JP7406089B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
以下に、本発明に係る空気入りタイヤについて、その基本形態を説明する。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側をいう。なお、タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤの回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面である。
次に、基本形態に係る空気入りタイヤ10では、第1の傾斜溝16のタイヤ幅方向に対する角度θ1は、第2の傾斜溝18のタイヤ幅方向に対する角度θ2よりも大きい。ここで、第1の傾斜溝16のタイヤ幅方向に対する角度θ1は、図2に示すように、タイヤ幅方向に対する、第1の傾斜溝16のタイヤ幅方向外側の端部と、第1の傾斜溝16のタイヤ幅方向内側の端部(周方向主溝14との界面)におけるタイヤ周方向の中点と、を結ぶ線分の角度によって設定される。第2の傾斜溝18のタイヤ幅方向に対する角度θ2は、タイヤ幅方向に対する、第2の傾斜溝18のタイヤ幅方向内側の端部とタイヤ幅方向外側の端部とを結ぶ線分の角度によって設定される。
基本形態に係る空気入りタイヤ10では、第2の傾斜溝18の長さL2は、第1の傾斜溝16の長さL1よりも大きい。そのため、ショルダー陸部Yにおいてウェット路面上の水膜を除去する除水効果が向上する。その結果、ショルダー陸部Yがウェット路面に十分に接地することから、ウェット操安性が向上する(作用効果1)。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの上記基本形態に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1から10を説明する。
図2に示すように、付加的形態1の空気入りタイヤでは、第1の傾斜溝16のタイヤ幅方向長さをL1とし、第2の傾斜溝18のタイヤ幅方向長さをL2とした場合に、L1とL2との比L1/L2が、0.10<L1/L2<0.50を満たす。
図3は、図2に示す周方向主溝14及び第1の傾斜溝16のA-A断面図である。図3に示すように、第1の傾斜溝16の深さをD1とし、周方向主溝14の深さをDmとする。このとき、付加的形態2に係る空気入りタイヤ10では、D1とDmとの比D1/Dmが、0.05≦D1/Dm≦0.60を満たす。ここで、周方向主溝14の深さDm及び第1の傾斜溝16の深さD1のタイヤ径方向寸法は、それぞれ、例えば、溝がないとした場合における(タイヤ子午断面視での)タイヤプロファイルラインから溝底までタイヤ径方向に測定した際の最大寸法によって設定される。
図2に示すように、第1の傾斜溝16と第2の傾斜溝18とのタイヤ幅方向間長さをL3とする。このとき、付加的形態3に係る空気入りタイヤ10では、L3とL1との比L3/L1が、0.10<L3/L1<0.60を満たす。
図4は、図2に示す第2の傾斜溝近傍のB-B断面図である。なお、図4に示す断面図は、第2の傾斜溝18の延在方向に垂直な方向に設定した断面図である。ここで、第2の傾斜溝18の延在方向とは、図2において、第2の傾斜溝18のタイヤ幅方向両端部を結ぶ方向をいい、各端部が点ではなく線で示される場合は当該線の中点を端部とみなすこととする。
付加的形態5に係る空気入りタイヤ10では、第1の傾斜溝16と、第2の傾斜溝18とが、いずれも、タイヤ幅方向内側から外側に向かうにつれて、踏み込み側から蹴り出し側に延在している。
付加的形態6に係る空気入りタイヤ10では、第1の傾斜溝16及び第2の傾斜溝18が、タイヤ周方向の踏み込み側に中心を有し、タイヤ周方向の蹴り出し側に凸となる円弧状に形成されている。これにより、蹴り出し側よりも操安性に比較的影響を与えやすい踏み込み側の陸部の面積が大きくなるため、この踏み込み側の陸部の剛性を向上させて当該陸部の変形量を少なくすることができる。また、溝16、18のこのような構成により、踏み込み側から蹴り出し側に向けて排水するにあたり、タイヤ幅方向外側により確実に排水することが実現される。従って、本実施形態によれば、ドライ操安性及びウェット操安性がさらに向上する。
付加的形態7に係る空気入りタイヤ10では、第2の傾斜溝18が、タイヤ周方向の踏み込み側に中心を有し、タイヤ周方向の蹴り出し側に凸となる円弧状に形成されている一方で、第3の傾斜溝20が、タイヤ周方向の蹴り出し側に中心を有し且つタイヤ周方向の踏み込み側に凸となる円弧状に形成されている。これにより、第3の傾斜溝20を設けることによって排水性能が向上することに加え、第3の傾斜溝20近傍については、蹴り出し側よりも踏み込み側の陸部の面積が大きくなる。そのため、操安性に対してより影響力の高い踏み込み側の陸部の剛性を向上させて当該陸部の変形量を少なくすることができる。その結果、ドライ操安性及びウェット操安性がさらに向上する。
