JPS6042827B2 - 2孔ガン・スプレ−用不飽和ポリエステル樹脂塗料 - Google Patents
2孔ガン・スプレ−用不飽和ポリエステル樹脂塗料Info
- Publication number
- JPS6042827B2 JPS6042827B2 JP52015294A JP1529477A JPS6042827B2 JP S6042827 B2 JPS6042827 B2 JP S6042827B2 JP 52015294 A JP52015294 A JP 52015294A JP 1529477 A JP1529477 A JP 1529477A JP S6042827 B2 JPS6042827 B2 JP S6042827B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- mol
- polyester resin
- unsaturated polyester
- glycol
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- Expired
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗面の平滑性に優れた2孔ガン・スプレー用
空乾性不飽和ポリエステル樹脂塗料に関する。
空乾性不飽和ポリエステル樹脂塗料に関する。
不飽和ポリエステル樹脂塗料を塗布するに当つて従来
は1孔ガンによるスプレーが通常行われて いたが、不
飽和ポリエステル樹脂は硬化触媒を混合した後のポット
ライフが短いため作業工程上並びに塗料性能上、又経済
的にも問題があつた。
は1孔ガンによるスプレーが通常行われて いたが、不
飽和ポリエステル樹脂は硬化触媒を混合した後のポット
ライフが短いため作業工程上並びに塗料性能上、又経済
的にも問題があつた。
そこでポットライフを解決するために採用されるように
なつたのが2孔ガン(若しくは2頭ガンともいう)であ
り、この装置によれば硬化促進剤配合塗料のA液と硬化
触媒配合塗料のB液が同一ガンの別々の孔よりスプレー
され、スプレー後両方が混合するようになつているので
ポットライフにつ鳥いては解決される。しカル2孔ガン
の欠点として一般に云われているように塗面の平滑性不
良が実用上大きな問題であり、解決が要望されている。
最近カーテンフローコーター塗装法に於いては塗面ゲ
ル化後、ダブルコーティングする方式(特開昭51−4
2738)などがワックス型ポリエステル樹脂塗料で提
案されているが、この方式はA)B凛をwet−on−
wetで塗装するもので、2孔ガンスプレー方式とは本
質的に異るものである。 2孔ガンスプレー法は2頭法
カーテンフローコーター法以上に条件が厳しく問題が多
い。 しかるに本発明者らは不飽和ポリエステル樹脂の
組成と樹脂のスチレンに対する混和度並びに塗料適性と
の関連を研究していたところ、(2)酸成分としてテト
ラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フタル酸を、(B
)グリコール成分としてプロピレングリコールを用いて
調製した不飽和ポリエステル樹脂はスチレンに対する混
和度が大きいこと、又この不飽和ポリエステル樹脂をビ
ヒクルとする塗料を2孔ガンでスプレーして得られる塗
面は平滑性に優れていることを見出し、さらに具体的条
件について検討を行い、テトラヒドロ無水フタル酸及び
/又は無水フタル酸を全酸成分の20〜50モル%、か
つプロピレングリコールを全酸成分1.0モルに対して
0.2〜1.1モル用い、さらに(C)多価アルコール
のアリルエーテル化合物を反応してなる空乾性不飽和ポ
リエステル樹脂をビヒクルの主剤とし、ビニルモノマー
及び塗料配合剤を加えてなる塗料が2孔ガン・スプレー
によつても平滑性に優れた塗面を形成ししかも塗膜物性
に優れていることを見出し本発明を完成するに至つた。
