド部。 を有する乗用車用タイヤの該トレッド部が、タイヤの中
   央円周を挾んで該円周に沿い直状に延びる１対の中央縦
   溝と、この中央縦溝のトレッド部側端からの隔りを２分
   してやはり該円周に治い直状に延びる１対の第２縦溝と
   １１゜をトレッド主溝とし、これらトレッド主溝に対し
   トレッド部の全幅にわたり斜交する矢筈模様状配列とし
   た、多数の横溝を組合わせて、相互独立に区画されたブ
   ロックをそなえること為 各横溝がタイヤの中央円周を含む平面に対して、該円周
   と中央縦溝との間および第２縦溝とトレッド部側端との
   間にてそれぞれ６０〜９０°、両縦溝間では８０〜６０
   °の平均的交角でトレッド部を横切り、該円周とトレッ
   ド部側端との間を８等分した各領域毎の面積Ｏこ１対す
   る、該領域内を占めるブロックの合計表面積の比率が、
   該円周に近い領域にて最小となる、上記ブロックの配列
   になること、の結合を特徴とするウェットスキッド抵抗
   性。 の高いタイヤ・パターン。