JPS6044402B2 - セルロ−ス系繊維の製造法 - Google Patents
セルロ−ス系繊維の製造法Info
- Publication number
- JPS6044402B2 JPS6044402B2 JP10563478A JP10563478A JPS6044402B2 JP S6044402 B2 JPS6044402 B2 JP S6044402B2 JP 10563478 A JP10563478 A JP 10563478A JP 10563478 A JP10563478 A JP 10563478A JP S6044402 B2 JPS6044402 B2 JP S6044402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- cellulose
- pan
- spinning
- bath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、セルロース系繊維の製造法に関するものであ
る。
る。
セルロースをホルムアルデヒド(あるいはパラホルムア
ルデヒド)の存在下ジメチルスルホキシド(以下DMS
Oと略す)に溶解させ更にこの溶液を湿式紡糸により繊
維化する方法は公知である。
ルデヒド)の存在下ジメチルスルホキシド(以下DMS
Oと略す)に溶解させ更にこの溶液を湿式紡糸により繊
維化する方法は公知である。
再生凝固浴として水、アルコールあるいはアンモニヤや
アミン水溶液などが提案されている。製糸性に関しては
一般に水だけでは凝固能力が必ずしも十分ではなく、ア
ルカリ性化合物の添加により効果をあげ、更にDMSO
/水の割合などの工夫により適切な凝固糸条を得ている
。またアルコール類は安全上の問題もあり、好ましくは
使用されない。
アミン水溶液などが提案されている。製糸性に関しては
一般に水だけでは凝固能力が必ずしも十分ではなく、ア
ルカリ性化合物の添加により効果をあげ、更にDMSO
/水の割合などの工夫により適切な凝固糸条を得ている
。またアルコール類は安全上の問題もあり、好ましくは
使用されない。
又、ビスコースにポリアクリロニトリル(以下PANと
略す)を混合して、これを紡糸する方法は従来すでに行
なわれており、通常10%程度混合し、更に架橋処理な
どを組合わせて繊維の風合や膨潤性の改善を試みている
。
略す)を混合して、これを紡糸する方法は従来すでに行
なわれており、通常10%程度混合し、更に架橋処理な
どを組合わせて繊維の風合や膨潤性の改善を試みている
。
しかし、PANがビスコース系に混合しにくいところか
ら、製糸性が低下したり、また、その工程上PANが十
分繊維の機械的特性に寄与しえないなどの問題があつた
。また、前記セルロースを溶解したDMSq容液への他
ポリマ混合についての検討も若干なされている。
ら、製糸性が低下したり、また、その工程上PANが十
分繊維の機械的特性に寄与しえないなどの問題があつた
。また、前記セルロースを溶解したDMSq容液への他
ポリマ混合についての検討も若干なされている。
PANの混合については、1%のセルロース溶液に0.
3〜3%のPAN溶液の混合が試みられている(ポリマ
比率にしてセルロース/PAN■77/23〜25/7
5)。しかし、このような低濃度溶液では実用的な繊維
製造はむずカルく、実際に凝固性が極めて不良であり、
DMSO/水からなる凝固浴で安定に連続糸条を得るこ
とはむずカルい。この様な実情をふまえて、本発明者ら
はより製造工程的にも優れ、また、得られた糸条の機械
的特性にも優れ、かつ膨潤性及び風合の優れた繊維を得
るべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したのであ
る。本発明は次の構成を有する。
3〜3%のPAN溶液の混合が試みられている(ポリマ
比率にしてセルロース/PAN■77/23〜25/7
5)。しかし、このような低濃度溶液では実用的な繊維
製造はむずカルく、実際に凝固性が極めて不良であり、
DMSO/水からなる凝固浴で安定に連続糸条を得るこ
とはむずカルい。この様な実情をふまえて、本発明者ら
はより製造工程的にも優れ、また、得られた糸条の機械
的特性にも優れ、かつ膨潤性及び風合の優れた繊維を得
るべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したのであ
る。本発明は次の構成を有する。
すなわち、本発明はホルムアルデヒド(あるいはパラホ
ルムアルデヒド)の存在下でDMSO中にセルロースを
溶解させて得た溶液で、系中ホルムアルデヒドがセルロ
ースに対し、ホルムアルデヒ・ド/セルロース■0.2
〜1.0(重量比)である溶液に、PANまたは共重合
ポリアクリロニトリル(以下共重合PANと略す)を5
〜40%になるように混合した、全体ポリマ濃度が4%
以上の溶液を紡糸原液とし、これをDMSO/水からな
る凝固浴に湿式紡糸し、更に延伸することを特徴とする
セルロース系繊維の製造法に関するものである。
ルムアルデヒド)の存在下でDMSO中にセルロースを
