JPS6041607A - 軟膏基剤 - Google Patents

軟膏基剤

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JPS6041607A
JPS6041607A JP14854783A JP14854783A JPS6041607A JP S6041607 A JPS6041607 A JP S6041607A JP 14854783 A JP14854783 A JP 14854783A JP 14854783 A JP14854783 A JP 14854783A JP S6041607 A JPS6041607 A JP S6041607A
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明石 遑
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門脇 奉則
Toru Nishibayashi
徹 西林
Akio Sonoda
園田 昭男
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/22Heterocyclic compounds, e.g. ascorbic acid, tocopherol or pyrrolidones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0014Skin, i.e. galenical aspects of topical compositions

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軟膏基剤、より評しくは薬物の局所投与用の
軟膏基剤に関する。
軟膏は、薬効成分たる薬物を軟膏基剤に配合した局所投
与用の半固形製剤であって、これを皮膚又は粘膜に塗擦
又は塗布して皮膚又は粘膜に薬物を移行、浸透させるも
のである。従って、軟膏の基本的要件としては、軟膏基
剤に含有される薬効成分が、適用された患部に迅速且つ
確実に移行し浸透することが重要である。また、皮膚に
対する刺激性及び毒性が低いことも重要であり、更に軟
膏自体長期にわたって安定に保存できることが望ましい
かかる基本的要件を充足するには、軟膏基剤の選択が最
も重要な因子の一つであり、この選択の如何によっては
、薬効成分の治療効果が充分に発揮されない場合がある
。従来公知の軟膏は、主としてペトロラタム、脂肪及び
グリセリンなどを基剤とするものが多い。しかしながら
、ある種の薬物、例えば、ステロイド等は、一般にペト
ロラタム等の軟膏基剤にわずかに溶解するに過ぎず、残
りの溶解しない薬物は機箱粒子として物理的に分散する
だけである。このように溶解しない薬物は、軟膏マトリ
クス中での分散性、患部への移行性に乏しく、充分に治
療効果を奏することができない。
このような場合、薬物をlX8ii!度に溶解すること
ができる溶解剤を使用することにより、薬物を充分軟f
!基剤中に分散、溶解せしめ、ひいては患部への移行性
をも向上させ得、更には治療効果をも向上させ得る。従
来、かかる溶解剤としてアルコール類、プロピレングリ
コール、グリコールエーテル類、ポリエチレングリコー
ル等が使用されているが、これらの溶解剤では充分に満
足し得る結果が得られない場合が少なくない。
本発明者は、軟膏及び軟膏基剤の研究を行なって来たが
、これまでこの分野で全く用いられたことのない特定の
イミダゾリジノン誘導体が、軟膏基剤にJ3ける薬効成
分の溶解剤として優れた特性を有し、従来の溶解剤では
その溶解性、分散性及び患部への移行性等が不充分であ
った薬物に対しても有効であると共に、他の広い範囲の
薬物に対しても優れた溶解剤となることを見出し、本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、軟膏8剤において、薬効成分の溶
解剤として一般式 〔式中、×1及び×2は低級アルキル基を承句で表わさ
れるイミダゾリジノン誘導体を含有することを特徴とす
る軟膏基剤に係るものである。
上記一般式(I)のイミダゾリジノン誘導体は、それ自
身公知の化合物ではあるが、軟n基剤において薬効成分
の溶解剤として用いられた例は全くなく、該イミダゾリ
ジノン誘導体が軟膏基剤における薬効成分の溶解剤とし
て優れた性能を有することは本発明者により始めて見出
された新知見である。
本発明の軟膏基剤は、基本的には従来から汎用されてい
