JPH10264612A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH10264612A JPH10264612A JP9069322A JP6932297A JPH10264612A JP H10264612 A JPH10264612 A JP H10264612A JP 9069322 A JP9069322 A JP 9069322A JP 6932297 A JP6932297 A JP 6932297A JP H10264612 A JPH10264612 A JP H10264612A
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- JP
- Japan
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- width
- tire
- groove
- inclined main
- main groove
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0374—Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0386—Continuous ribs
- B60C2011/0388—Continuous ribs provided at the equatorial plane
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェット性能や操縦安定性を実質的に低下さ
せることなく、パターンノイズの発生を抑制しながら通
過騒音を低減することを可能にする空気入りラジアルタ
イヤを提供する。 【解決手段】 トレッド面Tの中央部に接地幅Wの6〜
9%の幅wを有するセンターリブ2を設け、センターリ
ブ2からそれぞれ左右両側のショルダーへ向けてタイヤ
反回転方向に対して10〜40°の傾斜角度αで傾斜す
ると共に、接地端に達しない位置で終端する複数本の傾
斜主溝6と、この傾斜主溝6よりも溝幅が狭くかつ傾斜
主溝6に交差するようにタイヤ周方向に延びる複数本の
副主溝1とを設けて回転方向指定型のブロック基調トレ
ッドパターンを形成し、傾斜主溝6と最外側2本の副主
溝1とに区分された陸部4のショルダー側端部から接地
幅Wの20%相当幅内にタイヤ幅方向に延びる細溝9を
設ける。
せることなく、パターンノイズの発生を抑制しながら通
過騒音を低減することを可能にする空気入りラジアルタ
イヤを提供する。 【解決手段】 トレッド面Tの中央部に接地幅Wの6〜
9%の幅wを有するセンターリブ2を設け、センターリ
ブ2からそれぞれ左右両側のショルダーへ向けてタイヤ
反回転方向に対して10〜40°の傾斜角度αで傾斜す
ると共に、接地端に達しない位置で終端する複数本の傾
斜主溝6と、この傾斜主溝6よりも溝幅が狭くかつ傾斜
主溝6に交差するようにタイヤ周方向に延びる複数本の
副主溝1とを設けて回転方向指定型のブロック基調トレ
ッドパターンを形成し、傾斜主溝6と最外側2本の副主
溝1とに区分された陸部4のショルダー側端部から接地
幅Wの20%相当幅内にタイヤ幅方向に延びる細溝9を
設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック基調のト
レッドパターンを有する空気入りラジアルタイヤに関
し、さらに詳しくは、ウェット性能や操縦安定性を実質
的に低下させることなく、騒音性能(通過騒音)を向上
するようにした空気入りラジアルタイヤに関する。
レッドパターンを有する空気入りラジアルタイヤに関
し、さらに詳しくは、ウェット性能や操縦安定性を実質
的に低下させることなく、騒音性能(通過騒音)を向上
するようにした空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にブロック基調のトレッドパターン
は、リブ基調のトレッドパターンに比べてウェット性能
に優れているが、騒音性能に劣る欠点がある。従来、こ
のブロック基調トレッドパターンを有する空気入りラジ
アルタイヤの騒音を低減する手法としては、ピッチバリ
エーションによって周波数を分散させたり、或いは溝体
積を減少させることによってポンピングノイズを低減す