なつたのが2孔ガン(若しくは2頭ガンともいう)であ
り、この装置によれば硬化促進剤配合塗料のA液と硬化
触媒配合塗料のB液が同一ガンの別々の孔よりスプレー
され、スプレー後両方が混合するようになつているので
ポットライフにつ鳥いては解決される。しカル2孔ガン
の欠点として一般に云われているように塗面の平滑性不
良が実用上大きな問題であり、解決が要望されている。
最近カーテンフローコーター塗装法に於いては塗面ゲ
ル化後、ダブルコーティングする方式(特開昭51−4
2738)などがワックス型ポリエステル樹脂塗料で提
案されているが、この方式はA)B凛をwet−on−
wetで塗装するもので、2孔ガンスプレー方式とは本
質的に異るものである。 2孔ガンスプレー法は2頭法
カーテンフローコーター法以上に条件が厳しく問題が多
い。 しかるに本発明者らは不飽和ポリエステル樹脂の
組成と樹脂のスチレンに対する混和度並びに塗料適性と
の関連を研究していたところ、(2)酸成分としてテト
ラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フタル酸を、(B
)グリコール成分としてプロピレングリコールを用いて
調製した不飽和ポリエステル樹脂はスチレンに対する混
和度が大きいこと、又この不飽和ポリエステル樹脂をビ
ヒクルとする塗料を2孔ガンでスプレーして得られる塗
面は平滑性に優れていることを見出し、さらに具体的条
件について検討を行い、テトラヒドロ無水フタル酸及び
/又は無水フタル酸を全酸成分の20〜50モル%、か
つプロピレングリコールを全酸成分1.0モルに対して
0.2〜1.1モル用い、さらに(C)多価アルコール
のアリルエーテル化合物を反応してなる空乾性不飽和ポ
リエステル樹脂をビヒクルの主剤とし、ビニルモノマー
及び塗料配合剤を加えてなる塗料が2孔ガン・スプレー
によつても平滑性に優れた塗面を形成ししかも塗膜物性
に優れていることを見出し本発明を完成するに至つた。
即ち本発明の塗料は多価アルコールのアリルエーテル化
合物に基づく空乾性不飽和ポリエステル樹脂塗料である
ので、空気中の酸素によつて硬化が阻害されることはな
く、所謂ノンワックス型不飽和ポリエステル樹脂不塗料
としてワックスの添加なしで優れた塗膜を形成するのが
特徴である。
合物に基づく空乾性不飽和ポリエステル樹脂塗料である
ので、空気中の酸素によつて硬化が阻害されることはな
く、所謂ノンワックス型不飽和ポリエステル樹脂不塗料
としてワックスの添加なしで優れた塗膜を形成するのが
特徴である。
そもそもノンワックス型塗料の塗面の研磨を行つてワッ
クスを除去することを必要としないのが利点であるが、
反面研磨を行わないために塗面の平滑性は研磨に依るこ
とが出来ずスプレーによつて形成された塗面がすでに優
れた平滑性を持つていることが要求されるので、ワック
ス型塗料に比べて塗面の平滑性に優れた塗料を調製する
ことは難しいと云われている。しかもスプレーの方式を
2孔ガンで行うことは1孔ガンで行う方式よりも優れた
塗面の平滑性を得ることは格段に難しいにも拘らず本発
明の如きスチレン混和度の大きい特定の組成の空乾性不
飽和ポリエステル樹脂をビヒクルの主剤として用いると
きは2孔ガンのスプレーによつても優れた塗面の平滑性
が得られるのである。このことはスプレーされる2液の
噴霧液滴が迅速に混和されるためであろうと考えられる
。なお不飽和ポリエステル樹脂としてはスチレン混和度
で表わして500〜700のものが好適である。本発明
で用いられる不飽和ポリエステル樹脂の如きスチレンに
対する混和度が大きくしかも塗膜物性に優れている樹脂
を得るにはテトラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フ
タル酸を全酸成分の20〜50モル%、かつプロピレン
グリコールを全酸成分1.0モルに対して0.2〜1.