るぺ1−ロラタム、ポリシロキサン等の主体軟膏成分に
、上記一般式(I)のイミダゾリジノン誘導体を含有せ
しめ、必要に応じ、界面活性剤、増粘剤、浸透剤、主体
軟膏成分の補助剤、保存剤又は抗酸化剤等を配合さけて
なるものである。
本発明の軟fJM剤において、上記主体軟n成分として
は、従来より広く一般に用いられているものが特に制限
なく使用でき、例えばペトロラタム、ポリシロキサン及
びこれらの混合物等が例示できる。ぺ1−ロラタムは、
鉱油よりパラフィン0つまでの粘度範囲のパラフィンが
いずれも使用できるが、好ましいペトロラタムとしては
、白色ワセリンを例示できる。また、ポリシロキサン(
別名シリコーン)は、0.5〜10eセンデストークス
の範囲の粘度を有し、ポリシロキサンに結合している有
様部分が低級アルキル、低級アルケニル、フェニル及び
アルキル置換フェニル基等であるポリシロキサンを例示
できる。上記ペトロラタム、ボリン「1キサンの主体軟
膏成分の軟膏基剤に対する割合は、通常公知の軟膏基剤
中の主体軟膏成分の量に準じ適宜決定されるが、通常3
0〜99゜9重量%程度、好ましくは60〜99.9車
通%程度、特に好ましくは80〜99.5重量%程度で
ある。
本発明の軟膏基剤においては、溶解剤として前記一般式
(I)のイミダゾリジノン誘導体を使用することが必須
である。上記一般式(1)において、×1及びx2で表
わされる低級アルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、tart−ブチル、イ
ソブチル、5eC−ブチル等が例示される。上記イミダ
ゾリジノン誘導体は、公知の軟fJ基剤の溶解剤の吊に
準じ適宜決定されるが軟膏基剤に対し、通常0.1〜3
0ffi屯%程度、好ましくは0.5〜30重量%程度
、特に好ましくは、0.5〜10重量%程度の割合で配
合される。
本発明の上記一般式(I)のイミダゾリジノン誘導体は
、それ単独で使用してもよいが、必要に応じ、この分野
で用いられている他の溶解剤を一種又は二種以上共溶媒
として併用してもよい。上記一般式(I>のイミダゾリ
ジノン誘導体と共溶媒とを併用する場合には、両者の使
用量の総量中に占める上記一般式(I)のイミダゾリジ
ノン誘導体の割合は特に限定はないが、通常約30重♀
%以上とするのが望ましく、また、上記イミダゾリジノ
ン誘導体及び共溶媒の軟膏基剤に占める割合は、特に限
定されず、公知の軟膏基剤の溶解剤及び共溶媒のmに準
じ決定されるが、通常0.1〜30重旦%程度、好まし
くは0.5〜30重Ω%程度、特に好ましくは0.5〜
10重量%程度とするのがよい。上記共溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパツール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、2−フェニルエチルアル
コール、ベンジルアルコール等の炭素数1〜22の1価
アルコール;プロピレングリコール、グリセリン等の2
価又は多価アルコール:エチレン、ジエチレン、プロピ
レン又はジプロピレングリコール等の低級アルキルエー
テル二分子m100〜20000のポリエチレングリコ
ール又はポリプロピレングリコール:ミリスチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸セチ
ル、ステアリン酸メチル、セバシン酸イソプロピル等の
炭素数2〜22の脂肪族−塩基性又は三塩基性酸と炭素
数1〜20の1価アルコールとのエステル;コレステロ
ール、ラノリン等のステロール等が例示される。
本発明の軟膏基剤には、基剤中の溶解剤又は共溶媒の分
散を容易にし、安定化させるため又は基剤の伸展性を向
上させるため必要に応じて、1種又は2種以上の界面活
性剤を配合することができる。適当な界面活性剤として
は、公知の軟膏基剤に使用されるものがいずれも使用で
き、局所塗布に医薬的に適用可能な陰イオン性、陽イオ
ン性、両性及び非イオン性の界面活性剤が含まれる。本
発明の軟WI基剤に使用可能な適当な界面活性剤の代表
例として以下のものを例示することができる。
陰イオン界面活性剤としては、例えばラウリル1iII
I酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸プトリウ
ム等のスルホン酸塩を例示できる。
陽イオン界面活性剤としては、例えば臭化セチルトリメ
チルアンモニウム、塩化ベンズアルコニウム等の第4級