ることが一般的に行われている。
は、リブ基調のトレッドパターンに比べてウェット性能
に優れているが、騒音性能に劣る欠点がある。従来、こ
のブロック基調トレッドパターンを有する空気入りラジ
アルタイヤの騒音を低減する手法としては、ピッチバリ
エーションによって周波数を分散させたり、或いは溝体
積を減少させることによってポンピングノイズを低減す
ることが一般的に行われている。
【0003】しかしながら、これら手法はパターンノイ
ズの低減には有効であるが、近年重要視されている通過
騒音の低減には不十分であるので、パターンノイズが良
好であっても通過騒音が悪いというケースが頻繁に生じ
ていた。また、通過騒音をトレッドの溝形状を工夫する
ことによって低減しようとする試みもあるが、この場
合、パターンノイズが増大したり、或いはウェット路面
における走行性能や操縦安定性が犠牲になってしまう。
ズの低減には有効であるが、近年重要視されている通過
騒音の低減には不十分であるので、パターンノイズが良
好であっても通過騒音が悪いというケースが頻繁に生じ
ていた。また、通過騒音をトレッドの溝形状を工夫する
ことによって低減しようとする試みもあるが、この場
合、パターンノイズが増大したり、或いはウェット路面
における走行性能や操縦安定性が犠牲になってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウェ
ット性能や操縦安定性を実質的に低下させることなく、
パターンノイズの発生を抑制しながら通過騒音を低減す
ることを可能にする空気入りラジアルタイヤを提供する
ことにある。
ット性能や操縦安定性を実質的に低下させることなく、
パターンノイズの発生を抑制しながら通過騒音を低減す
ることを可能にする空気入りラジアルタイヤを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッド面の中
央部に接地幅Wの6〜9%の幅wを有するセンターリブ
を設け、該センターリブからそれぞれ左右両側のショル
ダーへ向けてタイヤ反回転方向に対して10〜40°の
傾斜角度αで傾斜すると共に、接地端に達しない位置で
終端する複数本の傾斜主溝と、該傾斜主溝よりも溝幅が
狭くかつ該傾斜主溝に交差するようにタイヤ周方向に延
びる複数本の副主溝とを設けて回転方向指定型のブロッ
ク基調トレッドパターンを形成し、前記傾斜主溝と最外
側2本の副主溝とに区分された陸部のショルダー側端部
から接地幅Wの20%相当幅内にタイヤ幅方向に延びる
細溝を設けたことを特徴とするものである。
の本発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッド面の中
央部に接地幅Wの6〜9%の幅wを有するセンターリブ
を設け、該センターリブからそれぞれ左右両側のショル
ダーへ向けてタイヤ反回転方向に対して10〜40°の
傾斜角度αで傾斜すると共に、接地端に達しない位置で
終端する複数本の傾斜主溝と、該傾斜主溝よりも溝幅が
狭くかつ該傾斜主溝に交差するようにタイヤ周方向に延
びる複数本の副主溝とを設けて回転方向指定型のブロッ
ク基調トレッドパターンを形成し、前記傾斜主溝と最外
側2本の副主溝とに区分された陸部のショルダー側端部
から接地幅Wの20%相当幅内にタイヤ幅方向に延びる
細溝を設けたことを特徴とするものである。
【0006】このようにセンターリブから両ショルダー
側へタイヤ反回転方向に対して10〜40°の傾斜角度
αで傾斜させた複数本の傾斜主溝と、この傾斜主溝より
溝幅が狭くかつこれら傾斜主溝と交差するようにタイヤ
周方向に延びる複数本の副主溝とを設け、上記傾斜主溝
のショルダー側端部を接地端に到達させないようにする
ことにより、通過騒音を低減することができ、しかもト
レッド中央部に接地幅Wに対して6〜9%の幅wを有す
るセンターリブを設けると共に、接地幅Wに対して両シ
ョルダー側の各20%の領域で傾斜主溝間の陸部をタイ
ヤ幅方向に延びる細溝によって分割することにより、ウ
ェット性能や操縦安定性を実質的に低下させることはな
く、かつパターンノイズの発生を抑制することができ
る。
側へタイヤ反回転方向に対して10〜40°の傾斜角度
αで傾斜させた複数本の傾斜主溝と、この傾斜主溝より
溝幅が狭くかつこれら傾斜主溝と交差するようにタイヤ