溶解させて得た溶液で、系中ホルムアルデヒドがセルロ
ースに対し、ホルムアルデヒ・ド/セルロース■0.2
〜1.0(重量比)である溶液に、PANまたは共重合
ポリアクリロニトリル(以下共重合PANと略す)を5
〜40%になるように混合した、全体ポリマ濃度が4%
以上の溶液を紡糸原液とし、これをDMSO/水からな
る凝固浴に湿式紡糸し、更に延伸することを特徴とする
セルロース系繊維の製造法に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明者は、ポリマ濃
度を高くし、円■あるいは共重合PANの混合割合につ
いて先づ始めに種々検討したところ、限定された条件下
のセルロース溶液に限定された割合のPANあるいは共
重合PANしか混合できないことが判明した。
度を高くし、円■あるいは共重合PANの混合割合につ
いて先づ始めに種々検討したところ、限定された条件下
のセルロース溶液に限定された割合のPANあるいは共
重合PANしか混合できないことが判明した。
すなわち、実用レベルの開繊性良好な凝固糸条を得るた
めには、ポリマー濃度は少なくとも4%以上であること
が必要であり、この条件下では40%以上のPANある
いは共重合PANの均一混合は困難であることが判明し
た。また、たとえ混合したとしてもすぐに相分離をおこ
して安定には存在し,えないことがわかつた。また5%
以下のPAN添加では効果が十分発揮されない。更に、
セルロース溶液中のホルムアルデヒド濃度が混合性に重
要な影響を与えることを見出した。すなわち、系中のホ
ルムアルデヒド/セルロースの重量比が0.2〜1.0
の範囲内にあることが均一溶液を得るための前提条件で
ある。ホルムアルデヒドの存在がこれ以上でも、以下で
も濃度4%以上の均一な混合溶液を得ることはむずかし
い。ただし、ここでいうホルムアルデヒドとは溶液をヨ
ード法により分析して得られる値を基礎にしていう。ま
たセルロース溶液の濃度はDMSO中のセルロースの含
量で表示し、バラホルム(ホルムアルデヒド)は濃度計
算に考慮しないものとする。本発明において、混合成分
として用いられるPANあるいは共重合PANはどのよ
うな方法で重!合されたものでも良いが、DMSO溶媒
中で重合し、そのままセルロース溶液と混合する方法が
操作の容易なことから好ましく用いられる。
めには、ポリマー濃度は少なくとも4%以上であること
が必要であり、この条件下では40%以上のPANある
いは共重合PANの均一混合は困難であることが判明し
た。また、たとえ混合したとしてもすぐに相分離をおこ
して安定には存在し,えないことがわかつた。また5%
以下のPAN添加では効果が十分発揮されない。更に、
セルロース溶液中のホルムアルデヒド濃度が混合性に重
要な影響を与えることを見出した。すなわち、系中のホ
ルムアルデヒド/セルロースの重量比が0.2〜1.0
の範囲内にあることが均一溶液を得るための前提条件で
ある。ホルムアルデヒドの存在がこれ以上でも、以下で
も濃度4%以上の均一な混合溶液を得ることはむずかし
い。ただし、ここでいうホルムアルデヒドとは溶液をヨ
ード法により分析して得られる値を基礎にしていう。ま
たセルロース溶液の濃度はDMSO中のセルロースの含
量で表示し、バラホルム(ホルムアルデヒド)は濃度計
算に考慮しないものとする。本発明において、混合成分
として用いられるPANあるいは共重合PANはどのよ
うな方法で重!合されたものでも良いが、DMSO溶媒
中で重合し、そのままセルロース溶液と混合する方法が
操作の容易なことから好ましく用いられる。
もちろんこの方法に限るものではない。共重合PANの
共重合成分には特に制限はない.が、セルロースとの相
溶性を悪くしないことが条件である。通常、例えばスチ
レン,アクリル酸エステル類,メタクリル酸エステル類
,ビニルピロリドン,酢酸ビニル,アクリルアミド類,
塩化ビニル,塩化ビニリデンなどが好ましく用いられ1
る。また、共重合成分として塩基性基あるいは酸性基を
持つ成分を適当量添加した共重合PANをセルロースに
混合することにより、酸性染料あるいは塩基性染料で染
色可能な糸が得られることも本発明の大きな特長である
。すなわち、例えば、メタリルスルホネート塩,スチレ
ンスルホネート塩のようなスルホン酸塩基を有するビニ
ル化合物を共重合したPANをブレンドした繊維は塩基
性染料により鮮明に染色される。また、例えば、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートやビニルピリジンのよう
な塩基性成分の共重合により得られたポリマのブレンド
により酸性染料可染型の繊維が得られる。この方法は鮮
明染色可能なセルロースフ系繊維を得る方法としては極
めて優れている。PANあるいは共重合PANの混合量
は5〜40%が好ましい。40%以上になるとセルロー
スとの相溶性が低下し均一な繊維が得にくくなるばかり
でなく、セルロース本来の吸湿性等の特性も低下す・る
。
共重合成分には特に制限はない.が、セルロースとの相
