JPS6041616B2 - ４ＣｏＯ・６Ｆｅ↓２Ｏ↓３・９ＧｅＯ↓２（Ｃｏ↓４Ｆｅ↓１↓２Ｇｅ↓９Ｏ↓４↓０）で示される単斜晶系に属する化合物およびその製造法 - Google Patents
４ＣｏＯ・６Ｆｅ↓２Ｏ↓３・９ＧｅＯ↓２（Ｃｏ↓４Ｆｅ↓１↓２Ｇｅ↓９Ｏ↓４↓０）で示される単斜晶系に属する化合物およびその製造法Info
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- JPS6041616B2 JPS6041616B2 JP56065031A JP6503181A JPS6041616B2 JP S6041616 B2 JPS6041616 B2 JP S6041616B2 JP 56065031 A JP56065031 A JP 56065031A JP 6503181 A JP6503181 A JP 6503181A JP S6041616 B2 JPS6041616 B2 JP S6041616B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規化合物てある４ＣｏＯ−６Ｆｅ。
Ｏ。・９ＧｅＯ。（Ｃｏ、Ｆｅ、。Ｇｅ。Ｏ、Ｏ）で示
される単斜晶系に属する化合物およびその製造法に関す
る。 従来、４Ｆｅ０−６Ｆｅ２Ｏ３・ ９ＧｅＯ２で
示される単斜一晶系に属する化合物は、本出願人によつ
て既に合成されており、その結晶構造があきらかにされ
ている。
される単斜晶系に属する化合物およびその製造法に関す
る。 従来、４Ｆｅ０−６Ｆｅ２Ｏ３・ ９ＧｅＯ２で
示される単斜一晶系に属する化合物は、本出願人によつ
て既に合成されており、その結晶構造があきらかにされ
ている。
この化合物には、２価イオンの鉄が４個、３価イオンの
鉄が１２個、４価イオンのゲルマニウムが９固存在して
おり、黒色である。ゲルマニウ；ムは４個の酸素によつ
て囲まれ、鉄イオンは６個の酸素によつて囲まれたもの
と、４個の酸素によつて囲まれたものとがある。その結
晶構造を第１表に示す。 第１表 ＡｔｏｍｘｙＺ Ｇｅ（１）Ｏ、２１９９７（７）−Ｏ、０２０１５（６
）Ｏ、２３２５１（６）Ｇｅ（２）Ｏ、３７１５１（６
）Ｏ、２５２０５（６）Ｏ、４８８２８（６）Ｆｅ（ェ
）Ｏ、０７０５０（８）Ｏ、３５７１９（８）Ｏ、１０
７２６（８）Ｆｅ（２）Ｏ、３４２７９（８）Ｏ、６１
６２０（８）Ｏ、１３６５０（８）Ｆｅ（３）０１９４
９１（８）Ｏ、６１６４６（８）Ｏ、３７３３４（８）
Ｏ（工） Ｏ、０４９０（４）Ｏ、１２３４（４）Ｏ、
１３３３（４）Ｏ（２）Ｏ、０８８ｌ（４）Ｏ、５９８
７（４）Ｏ、１２７５（４）Ｏ（３）０２９６７（４）
Ｏ、３６８２（４）００９７９（４）Ｏ（４）Ｏ、２９
５７（４）Ｏ、８７１０（４）Ｏ、１１４４４）Ｏ（５
）Ｏ、２０２５（４）Ｏ、３８エ７（４） Ｏ、３５９
４（４）Ｏ（６）Ｏ、１７２９（４）Ｏ、８５９９（４
）Ｏ、３７００（４）Ｏ（７）Ｏ、４０９４（４）Ｏ、
１１０４（４）Ｏ、３６１５（４）Ｏ（８）Ｏ、４３２
３（４）Ｏ、６５０８（４）Ｏ、３８０９（４） 本発
明は、前記、４ＦｅＯ−６Ｆｅ。
鉄が１２個、４価イオンのゲルマニウムが９固存在して
おり、黒色である。ゲルマニウ；ムは４個の酸素によつ
て囲まれ、鉄イオンは６個の酸素によつて囲まれたもの
と、４個の酸素によつて囲まれたものとがある。その結
晶構造を第１表に示す。 第１表 ＡｔｏｍｘｙＺ Ｇｅ（１）Ｏ、２１９９７（７）−Ｏ、０２０１５（６
）Ｏ、２３２５１（６）Ｇｅ（２）Ｏ、３７１５１（６
）Ｏ、２５２０５（６）Ｏ、４８８２８（６）Ｆｅ（ェ
）Ｏ、０７０５０（８）Ｏ、３５７１９（８）Ｏ、１０
７２６（８）Ｆｅ（２）Ｏ、３４２７９（８）Ｏ、６１