1モル用いることが必須であり、テトラヒドロ無水フタ
ル酸及び/又は無水フタル酸が20モル%より少いとき
はスチレン混和度が低く、2孔ガンスプレー後の2液の
良好な混合が得られず、現象的には平滑な塗装面が得ら
れないという欠点が現われる。50モル%より多いとき
には架橋に関与するその他酸成分のマレイン酸又はフマ
ル酸のC=C結合濃度が低く、現象的には塗料の乾燥性
が遅れるという欠点が現われる。
クスを除去することを必要としないのが利点であるが、
反面研磨を行わないために塗面の平滑性は研磨に依るこ
とが出来ずスプレーによつて形成された塗面がすでに優
れた平滑性を持つていることが要求されるので、ワック
ス型塗料に比べて塗面の平滑性に優れた塗料を調製する
ことは難しいと云われている。しかもスプレーの方式を
2孔ガンで行うことは1孔ガンで行う方式よりも優れた
塗面の平滑性を得ることは格段に難しいにも拘らず本発
明の如きスチレン混和度の大きい特定の組成の空乾性不
飽和ポリエステル樹脂をビヒクルの主剤として用いると
きは2孔ガンのスプレーによつても優れた塗面の平滑性
が得られるのである。このことはスプレーされる2液の
噴霧液滴が迅速に混和されるためであろうと考えられる
。なお不飽和ポリエステル樹脂としてはスチレン混和度
で表わして500〜700のものが好適である。本発明
で用いられる不飽和ポリエステル樹脂の如きスチレンに
対する混和度が大きくしかも塗膜物性に優れている樹脂
を得るにはテトラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フ
タル酸を全酸成分の20〜50モル%、かつプロピレン
グリコールを全酸成分1.0モルに対して0.2〜1.
1モル用いることが必須であり、テトラヒドロ無水フタ
ル酸及び/又は無水フタル酸が20モル%より少いとき
はスチレン混和度が低く、2孔ガンスプレー後の2液の
良好な混合が得られず、現象的には平滑な塗装面が得ら
れないという欠点が現われる。50モル%より多いとき
には架橋に関与するその他酸成分のマレイン酸又はフマ
ル酸のC=C結合濃度が低く、現象的には塗料の乾燥性
が遅れるという欠点が現われる。
またプロピレングリコールが0.2モルより少いときは
反応時間に長時間を要する。
反応時間に長時間を要する。
1.1モルより多いときは得られた不飽和ポリエステル
樹脂の分子量が小さくなり塗料の乾燥性が遅れるという
問題を伴うのでいずれも好ましくない。
樹脂の分子量が小さくなり塗料の乾燥性が遅れるという
問題を伴うのでいずれも好ましくない。
本発明で用いられるテトラヒドロ無水フタル酸、無水フ
タル酸以外の酸としては無水マレイン酸、フマール酸、
イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘッド酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、安息香酸などの不飽和酸、並びに
脂肪酸、油脂もあげられる。
タル酸以外の酸としては無水マレイン酸、フマール酸、
イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘッド酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、安息香酸などの不飽和酸、並びに
脂肪酸、油脂もあげられる。
プロピレングリコール以外のグリコールとしてはエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ビスフェノールジオキシプロピルエーテル、
ジプロピレングリコール、1・3−ブチレングリコール
、ネオペンチルグリコールなどがあげられる。
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ビスフェノールジオキシプロピルエーテル、
ジプロピレングリコール、1・3−ブチレングリコール
、ネオペンチルグリコールなどがあげられる。
又、多価アルコールのアリルエーテル化合物としてはグ
リセリンのモノ又はジーアリルエーテ・ル、トリメチロ
ールエタンのモノ又はジーアリルエーテル、トリメチロ
ールプロパンのモノ又はジーアリルエーテル、ペンタエ
リスリトールのモノ、ジ又はトリ−アリルエーテル、1
・3・5−ヘキサントリオールジクロチルアリルエーテ
ル、・アリロキシヒドロキシジシクロペンタジエンなど
があげられる。
リセリンのモノ又はジーアリルエーテ・ル、トリメチロ
ールエタンのモノ又はジーアリルエーテル、トリメチロ
ールプロパンのモノ又はジーアリルエーテル、ペンタエ
リスリトールのモノ、ジ又はトリ−アリルエーテル、1
・3・5−ヘキサントリオールジクロチルアリルエーテ
ル、・アリロキシヒドロキシジシクロペンタジエンなど
があげられる。
なお使用量は酸成分1モルに対して0.1〜0.4モル
が好適である。ビニルモノマーとしては、スチレン、ビ
ニルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エ
ステル、メタクリノル酸エステル、メチレンビスアクリ
ルアミド、ジアリルフタレート、トリアリルイソシアネ
ート、トリメチロールプロパンメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、ブタジエンモノオキサイド、2−
ヒドロキシメタクリレートグリシジルエーテルなどがあ
げられる。塗料配合剤としては通常の硬化触媒、硬化促
進剤、充填剤、顔料、着色剤、希釈剤、レベリング剤、
垂れ防止剤並びに光増感剤などが用いられる。
が好適である。ビニルモノマーとしては、スチレン、ビ
ニルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エ
ステル、メタクリノル酸エステル、メチレンビスアクリ
ルアミド、ジアリルフタレート、トリアリルイソシアネ
ート、トリメチロールプロパンメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、ブタジエンモノオキサイド、2−
ヒドロキシメタクリレートグリシジルエーテルなどがあ
げられる。塗料配合剤としては通常の硬化触媒、硬化促
進剤、充填剤、顔料、着色剤、希釈剤、レベリング剤、
垂れ防止剤並びに光増感剤などが用いられる。
硬化促進剤としてはオクテン酸コバルト、ナフテン酸コ
バルトなどの金属石ケン、ジエチルアニリンなどのアミ
ン又はアミン塩、硬化触媒としてはメチルエチルケトン
パーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイドなどのラジカル重合開始剤、光増
感剤としてはベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンゾ
インエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル
、ベンゾインフェニルエーテル、2−フェニルチオアセ
トフェノン、ベンジル、アントラキノン、ナフトキノン
、クロルナフトキノン、アゾビスイソブチロニトリル、
2●2″−アゾビスー2●4−ジメチルバレロニトリル
、ベンゾイルパーオキサイド、ジーtーブチルパーオキ
サイド、ジフエニルジスルフアイド、ω−ブロモアセト
フェノンなどがあげられる。
バルトなどの金属石ケン、ジエチルアニリンなどのアミ
ン又はアミン塩、硬化触媒としてはメチルエチルケトン
パーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイドなどのラジカル重合開始剤、光増
感剤としてはベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンゾ
インエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル
、ベンゾインフェニルエーテル、2−フェニルチオアセ
トフェノン、ベンジル、アントラキノン、ナフトキノン
、クロルナフトキノン、アゾビスイソブチロニトリル、
2●2″−アゾビスー2●4−ジメチルバレロニトリル
、ベンゾイルパーオキサイド、ジーtーブチルパーオキ
サイド、ジフエニルジスルフアイド、ω−ブロモアセト
フェノンなどがあげられる。
その他に添加剤としてセルロースアセテートブチレート
(C.AB)、ニトロセルロースなどのセルロースエス
テルや塩ビ酢ビ共重合樹脂なども適宜用いられる。
(C.AB)、ニトロセルロースなどのセルロースエス
テルや塩ビ酢ビ共重合樹脂なども適宜用いられる。
本発明は以下の如く実施される。
まず空乾型不飽和ポリエステル樹脂は所定量の(4)テ
トラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フタル酸とその
他の酸成分、(B)プロピレングリコール及びその他の
グリコール成分、(C)多価アルコールのアリルエーテ
.ル化合物を反応器に仕込み150〜190゜C..8
F1r号で酸価10、水酸基価30に達するまでエステ
ル化反応を行うことにより得られる。上記反応で得られ
た樹脂にスチレンなどのビニルモノマーと塗料配合剤を
混合機に仕込み攪拌を行い塗料を得る。この内.−硬化
促進剤が配合された塗料をA液とし、過酸化物触媒が配
合された塗料をB液としてそれぞれ粘度調整を行い、2
孔ガンにて被塗装物にスプレーし塗膜を形成させる。つ
ぎに実施例をあげて本発明を説明する。
トラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フタル酸とその
他の酸成分、(B)プロピレングリコール及びその他の
グリコール成分、(C)多価アルコールのアリルエーテ
.ル化合物を反応器に仕込み150〜190゜C..8
F1r号で酸価10、水酸基価30に達するまでエステ
ル化反応を行うことにより得られる。上記反応で得られ