溶性を悪くしないことが条件である。通常、例えばスチ
レン,アクリル酸エステル類,メタクリル酸エステル類
,ビニルピロリドン,酢酸ビニル,アクリルアミド類,
塩化ビニル,塩化ビニリデンなどが好ましく用いられ1
る。また、共重合成分として塩基性基あるいは酸性基を
持つ成分を適当量添加した共重合PANをセルロースに
混合することにより、酸性染料あるいは塩基性染料で染
色可能な糸が得られることも本発明の大きな特長である
。すなわち、例えば、メタリルスルホネート塩,スチレ
ンスルホネート塩のようなスルホン酸塩基を有するビニ
ル化合物を共重合したPANをブレンドした繊維は塩基
性染料により鮮明に染色される。また、例えば、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートやビニルピリジンのよう
な塩基性成分の共重合により得られたポリマのブレンド
により酸性染料可染型の繊維が得られる。この方法は鮮
明染色可能なセルロースフ系繊維を得る方法としては極
めて優れている。PANあるいは共重合PANの混合量
は5〜40%が好ましい。40%以上になるとセルロー
スとの相溶性が低下し均一な繊維が得にくくなるばかり
でなく、セルロース本来の吸湿性等の特性も低下す・る
。
5%以下では効果が小さい。
このようにして得られた紡糸原液は均一に混合しており
、また、極めて安定で経時変化はほとんど認められない
。
、また、極めて安定で経時変化はほとんど認められない
。
また、、これらの紡糸原液は通常の製糸法、特・に湿式
紡糸により繊維化されるが、PANあるいは共重合PA
Nの混合により、水に対する凝固能力が向上しているた
め、従来のセルロース単独の原液に比べて紡糸が容易で
ある。
紡糸により繊維化されるが、PANあるいは共重合PA
Nの混合により、水に対する凝固能力が向上しているた
め、従来のセルロース単独の原液に比べて紡糸が容易で
ある。
すなわち、具体的にはPANあるいは共重合PANを混
合しない系の凝固浴は、DMSO/水混合浴に凝固性を
向上させるためにアンモニアやアンモニウム塩,アミン
等の添加を必要としたが、本発明ではDMSO/水のみ
で十分紡糸可能であり、DMSOの割合のかなり高いと
ころでも単糸間膠着のない糸条が得られる。少量のホル
ムアルデヒドの存在も特に問題ない。もちろん、アンモ
ニア,アンモニウム塩,アミン等を添加した浴も使用で
きる。また紡糸中(湿潤状態)の糸条のホウ潤度もPA
Nあるいは共重合PANの添加により、小さくなる傾向
を示し、紡糸条件のコントロールがしやすくなる。
合しない系の凝固浴は、DMSO/水混合浴に凝固性を
向上させるためにアンモニアやアンモニウム塩,アミン
等の添加を必要としたが、本発明ではDMSO/水のみ
で十分紡糸可能であり、DMSOの割合のかなり高いと
ころでも単糸間膠着のない糸条が得られる。少量のホル
ムアルデヒドの存在も特に問題ない。もちろん、アンモ
ニア,アンモニウム塩,アミン等を添加した浴も使用で
きる。また紡糸中(湿潤状態)の糸条のホウ潤度もPA
Nあるいは共重合PANの添加により、小さくなる傾向
を示し、紡糸条件のコントロールがしやすくなる。
さらにPANあるいは共重合PANの混合により延伸性
が向上することが大きな特長である。
が向上することが大きな特長である。
従来セルロース単独では延伸性はかなり低く、通常1.
1〜1.殆程度、更に条件を選んでも1ゐ倍程度がせい
ぜいであつたが、本発明では通常1.4〜2.5倍、更
に条件によつてはそれ以上の延伸も可能であり、従つて
セルロースの配向が十分行われ強度、弾性度に優れた繊
維を得ることができる。得られた繊維は機械的特性が優
れているばかりでなく、セルロース系繊維の特長に加え
てさらに水やアルカリに対する膨潤性が低く、嵩高性が
あり、羊毛様の風合を示す。また、塩基性基あるいは酸
性基を有する共重合成分を導入したブレンド成分の使用
により、従来、技術的にかなり困難であつた酸性染料可
染型あるいは塩基性染料可染型セルロース系繊維を容易
に得ることができる。本発明に使用されるセルロース原
料は、特に限定されるものではなく、各種木材バルブ,
各種リンタパルプなどを使用することができるが、a−
セルロースの含量の低いものは均一性が低下する傾向が
ある。また紡糸原液には本発明の効果を妨げない範囲で
、繊維改質剤を適量添加してもよい。紡糸原液は一般に
枦過,脱泡した後、口金を通して凝固浴中に紡糸される
。
1〜1.殆程度、更に条件を選んでも1ゐ倍程度がせい
ぜいであつたが、本発明では通常1.4〜2.5倍、更
に条件によつてはそれ以上の延伸も可能であり、従つて
セルロースの配向が十分行われ強度、弾性度に優れた繊
維を得ることができる。得られた繊維は機械的特性が優
れているばかりでなく、セルロース系繊維の特長に加え
てさらに水やアルカリに対する膨潤性が低く、嵩高性が
あり、羊毛様の風合を示す。また、塩基性基あるいは酸
性基を有する共重合成分を導入したブレンド成分の使用
により、従来、技術的にかなり困難であつた酸性染料可
染型あるいは塩基性染料可染型セルロース系繊維を容易