６２０（８）Ｏ、１３６５０（８）Ｆｅ（３）０１９４
９１（８）Ｏ、６１６４６（８）Ｏ、３７３３４（８）
Ｏ（工） Ｏ、０４９０（４）Ｏ、１２３４（４）Ｏ、
１３３３（４）Ｏ（２）Ｏ、０８８ｌ（４）Ｏ、５９８
７（４）Ｏ、１２７５（４）Ｏ（３）０２９６７（４）
Ｏ、３６８２（４）００９７９（４）Ｏ（４）Ｏ、２９
５７（４）Ｏ、８７１０（４）Ｏ、１１４４４）Ｏ（５
）Ｏ、２０２５（４）Ｏ、３８エ７（４） Ｏ、３５９
４（４）Ｏ（６）Ｏ、１７２９（４）Ｏ、８５９９（４
）Ｏ、３７００（４）Ｏ（７）Ｏ、４０９４（４）Ｏ、
１１０４（４）Ｏ、３６１５（４）Ｏ（８）Ｏ、４３２
３（４）Ｏ、６５０８（４）Ｏ、３８０９（４） 本発
明は、前記、４ＦｅＯ−６Ｆｅ。
０３・ ９Ｇｅ０。
化合物のＦｅＯの代わりに、ＣｏＯを置き換えた新規な
単斜晶系に属する化合物およびその製造法を提供するに
ある。 本発明の４ＣｏＯ−６Ｆｅ２Ｏ３・ ９ＧｅＯ
２（Ｃｏ、Ｆｅ、２Ｇｅ、Ｏ、Ｏ）で示される単斜晶系
に属する化合物は、この化合物中、コバルトはＣＯ２＋
イオン、鉄はＦｅ３＋イオン、ゲルマニウムはＧｅ４＋
イオンとして存在している。
単斜晶系に属する化合物およびその製造法を提供するに
ある。 本発明の４ＣｏＯ−６Ｆｅ２Ｏ３・ ９ＧｅＯ
２（Ｃｏ、Ｆｅ、２Ｇｅ、Ｏ、Ｏ）で示される単斜晶系
に属する化合物は、この化合物中、コバルトはＣＯ２＋
イオン、鉄はＦｅ３＋イオン、ゲルマニウムはＧｅ４＋
イオンとして存在している。
この化合物は結晶構造を有し、単斜晶系に属し、その空
間群はＰ２ｌ／ｃである。格子定数は、ＡＯ＝８．４５
４±０．００１（Ａ）、ＢＯ＝８．３２９±０．００１
（Ａ）、ＣＯ＝９．１９１±０．００１（Ａ）およびβ
＝１１８．０１±０．０１（０）である。ゲルマニウム
は４個の酸素によつて囲まれており、鉄とコバルトは４
個の酸素によつて囲まれたものと、６個の酸素によつて
囲まれたものとがある。単位格子内には、４Ｃ００−６
Ｆ′Ｅ２Ｏ３・η是０２として化学式を表現した場合、
１化学式存在する。陰イオンである酸素は、緻密構造を
とつている。この結晶の面指数（ＨｋＩ）、面間隔ｄ（
Ａ）、（ＤＯは実測値を、Ｄｃは計算値を示す。
間群はＰ２ｌ／ｃである。格子定数は、ＡＯ＝８．４５
４±０．００１（Ａ）、ＢＯ＝８．３２９±０．００１
（Ａ）、ＣＯ＝９．１９１±０．００１（Ａ）およびβ
＝１１８．０１±０．０１（０）である。ゲルマニウム
は４個の酸素によつて囲まれており、鉄とコバルトは４
個の酸素によつて囲まれたものと、６個の酸素によつて
囲まれたものとがある。単位格子内には、４Ｃ００−６
Ｆ′Ｅ２Ｏ３・η是０２として化学式を表現した場合、
１化学式存在する。陰イオンである酸素は、緻密構造を
とつている。この結晶の面指数（ＨｋＩ）、面間隔ｄ（
Ａ）、（ＤＯは実測値を、Ｄｃは計算値を示す。
）およびＸ線に対する相対強度１（％）は、第２表の示
すとおりである。この単斜晶系に属する化合物は、磁性
材料ならびに半導体材料および触媒として有用なもので
ある。
すとおりである。この単斜晶系に属する化合物は、磁性
材料ならびに半導体材料および触媒として有用なもので
ある。
この化合物は、次の方法によつて製造し得られる。
金属コバルトあらるいは酸化コバルトもしくは加熱され
れることにより酸化コバルトに分解される化合物と、金
属鉄あるいは酸化鉄もしくは加熱されることにより酸化
鉄に分解される化合物と、ゲルマニウムあるいはゲルマ
ニウム酸化物もしくは加熱されることにより分解されて
２酸化ゲルマニウムを生ずる化合物とを、コバルト、鉄
、・ゲルマニウムの割合が、原子比で４対１謝９になる
ように混合して、８００℃以上の温度で加熱することに
よつて製造することが出来る。本発明に用いる出発物質
