JPS6044807B2 - 磁性プラスチック成形体の製造法 - Google Patents
磁性プラスチック成形体の製造法Info
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- JPS6044807B2 JPS6044807B2 JP1413780A JP1413780A JPS6044807B2 JP S6044807 B2 JPS6044807 B2 JP S6044807B2 JP 1413780 A JP1413780 A JP 1413780A JP 1413780 A JP1413780 A JP 1413780A JP S6044807 B2 JPS6044807 B2 JP S6044807B2
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/10—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure
- H01F1/11—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles
- H01F1/113—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles in a bonding agent
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電子潜像をトナー等で現出する装置において
、トナーを潜像に供給するマグネテイツクロール等に用
いる高い磁気特性を有する可とう性磁性プラスチック成
形体の製造法に関するものである。
、トナーを潜像に供給するマグネテイツクロール等に用
いる高い磁気特性を有する可とう性磁性プラスチック成
形体の製造法に関するものである。
従来、この種のマグネテイツクロールはフェライトの
焼結体で得ていた。
焼結体で得ていた。
しかし、フェライト焼結品は非常に硬く、加工性が悪い
。又、脆く、取扱いは不便であつた。又、磁気特性の高
い焼結体−は異方性化しなければならず、コスト高で、
かつ該マグネテイツクロールに用いた物はとりわけ長尺
物においては各部分の密度のバラツキに起因する磁気特
性のバラツキも多くあつた。そこで、これらの欠点を解
消すべく種々の磁性プラスチック成形体が市場に供され
ているが、該マグネテイツクロールに合つた高い磁気特
性を供する該磁性プラスチック成形体は非常に限られて
いて、多くは従来の等方性バリウムフェライトで得られ
た焼結体とほぼ同等の磁気特性(最大エネルギー積0.
9〜1.2MG0e)であつた。 そこで、本発明は従
来のこの種の欠点を解消した高い磁気特性(最大エネル
ギー積(BHmax)1.2MG0e以上)を有する磁
性プラスチック成形体の製造方法を提供せんとするもの
で、以下第1図〜第7図に基づいてその詳細を述べる。
。又、脆く、取扱いは不便であつた。又、磁気特性の高
い焼結体−は異方性化しなければならず、コスト高で、
かつ該マグネテイツクロールに用いた物はとりわけ長尺
物においては各部分の密度のバラツキに起因する磁気特
性のバラツキも多くあつた。そこで、これらの欠点を解
消すべく種々の磁性プラスチック成形体が市場に供され
ているが、該マグネテイツクロールに合つた高い磁気特
性を供する該磁性プラスチック成形体は非常に限られて
いて、多くは従来の等方性バリウムフェライトで得られ
た焼結体とほぼ同等の磁気特性(最大エネルギー積0.
9〜1.2MG0e)であつた。 そこで、本発明は従
来のこの種の欠点を解消した高い磁気特性(最大エネル
ギー積(BHmax)1.2MG0e以上)を有する磁
性プラスチック成形体の製造方法を提供せんとするもの
で、以下第1図〜第7図に基づいてその詳細を述べる。
第1図に示した実質的に形状異方性を有する6角板状
のBaO、6Fe2O3(バリウム・フェライト)又は
SrO、6Fe2O3(ストロンチウム、フェライト)
9鍾量部を高速攪拌機に投入し、該フェライトに親油性
改良のためチタン系有機金属化合物のイソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート (以下チタネート有機化
