JPS604211B2 - 発泡体塗装物 - Google Patents

発泡体塗装物

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JPS604211B2
JPS604211B2 JP14684976A JP14684976A JPS604211B2 JP S604211 B2 JPS604211 B2 JP S604211B2 JP 14684976 A JP14684976 A JP 14684976A JP 14684976 A JP14684976 A JP 14684976A JP S604211 B2 JPS604211 B2 JP S604211B2
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JP
Japan
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foam
resistance
present
film
curve
Prior art date
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JP14684976A
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JPS5371174A (en
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保夫 敷波
薫 蔦
晃 藤原
洋二 池内
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシンジオタチツク1・2−ポリブタジェンの紫
外線架橋体またはこれをポリマーブレンド系の1成分と
して含有した紫外線架橋体発泡体の塗装物に係り、その
目的とするところは表面の耐腰性、耐溶剤性、耐摩耗性
、耐引掻性、耐引裂性などの化学的物理的性質が改良さ
れ、視覚的・触覚的風合が頗る良好な柔軟性、伸縮性に
富んだ発泡体を提供することにある。
本発明の被塗装体であるシンジオタクチツク1・2−ポ
リブタジェンの紫外線架橋体またはシンジオタクチツク
1・2ーポリブタジエンをポリマーブレンド系の1成分
として含有した紫外線架橋体発泡体は特願昭50−12
0062、51一87553に記載の如き方法により製
造される新規な発泡体である。
その製法を要約すると熱安定性が良く、従釆の熱可塑性
樹脂と同様な成形性を有する1・2−ポリブタジェン(
1・2−結合が約70%以上で比較的多く、分子量が約
10方以上で比較的高く、結晶化度が10〜50%程度
で比較的低い、20%以上のシンジオタクチックな立体
規則性を有するものを言う)あるいは該1・2−ポリプ
タジェンと相溶性を有する熱可塑性樹脂をブレンドした
ポリマーブレンド系に所定の熱分解性発泡剤と光増感剤
を含有せしめ、シート状に押出し成形して後所定波長・
強度の紫外線を照射し、次いで加熱して発泡体とする方
法で製造される。このような発泡体は1・2ーポリブタ
ジェンのみの系では独立気泡、ポリマーブレンド系では
主として連続気泡構造を示すものである。これら発泡体
に共通する特性は従来の半硬質乃至軟質発泡体と比較し
て著しく柔軟性、伸縮性に富むことができる。例えばそ
の伸長率EB(破断時の伸長率)は200〜500%程
度にも達し、しかもスポンジレザーの規格試験による屈
曲性、耐裸性〔耐寒屈曲試験−10qoで20000回
、耐擬試験lkg×5000回(スコット式)〕を容易
にパスする程の柔軟性を有している。またその圧縮硬さ
は、例えば発泡倍率が約1針音の独立気泡体で0.2k
9/鮒程度の低い値を示し、この値は最も柔かし、発泡
体の1つである3M告発泡の架橋エチレン−酢酸ビニル
共重合体の発泡体のそれに相当する。また連続気泡体の
場合には欧質ポリ塩化ピニルのスポンジレザーと同様な
剛欧度を有するものもある。換言すれば本発泡体の共通
した特徴は比較的小さな外力により比較的大きな変形が
生じ、その変形回復が良いことにあると言える。このよ
うな性質は半硬質乃至軟質発泡体として従来より求めら
れていたものであり、従ってその物性からくる風合を加
味した新規なる用途が多く考えられる。しかしながら、
このような発泡体は表面の耐摩耗性、耐引掻性などの物
理的強度が比較的低く、耐膜性に劣り、また芳香族炭化
水素、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素などに対す
る耐溶剤性が悪いという欠点を有しており、実用に際し
て支障を来たす場合がある。本発明は斯かる発泡体を塗
装することにより、これらの欠点を改良するものである
。一般に発泡体の物理的強度は無発泡の基材樹脂のそれ
より低く、発泡倍率が大きくなるに従い低下するもので
ある。
そのため比較的高倍率の発泡体の素材自身の用途を企画
した場合にこの低い物理的強度が問題となることが多い