は、市販のものをそのまま使用してもよいが、出発物質
相互間の化学反応を速やかに進行させるためには、粒径
がちいさい程よく、特には１０Ｐ７ｎ以下であることが
好ましい。
れることにより酸化コバルトに分解される化合物と、金
属鉄あるいは酸化鉄もしくは加熱されることにより酸化
鉄に分解される化合物と、ゲルマニウムあるいはゲルマ
ニウム酸化物もしくは加熱されることにより分解されて
２酸化ゲルマニウムを生ずる化合物とを、コバルト、鉄
、・ゲルマニウムの割合が、原子比で４対１謝９になる
ように混合して、８００℃以上の温度で加熱することに
よつて製造することが出来る。本発明に用いる出発物質
は、市販のものをそのまま使用してもよいが、出発物質
相互間の化学反応を速やかに進行させるためには、粒径
がちいさい程よく、特には１０Ｐ７ｎ以下であることが
好ましい。
また磁性材料、電気材料として用いる場合には、不純物
の混入をきらうので、出発原料は純度が高ければ高いほ
ど好ましい。これらの原料をそのまま、あるいはアルコ
ール類もしくはアセトンと共に充分に混合する。これら
の混合割合は、コバルト、鉄、ゲルマニウムの割合が、
原子比として４対１謝９の割合である。この割合をはず
すと目的とする化合物を得ることは出来ない。この混合
物を、大気中あるいは酸化性雰囲気もしくは鉄およびコ
バルトが３価イオン状態および２価イオン状態から還元
され得ない程度の還元雰囲気のもとで、８００℃以上の
温度で加熱する。
の混入をきらうので、出発原料は純度が高ければ高いほ
ど好ましい。これらの原料をそのまま、あるいはアルコ
ール類もしくはアセトンと共に充分に混合する。これら
の混合割合は、コバルト、鉄、ゲルマニウムの割合が、
原子比として４対１謝９の割合である。この割合をはず
すと目的とする化合物を得ることは出来ない。この混合
物を、大気中あるいは酸化性雰囲気もしくは鉄およびコ
バルトが３価イオン状態および２価イオン状態から還元
され得ない程度の還元雰囲気のもとで、８００℃以上の
温度で加熱する。
加熱時間は、１日もしくはそれ以上である。加熱の際の
昇温速度には制約はない。反応終了後は、０℃に急冷す
るか、あるいは炉外に急激にひきだせばよい。得られた
４Ｃ００６Ｆ′Ｅ２Ｏ３９ＧｅＯ２（ＣＯ４Ｆｅｌ。
昇温速度には制約はない。反応終了後は、０℃に急冷す
るか、あるいは炉外に急激にひきだせばよい。得られた
４Ｃ００６Ｆ′Ｅ２Ｏ３９ＧｅＯ２（ＣＯ４Ｆｅｌ。
Ｇｅ９Ｏ４Ｏ）化合物は、黒色である。粉末Ｘ線回析法
によつて、結晶構造が有することがわかつた。混合物の
試料重量および加熱後の試料の重量を秤量することによ
つて、化合物の化学量論数が決定された。実施例 純度９９．９％以上のコバルト酸化物（ＣＯＯ）粉末、
純度９９．９％以上の酸化鉄（Ｆｅ３Ｏ３）粉末、およ
び９９．９９％以上の酸化ゲルマニウム（ＧｅＯ２）粉
末を、モル比で４対６対９の割合に秤量し、乳鉢内でエ
チルアルコールを加えて充分に混合し、平均粒径数μｍ
の微粉末混合物を得た。
によつて、結晶構造が有することがわかつた。混合物の
試料重量および加熱後の試料の重量を秤量することによ
つて、化合物の化学量論数が決定された。実施例 純度９９．９％以上のコバルト酸化物（ＣＯＯ）粉末、
純度９９．９％以上の酸化鉄（Ｆｅ３Ｏ３）粉末、およ
び９９．９９％以上の酸化ゲルマニウム（ＧｅＯ２）粉
末を、モル比で４対６対９の割合に秤量し、乳鉢内でエ
チルアルコールを加えて充分に混合し、平均粒径数μｍ
の微粉末混合物を得た。
該混合物を白金ルツボ内にみたし、１０００℃に設定さ
れた箱型シリコニツト炉内に入れ、５日間加熱し、その
後、試料を炉外にとり出し、室温まで急速に冷却した。
得られた試料は、４Ｃ００−６Ｆ′Ｅ２Ｏ３・η〉０２