周方向に延びる複数本の副主溝とを設け、上記傾斜主溝
のショルダー側端部を接地端に到達させないようにする
ことにより、通過騒音を低減することができ、しかもト
レッド中央部に接地幅Wに対して6〜9%の幅wを有す
るセンターリブを設けると共に、接地幅Wに対して両シ
ョルダー側の各20%の領域で傾斜主溝間の陸部をタイ
ヤ幅方向に延びる細溝によって分割することにより、ウ
ェット性能や操縦安定性を実質的に低下させることはな
く、かつパターンノイズの発生を抑制することができ
る。
【0007】なお、本発明において、接地幅WとはJA
TMA標準空気圧でJATMA最大荷重の80%にて接
地したときの接地幅である。
TMA標準空気圧でJATMA最大荷重の80%にて接
地したときの接地幅である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施形態からなる空気入りラジアルタイヤのトレッドパタ
ーンを例示するものである。このトレッドパターンは矢
印Rの方向をタイヤ回転方向として指定された方向性パ
ターンになっている。
の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施形態からなる空気入りラジアルタイヤのトレッドパタ
ーンを例示するものである。このトレッドパターンは矢
印Rの方向をタイヤ回転方向として指定された方向性パ
ターンになっている。
【0009】図1において、トレッド面Tには、溝幅
0.3〜3mmの複数本の副主溝1がタイヤ周方向に延
びるように直線状に設けられている。タイヤ中央部には
中央2本の副主溝1によってセンターリブ2が分割形成
されており、このセンターリブ2を中心として両ショル
ダー側へそれぞれ陸部3,4,5が分割形成されてい
る。センターリブ2の幅wは、接地幅Wに対して6〜9
%の範囲に設定されている。
0.3〜3mmの複数本の副主溝1がタイヤ周方向に延
びるように直線状に設けられている。タイヤ中央部には
中央2本の副主溝1によってセンターリブ2が分割形成
されており、このセンターリブ2を中心として両ショル
ダー側へそれぞれ陸部3,4,5が分割形成されてい
る。センターリブ2の幅wは、接地幅Wに対して6〜9
%の範囲に設定されている。
【0010】センターリブ2に隣接する副主溝1と最外
側の副主溝1との間には、溝幅4〜10mmの複数本の
傾斜主溝6が設けられている。この傾斜主溝6は、トレ
ッド中央部から両ショルダー側へ向けてタイヤ反回転側
へ傾斜している。傾斜主溝6のタイヤ周方向に対してタ
イヤ反回転側に測った傾斜角度αは10〜40°の範囲
に設定されている。この傾斜主溝6は、直線状に設けた
り、或いは曲線状に設けてもよいが、いずれの場合も各
部における傾斜角度αが上記範囲を満足するようになっ
ている。また、傾斜主溝6のショルダー側端部は接地幅
Wの内側で止まっている。
側の副主溝1との間には、溝幅4〜10mmの複数本の
傾斜主溝6が設けられている。この傾斜主溝6は、トレ
ッド中央部から両ショルダー側へ向けてタイヤ反回転側
へ傾斜している。傾斜主溝6のタイヤ周方向に対してタ
イヤ反回転側に測った傾斜角度αは10〜40°の範囲
に設定されている。この傾斜主溝6は、直線状に設けた
り、或いは曲線状に設けてもよいが、いずれの場合も各
部における傾斜角度αが上記範囲を満足するようになっ
ている。また、傾斜主溝6のショルダー側端部は接地幅
Wの内側で止まっている。
【0011】陸部3には、傾斜主溝6を斜めに横切るよ
うに複数本のサブ溝7が設けられており、これら傾斜主
溝6とサブ溝7によって陸部3が複数のブロックに分割
されている。一方、陸部4は、上述の傾斜主溝6によっ
て複数のブロックに分割されている。この陸部4には、
タイヤ周方向に延びるサイプ8が設けられていると共
に、接地幅Wに対して両ショルダー側の各20%の領域
に溝幅0.3〜2mmの複数本の細溝9がタイヤ幅方向
に延びるように設けられている。また、陸部5には、タ
イヤ幅方向に延びる複数本のサブ溝10が設けられてお
り、これらサブ溝10によって陸部5が複数のブロック
に分割されている。
うに複数本のサブ溝7が設けられており、これら傾斜主
溝6とサブ溝7によって陸部3が複数のブロックに分割
されている。一方、陸部4は、上述の傾斜主溝6によっ
て複数のブロックに分割されている。この陸部4には、