に得ることができる。本発明に使用されるセルロース原
料は、特に限定されるものではなく、各種木材バルブ,
各種リンタパルプなどを使用することができるが、a−
セルロースの含量の低いものは均一性が低下する傾向が
ある。また紡糸原液には本発明の効果を妨げない範囲で
、繊維改質剤を適量添加してもよい。紡糸原液は一般に
枦過,脱泡した後、口金を通して凝固浴中に紡糸される
。
装置は通常の湿式紡糸装置でよい。口金は金/白金,ス
テンレスあるいはガラスなどで作られたものが用いられ
、口金口径は0.03〜0.3Tnmφのものが好まし
く用いられる。本発明て得られた繊維は、結晶配向が高
度であり、繊維性能に優れ、吸湿性,染色性も十分良好
で天然繊維と合成繊維の特長をあわせもつておソー般衣
料用途の繊維として十分使用てきる。
テンレスあるいはガラスなどで作られたものが用いられ
、口金口径は0.03〜0.3Tnmφのものが好まし
く用いられる。本発明て得られた繊維は、結晶配向が高
度であり、繊維性能に優れ、吸湿性,染色性も十分良好
で天然繊維と合成繊維の特長をあわせもつておソー般衣
料用途の繊維として十分使用てきる。
更に他の繊維、例えば、絹,羊毛,木綿,ポリアミド繊
維,ポリエステル繊維,ポリアクリル繊維などとの配合
物として使用することもできる。なお、本発明は膜状物
等の製法にも利用できる。以下、本発明を実施例により
具体的に示す。
維,ポリエステル繊維,ポリアクリル繊維などとの配合
物として使用することもできる。なお、本発明は膜状物
等の製法にも利用できる。以下、本発明を実施例により
具体的に示す。
実施例1セルロース溶液の調製
リンターパルプ(東洋特紙工業(株)f−130R)1
8?.バラホルムアルデヒド216部,DMSO222
O部を混合し、100℃で2時間膨潤(一部溶解)させ
たのち、更に5時間低速でかくはんし溶解させた。
8?.バラホルムアルデヒド216部,DMSO222
O部を混合し、100℃で2時間膨潤(一部溶解)させ
たのち、更に5時間低速でかくはんし溶解させた。
次に浴温を120℃から134℃に保ち、N2フロー下
で3時間かくはんを続け、最終的に134℃で1時間減
圧(約71hHg)して、均一透明なセルロース溶液を
得た。この溶液の粘度は190ポイズ(10(代),B
型粘度計測定)で、ホルムアルデヒド/セルロース比は
0.31(重量比,ヨード法測定)であり、ろ過性も良
好であつた。紡糸原液の調製と紡糸 アクリロニトリルをDMSO中で重合させて得た20%
のPAN溶液75部を前記のセルロース溶液600部に
添加し、80℃でかくはん混合してセルロース./PA
N=75/25(重量比)の均一な原液を得た。
で3時間かくはんを続け、最終的に134℃で1時間減
圧(約71hHg)して、均一透明なセルロース溶液を
得た。この溶液の粘度は190ポイズ(10(代),B
型粘度計測定)で、ホルムアルデヒド/セルロース比は
0.31(重量比,ヨード法測定)であり、ろ過性も良
好であつた。紡糸原液の調製と紡糸 アクリロニトリルをDMSO中で重合させて得た20%
のPAN溶液75部を前記のセルロース溶液600部に
添加し、80℃でかくはん混合してセルロース./PA
N=75/25(重量比)の均一な原液を得た。
この原液の濃度は&9%、粘度は74ポイズ(100′
C,B型粘度計測定)であつた。この原液は5日後でも
相分離することなく均一であり粘度変化も認められなか
つた。この原液を800Cに保温し、0.06W$tφ
,500ホールの口金を通して30′Cの凝固浴に紡糸
した。浴組成はDMSO/H2O=55/45(重量比
)であり、更に2浴(浴組成30/70,温度50℃)
、3浴(浴組成5/95,温度85℃)を通して、延伸
比2.皓で湿熱延伸した後に水洗,油剤付与,乾燥した
。得られた繊維は単糸繊度1.3d,強度3.8f/D
,伸度8.3%,ヤング率147y/dであり、5%伸
長時の湿潤応力も1.2ダ/dと優れていた。また繊維
は円形断面の光沢のある繊維で、セルロース系繊維用染
料(KayarusSupraBlueBRL2OO)
で鮮明に染色できた。次に同様の方法でセルロース/P
AN=95/5(重量比)濃度7.7%の原液を調製し
た。
C,B型粘度計測定)であつた。この原液は5日後でも
相分離することなく均一であり粘度変化も認められなか
つた。この原液を800Cに保温し、0.06W$tφ
,500ホールの口金を通して30′Cの凝固浴に紡糸
した。浴組成はDMSO/H2O=55/45(重量比
)であり、更に2浴(浴組成30/70,温度50℃)
、3浴(浴組成5/95,温度85℃)を通して、延伸
比2.皓で湿熱延伸した後に水洗,油剤付与,乾燥した
。得られた繊維は単糸繊度1.3d,強度3.8f/D
,伸度8.3%,ヤング率147y/dであり、5%伸
長時の湿潤応力も1.2ダ/dと優れていた。また繊維
は円形断面の光沢のある繊維で、セルロース系繊維用染
料(KayarusSupraBlueBRL2OO)
で鮮明に染色できた。次に同様の方法でセルロース/P
AN=95/5(重量比)濃度7.7%の原液を調製し