アンモニウム塩を例示できる。
非イオン性界面活性剤としては、例えばエチレンオキシ
ド6〜20モルとアルキルフェノールとの綜合生成物の
ようなエーテルで、前記フェノールが炭素数5〜18の
アルキル側鎖を有するもの及び相当するナフタレン又は
ジフェニル化合物、ポリオキシエチレン及びポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレン共用合体でモノアルキ
ル化、ジアルキル化又はポリアルキル化されているもの
、式RCOORI (式中Rは炭素数12〜22の脂肪
酸より誘導された長鎖炭化水素であり、R1は多価アル
コールである)で表わされる化合物のよなエステルで、
例えばラウリン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、及び
オレイン酸より誘導された例えばモノステアリン酸グリ
セリル、モノラウリン酸ジエチレングリコール、ンルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン鎖が脂肪酸の
エステルの未反応ヒドロキシ基及び多価アルコールと共
に見出されるエーテル−エステル、ラウロイルジェタノ
ールアミドのような脂肪酸アミド等を例示できる。
また、両性界面活性剤としては、アミノ基及びカルボキ
シル基を有するもの、例えばドデシルβ−アラニン、ミ
ラノールのようなイミダシリン誘導体、アルカンスルホ
ンアミドをホルムアルデヒド及びメチルタウリンと縮合
さ往て生成されるアミノ及び硫酸又はスルホン酸基を含
有するもの等を例示できる。
上記の界面活性剤は、更に詳しくは、例えば、トリオレ
イン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、セス
キオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸グリセロー
ル、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソ
ルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレン
グリ]−ル4001オレイン酸トリエタノールアミン、
モノラウリン酸ポリオキシエチレングリコール4001
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノ
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレンソルビタン、オレイン酸ナトリ
ウム、オレイン酸カリウム、ラウリル1iIII酸ナト
リウム、ラウロイルイミダシリン、ドデシルベンゼン硫
酸ナトリウム、モノグリセリド硫酸ナトリウム、オレイ
ルタウリン酎す1ヘリウム、ジオクチルスルホコハク酸
ナトリウム、ラウリルポリグリコールエーテル、ジブチ
ルナフタリンスルホン酸すl〜ツリウムアルキルフェノ
ールポリグリコールエーテル、ソルビタンモノラウレー
トポリグリコールエーテル、スルポン化ヒマシ油、トー
ル油ポリグリコールエステル、塩化アルキルジメチルベ
ンジルアンモニウム、塩化アルキルナフタレンごリジニ
ウム、臭化セヂルジメチルエチルアンモニウム、泡化ア
ルキルジメチルクロロベンジルアンモニウム、スルポン
酸ジブチルフェニルフェノール、スルホン化メチルオレ
イルアミド、ソルビタンモノラウレートポリグリコール
エーテル、オレイン酸ポリグリコール、ラウリルスルホ
酢酸ナトリウム、2−エチルヘキVノール@酸ナトリウ
ム、7−エチル−2−メチルウンデカノール−4硫酸ナ
トリウム、3.9−ジエチル1〜リゾカッ−ルー6 T
aF!Ifす1〜リウム、ラウリルスルホン酸ナトリウ
ム及びN−(スルホエチルナトリウム)オレアミド等を
例示できる。界面活性剤の軟膏基剤に対する割合として
は、公知の軟膏基剤中の界面活性剤のmに壁じ適宜状め
られるが、通常約45重機%以下、好ましくは0.1重
量%〜101G%程度、更に好ましくは0.1〜5重石
%程度とするのがよい。
本発明の軟膏基剤には、基剤の粘度を適切に調整し、又
は軟膏状とするために、必要に応じ増粘剤を配合するこ
とができる。適当な増粘剤としては、コロイド状アルミ
ナ、コロイド状シリカ、アルギン酸及びその誘導体、カ
ルボボール(Carboool 、カルボキシビニル重
合体、)、クルーセル(K 1ucel 、セルローズ
ニーデル)、メトレル(M etbocel 、メチル