。殊に発泡体の表面は気泡が露呈しているか、薄い表皮
層で覆われており脆くて弱いものである。このような表
面の物性を改良するために大別して次の3つの方法が考
えられている。
【1}‘まとんど、あるいは全く無発泡の樹脂表皮層を
設ける。t2}同質あるいは異質のフィルム又はシート
をラミネートする。(3}良質の塗料皮膜を設ける。m
は例えばインテグラルスキンフオームなどに利用されて
いる方法である。比較的厚いスキン層によるスキン層−
発泡層−スキン層のサンドイッチ構造の硬質発泡体は剛
性、耐衝撃性、耐摩耗性が顕著に改良される。しかし本
発明の如き極めて柔軟性、伸縮性に富んだ半硬質乃至鰍
質の発泡体に厚い表皮層を設けた場合には耐摩耗性等は
向上するが、発泡体独自の柔かさや風合が失なわれてし
まう。そして依然として表面の化学的性質は改良されず
に残される。‘21は異質のシートやフィルムをラミネ
ートすれば発泡体表面の化学的性質が改良される。そし
て着色や印刷による装飾も可能であるために利用される
ことの多い方法である。しかしラミネートの方法は熱融
着(高周波、超音波による方法も含む)か接着剤による
接着であるために、溶融層が接着剤層が形成されるのは
不可避である。またラミネートに用いるフィルムやシー
トは比較的厚く、溶融層や接着剤層を含めた厚さは本発
明のような柔軟性と伸縮性に富んだ物性に追従できず、
風合を表面に伝達するには厚すぎるものである。‘3}
の方法の場合には塗装皮膜は極めて薄く、基材発泡体の
性質を損わずして表面の化学的・物理的性質を改質でき
る。また着色や模様などの装飾も可能であり、本発明の
目的を達成するに最も通した方法である。ここで、本発
明に使用できる塗料皮膜は、発泡体と接着性を有してい
ること、可榛‘性に富み発泡体の柔軟性、伸縮性に追従
できること、耐候性が良いこと、発泡体とは異質の耐溶
剤性を有すること、耐摩耗性、耐引縄性、耐弓l裂性な
どの物理性質が優れていること、・などの条件を満足し
なければならない。
本発明者等は種々の塗料を検討した結果、従来から合成
皮革やレザーの表面処理剤に使われている塗料の中から
これらの条件に適合するものを見出し、本発明に到達し
た。表面処理剤には主としてポリウレタン、ポリアミド
、ポリアミノ酸、ポリアミノーポリュリア、塩化ビニル
ーアクリル系などの種類がある。
これらの塗料を本発明の発泡体に塗工した場合、塗料皮
膜が伸びに乏しいものは発泡体の伸びに追従できず塗膜
面から容易に亀裂を生じ更に伸長すれば塗膜の亀裂面が
ノッチ効果となり発泡体が破断限界内で切断される現象
を生ずる。一方ある程度の伸長度を有するが引張応力が
比較的高く、発泡体のそれと大差のある皮膜は発泡体の
比較的小さな外力で大きな変形を有するという性質、即
ち柔軟性、伸縮性を束縛して風合を損うものである。即
ち塗装皮膜と発泡体の境界面の伸縮の自由度がなく使用
時に強度の低い発泡体側で破断限界内の亀裂破壊を生ず
ることが多い。従って本発明に通した塗膜は比較的大き
な伸長度を有しその引張強さが基材発泡体のそれと大差
ないものであると言える。一般に伸びに乏しい皮膜は引
張応力が大きいものであり、引張応力−歪(Stres
s−Strain)曲線は縦に立ち上った曲線を描くも
のである。本発明のS−S曲線は第1図の曲線OCに見
られるように、僅かの応力で非常によく変形し横に寝た
曲線を描く。しかし実際には塗料皮膜は発泡体を構成し
ている樹脂と物理的、化学的に接着しており、樹脂自体
のS−S曲線と塗料皮膜のそれの相互関係が問題である
。本発明を構成する樹脂自体のS−S曲線は大略斜線の
領域内(AOBの領域)に含まれるものである。以上の
事実に基づき種々の塗料皮膜を検討した結果、降伏点に
おける割線弾性率が約7k9′の以下、好ましくは5k
g/の以下で破断点における押長率EBが100%以上
、好ましくは200%以上を有する皮膜が本発明の要求
を充足するという事実に至った。
ここで言う割線弾性率(SecantModul雌)と
は応力一歪曲線上の規定された点(歪または応力)に原
点から引いた割線の勾配、即ち第1図におけるtanQ
=PQ/OQ=。
/ごであり、普通規定された応力または歪を明記して単
位面積当りの力として表わすものである。この中で降伏
点における割線弾性率は剛性または柔軟性の最も信頼性
のある尺度とされている。曲線R,は本発明に適性な一
般的塗膜のS−S曲線であり、tan8は本発明の割線
弾性率の上限であり、例えばRnのような曲線が本発明
に適用できる。斯かる領域の物性を有するものはポリウ
レタン系塗料に多く見られる。このような塗料は一般の
塗工技術であるフローテイングナイフ、ナイフベルト、
ドクターナイフなどのナイフコーター法やグラビア、ダ
イレクト、リバースなどのロールコーター法で塗装すれ
ばよく、塗装皮膜の厚さは3山〜50ム程度が適当であ
る。これより厚い場合は皮膜の可榛性に難を生じ、風合
が損われ、薄い場合には皮膜強度が低く適当でない。ま