た。
この原液を100℃に保温した以外は前記と同様の条件
て製糸した。75/25の場合と比較して凝固が遅く、
1浴出の凝固糸条の膨潤度が高く、3浴では単糸切れが
発生した。
て製糸した。75/25の場合と比較して凝固が遅く、
1浴出の凝固糸条の膨潤度が高く、3浴では単糸切れが
発生した。
しかし3浴温度を70℃に下げると単糸切れはなくなり
、延伸比1市倍でサンプリングできた。糸条は単糸間で
軽く膠着していたが容l易に解繊できる程度であつた。
この繊維は単糸繊度1.4d,強度2.8y/D,伸度
7%,ヤング率121′/dであり、20℃,65%R
Hで測定した平衡水分率は11%であつた。
、延伸比1市倍でサンプリングできた。糸条は単糸間で
軽く膠着していたが容l易に解繊できる程度であつた。
この繊維は単糸繊度1.4d,強度2.8y/D,伸度
7%,ヤング率121′/dであり、20℃,65%R
Hで測定した平衡水分率は11%であつた。
実施例27アクリロニトリル90%,アクリル酸メチル
9.0%,メタリルスルホン酸ナトリウム1.0%から
なる共重合PANの22.4%DMSO溶液671部を
実施例1のセルロース溶液6(4)部に添加し、80℃
でかくはん混合してセルロース/共重合PAN=75/
25(重量比)の均一な原液を得た。
9.0%,メタリルスルホン酸ナトリウム1.0%から
なる共重合PANの22.4%DMSO溶液671部を
実施例1のセルロース溶液6(4)部に添加し、80℃
でかくはん混合してセルロース/共重合PAN=75/
25(重量比)の均一な原液を得た。
この原液のポリマー濃度は9%、粘度は84ポイズ(1
00℃,B型粘度計)であつた。この原液は7日後でも
均一で粘度変化も認められなかつた。この原液を800
Cに保温し、0.06顛φ,500ホールの口金を通し
て30℃の凝固1浴に紡出した。
00℃,B型粘度計)であつた。この原液は7日後でも
均一で粘度変化も認められなかつた。この原液を800
Cに保温し、0.06顛φ,500ホールの口金を通し
て30℃の凝固1浴に紡出した。
浴組成はDMSO/H2O=55/45(重量比)であ
り、更に2浴(浴組成30/70,温度50℃),3浴
(浴組成5/95,温度85℃)を通して、延伸比2.
1倍で湿熱延伸した後に水洗,油剤付与,乾燥した。得
られた繊維は単糸繊度1.2d,強度4.1f/D,伸
度8.8%,ヤング率140y/dであり、5%伸長時
の湿潤応力も1.0f/dと優れた機械的特性を示した
。また繊維は円形の断面形状を有しており、光沢もあり
セルロース系繊維用染料(KayarLlSSupra
BIueBRL2OO)で鮮明に染色できた。
り、更に2浴(浴組成30/70,温度50℃),3浴
(浴組成5/95,温度85℃)を通して、延伸比2.
1倍で湿熱延伸した後に水洗,油剤付与,乾燥した。得
られた繊維は単糸繊度1.2d,強度4.1f/D,伸
度8.8%,ヤング率140y/dであり、5%伸長時
の湿潤応力も1.0f/dと優れた機械的特性を示した
。また繊維は円形の断面形状を有しており、光沢もあり
セルロース系繊維用染料(KayarLlSSupra
BIueBRL2OO)で鮮明に染色できた。
更に塩基性染料(MaxilOnBlueGRL)でも
染着可能であつた。またこの繊維の平衡水分率は8.8
%(20たC,65%RH)であり、吸水率は52%で
あつた。(吸水率は試料2yを湿潤剤0.1%を含む水
中に浸漬した後10,000TrL,/Sec2の加速
度で1紛間遠心分離した直後の繊維の水分率であり、普
通レーヨンは90%であつた。)実施例3実施例1で得
たセルロース溶液60娼と実施例2の共重合PAN溶液
862部を混合し、80℃でかくはんしてセルロース/
共重合P,AN=70/30(重量比),濃度9.4%
の均一な原液を得た。
染着可能であつた。またこの繊維の平衡水分率は8.8
%(20たC,65%RH)であり、吸水率は52%で
あつた。(吸水率は試料2yを湿潤剤0.1%を含む水
中に浸漬した後10,000TrL,/Sec2の加速
度で1紛間遠心分離した直後の繊維の水分率であり、普
通レーヨンは90%であつた。)実施例3実施例1で得
たセルロース溶液60娼と実施例2の共重合PAN溶液
862部を混合し、80℃でかくはんしてセルロース/
共重合P,AN=70/30(重量比),濃度9.4%
の均一な原液を得た。
この原液を80℃に保温し、実施例1と同一組成の浴に
紡出し、湿熱延伸し、延伸比2.3倍でサンプリングし
た。得られた繊維は単糸繊度1.5d,強度3.8y/
D,伸度7%,ヤング率152y/dであり、5%伸長
時の湿潤応力も1.2y/dと優れていた。
紡出し、湿熱延伸し、延伸比2.3倍でサンプリングし
た。得られた繊維は単糸繊度1.5d,強度3.8y/
D,伸度7%,ヤング率152y/dであり、5%伸長
時の湿潤応力も1.2y/dと優れていた。
また光沢があり、真円形の断面を有していた。なおこの
繊維の平衡水分率は8.1%であり、吸水率は43%で
あつた。比較例1 実施例1で得たセルロース溶液(濃度7.5%,粘度1