タイヤ周方向に延びるサイプ8が設けられていると共
に、接地幅Wに対して両ショルダー側の各20%の領域
に溝幅0.3〜2mmの複数本の細溝9がタイヤ幅方向
に延びるように設けられている。また、陸部5には、タ
イヤ幅方向に延びる複数本のサブ溝10が設けられてお
り、これらサブ溝10によって陸部5が複数のブロック
に分割されている。
【0012】上述のようにトレッド中央部から両ショル
ダー側へ向けてタイヤ反回転側へ傾斜させた複数本の傾
斜主溝6と、この傾斜主溝6よりも溝幅が狭くかつ傾斜
主溝6と交差するようにタイヤ周方向に延びる複数本の
副主溝1とを設け、傾斜主溝6の傾斜角度αを10〜4
0°の範囲で小さくすると共に、そのショルダー側端部
を接地幅Wの内側で止めて接地端に対して閉口させるこ
とにより、車外で観測される通過騒音を低減することが
できる。この傾斜角度αが10°未満であると、トレッ
ド中央部の剛性が低くなり過ぎて操縦安定性が不十分に
なり、逆に40°を超えると打音が大きくなるため通過
騒音の低減を図ることができない。
ダー側へ向けてタイヤ反回転側へ傾斜させた複数本の傾
斜主溝6と、この傾斜主溝6よりも溝幅が狭くかつ傾斜
主溝6と交差するようにタイヤ周方向に延びる複数本の
副主溝1とを設け、傾斜主溝6の傾斜角度αを10〜4
0°の範囲で小さくすると共に、そのショルダー側端部
を接地幅Wの内側で止めて接地端に対して閉口させるこ
とにより、車外で観測される通過騒音を低減することが
できる。この傾斜角度αが10°未満であると、トレッ
ド中央部の剛性が低くなり過ぎて操縦安定性が不十分に
なり、逆に40°を超えると打音が大きくなるため通過
騒音の低減を図ることができない。
【0013】また、傾斜主溝6の傾斜角度αを10〜4
0°の範囲に設定しても、トレッド中央部における剛性
の低下を伴うので、このトレッド中央部には接地幅Wに
対して6〜9%の幅wを有するセンターリブ2を設ける
ことにより、操縦安定性の低下を防止するようにする。
このセンターリブ2の幅wが接地幅Wの6%未満である
と操縦安定性が不十分になり、逆に9%を超えると排水
性が悪くなってウェット性能が低下してしまう。
0°の範囲に設定しても、トレッド中央部における剛性
の低下を伴うので、このトレッド中央部には接地幅Wに
対して6〜9%の幅wを有するセンターリブ2を設ける
ことにより、操縦安定性の低下を防止するようにする。
このセンターリブ2の幅wが接地幅Wの6%未満である
と操縦安定性が不十分になり、逆に9%を超えると排水
性が悪くなってウェット性能が低下してしまう。
【0014】更に、接地幅Wに対して両ショルダー側の
各20%の領域では、傾斜主溝6,6間の陸部4をタイ
ヤ幅方向に延びる細溝9によって分割することにより、
パターンノイズの発生を抑制することができる。この接
地幅Wに対して両ショルダー側の各20%の領域は、パ
ターンノイズに対して大きな影響を与えるが、この領域
の陸部4に細溝9を設けることにより、パターンノイズ
を低減しながら通過騒音を低減することが可能になる。
各20%の領域では、傾斜主溝6,6間の陸部4をタイ
ヤ幅方向に延びる細溝9によって分割することにより、
パターンノイズの発生を抑制することができる。この接
地幅Wに対して両ショルダー側の各20%の領域は、パ
ターンノイズに対して大きな影響を与えるが、この領域
の陸部4に細溝9を設けることにより、パターンノイズ
を低減しながら通過騒音を低減することが可能になる。
【0015】
【実施例】タイヤサイズを225/50ZR16とし、
図2に示すトレッドパターンを有する従来タイヤと、図
1に示すトレッドパターンにおいて、傾斜主溝6の傾斜
角度αを20°にすると共に、センターリブ2の幅wを
種々異ならせ、更に細溝9の有無を選択した本発明タイ
ヤ1,2及び比較タイヤ1〜3を製作した。
図2に示すトレッドパターンを有する従来タイヤと、図
1に示すトレッドパターンにおいて、傾斜主溝6の傾斜
角度αを20°にすると共に、センターリブ2の幅wを
種々異ならせ、更に細溝9の有無を選択した本発明タイ
ヤ1,2及び比較タイヤ1〜3を製作した。
【0016】これら試験タイヤについて、下記試験方法
により操縦安定性、パターンノイズ、通過騒音、ウェッ
ト性能を評価し、その結果を表1に示した。なお、各試