セルロース)、ナ1〜ロソル(N atrosol 、
ヒトOキシエチルセルロース)、カルボキシメチルセル
[]−ス等のけルロース誘導体、ゼラチン、寒天、トラ
ガカン1へ、アカシアガム、グアルガム等のガム類、エ
チレンスキサイド重合体等の樹脂が例示できる。増粘剤
の軟膏基剤に対する使用割合としては、前記主体軟膏成
分及び溶解剤等の種類や使用ωに応じ適量を加えればよ
いが、通常約20重a%以下でよい。
本発明の軟膏基剤には、軟Ff!基剤の伸展性及び使用
感を良くするため、必要に応じ主体軟膏成分の補助剤と
して、蜜ろう、鯨ろう、炭素数10〜22の脂肪酸等を
配合することができる。
本発明の軟膏基剤には、薬効成分の吸収を促進さけるた
め、必要に応じ更に浸透剤を配合し得る。
浸透剤としては、例えば、炭素数1〜22のアルキル基
を有するジアルキルスルホキシド、例えばジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフルフリルアル
コール等が挙げられる。
本発明の軟膏基剤は、また、スクアレン、アク7ラン、
アセチル化ラノリン区分等の如き炭化水素のような没透
助剤を含有し得る。
また、本発明の軟膏基剤には、必要に応じ保存剤又は抗
酸化剤を配合することもできる。本発明の軟QN剤に使
用し得る保存剤又は抗酸化剤としては、バラヒドロキシ
安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステ
ル、没食子酸プロピル、ソルビン酸及びそのナトリウム
塩及びカリウム塩、プロピオン酸及びそのカルシウム及
びナトリウム塩、6−アセトキシ−2,4−ジメチル−
m−ジオキサン、2−ブロモ−2−二i〜口プロパン−
1,3−ジオール、ジブロモリノチルアニリド、トリブ
ロモサリチルアニリド等のサリチルアニリド、シナIJ
 )Lt (C1naryl) 100及び200、又
ハトヒシJ’v (DowicN) 100及ヒ200
 (1−(3−クロロアリル−3,5,7−t−ジアザ
−1−アザニアダマンタンクロリドのシス異性体〕へキ
ザクロロフエン、安息香酸す1〜リウム、り1ン酸、エ
チレンジアミンチ1〜う合>酸及びそのアルカリ金属及
びアルカリ土類金属塩、プヂルヒドロキシアニンール、
ブチルヒドロキシ1〜ルエン、り[]ロー及びブロモ−
クレゾール等のフェノール化合物、塩化ベンザルコニウ
ム等の第四級アンモニウム化合物、クロロブタノール、
ヨードクロルヒドロキシキノリン、1〜コフエノール等
を挙げることができる。上記保存剤及び抗酸化剤の使用
昂は、軟膏基剤に対し、0.1〜2申R%程度とづれば
よい。
本発明の軟膏基剤は、一般には次の如くして製造される
。即ち、本発明の軟膏基剤を製造するには、公知方法に
従い行なえばよい。例えば、本発明の軟f!基剤は航記
した各成分を室温又は上昇させた温度下で充分に混合す
ればよい。好ましくは、例えば、上記一般式(I)のイ
ミダゾリジノン誘導体又はこれと共溶媒との混合溶剤又
は該混合溶剤に界面活性剤及び/又は増粘剤を加え、各
成分のそれぞれが液体であるうちに十分混合溶解させる
。この場合、必要であれば溶解させるために、例えば、
60〜85℃に加熱撹拌することもできる。次いで、ペ
トロラタム等の主体軟膏成分及び他の成分を液状となる
温度(例えば60〜85℃)まで加熱し、液状としたも
のに、前記混合溶剤をゆっくりと加えつつ混合し、混合
物を十分撹拌して冷却することにより本発明の軟膏基剤
を製造できる。尚、得られる軟膏基剤の粘度が低い場合
又は分離が生じる場合は、更に増粘剤又は界面活性剤を
加えて加熱撹拌するか、或いは前記製法において増粘剤
又は界面活性剤を増量する等の方法を適宜採用すること
により解決できる。
本発明の軟膏基剤は、上記一般式(I ’)のイミダゾ
リジノン誘導体を溶解剤として使用することに基づき、
各種の薬効成分の局所投与用製剤の軟膏基剤とし使用で
きる。本発明の軟膏基剤と共に使用される薬物としては
、ステロイド、非ステロイド等の消炎剤、各種眼の治療
剤、強心剤、抗ウィルス剤、抗真菌剤、抗アレルギー剤
、ホルモン剤、日痛剤等が挙げられる。
上記した薬物を含有する軟膏は、公知方法に従い製造で
きる。例えば、前記不合成分を室温又は上昇させた温度
下で十分に混合すればよい。好ましくは、例えば、前記
した如き薬物を、上記一般式(I)のイミダゾリジノン
誘導体又はこれと共溶媒との混合溶剤又は該混合溶剤に
界面活性剤及び/又は増粘剤を加えた混合物に添加し、
各成分の夫々が液体であるうちに十分混合溶解させる。