70ポイズ/100℃)を100℃に保温し、実施−例
2と同一の凝固浴を用いて凝固,湿熱延伸を試みた。
繊維の平衡水分率は8.1%であり、吸水率は43%で
あつた。比較例1 実施例1で得たセルロース溶液(濃度7.5%,粘度1
70ポイズ/100℃)を100℃に保温し、実施−例
2と同一の凝固浴を用いて凝固,湿熱延伸を試みた。
1浴出糸条の膨潤度は実施例3の場合より高く、弱い凝
固糸であり、3浴て延伸すると凝固不足で単糸切れが起
つた。
固糸であり、3浴て延伸すると凝固不足で単糸切れが起
つた。
そこで紡糸速度を低下させるとともに3浴温度を70℃
に下げ、湿熱延伸−比1.3倍でサンプリングした。し
かし水洗,油剤付与,乾燥後の糸条は単糸間の膠着がひ
どく特性評価不可能てあつた。また実施例2と同様の方
法で測定した吸水率は羽%と高かつた。比較例2 実施例1で用いたバルブ(1)部,バラホルムアルデヒ
ド120部,DMSO74OfPl)の混合し、100
0Cで2時間膨潤(一部溶解)させたのち、更に5時間
低速でかくはんし溶解させた。
に下げ、湿熱延伸−比1.3倍でサンプリングした。し
かし水洗,油剤付与,乾燥後の糸条は単糸間の膠着がひ
どく特性評価不可能てあつた。また実施例2と同様の方
法で測定した吸水率は羽%と高かつた。比較例2 実施例1で用いたバルブ(1)部,バラホルムアルデヒ
ド120部,DMSO74OfPl)の混合し、100
0Cで2時間膨潤(一部溶解)させたのち、更に5時間
低速でかくはんし溶解させた。
次に浴温を130′Cに保ちN2フロー下で1時間かく
はん続けた後、同温度1時間減圧(約710!MHg)
して、均一透明なセルロース溶液を得た。この溶液の粘
度は1160ポイズ(100℃,B型粘度計測定)で、
ホルムアル・デヒド/セルロース比は1.21(重量比
,ヨード法測定)であつた。高粘度ではあるが淵過性は
良好であつた。このセルロース溶液600部に実施例2
で使用した共重合PAN溶液67.1部を添加し(濃度
9%,セールロース/共重合PAN=75/25)、8
0′Cで混合を行なつた。
はん続けた後、同温度1時間減圧(約710!MHg)
して、均一透明なセルロース溶液を得た。この溶液の粘
度は1160ポイズ(100℃,B型粘度計測定)で、
ホルムアル・デヒド/セルロース比は1.21(重量比
,ヨード法測定)であつた。高粘度ではあるが淵過性は
良好であつた。このセルロース溶液600部に実施例2
で使用した共重合PAN溶液67.1部を添加し(濃度
9%,セールロース/共重合PAN=75/25)、8
0′Cで混合を行なつた。
高粘度のためもあり、相溶性が悪く製糸可能な均一溶液
は得られなかつた。そこでこの原液を更に110℃に加
熱かくはん混合したところ、粘度が上昇し、ついにはゲ
ル化した。実施例4 実施例1で得た紡糸原液(セルロース/PAN=75/
25(重量比),濃度8.9%)にDMSOを添加して
ポリマ濃度,3.5%および4.0%の紡糸原液を調製
した。
は得られなかつた。そこでこの原液を更に110℃に加
熱かくはん混合したところ、粘度が上昇し、ついにはゲ
ル化した。実施例4 実施例1で得た紡糸原液(セルロース/PAN=75/
25(重量比),濃度8.9%)にDMSOを添加して
ポリマ濃度,3.5%および4.0%の紡糸原液を調製
した。
原液粘度は40℃でそれぞれ43ポイズおよび87ポイ
ズであつた。これらの原液をそれぞれ30′C,4O℃
に保温した以外は実施例1と同様の紡糸条件で紡糸した
。3.5%濃度の原液を用いた場合は、口金離れも悪く
、凝固糸条も弱くて有効な延伸ができず、水洗後の糸条
はテープ状となり膠着していた。
ズであつた。これらの原液をそれぞれ30′C,4O℃
に保温した以外は実施例1と同様の紡糸条件で紡糸した
。3.5%濃度の原液を用いた場合は、口金離れも悪く
、凝固糸条も弱くて有効な延伸ができず、水洗後の糸条
はテープ状となり膠着していた。
一方4.0%濃度の原液では凝固性は改善され、延伸比
1.4倍でサンプリングした糸条には膠着はほとんど認
められなかつた。実施例5 木材バルブ(NBKP)12娼,バラホルムアルデヒド
144部,DMSOl88娼を混合し実施例1と同様の
条件で均一な溶液を得た。
1.4倍でサンプリングした糸条には膠着はほとんど認
められなかつた。実施例5 木材バルブ(NBKP)12娼,バラホルムアルデヒド
144部,DMSOl88娼を混合し実施例1と同様の
条件で均一な溶液を得た。
この溶液のホルムアルデヒド/セルロース比は0.52
(重量比,ヨード法)であつた。この溶液600部に実
施例2で使用した共重合PAN溶液28.4部を添加し
6(代)でかくはん混合して均一な紡糸原液を得た。
(重量比,ヨード法)であつた。この溶液600部に実
施例2で使用した共重合PAN溶液28.4部を添加し
6(代)でかくはん混合して均一な紡糸原液を得た。
(セルロース/共重合PAN=85/15(重量比),
濃度6.7%。この原液を泪過,脱胞した後、80℃に
保温し、0.05mφ,500ホールの口金を通して3