合物と記す)2重量部を数回に分けて滴下し、各滴下ご
とに少なくとも該高速攪拌機のブレードを数百回転で回
転させ、最終のチタネート有機化合物を滴下後、可能な
限り該高速攪拌機のブレードを1000〜2000r′
Pmで0.紛〜5分間攪拌する。
のBaO、6Fe2O3(バリウム・フェライト)又は
SrO、6Fe2O3(ストロンチウム、フェライト)
9鍾量部を高速攪拌機に投入し、該フェライトに親油性
改良のためチタン系有機金属化合物のイソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート (以下チタネート有機化
合物と記す)2重量部を数回に分けて滴下し、各滴下ご
とに少なくとも該高速攪拌機のブレードを数百回転で回
転させ、最終のチタネート有機化合物を滴下後、可能な
限り該高速攪拌機のブレードを1000〜2000r′
Pmで0.紛〜5分間攪拌する。
その後、該混合物を0.5時間以上の時間放置し、熟成
を行なう。このような方法にて得たフエライト粉8鍾量
部を高速攪拌機に投入し、更に加工助剤、安定剤、可塑
剤等と塩素化率30〜50%の塩素化ポリエチレンを含
むこれら結合剤1踵量部を投入し、0.5〜1紛間30
0〜2000r′Pmで充分に混合攪拌を行なつた。こ
のようにして得た磁性プラスチツク組成物を加圧型二ー
ダ一、あるいはロール等の混練装置にて約60℃で3〜
1紛間混練を行なつた。該混練物を室温まで冷却、熟成
を行なつた後、第4,5,6図からもあきらかなように
ロール(好ましくは回転比1:1.0〜1.2)にて所
望の厚さまで圧延率約40%で圧延することにより高い
磁気特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。次に
他の実施例として、実質的に形状異方性を有するBaO
◆6F′E2O3(バリウム●フエライト)又はSrO
・6F′E2O3(ストロンチウム・フエライト)99
.踵量部を高速攪拌機に投入し、該フエライトににチタ
ネート系有機化合物のイソプロピルトリイソステアロイ
ルチタネート0.1重量部を数回に分けて滴下し、各滴
下ごとに少なくとも該高速攪拌機のブレードを数百〜千
数百回転で回転させ、最終のチタネート有機化合物を滴
下後、可能な限り該高速攪拌機のブレードを1000〜
2000r′Pmて0。
を行なう。このような方法にて得たフエライト粉8鍾量
部を高速攪拌機に投入し、更に加工助剤、安定剤、可塑
剤等と塩素化率30〜50%の塩素化ポリエチレンを含
むこれら結合剤1踵量部を投入し、0.5〜1紛間30
0〜2000r′Pmで充分に混合攪拌を行なつた。こ
のようにして得た磁性プラスチツク組成物を加圧型二ー
ダ一、あるいはロール等の混練装置にて約60℃で3〜
1紛間混練を行なつた。該混練物を室温まで冷却、熟成
を行なつた後、第4,5,6図からもあきらかなように
ロール(好ましくは回転比1:1.0〜1.2)にて所
望の厚さまで圧延率約40%で圧延することにより高い
磁気特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。次に
他の実施例として、実質的に形状異方性を有するBaO
◆6F′E2O3(バリウム●フエライト)又はSrO
・6F′E2O3(ストロンチウム・フエライト)99
.踵量部を高速攪拌機に投入し、該フエライトににチタ
ネート系有機化合物のイソプロピルトリイソステアロイ
ルチタネート0.1重量部を数回に分けて滴下し、各滴
下ごとに少なくとも該高速攪拌機のブレードを数百〜千
数百回転で回転させ、最終のチタネート有機化合物を滴
下後、可能な限り該高速攪拌機のブレードを1000〜
2000r′Pmて0。
5〜5分間攪拌する。
その後、該混合物を0.5時間以上放置し、フエライト
表面との反応て生じる脱アルコールを促進させるため熟
成を行なう。このようにして得たフエライト粉9唾量部
を高速攪拌機に投入し、更に加工助剤、安定剤、可塑剤
等と塩素化率30〜50%の塩素化ポリエチレンを含む
これら結合剤1唾量部を投入し、0.5〜1吟間300
〜2000rpmで充分に混合攪拌を行なつた。このよ