この場合、必要であれば溶解さ往るために、例えば、6
0〜85℃に加熱撹拌することもできる。
次いで、ペトロラタム等の主体軟膏成分及び他の成分を
液状となる温度(例えば60〜85℃)まで加熱し、液
状としたものに、前記薬物含有混合物をゆっくりと加え
つつ混合し、得られる混合物を十分撹拌して冷却するこ
とにより軟膏を製造できる。また、別法として、薬物を
本発明の軟膏基剤に添加し、加温して十分撹拌後冷却す
ることによっても、軟膏を得ることができる。更に、機
械的撹拌を、製造工程の中間又は最終段階で行ない、一
層の均一性を付与することもできる。これは、公知の装
置、例えば、ブロペブミキサー、コロイドミル、ホモジ
ナイザー、ローラーミル、音波ミキサー等を用いて行な
い得る。
本発明の軟f1基剤は、ステ0イド類を含有させるのに
特に好適である。該ステロイド類としては、例えば、下
記一般式<A)で表わされる特開昭57−45200号
記載の消炎性ステロイド、9−フルオロ−11β、17
.21−1−ジヒドロキシ−16α−メチルフレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオン 71β、17.2l−)−リヒドロキシプレグンー4−
エン−3,20−ジオン 9−フルオロ−11β、17.21−1〜リヒドロキシ
−16β−メチルプレグナ−1,4−ジエン−3,20
−ジオン(ベタメサゾン) 11β、21−ジヒドロキシプレダン−4−エン−3,
10−ジオン−17−プチレート6α、9α−ジフルオ
ロ−11β、16α、17α、21−テトラヒトOキシ
ープレグナ−1,4−ジエン−3,10−ジオン−16
α、17α−アセトこド等を例示できる。
X−R□ 5 上記式中R1はC+ Cウアルキル基、モノヒドロキシ
もしくはポリヒドロキシ−C2Cゎアルキル基、モノハ
ロもしくはポリ八ロー〇+ −Cw 7 ル* ルM 
又ハCH2COOR6基(R6は置換基を有しもしくは
有しない、C+ CIQアルキル基、C3C8シク0ア
ルキル基、C3−C8シクロアルケニル基又はC2−〇
xアルケニル基を示し、a−S基はハロゲン原子、低級
アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスル
フィニル基、低級アルキルスルボニル基、−NHC−(
C+−Cηデアルル)基及び1 QC(C+ C+o フルキル)基から選択されるか或
いはR6は置換基を有しもしくは有しない、フェニル基
又はベンジル基を示し、この置換基は低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ハロゲン原子、カルバモイル基、低
級アルコキシカルボニル基、低級フルカッイルオキシ基
、低級ハロアルキル基、モノー低級アルキルアミノ基、
ジー低級アルキルアミノ基、モノー低級アルキルカルバ
モイル基、ジー低級アルキルカルバモイル基、低級アル
キルチオ基、低級アルキルスルフィニル基及び低級アル
キルスルホニル基から選択される)を示す。
或いはR1は−CH2C0NR7R11基(Ry及びR
8は同−又は相異なって水素原子、低級アルキル基、C
s Caシクロアルキル基、フェニル基又はベンジル基
を示すか又は両者が結合して飽和モノ環状第二級アミン
残基を示す):置換基を有しもしくは有しない、フェニ
ル又はベンジル基(置換基は上記R6に定義する置換フ
ェニル又はベンジル基のそれと同じである)ニ ーCl−1−Y−(低級アルキル)基(Yは−S−19 〜5O−1〜S O2−又は−〇−を、R9は水素原子
、低級アルキル基の又はフェニル基を示す。
また上記R9はYに隣接する低級アルキル基と結っても
よく、上記型においてYは上記に同じであり、アルキレ
ン基は炭素数3〜10であり、その3〜6が環形成炭素
である):又は 占。
Rmは水素原子、低級アルキル基、フェニル基又はハロ
アルキル基を示す)を示す。
R2は置換基を有しもしくは有しない、C+ −Cゎア
ルキル基、C3Csシクロアルキル基、C3−08シク
ロアルケニル基又はC2C1lアルケニル基を示し、置
換基はハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル
チオ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルス
ルホこル基の、1 −NHC−(C+ 0wアルキル)基及び1 QC(C+ C11アルキル)基から選択されるか或い