crc(7)凝固1浴に紡出した。浴組成はDMSO/
H2O=5V45(重量比)であり、更に2浴(浴組成
30/70、温度50′C)、3浴(浴組成5/95,
温度70℃)を通して、延伸比1.皓で湿熱延伸した。
この繊維は単糸繊度1.5d,強度2.8ダ/D,伸度
9%,ヤング率110y/dであり、5%伸長時の湿潤
応力は0.7q/dであつた。
濃度6.7%。この原液を泪過,脱胞した後、80℃に
保温し、0.05mφ,500ホールの口金を通して3
crc(7)凝固1浴に紡出した。浴組成はDMSO/
H2O=5V45(重量比)であり、更に2浴(浴組成
30/70、温度50′C)、3浴(浴組成5/95,
温度70℃)を通して、延伸比1.皓で湿熱延伸した。
この繊維は単糸繊度1.5d,強度2.8ダ/D,伸度
9%,ヤング率110y/dであり、5%伸長時の湿潤
応力は0.7q/dであつた。
実施例6
リンターパルプ(東洋特紙工業(株)5M−1000)
1加部,バラホルムアルデヒド144部,DMSOl8
8O部を混合し、100℃で3時間膨潤(一部溶解)さ
せたのち、更に4時間低速でかくはんし溶解させた。
1加部,バラホルムアルデヒド144部,DMSOl8
8O部を混合し、100℃で3時間膨潤(一部溶解)さ
せたのち、更に4時間低速でかくはんし溶解させた。
次に浴温12(代)で2時間134℃で1時間N2ブロ
ー下でかくはんを続け、最終的に134℃で1時間減圧
(約710Ts!THg)して過剰のホルムアルデヒド
を除去し、均一透明なセルロース溶液を得た。この溶液
の粘度は256ポイズ(10(代),B型粘度計測定)
で、ホルムアルデヒド/セルロース比は0.33(重量
比,ヨード法測定)であり、ろ過性も良好であつた。こ
の溶液600部に、アクリロニトリル97.5%,ジエ
チルアミノエチルメタクリレート2.5%からなる共重
合PANの20%DMSO溶液12娼を添加し80℃で
かくはん混合してセルロース/共重合PAN=60/4
0(重量比)濃度8.3%の均一な原液を得た。
ー下でかくはんを続け、最終的に134℃で1時間減圧
(約710Ts!THg)して過剰のホルムアルデヒド
を除去し、均一透明なセルロース溶液を得た。この溶液
の粘度は256ポイズ(10(代),B型粘度計測定)
で、ホルムアルデヒド/セルロース比は0.33(重量
比,ヨード法測定)であり、ろ過性も良好であつた。こ
の溶液600部に、アクリロニトリル97.5%,ジエ
チルアミノエチルメタクリレート2.5%からなる共重
合PANの20%DMSO溶液12娼を添加し80℃で
かくはん混合してセルロース/共重合PAN=60/4
0(重量比)濃度8.3%の均一な原液を得た。
この原液を枦過,脱泡した後、80℃に保温し0.05
Tnφ,500ホールの口金を通して30℃の凝固1浴
に紡出した。
Tnφ,500ホールの口金を通して30℃の凝固1浴
に紡出した。
浴組姓はDMSO/1120=5V45(重量比)であ
り、更に2浴(浴組成30/70,温度70゜C)、3
浴(浴組成5/95,温度95℃)を通して、延伸比3
.2倍で湿熱延伸した。その後水洗,油剤付与,乾燥し
た。この繊維は単糸繊度1.2d,強度3.7y/D,
伸度8%,ヤング率147y/dであり、5%伸長時の
湿潤応力は1.4y/dであつた。
り、更に2浴(浴組成30/70,温度70゜C)、3
浴(浴組成5/95,温度95℃)を通して、延伸比3
.2倍で湿熱延伸した。その後水洗,油剤付与,乾燥し
た。この繊維は単糸繊度1.2d,強度3.7y/D,
伸度8%,ヤング率147y/dであり、5%伸長時の
湿潤応力は1.4y/dであつた。
またこの繊維は酸性染料(SOlwayBlueBN)
で染着可能であつた。実施例7 アクリロニトリル90.7%,アクリル酸メチル6.5
%,メタリルスルホン酸ナトリウム2.8%からなる共
重合PANの20%DMSO溶液60?11,を実施例
5のセルロース溶液6(1)部に添加混合してセルロー
ス/共重合PAN=75/25(重量比)濃度7.3%
の均一な原液を得た。
で染着可能であつた。実施例7 アクリロニトリル90.7%,アクリル酸メチル6.5
%,メタリルスルホン酸ナトリウム2.8%からなる共
重合PANの20%DMSO溶液60?11,を実施例
5のセルロース溶液6(1)部に添加混合してセルロー
ス/共重合PAN=75/25(重量比)濃度7.3%
の均一な原液を得た。
この原液をろ過,脱泡した後、90℃に保温し、0.0
6mφ,500ホールの口金を通して30℃の凝固1浴
に紡出した。
6mφ,500ホールの口金を通して30℃の凝固1浴
に紡出した。
浴組成はDMSO/H2O=55/45(重量比)であ
り、更に2浴(浴組成30/70,温度5CfC)、3
浴(浴組成5/95,温度80℃)を通して延伸比2.
1倍で湿熱延伸した。後処理,乾燥後の繊維は単糸繊度
1.4d,強度3.4y/D,伸度9%,ヤング率13
5f/dであり、5%伸長時の湿潤応力は1.1y/d
であつた。
り、更に2浴(浴組成30/70,温度5CfC)、3
浴(浴組成5/95,温度80℃)を通して延伸比2.