うにして得た磁性プラスチツク組成物を加圧.型二ーダ
一、あるいはロール等の混練装置にて約60℃で3〜1
紛間混練を行なつた。次に該混練物を室温まで冷却、熟
成を行なつた後、第4,5,6図からもあきらかなよう
にロール(好ましくは回転比1:1.0〜1.2)にて
所望の厚さまて圧延率・約50%で圧延することにより
高い磁気特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
次に他の実施例として、チタネート有機化合物0.75
重量部をBaO6Fe2O3又はSrO6F′E2O3
99.25重量に添加、処理を行なつたフエライト粉8
5重量部に加工助剤、安定剤、可塑剤等と塩素化率30
〜50%の塩素化ポリエチレンを含むこれら結合剤15
重量部を加え、第1の実施例と同様の方法で加工を行な
い磁性プラスチツク成形体を得た。
表面との反応て生じる脱アルコールを促進させるため熟
成を行なう。このようにして得たフエライト粉9唾量部
を高速攪拌機に投入し、更に加工助剤、安定剤、可塑剤
等と塩素化率30〜50%の塩素化ポリエチレンを含む
これら結合剤1唾量部を投入し、0.5〜1吟間300
〜2000rpmで充分に混合攪拌を行なつた。このよ
うにして得た磁性プラスチツク組成物を加圧.型二ーダ
一、あるいはロール等の混練装置にて約60℃で3〜1
紛間混練を行なつた。次に該混練物を室温まで冷却、熟
成を行なつた後、第4,5,6図からもあきらかなよう
にロール(好ましくは回転比1:1.0〜1.2)にて
所望の厚さまて圧延率・約50%で圧延することにより
高い磁気特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
次に他の実施例として、チタネート有機化合物0.75
重量部をBaO6Fe2O3又はSrO6F′E2O3
99.25重量に添加、処理を行なつたフエライト粉8
5重量部に加工助剤、安定剤、可塑剤等と塩素化率30
〜50%の塩素化ポリエチレンを含むこれら結合剤15
重量部を加え、第1の実施例と同様の方法で加工を行な
い磁性プラスチツク成形体を得た。
更に他の実施例において、前記実施例のチタネート有機
化合物処理を行なつたフエライト粉8鍾量部に同様の各
種添加剤を加え、同様の加工を行”ない、磁性プラスチ
ツク成形体を得た。
化合物処理を行なつたフエライト粉8鍾量部に同様の各
種添加剤を加え、同様の加工を行”ない、磁性プラスチ
ツク成形体を得た。
次に他の実施例として、上記実施例と同様の方法で加工
を行ない圧延率60%で圧延することにより高い磁気特
性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
を行ない圧延率60%で圧延することにより高い磁気特
性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
更に他の実施例として実質的に形状異方性を有するBa
O◆6F′E2O3(バリウム●フエライト)又はSr
O●6F′E2O3(ストロンチウム●フエライト)9
唾量部(チタネート有機化合物処理をまつたくせす)に
加工助剤、安定剤、可塑剤と塩素化″率30〜50%の
塩素化ポリエチレンを含むこれら結合剤1唾量部を加え
、第2の実施例と同様の方法で加工を行なつたが、混練
が困難で、又、ロールによる圧延が困難であつた。
O◆6F′E2O3(バリウム●フエライト)又はSr
O●6F′E2O3(ストロンチウム●フエライト)9
唾量部(チタネート有機化合物処理をまつたくせす)に
加工助剤、安定剤、可塑剤と塩素化″率30〜50%の
塩素化ポリエチレンを含むこれら結合剤1唾量部を加え
、第2の実施例と同様の方法で加工を行なつたが、混練
が困難で、又、ロールによる圧延が困難であつた。
更に他の実施例として、親油性改良剤のチタネート有機
化合物にかわり、γ−アミノプロピル−トリ−メトキシ
シランを用い、第1の実施例と同様の方法でほぼ同一の
特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
化合物にかわり、γ−アミノプロピル−トリ−メトキシ