（ＣＯ４Ｆｅｌ。Ｇｅ９Ｏ４Ｏ）であり、単斜晶系に属
する化合物であつた。その結晶の性状は、第２表に示す
とおりである。加熱前後の試料の重量の変化を秤量し、
実験誤差範囲内での一致をみた。
れた箱型シリコニツト炉内に入れ、５日間加熱し、その
後、試料を炉外にとり出し、室温まで急速に冷却した。
得られた試料は、４Ｃ００−６Ｆ′Ｅ２Ｏ３・η〉０２
（ＣＯ４Ｆｅｌ。Ｇｅ９Ｏ４Ｏ）であり、単斜晶系に属
する化合物であつた。その結晶の性状は、第２表に示す
とおりである。加熱前後の試料の重量の変化を秤量し、
実験誤差範囲内での一致をみた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ４ＣｏＯ・６Ｆｅ＿２Ｏ＿３・９ＧｅＯ＿２（Ｃｏ
＿４Ｆｅ＿１＿２Ｇｅ＿９Ｏ＿４＿０）で示される単斜
晶系に属する化合物。 ２ 金属コバルトあるいは酸化コバルトもしくは加熱さ
れることにより酸化コバルトに分解される化合物と、金
属鉄あるいは酸化鉄もしくは加熱されることにより酸化
鉄に分解される化合物と、ゲルマニウムあるいはゲルマ
ニウム酸化物もしくは加熱されることにより分解されて
２酸化ゲルマニウムを生ずる化合物とを、コバルト、鉄
、ゲルマニウムの割合が原子比で４対１２対９になるよ
うに混合して、８００℃以上の温度で加熱することを特
徴とする、４ＣｏＯ・６Ｆｅ＿２Ｏ＿３・９ＧｅＯ＿２
（Ｃｏ＿４Ｆｅ＿１＿２Ｇｅ＿９Ｏ＿４＿０）で示され
る単斜晶系に属する化合物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56065031A JPS6041616B2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | ４ＣｏＯ・６Ｆｅ↓２Ｏ↓３・９ＧｅＯ↓２（Ｃｏ↓４Ｆｅ↓１↓２Ｇｅ↓９Ｏ↓４↓０）で示される単斜晶系に属する化合物およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56065031A JPS6041616B2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | ４ＣｏＯ・６Ｆｅ↓２Ｏ↓３・９ＧｅＯ↓２（Ｃｏ↓４Ｆｅ↓１↓２Ｇｅ↓９Ｏ↓４↓０）で示される単斜晶系に属する化合物およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57179036A JPS57179036A (en) | 1982-11-04 |
| JPS6041616B2 true JPS6041616B2 (ja) | 1985-09-18 |
Family
ID=13275195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56065031A Expired JPS6041616B2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | ４ＣｏＯ・６Ｆｅ↓２Ｏ↓３・９ＧｅＯ↓２（Ｃｏ↓４Ｆｅ↓１↓２Ｇｅ↓９Ｏ↓４↓０）で示される単斜晶系に属する化合物およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6041616B2 (ja) |
-
1981
- 1981-04-27 JP JP56065031A patent/JPS6041616B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57179036A (en) | 1982-11-04 |
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