はR2はam基を有しもしくは有しない、フェニル基又
はベンジル基を示し、この置換基は低級アルキル基、低
級アルコキシ基、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級
アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルオキシ基、
低級ハロアルキル基、モノー低級アルキルアミノ基、ジ
ー低級アルキルアミノ基、モノー低級アルキルカルバモ
イル基、ジー低級アルキルカルバモイル暴、低級アルキ
ルチオ基、低級アルキルスルフィニル基及び低級アルキ
ルスルホニル基から選択される。
R3は水素原子、α−ヒドロキシ基、β−ヒドロキシ基
、α−メチル基、β〜メチル基、1 −CH2基又はα−もしくはβ−0COR2基(R2は
上記に同じ)を示す。
RLは水素原子、弗素原子又は塩素原子を示す。
R5は水素原子、弗素原子、1M素原子又はメチル基を
示す。
Xは一〇−又は−8−を示す。Zはカルボニル又はβ−
ヒドロキシメチレン基を示す。
AIHにおける点線は1.2−位結合が飽和又は不飽和
結合であることを示す。
上記R1及びR2の少なくとも一方がハローアルキル塁
である場合は、上記一般式(Δ)の化合物の第四級アン
モニウム塩も包含される。
本発明の軟膏基剤に配合すべき薬物の量は、勿論薬物の
種類、効力及びその用途等によっても変化するが、一般
に薬物の治療的に有効な量に応じて適宜のmを配合すれ
ばよく、通常軟膏基剤100重及部に対して0.01〜
5.Clffl部程度配合すればよい、Vfにステ0イ
ド類を配合さする場合は、好ましくは、通常0.01〜
1.0重缶部より好ましくは0.05〜0.2fi缶%
程度とするのがよい。
以下、実施例及び各種試験例を掲げる。尚、実施例及び
各試験例において、「ステロイドA」とは、17α−エ
トキシカルボニルオキシ−11β−ヒドロキシアンドロ
スタ−1,4−ジエン−3−オン−17β−カルボン酸
クロロメチルを、「ステロイドB]とは、17α−エト
キシカルボニルオキシ−9α−フルオロ−11β−ヒド
ロキシ−16α−メチルアンドロスタ−1,4−ジエン
−3−オン−17β−カルボン酸クロロメチルを指す。
実施例1 (1)下記組成の軟膏基剤を調製する。
成 分 け (a) 1.3−ジメチル−2−3,0 イミダゾリジノン プロピレングリコール 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 白色ワセリン 92.0 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びプロピレ
ングリコールからなる混合物を75℃の温度に加熱する
。次いで、白色ワはリンとミリスヂン酸イソブ0ビルを
70℃に加熱し、混合する。
この混合物に、上記1.3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノンとプロピレングリコールとの混合物を撹拌しなが
ら加え、十分に撹拌後、(仔られる混合物を更に撹拌し
ながら室温まで冷却し、本発明の軟膏基剤を得た。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びプ
ロピレングリコールからなる混合物を加熱する前に、ス
テロイドB1−0oを該混合物に溶解させ、以下上記〈
1)と同様の操作を行なって、軟りを製造した。
実施例2 (1)下記組成の軟?!基剤をw4製する。
成 分 量 (g > 1.3−ジメチル−2−5,0 イミダゾリジノン ポリオキシエチレンソルビタン 2.0モノステアレー
ト(20M) く商標名[ニラコール TS−104、日光ケミカルズ
■製) ソルビタンセスキオレート 1.0 ポリエチレングリコール400 2.0ステアリルアル
コール 2.0 o色ワヒリン 83.0 ラノリン 5.0 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ポリエチレ
ングリコール400及びポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート(20M)(1,0g)を70’Cに
加熱しながら混合する。
別に、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノステアレート(20M)(1,Oo)、
ステアリルアルコール、ラノリン及び白色ワセリンを7
0℃に加熱し混合する。これら両混合物を70℃に加熱