シランを用い、第1の実施例と同様の方法でほぼ同一の
特性を有する磁性プラスチツク成形体を得た。
更に他の実施例として、親油性改良剤のチタネート有機
化合物にかわり、アクリル酸モノマーを用い第1の実施
例と同様の方法でほぼ同一の特性を有する磁性プラスチ
ツク成形体を得た。
化合物にかわり、アクリル酸モノマーを用い第1の実施
例と同様の方法でほぼ同一の特性を有する磁性プラスチ
ツク成形体を得た。
以上本文に記載のごとく、ある範囲において有効性を発
揮し磁気特性の高い磁性プラスチツク成形体が得られる
のである。
揮し磁気特性の高い磁性プラスチツク成形体が得られる
のである。
すなわち、各実施例に示すごとく、フエライトの表面に
存在する親水基の影響によつて、フエライト粒子は親水
性を示すものである。ところが、このフエライト粒子を
保持する塩素化ポリエチレンを含むバインダーはこれら
の材料の分子構造から来る疎水基(親油基)の影響によ
りフエライト表面の親水基とは相溶性を示さないもので
ある。そのため、フエライト粒子の均一分散が出来ず粒
子どうしの凝集が起こり不均一層を形成するものである
。そのため互いに外部からの磁界、力等に対し、フエラ
イト粒子の方向を整列させることが困難になり、充分な
磁気特性が得られず、最大エネルギー積で1.2MG0
eが限界となるのである。さらに、表面処理せずにフエ
ライト粒子を用い、本願で示したバインダーと混練し、
ロールによりフエライト粒子を機械配向させる場合、フ
エライト粒子の充填限界は8鍾量部てあり、これ以上は
シートとして得られず加工出来なかつたのである。とこ
ろが本実施例に示したように、フエライト粒子の表面に
0.1〜2.0重量部の範囲内で有機金属化合物のチタ
ン系化合物で処理するとフエライトの表面に親油性を示
す疎水基(親油基)を形成することが出来、塩素化ポリ
エチレンとの親和性を示しフエライト粒子のバインダー
中への分散が飛躍的に向上し、その充填量は94%まで
実験確認出来たものてある。
存在する親水基の影響によつて、フエライト粒子は親水
性を示すものである。ところが、このフエライト粒子を
保持する塩素化ポリエチレンを含むバインダーはこれら
の材料の分子構造から来る疎水基(親油基)の影響によ
りフエライト表面の親水基とは相溶性を示さないもので
ある。そのため、フエライト粒子の均一分散が出来ず粒
子どうしの凝集が起こり不均一層を形成するものである
。そのため互いに外部からの磁界、力等に対し、フエラ
イト粒子の方向を整列させることが困難になり、充分な
磁気特性が得られず、最大エネルギー積で1.2MG0
eが限界となるのである。さらに、表面処理せずにフエ
ライト粒子を用い、本願で示したバインダーと混練し、
ロールによりフエライト粒子を機械配向させる場合、フ
エライト粒子の充填限界は8鍾量部てあり、これ以上は
シートとして得られず加工出来なかつたのである。とこ
ろが本実施例に示したように、フエライト粒子の表面に
0.1〜2.0重量部の範囲内で有機金属化合物のチタ
ン系化合物で処理するとフエライトの表面に親油性を示
す疎水基(親油基)を形成することが出来、塩素化ポリ
エチレンとの親和性を示しフエライト粒子のバインダー
中への分散が飛躍的に向上し、その充填量は94%まで
実験確認出来たものてある。
しかし、充填量の向上につれてフエライト粒子の配向阻
害が起こり最も高い磁気特性が得られるのは9鍾量部が
限界であつた。ところて、フエライト粒子の表面を0.
1重量部以下一の濃度で処理すると、フエライト粒子の
表面には形成不均一部が発生し、フエライトの均一分散
が悪くなり、フエライト充填量が本願に示す84重量部
以上得られず、8踵量部程度であた。反面2.0重量部
以上添加するとフエライト粒子の表面に処−理剤の重層
が発生し、フエライト粒子とバインダー間でスベリが発
生し特定方向に配向していたフエライト粒子にみだれが
発生し磁気特性の低下が起こるのである。次に、圧延率
を40〜80%の範囲で加工するとフエライト粒子の添
加量90%において、圧延率の上昇につれてフエライト
粒子の配向率が高くなる。
害が起こり最も高い磁気特性が得られるのは9鍾量部が
限界であつた。ところて、フエライト粒子の表面を0.