験において、試験タイヤをリムサイズ16×8JJのリ
ムに組付け、空気圧200kPaとし、3000ccの
国産乗用車に装着するようにした。また、表1におい
て、センターリブ2の幅wは接地幅Wに対する百分率
(%)である。
により操縦安定性、パターンノイズ、通過騒音、ウェッ
ト性能を評価し、その結果を表1に示した。なお、各試
験において、試験タイヤをリムサイズ16×8JJのリ
ムに組付け、空気圧200kPaとし、3000ccの
国産乗用車に装着するようにした。また、表1におい
て、センターリブ2の幅wは接地幅Wに対する百分率
(%)である。
【0017】操縦安定性:各試験タイヤについて、テス
トコースにおいて2名のパネラーによるフィーリングテ
ストを行った。評価結果は、従来タイヤを100とする
指数で示した。この指数値が大きいほど操縦安定性が優
れている。 パターンノイズ:各試験タイヤについて、40〜80k
m/hで走行した時の車内騒音を測定した。評価結果
は、従来タイヤの測定値の逆数を100とする指数で示
した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れている。
トコースにおいて2名のパネラーによるフィーリングテ
ストを行った。評価結果は、従来タイヤを100とする
指数で示した。この指数値が大きいほど操縦安定性が優
れている。 パターンノイズ:各試験タイヤについて、40〜80k
m/hで走行した時の車内騒音を測定した。評価結果
は、従来タイヤの測定値の逆数を100とする指数で示
した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れている。
【0018】通過騒音:各試験タイヤについて、ISO
10844の規格を満足する路面を速度80km/hで
走行させ、この走行路から7.5±0.1m離れた左右
両側のマイクロホンで通過騒音を測定した。評価結果
は、従来タイヤの測定値の逆数を100とする指数で示
した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れている。
10844の規格を満足する路面を速度80km/hで
走行させ、この走行路から7.5±0.1m離れた左右
両側のマイクロホンで通過騒音を測定した。評価結果
は、従来タイヤの測定値の逆数を100とする指数で示
した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れている。
【0019】ウェット性能:各試験タイヤについて、水
深10mm、半径100mのテストコースで走行し、そ
の平均速度を測定した。評価結果は、従来タイヤの測定
値の逆数を100とする指数で示した。この指数値が大
きいほどウェット性能が優れている。
深10mm、半径100mのテストコースで走行し、そ
の平均速度を測定した。評価結果は、従来タイヤの測定
値の逆数を100とする指数で示した。この指数値が大
きいほどウェット性能が優れている。
【0020】
【0021】この表1から明らかなように、本発明タイ
ヤ1,2は、従来タイヤに比べて通過騒音が低減されて
おり、しかも操縦安定性やウェット性能を低下させるこ
とはなく、パターンノイズの発生も抑制されていた。こ
れに対して、比較タイヤ1は、ショルダー領域に細溝9
を有していないため、従来タイヤに比べてパターンノイ
ズの発生が増大していた。
ヤ1,2は、従来タイヤに比べて通過騒音が低減されて
おり、しかも操縦安定性やウェット性能を低下させるこ
とはなく、パターンノイズの発生も抑制されていた。こ
れに対して、比較タイヤ1は、ショルダー領域に細溝9
を有していないため、従来タイヤに比べてパターンノイ
ズの発生が増大していた。
【0022】比較タイヤ2は、センターリブ2の幅wが
接地幅Wの3%であるため、従来タイヤに比べて操縦安
定性が低下していた。更に、比較タイヤ3は、センター
リブ2の幅wが接地幅Wの12%であるため、従来タイ
ヤに比べてウェット性能が低下していた。
接地幅Wの3%であるため、従来タイヤに比べて操縦安
定性が低下していた。更に、比較タイヤ3は、センター
リブ2の幅wが接地幅Wの12%であるため、従来タイ
ヤに比べてウェット性能が低下していた。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レッド中央部から両ショルダー側へ向けてタイヤ反回転