た樹脂にスチレンなどのビニルモノマーと塗料配合剤を
混合機に仕込み攪拌を行い塗料を得る。この内.−硬化
促進剤が配合された塗料をA液とし、過酸化物触媒が配
合された塗料をB液としてそれぞれ粘度調整を行い、2
孔ガンにて被塗装物にスプレーし塗膜を形成させる。つ
ぎに実施例をあげて本発明を説明する。
例中、部は重量部を表わす。
実施例1
無水マレイン酸(MAn)19.6部、テトラヒドロ無
水フタル酸(THPAn)30.4部、プロピレングリ
コール(PG)17.5部、ジエチレングリコール(D
EG)14.4部、トリメチロールプロパンジアリルエ
ーテル(D−TMP)18.1部をフラスコに仕込み1
50〜1900C4hrsつづいて19(代).411
rの条件下で脱水縮合反応を行ない、スチレンを加えて
60%溶液とした。
水フタル酸(THPAn)30.4部、プロピレングリ
コール(PG)17.5部、ジエチレングリコール(D
EG)14.4部、トリメチロールプロパンジアリルエ
ーテル(D−TMP)18.1部をフラスコに仕込み1
50〜1900C4hrsつづいて19(代).411
rの条件下で脱水縮合反応を行ない、スチレンを加えて
60%溶液とした。
得られた樹脂をNMRにより組成分析した結果、MAn
/TIIPAn/PG/DEG/D−TMP=0.5/
0.5/0.5/0.5/0.2(モル)なる組成であ
ることを確認した。上記の方法で得られた不飽和ポリエ
ステル樹脂にスチレンを加えて粘度(FC#4)40秒
とし、さらにオクテン酸コバルト(コバルト含量8%)
を1%加え十分攪拌し、これをA液とする。
/TIIPAn/PG/DEG/D−TMP=0.5/
0.5/0.5/0.5/0.2(モル)なる組成であ
ることを確認した。上記の方法で得られた不飽和ポリエ
ステル樹脂にスチレンを加えて粘度(FC#4)40秒
とし、さらにオクテン酸コバルト(コバルト含量8%)
を1%加え十分攪拌し、これをA液とする。
別に同様にスチレンで粘度4@に調整した不飽和ポリ・
エステル樹脂にパーメツクN(日本油脂製MEKP55
%)を2%加え十分攪拌し、これをB液とする。上記A
液、B液とそれぞれ2孔ガンのスプレータンクに仕込み
、エアー圧3kgIC71f1タンク内圧1kgIcI
tの条件でウレタンシーラーを塗布したウオルナツトつ
き板に30y/尺2の割合で塗布した。
エステル樹脂にパーメツクN(日本油脂製MEKP55
%)を2%加え十分攪拌し、これをB液とする。上記A
液、B液とそれぞれ2孔ガンのスプレータンクに仕込み
、エアー圧3kgIC71f1タンク内圧1kgIcI
tの条件でウレタンシーラーを塗布したウオルナツトつ
き板に30y/尺2の割合で塗布した。
その結果従来のノンワックス型ポリエステル樹脂では得
られなかつた極めて平滑な塗面が得られ、かつ塗布板物
性としては可撓性に優れしかも適度の硬度を持つ塗面が
得られた。実施例2 M.An0.5モル、無水フタル酸(PAn)0.5モ
ル、PGO.5モル、DEGO.5モル及びD−T■旬
.2モルから実施例1と同様の方法によつて不飽和ポリ
エステル樹脂(■)を得、つぎに実施例1と同様の方法
によつて塗料を調製し、2孔ガンでスプレー塗装を行つ
た。
られなかつた極めて平滑な塗面が得られ、かつ塗布板物
性としては可撓性に優れしかも適度の硬度を持つ塗面が
得られた。実施例2 M.An0.5モル、無水フタル酸(PAn)0.5モ
ル、PGO.5モル、DEGO.5モル及びD−T■旬
.2モルから実施例1と同様の方法によつて不飽和ポリ
エステル樹脂(■)を得、つぎに実施例1と同様の方法
によつて塗料を調製し、2孔ガンでスプレー塗装を行つ
た。
結果は表1に示す。実施例3〜5
実施例1と同様な方法において実施例3ではTHPAn
が20モル%の場合、実施例4ではPGを0.2モルの
場合、実施例5ではPGを1.0モルの場合をあげる。
が20モル%の場合、実施例4ではPGを0.2モルの
場合、実施例5ではPGを1.0モルの場合をあげる。
結果は表1に示す。実施例6
実施例1で得られた不飽和ポリエステル樹脂1(1)部
に対し、スチレン40部、オクテン酸コバルト1部、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル2部を配合してA液とし
、スチレン4娼、パーメツクN?、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル2部を配合してB液として実施例1と同様
の方法により2孔ガン・スプレー塗装を行つた。
に対し、スチレン40部、オクテン酸コバルト1部、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル2部を配合してA液とし
、スチレン4娼、パーメツクN?、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル2部を配合してB液として実施例1と同様