た耐候性の比較的良好な塗料(例えば無黄変タイプのポ
リウレタン)に顔料を添加して用いれば発泡体への直接
の紫外線が遮断されるために塗装発泡体自体の耐候性が
著しく向上する。
発泡体を直接塗装する塗料は基材と良い接着性を有して
上記の割線弾性率以下のS−S曲線領域内に含まれるも
のでなければならないが、そのS−S曲線の選択によっ
ては榛や屈曲により容易に折れ雛を生じるものもあり、
このときは皮革の様な風合が得られる。またアンダーコ
ート層に対して異質のミドルコート、トップコート層を
処理すれば塗装面の風合が種々変換できレザータッチ、
ヮキシータッチ、滑り感などのあるものが得られ、また
模様付けも可能である。また塗料を選択すれば、基材発
泡体を侵す芳香族、脂肪族炭化水素やハロゲン化炭化水
素に侵され難いものも得られる。斯くして以下の実施例
に示すような表面の耐候性耐溶剤性、耐摩耗性、耐引掻
性、耐引裂I性などの化学的・物理的性質が著しく向上
した、視覚的・触覚的風合が頗る良好な塗装発泡体が得
られる。実施例 シンジオタクチツク1・2ーポリブタジエン(商品名J
SRRB810、日本合成ゴムK.K製)の単一体、又
はエチレン−酢酸ビニル共重合体とのブレンド系の紫外
線架橋体の発泡体に下記の各種塗料をバーコーターによ
り塗装した。
この塗装発泡体と未処理の発泡体の物性の比較を第1表
に記す。但し表中のEVAはェテレン−酢酸ピニル共重
合体(商品名ウルトラセンUE634、東洋曹達K.K
製)であり、ポリウレタン系塗料A、Bは各々ハニェー
ス687、ハニェース680(ハニー化成K.K製)で
ある。また顔料CはDilacColomRed−19
24、DはDilacYellow(大日本インキK.
K製)であり乾燥重量部である。引張強さ、引裂強さは
押出し成形方向を測定した。耐候・性はサンシャインウ
ェサオメーターにより試験した。耐摩耗性は学振型摩擦
堅牢度試験により500タ荷重50R法により測定した
。比較例 第1表中のEXPNo.10と同じ発泡体に対し、割線
モジュラス11k9/鮒伸長率150%のポリアミノ酸
系塗料を試作して塗工した場合は、塗装発泡体全体を1
00%程度伸長するだけで塗膜面に亀裂が生じ、更に伸
長すれば発泡体の破断限界内で容易に破断した。
このものは使用時に容易に塗膜破壊を生じ実用価値に乏
しかった。また割線モジュラス約7.0kg′の、伸長
率約200%のポリエステル・ポリウレタン塗料を試作
して塗工した場合は100%程度の伸長で塗膜の白化が
みられた。しかしこれはあまり伸長度の要らないような
用途に限定すれば、表面亀裂は容易に生じないものであ
り実用価値のあるものであった。適性な皮膜物性は基材
発泡体により変わるものであるが、本比較例及びこれら
周辺の物性を有する塗料の実験から本発明の発泡体に通
した塗膜は割線モジュラス約7k9′c〆以下、伸長度
約100%以上を有するものといえる。以上第1表の結
果を見れば薄い塗膜により引張強度、引裂強度が向上し
ており、殊に耐摩耗性の向上は極めて顕著である。
また耐膜性も少量の顔料の添加で著しく改善される。従
って発泡体のみでは表面物性の不足で企画できなかった
種々の用途に提供できるものである。船 鱗 三 塾 登 聡 船 回 そ g 率 処 粉 S 蝿 ン ザ X 」 唯 べ
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に適性な塗腰、本発明に使用する樹脂並
びに本発明の基材たる発泡体のS−S曲線を示すもので
ある。 第/図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シンジオタクチツク1・2−ポリブタジエンのみを
    単一成分とする紫外線架橋体、又はシンジオタチツク1
    ・2−ポリブタジエンをポリマーブレンド系の1成分と
    して含有した紫外線架橋体の発泡体を降伏点の割線弾性
    率(SecantModuius)が約7kg/cm^
    2以下、破断点における伸長率(E_B)が100%以
    上の塗料皮膜により塗装することを特徴とする発泡体塗
    装物。
JP14684976A 1976-12-07 1976-12-07 発泡体塗装物 Expired JPS604211B2 (ja)

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JPS5371174A JPS5371174A (en) 1978-06-24
JPS604211B2 true JPS604211B2 (ja) 1985-02-02

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JPS63153805U (ja) * 1987-03-28 1988-10-07

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