1倍で湿熱延伸した。後処理,乾燥後の繊維は単糸繊度
1.4d,強度3.4y/D,伸度9%,ヤング率13
5f/dであり、5%伸長時の湿潤応力は1.1y/d
であつた。
またこの繊維は、塩基性染料(KayacrylBla
ckNL)で黒色に染着したところ、真黒に染着可能で
あつた。実施例8 アクリロニトリル55%,塩化ビニリデン41%バラス
チレンスルホン酸ナトリウム4%からなる共重合PAN
の20%DMSO溶液45部を実施例5のセルロース溶
液6(1)部に添加し80℃でかくはん混合し、均一な
原液を得た。
ckNL)で黒色に染着したところ、真黒に染着可能で
あつた。実施例8 アクリロニトリル55%,塩化ビニリデン41%バラス
チレンスルホン酸ナトリウム4%からなる共重合PAN
の20%DMSO溶液45部を実施例5のセルロース溶
液6(1)部に添加し80℃でかくはん混合し、均一な
原液を得た。
(セルロース/共重合PAN=80/20(重量比),
濃度7.0%)。この原液を?過,脱泡後、100℃に
保温し、0.06?φ,500ホールの口金を通して1
0℃の凝固1浴に紡出し・た。浴組成はDMSO/H2
O=55/45(重量比)であり、更に2浴(浴組成3
0/70,温度40℃)、3浴(浴組成5/95,80
℃)を通して、延伸比1.8倍で湿熱延伸した。後処理
,乾燥後の繊維は単糸繊度1.6d,強度・3.9fI
/D,伸度7%,ヤング率155V/dであつた。
濃度7.0%)。この原液を?過,脱泡後、100℃に
保温し、0.06?φ,500ホールの口金を通して1
0℃の凝固1浴に紡出し・た。浴組成はDMSO/H2
O=55/45(重量比)であり、更に2浴(浴組成3
0/70,温度40℃)、3浴(浴組成5/95,80
℃)を通して、延伸比1.8倍で湿熱延伸した。後処理
,乾燥後の繊維は単糸繊度1.6d,強度・3.9fI
/D,伸度7%,ヤング率155V/dであつた。
Claims (1)
- 1 ホルムアルデヒドあるいはパラホルムアルデヒドの
存在下で、ジメチルスルホキシド中にセルロースを溶解
させて得た溶液に、ポリアクリロニトリルまたは共重合
ポリアクリロニトリルを5〜40%になるように混合し
た全体ポリマ濃度が4%以上の溶液を紡糸原液とし、こ
れをジメチルスルホキシド/水からなる凝固浴に湿式紡
糸し、更に延伸することを特徴とするセルロース系繊維
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563478A JPS6044402B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | セルロ−ス系繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10563478A JPS6044402B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | セルロ−ス系繊維の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5536310A JPS5536310A (en) | 1980-03-13 |
JPS6044402B2 true JPS6044402B2 (ja) | 1985-10-03 |
Family
ID=14412889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10563478A Expired JPS6044402B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | セルロ−ス系繊維の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044402B2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-31 JP JP10563478A patent/JPS6044402B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5536310A (en) | 1980-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4336214A (en) | Process for hygroscopic, fibres and filaments of synthetic polymers | |
US3720743A (en) | Process for producing high performance crimped rayon staple fiber | |
CN111334880B (zh) | 光致变色莱赛尔纤维及其制备方法 | |
US4810449A (en) | Process for the production of hydrophilic polyacrylonitrile filaments or fibers | |
US4316937A (en) | Water absorbent acrylic fiber | |
JPS6021905A (ja) | 高強度,高弾性率アクリル系繊維およびその製造法 | |
JP3728862B2 (ja) | 吸水性アクリル繊維 | |
JPS6044402B2 (ja) | セルロ−ス系繊維の製造法 | |
JP2003328222A (ja) | 失透性の改良された人工毛髪用繊維及びその製造方法 | |
US3494996A (en) | Method for producing high tenacity rayon | |
JPS6130042B2 (ja) | ||
US2726220A (en) | Shaped articles of acrylonitrile polymers | |
JP3359397B2 (ja) | 芯鞘複合繊維 | |
JPH01280011A (ja) | セルロースおよびポリアミド―イミドに基づく繊維および糸 | |
JPH11107034A (ja) | 湿熱特性の優れたアクリル繊維及びその製造方法 | |
US2938008A (en) | Blend of acrylonitrile polymer with polybetacyanoethyl vinyl ether, solutions thereof, shaped article therefrom, and method of making same | |
JPS61138710A (ja) | 優れた耐久性をもつアクリル繊維の製造方法 | |
JPH10158928A (ja) | 分割性アクリル系合成繊維及びその製造方法 | |
JPH0457911A (ja) | 保水性の良好な多孔性アクリル系繊維およびその製造方法 | |
JPS6136082B2 (ja) | ||
JPH03234808A (ja) | 保水性の良好なアクリル系繊維及びその製造方法 | |
JP2004332179A (ja) | アクリル系合成繊維及びその製造方法 | |
JPH0441708A (ja) | 保水率の高いアクリル繊維の製造法 | |
JPH03206114A (ja) | 超極細アクリル繊維 | |
JP3020659B2 (ja) | 極細アクリル繊維 |