の方法により2孔ガン・スプレー塗装を行つた。
結果は表1に示す。
対照例1〜4
実施例1と同様な方法において対照例1では酸成分とし
てTHPAn又はPAnを使用しないでMAnのみの場
合、対照例2ではTHPAnが0.7モルの場合、対照
例3ではグリコール成分としてPGを使用しない場合、
対照例4ではPGを1.2モルの場合をあげる。
てTHPAn又はPAnを使用しないでMAnのみの場
合、対照例2ではTHPAnが0.7モルの場合、対照
例3ではグリコール成分としてPGを使用しない場合、
対照例4ではPGを1.2モルの場合をあげる。
結果は表1に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)テトラヒドロ無水フタル酸及び/又は無水フ
タル酸とその他の酸成分、(B)プロピレングリコール
及びその他のグリコール成分、(C)多価アルコールの
アリルエーテル化合物からなる不飽和ポリエステル樹脂
をビヒクルの主剤とし、ビニルモノマー及び塗料配合剤
を加えてなる塗料において、テトラヒドロ無水フタル酸
及び/又は無水フタル酸を全酸成分の20〜50モル%
、かつプロピレングリコールを全酸成分1.0モルに対
して0.2〜1.1モル用いることを特徴とする2孔ガ
ン・スプレー用不飽和ポリエステル樹脂塗料。 2 その他の酸成分が無水マレイン酸である特許請求の
範囲第1項記載の塗料。 3 その他のグリコール成分がジエチレングリコールで
ある特許請求の範囲第1項記載の塗料。 4 多価アルコールのアリルエーテル化合物がトリメチ
ロールプロパンアリルエーテルである特許請求の範囲第
1項記載の塗料。 5 ビニルモノマーがスチレンである特許請求の範囲第
1項記載の塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52015294A JPS6042827B2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | 2孔ガン・スプレ−用不飽和ポリエステル樹脂塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52015294A JPS6042827B2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | 2孔ガン・スプレ−用不飽和ポリエステル樹脂塗料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5399230A JPS5399230A (en) | 1978-08-30 |
| JPS6042827B2 true JPS6042827B2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=11884808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52015294A Expired JPS6042827B2 (ja) | 1977-02-14 | 1977-02-14 | 2孔ガン・スプレ−用不飽和ポリエステル樹脂塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042827B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5582114A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-20 | Hitachi Chem Co Ltd | Molding resin composition |
| JPS6026055A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 空乾性不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
| KR100539062B1 (ko) * | 2001-05-22 | 2005-12-26 | 다이니혼 잉키 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 경화성 불포화 수지 조성물 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH588515A5 (ja) * | 1972-03-09 | 1977-06-15 | Hoechst Ag |
-
1977
- 1977-02-14 JP JP52015294A patent/JPS6042827B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5399230A (en) | 1978-08-30 |
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