JPS6041821Y2 - 永久磁石回転子 - Google Patents

永久磁石回転子

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Publication number
JPS6041821Y2
JPS6041821Y2 JP1976073625U JP7362576U JPS6041821Y2 JP S6041821 Y2 JPS6041821 Y2 JP S6041821Y2 JP 1976073625 U JP1976073625 U JP 1976073625U JP 7362576 U JP7362576 U JP 7362576U JP S6041821 Y2 JPS6041821 Y2 JP S6041821Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
yoke
heat
magnet pieces
sintered
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976073625U
Other languages
English (en)
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JPS52165214U (ja
Inventor
昭本 渡辺
進 宮沢
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高速回転に耐えるようにした焼結永久磁石片
を用いた永久磁石回転子に関する。
永久磁石回転子は、回転軸に固定された継鉄の外周面に
、複数の焼結永久磁石片をN極、S極交互に接着剤によ
り取着した構造になっている。
この種の回転子は、その回転数が3000〜20000
r、p、m程度に達すると、継鉄が焼結永久磁石片を保
持することが困難となる。
そこで永久磁石回転子を補強するため、従来は亜鉛もし
くはアルミニウムのグイキャストにより焼結永久磁石片
及び継鉄を一体的に保持している。
この場、永久磁石回転子をグイキャストするための型が
必要となりまたグイキャストをする場合には永久磁石片
が割れる恐れがあり製造容易ではなかった。
また、焼結永久磁石片の外周に非磁性の円筒形ケースを
かぶせて磁石片の欠損、キズ、ワレ等の事故を防止する
例もあるが、いずれにしても、高速回転に耐えるように
構成するには磁石片の外周に厚い肉厚の非磁性体部分が
存在することになるため、モータを構成する固定子との
磁気的ギャップが広くなり、高性能な製品が得られなか
った。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、その目
的は製造が容易でかつ高速回転により焼結永久磁石片を
破損することのないような、しかも破損したとしても、
その特性を落とすことなく安定した動作をすることがで
きる永久磁石回転子を提供するものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して説明する
図上、回転軸1には鉄等の磁性材料で形成された環状の
継鉄2が嵌着されている。
継鉄2の外周面には接着剤により複数の焼結永久磁石片
3がN極、S極交互に取着されている。
この焼結永久磁石片3としては、例えば金属酸化物から
なる焼結磁石を使用することができる。
永久磁石片3は、熱収縮性の筒体4により外周から締付
けられ、継鉄2へ固定される。
即ち、継鉄2に焼結永久磁石片3を取り付けた後、それ
を継鉄2の端面まで延在するように熱収縮性の筒体4で
覆い、この筒体4に熱湯(100°C程度なので磁石の
キュ−リ一点温度より低い)をかけて収縮させればその
収縮力により焼結永久磁石片3を継鉄2と共に確実に包
囲することができる。
以上詳述した本考案によれば、回転軸に固定された継鉄
の外周面に、複数の焼結永久磁石片を取着し、更にこの
各焼結永久磁石片を外周及び端面にまで延在するように
熱収縮性の筒体で一体的に熱収縮させて締付けを包囲し
ている。
この締付けは、例えば、磁石片に亀裂が入っているよう
な場合に、極めて容易に、この亀裂があたかも修復した
かの状態にすることができるから、性能の均一な製品を
容易に製造できるのである。
また、もし筒体内の焼結永久磁石片が外力によって破損
したとしても回転子の外形を変えたり、その破損した磁
石片が飛散することもないために、特性変化もなく、3
000〜20000r、p、mの高速回転においても十
分な強度が得られ、安定して動作することができる。
しかもモータの固定子と回転子との間の磁気的キャップ
を大きく損なうことなく、回転子の全外周にわたって均
一な厚みで磁石片を包囲することができる。
このことは回転子の外径を研摩仕上げすることなく高寸
法精密に製造することになる。
さらにまた熱収縮性の筒体が磁石片に延在するように設
けられているため、角部にも十分に被覆されて、固定子
に挿入する際に、磁気吸収力による固定子への吸着に対
して、その角部でつつかえることなく、すべり良く挿入
でき、挿入作業が容易となる。
この挿入時に角部が固定子に巻いであるコイルに接触し
ても、角部は熱収縮性筒体で被われているためコイルを
傷つけることもない。
さらにまた焼結永久磁石回転子を製造する際に、磁石の
カケラあるいは継粉なと回転子の表面に吸着したとして
も、熱収縮性筒体で全体を締着しているため、高速回転
となっても磁石のカケラ、継粉などが移移動せずに、遠
心力で飛ばされて軸受などに付着し、軸受なとの摺動部
の寿命を短かくすることがないなどの多大な優れた効果
を得ることができ、製造が極めて容易であるから、能率
的かつ経済的に低価格で製造できるなどの優れた効果を
も奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る永久磁石回転子の一実施例を示す縦
断面図である。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・継鉄、3・・・
・・・焼結永久磁石片、4・・・・・・筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に固定された継鉄と、この継鉄の外周に設けられ
    た複数の焼結永久磁石片と、この複数の焼結永久磁石片
    の外周および側端面にかけて延在させて角部を覆うよう
    に一体的に包囲してなり、かつ前記永久磁石片のキュー
    リ一点温度より低い温度の加熱により収縮する熱収縮性
    を有する熱収縮性筒体とを具備し、前記熱収縮性筒体を
    加熱収縮せしめて前記永久磁石片を一体的に締付は包囲
    したことを特徴とする永久磁石回転子。
JP1976073625U 1976-06-09 1976-06-09 永久磁石回転子 Expired JPS6041821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976073625U JPS6041821Y2 (ja) 1976-06-09 1976-06-09 永久磁石回転子

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JP1976073625U JPS6041821Y2 (ja) 1976-06-09 1976-06-09 永久磁石回転子

Publications (2)

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JPS52165214U JPS52165214U (ja) 1977-12-14
JPS6041821Y2 true JPS6041821Y2 (ja) 1985-12-19

Family

ID=28546023

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817682U (ja) * 1971-07-06 1973-02-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4866014U (ja) * 1971-11-27 1973-08-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817682U (ja) * 1971-07-06 1973-02-28

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JPS52165214U (ja) 1977-12-14

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