JPS604465Y2 - カ−テン開閉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーテン開閉装置に係るものであり、特に電動
機構をカーテンレールに吊設して該電動機構の走行によ
ってカーテンを開閉する装置に関するものである。

本考案の目的はカーテンレールが直線は勿論のこと特に
従来のこの種のカーテンレールが一方にのみカーブして
いる場合に可能であったに限らず前後方向にＳ字形など
に屈曲していても確実な走行が可能であり、しかも運搬
、取付けが容易であるカーテン開閉装置を提供するもの
であり、本考案にあってはカーテンレールに吊設した電
動機構の移動でカーテンを開閉装置を、カーテンレール
は端面略Ｉ形であって下端部の突条の上面を軌条とする
と共に下面に長手方向の下向きラックを付設した構成と
し、電動機構は上部には前記軌条に懸吊するための二個
のローラーを付設し、ならびに該二個のローラーの略中
央位置に前記カーテンレールのラックと噛合して内蔵の
反転電動機により回転して電動機構を移動させるための
ピニオンギヤを設けた構成とすることにより、その目的
を達成した。

またラックを長尺の合成樹脂製とし、さらにカーテンレ
ールに嵌装する構成とすることにより運搬、取付けが簡
単で開閉音も静かなカーテン開閉装置を提供するもので
ある。

以下に本考案を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

本考案のカーテン開閉装置はカーテンレール１およびカ
ーテン２および先頭ランチを兼ねた電動機構３とからな
る。

そして、カーテンレール本体４はアルミニウム材により
端面略Ｉ形であって下端部の突条５の上面を又は上面に
形成した透溝を軌条６とし、下端には端面略丁字形の長
手方向の透溝７が形成されており、該透溝７には下端面
に長手方向の歯を形成した端面が前記透溝７と相似形で
僅かに小さい合成樹脂製のラック８が端面から長手方向
へと挿入、嵌着されている。

本構成により、カーテンレール本体を短尺のものを継合
して使用し、また、ラックを巻いた状態として運搬する
ことにより、容易に運搬が可能であり、また、保管場所
も少くて済む。

また、電動機構３は全体略筐形であって上部には前記カ
ーテンレール２の軌条６に該電動機構を懸吊するための
二個のローラー９ａ、９ｂが回動自在に付設されており
、該ローラー９ａ。

９ｂの取付位置の略中央位置には前記カーテンレール２
のラック８と噛合するピニオンギヤ１０が電動機構３の
上面に突設した小側板１１ａ、１１ｂに軸架した軸１２
に軸着されている。

そしてこの軸１２は電動機構３に内蔵された反転モータ
ー（図示せず）により傘歯車１３ａおよび１３ｂにより
゛、正逆方向に回動するためカーテンレール２に懸吊さ
れた該電動機構は３軌条６上を正又は逆の方向に走行す
ることとなる。

そして、本考案にあってはカーテンレール２がＳ字形な
どに湾曲していてもローラ９ａおよび９ｂが回動可能で
あるため十分に開閉操作が可能である。

なおラックの巾が３１ｒｒ１ｎでピニオンギヤの巾が８
閑の場合には１００ｃｍＲまでの湾曲カーテンレールに
対しても安定した開閉操作をすることができた。

本考案は上記のような構成である２個のローラーとピニ
オンギヤでカーテンレールを上下方向から挾持する構成
であるため極めて安定したカーテンの開閉操作が可能で
あり、またローラーが回動可能であるためカーテンレー
ルがＳ字形などに湾曲していてもカーテンの開閉が可能
であり、また長尺のものにあっても運搬および保管が容
易でしかも開閉の際の音も静かであるなどの諸効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すものであり、第１図はカー
テンレールに電動機構を嵌挿した一部切截正面図、第２
図は電動機構の正面図、第３図は同じく拡大平面図、第
４図は同じく部分拡大側面図、第５図はランナーの側面
図、第６図はカーテンレールの拡大側面図である。 １・・・・・・カーテンレール、２・・・・・・カーテ
ン、３・・・・・・電動機構、４・・・・・・カーテン
レール本体、５・・曲突条、６・・・・・・軌条、７・
・・・・・透溝、８・・・・・・ラック、９ａｔ９ｂ・
・・・・・ローラー、１ｏ・曲・ピニオンギヤ、１１
ａ 、 １１ ｂ・−・・−小側板、１２−曲軸、１３
ａ１３ｂ・・・・・・傘歯車。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）カーテンレールに吊設した電動機構の移動でカー
   テンを開閉するようにしたカーテン開閉装置において、
   カーテンレールが端面略■形であって下端部の突条の上
   面を軌条とすると共に下面に長手方向の下向きラックを
   付設した構成であり、電動機構が上部には前記軌条に懸
   吊するための二個のローラーを付設し、ならびに該二個
   のローラーの略中央位置に前記カーテンレールのラック
   と噛合して内蔵の反転電動機により回転して電動機構を
   移動させるためのピニオンギヤを設けたことを特徴とす
   るカーテン開閉装置。
2. （２）カーテンレール下面のラックの付設が、カーテン
   レール下端に形成された端面丁字形の長手方向の透溝に
   端面が該透溝に嵌装する形状であって下端面に長手方向
   の歯を形成した端面丁字形のラックを長手方向に挿入、
   嵌着する構成である実用新案登録請求の範囲第１項記載
   のカーテン開閉装置。
3. （３）カニテンレールをアルミニウム材で形成し、ラッ
   クを合成樹脂材で形成した実用新案登録請求の範囲第１
   項又は第２項記載のカーテン開閉装置。
4. （４）カーテンレールが前後方向に湾曲している実用新
   案登録請求の範囲第１項、第２項又は第３項記載のカー
   テン開閉装置。