側へ傾斜させた複数本の傾斜主溝を設けて方向性を有す
るトレッドパターンにし、該傾斜主溝の傾斜角度αを1
0〜40°の範囲にすると共に、そのショルダー側端部
を接地端に到達しない位置で終端させることにより、車
外で観測される通過騒音を低減することができ、しかも
トレッド中央部に接地幅Wに対して6〜9%の幅wを有
するセンターリブを設けると共に、接地幅Wに対して両
ショルダー側の各20%の領域で傾斜主溝間の陸部をタ
イヤ幅方向に延びる細溝によって分割することにより、
ウェット性能や操縦安定性を実質的に低下させることは
なく、かつパターンノイズの発生を抑制することができ
る。
レッド中央部から両ショルダー側へ向けてタイヤ反回転
側へ傾斜させた複数本の傾斜主溝を設けて方向性を有す
るトレッドパターンにし、該傾斜主溝の傾斜角度αを1
0〜40°の範囲にすると共に、そのショルダー側端部
を接地端に到達しない位置で終端させることにより、車
外で観測される通過騒音を低減することができ、しかも
トレッド中央部に接地幅Wに対して6〜9%の幅wを有
するセンターリブを設けると共に、接地幅Wに対して両
ショルダー側の各20%の領域で傾斜主溝間の陸部をタ
イヤ幅方向に延びる細溝によって分割することにより、
ウェット性能や操縦安定性を実質的に低下させることは
なく、かつパターンノイズの発生を抑制することができ
る。
【図1】本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタ
イヤのトレッドパターンを例示する平面図である。
イヤのトレッドパターンを例示する平面図である。
【図2】従来の空気入りラジアルタイヤのトレッドパタ
ーンを示す平面図である。
ーンを示す平面図である。
T トレッド面 1 副主溝 2 センターリブ 3,4,5 陸部 6 傾斜主溝 9 細溝
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド面の中央部に接地幅Wの6〜9
%の幅wを有するセンターリブを設け、該センターリブ
からそれぞれ左右両側のショルダーへ向けてタイヤ反回
転方向に対して10〜40°の傾斜角度αで傾斜すると
共に、接地端に達しない位置で終端する複数本の傾斜主
溝と、該傾斜主溝よりも溝幅が狭くかつ該傾斜主溝に交
差するようにタイヤ周方向に延びる複数本の副主溝とを
設けて回転方向指定型のブロック基調トレッドパターン
を形成し、前記傾斜主溝と最外側2本の副主溝とに区分
された陸部のショルダー側端部から接地幅Wの20%相
当幅内にタイヤ幅方向に延びる細溝を設けた空気入りラ
ジアルタイヤ。 - 【請求項2】 前記傾斜主溝の幅が4〜10mmである
請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 前記副主溝の幅が0.3〜3mmである
請求項1又は2に記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項4】 前記細溝の幅が0.3〜2mmである請
求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気入りラジアル
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9069322A JPH10264612A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9069322A JPH10264612A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264612A true JPH10264612A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13399213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9069322A Pending JPH10264612A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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