1重量部以下一の濃度で処理すると、フエライト粒子の
表面には形成不均一部が発生し、フエライトの均一分散
が悪くなり、フエライト充填量が本願に示す84重量部
以上得られず、8踵量部程度であた。反面2.0重量部
以上添加するとフエライト粒子の表面に処−理剤の重層
が発生し、フエライト粒子とバインダー間でスベリが発
生し特定方向に配向していたフエライト粒子にみだれが
発生し磁気特性の低下が起こるのである。次に、圧延率
を40〜80%の範囲で加工するとフエライト粒子の添
加量90%において、圧延率の上昇につれてフエライト
粒子の配向率が高くなる。
しかし、80%以上の圧延率ではフエライト粒子の大き
さ、量等の影響で配向率が一定値を示すようになるので
ある。反面、フエライト粒子の添加量を少なくすると、
フエライト粒子の影響による配向阻害は少なくなり配向
率は上昇すると考えられるが、フエライト粒子の添加量
が少なくなると磁気特性の向上は原理的に困難となるの
である。又、圧延率40%以下の場合、フエライト粒子
の配向は低く、圧延率30%で得られる最大エネルギー
積は1.2MG0e程度のものであり、本願のねらいと
する高い磁気特性(最大エネルギー積1.3Mα}以上
)を得ることは困難となるのである。
さ、量等の影響で配向率が一定値を示すようになるので
ある。反面、フエライト粒子の添加量を少なくすると、
フエライト粒子の影響による配向阻害は少なくなり配向
率は上昇すると考えられるが、フエライト粒子の添加量
が少なくなると磁気特性の向上は原理的に困難となるの
である。又、圧延率40%以下の場合、フエライト粒子
の配向は低く、圧延率30%で得られる最大エネルギー
積は1.2MG0e程度のものであり、本願のねらいと
する高い磁気特性(最大エネルギー積1.3Mα}以上
)を得ることは困難となるのである。
次に本発明の実施例て得た磁性プラスチツク成形体の比
重より該磁性プラスチツク成形体に含まれるフエライト
粉体の容積をフエライトの比重5.3として求めると第
1表および第7図および第8図に示すように理論値より
も低い値を示した。このことは、フエライトの形状から
起因すると考えられる。すなわち、従来の磁性プラスチ
ツク成形体に用いるフエライト粉は形状的に粒状に近く
、そのかさ比重は大きかつた。このため組成物中では空
隙も少なく組成物の単位体積に占めるフエライトの容積
も大きくなる。しかし、本発明で用いたフエライトのよ
うに、形状的には板状であることから、そのかさ比重は
小さく、組成物中での空隙は大きく、そのため単位体積
に占めるフエライトの容積は小さくなる。さらに本発明
の特許請求の範囲に示す加工条件にて、磁性プラスチツ
ク成形体を製造することにより、該磁性プラスチツク成
形体中のフエライトの体積分率は第1表のとおりになる
。
重より該磁性プラスチツク成形体に含まれるフエライト
粉体の容積をフエライトの比重5.3として求めると第
1表および第7図および第8図に示すように理論値より
も低い値を示した。このことは、フエライトの形状から
起因すると考えられる。すなわち、従来の磁性プラスチ
ツク成形体に用いるフエライト粉は形状的に粒状に近く
、そのかさ比重は大きかつた。このため組成物中では空
隙も少なく組成物の単位体積に占めるフエライトの容積
も大きくなる。しかし、本発明で用いたフエライトのよ
うに、形状的には板状であることから、そのかさ比重は
小さく、組成物中での空隙は大きく、そのため単位体積
に占めるフエライトの容積は小さくなる。さらに本発明
の特許請求の範囲に示す加工条件にて、磁性プラスチツ
ク成形体を製造することにより、該磁性プラスチツク成
形体中のフエライトの体積分率は第1表のとおりになる
。
第1図は形状異方性フエライト粉の代表的形状を示す斜
視図て、矢印は磁化容易軸てある。
視図て、矢印は磁化容易軸てある。
Claims (1)
- 1 実質的に形状異方性であり、MO・n(Fe_2O
_3)(Mはバリウムまたは/およびストロンチウム)
で示される微細な磁性体98〜99.6重量部に、チタ
ン系有機金属化合物0.1〜2.0重量部を均一に混合
し、十分なる熟成後、これら83〜90重量部を、塩素
化ポリエチレンを含む結合剤10〜17重量部に混合し
、120℃以下の温度で混練したのち、ロールにて、絞
り比40%以上で、シート化する磁性プラスチック成形
体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413780A JPS6044807B2 (ja) | 1980-02-06 | 1980-02-06 | 磁性プラスチック成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413780A JPS6044807B2 (ja) | 1980-02-06 | 1980-02-06 | 磁性プラスチック成形体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56110205A JPS56110205A (en) | 1981-09-01 |
JPS6044807B2 true JPS6044807B2 (ja) | 1985-10-05 |
Family
ID=11852751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1413780A Expired JPS6044807B2 (ja) | 1980-02-06 | 1980-02-06 | 磁性プラスチック成形体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044807B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205928A (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-01 | Toshiba Corp | 磁気記録媒体 |
KR100475768B1 (ko) * | 1996-09-03 | 2005-05-16 | 엔이씨 도낀 가부시끼가이샤 | 복합자성시트의제조방법 |
CN105038136B (zh) * | 2015-08-31 | 2017-04-26 | 华中科技大学 | 一种高分子复合散热材料制备方法 |
-
1980
- 1980-02-06 JP JP1413780A patent/JPS6044807B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56110205A (en) | 1981-09-01 |
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