付加的形態8に係る空気入りタイヤ10では、図1、2に示す細溝22が、第3の傾斜溝20の蹴り出し側の外縁から蹴り出し側に向かって延出し、第2の傾斜溝18を連通して接地端線Eを超えて延在するとともに、踏み込み側に中心を有し且つ蹴り出し側に凸となる円弧状に形成されている。これにより、踏み込み側から蹴り出し側に向かって細溝22から水が効率的に排出されることに加え、第3の傾斜溝20から細溝22を介して流通した水が、さらに第2の傾斜溝18から排出されるようになる。その結果、排水性能が向上するため、ウェット操安性がさらに向上する。
第1の傾斜溝16の溝面積をA1とし、第2の傾斜溝18の溝面積をA2とする。このとき、付加的形態9に係る空気入りタイヤ10では、第1の傾斜溝16と第2の傾斜溝18との溝面積比A1/A2が、0.55≦A1/A2≦0.75を満たす。
図1、2に示す第2の傾斜溝18の深さをD2とする。このとき、付加的形態10に係る空気入りタイヤ10では、D1とD2との比D1/D2が、0.10≦D1/D2≦0.50を満たす。ここで、第2の傾斜溝18の深さD2のタイヤ径方向寸法は、例えば、溝がないとした場合におけるタイヤプロファイルラインから溝底までタイヤ径方向に測定した際の最大寸法によって設定される。
各試験タイヤを装着した車両で乾燥路面のテストコースを走行した際の、テストドライバーによる官能性評価を実施した。そして、この算出結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。評価結果を表1に併記する。この評価は、指数が大きいほど、ドライ操安性が高いことを示す。
各試験タイヤを装着した車両で水膜1mmの路面のテストコースを走行した際の、テストドライバーによる官能性評価を実施した。そして、この算出結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。評価結果を表1に併記する。この評価は、指数が大きいほど、ウェット操安性が高いことを示す。
12 トレッド表面
14 周方向主溝
16 第1の傾斜溝
18 第2の傾斜溝
20 第3の傾斜溝
22 細溝
CL タイヤ赤道面
E 接地端線
T トレッド部
X センター陸部
Y ショルダー陸部
θ1 第1の傾斜溝のタイヤ幅方向に対する角度
θ2 第2の傾斜溝のタイヤ幅方向に対する角度
Claims (6)
- 回転方向が指定され、
少なくとも2本の周方向主溝と、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝よりもタイヤ幅方向外側で、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在し、陸部内で終端する第1の傾斜溝と、前記第1の傾斜溝のタイヤ幅方向外側で、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在し、両端が前記陸部内で終端する第2の傾斜溝と、を含むトレッド部を備え、前記第1の傾斜溝は、前記周方向主溝から延在し、前記第1の傾斜溝及び前記第2の傾斜溝のうちの一方は、他方の延長線上に存在する空気入りタイヤであって、
前記第2の傾斜溝のタイヤ幅方向の長さL2は、前記第1の傾斜溝のタイヤ幅方向の長さL1よりも大きく、
前記第1の傾斜溝のタイヤ幅方向に対する角度は、前記第2の傾斜溝のタイヤ幅方向に対する角度よりも大きい、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記長さL1と、前記長さL2と、の比L1/L2は、0.10<L1/L2<0.50を満たす、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1の傾斜溝の深さD1と前記周方向主溝の深さDmと、の比D1/Dmは、0.05≦D1/Dm≦0.60を満たす、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1の傾斜溝と前記第2の傾斜溝とのタイヤ幅方向間長さL3と、前記第1の傾斜溝のタイヤ幅方向長さL1と、の比L3/L1は、0.10<L3/L1<0.60を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第2の傾斜溝の踏み込み側溝壁のタイヤ径方向に対する角度は、前記第2の傾斜溝の蹴り出し側溝壁のタイヤ径方向に対する角度よりも小さい、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1の傾斜溝と、前記第2の傾斜溝とは、いずれも、タイヤ幅方向内側から外側に向かうにつれて、踏み込み側から蹴り出し側に延在している、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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