しつつ、均一となるまで混合した後、撹拌上室温まで冷
却する。こうして本発明の軟膏基剤を得た。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ポリ
エチレングリコール400及びポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート(20M)の混合物に代えて、
該混合物にステロイド80.1gを溶解させたものを用
いる以外は上記(1)と同様にして軟膏を製造した。
実施例3 (1)下記組成の軟膏基剤を調製づる。
成 分 葺 (0) 1.3−ジメチル−2−io、。
イミダゾリジノン ソルビタンモノラウレート 3.0 ポリオキシエチレンソルビタン 5.0モノオレート(
20M) (商標名「ニラコール TO−10J、日光ケミカルズ
■製) 固形パラフィン 5.0 (m点:56〜58℃) 流動パラフィン 20.0 (粘度350cs) 蜜ロウ 5.0 白色ワヒリン 52.0 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレートから成る混合物を7
0℃に加熱しつつ混合する。固形パラフィン、流動パラ
フィン、蜜ロウ、白色ワセリンを70℃に加熱しながら
十分に混合する。前者の混合物を、後者の混合物に同温
度で混合物に撹拌しつつ加え、得られる混合物が均一ど
なるまで撹拌後、更に撹拌しつつ室温まで冷却し、本発
明の軟膏基剤を製造した。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとポリ
オキシエチレンソルビタンモノオレー1〜から成る混合
物に代えて、該混合物にステロイドBO,1gを溶解さ
ゼたものを使用づる以外は上記(1)と同様にして、軟
膏を製造した。
実施例4 く1)下記組成の軟膏基剤を調製する。
成 分 fTh(!]) 1.3−ジメチル−2−11,0 イミダゾリジノン 流動パラフィン 45.O (粘度350C5) 蜜ロウ 5.0 ミリスチン酸イソプロピル 24.0 コロイド状シリカ 15.0 (商標名「アエロジル300」、 日本アエロジル■製) 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを70℃に加
熱し、流動パラフrン、蜜ロウ及びミリスチン酸イソプ
ロピルの加熱混合物(70℃)に加え、撹拌づる。この
混合物にコロイド状シリカをゆっくりと添加し、混合物
を均一どなるまで撹拌しながら室温に冷却することによ
り、本発明の軟膏基剤を製造した。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに代え
て、これにステロイド80.1gを溶解させたものを使
用する以外は上記(1)と同様にして、軟膏を製造した
実施例5 (1)下記組成の軟膏基剤を調製する。
成 分 吊 (q) 1.3−ジメチル−2−4,0 イミダゾリジノン ポリシロキリン 30.0 (粘度1000cs) プロピレングリコール 2.0 ソルビタンレスキオレーh 3.0 白色ワセリン 61.0 白色ワセリン及びポリシロキサンを65〜70℃に一緒
に加熱して撹拌しつつ十分に混合づる。
次いで、この混合物にソルビタンヒスキオレートを添加
して混合する。これに、1.3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノンとプロピレングリコールとの均一混合物を撹
拌不添加し、得られる混合物を均一となるまで撹拌しな
がら室温に冷却して本発明の軟膏基剤を製造した。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに代え
て、これにステロイドBO,loを溶解した溶液を用い
る以外は上記(1)と同様にして、軟nfを得た。
実施例6 ステロイドBの使用示を0.01(]とする以外は実施
例2(2)と同様にしてqlQをUだ。
実施例7 ステロイドBに代えてステロイドΔを用いる以外は実施
例1〜6と同様にして6種類の軟膏を19だ。
実施例8 (1)下記組成の軟膏基剤を調製する。
成 分 量 ((]) 白色ワセリン 95 1.3−ジメチル−2−5 イミダゾリジノン 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを70℃に加
熱し、70℃に加熱した白色ワセリンに撹拌下添加し、
均一となるまで混合し撹拌しながら室瀉に冷却し、本発
明の軟膏基剤を{ワる。この軟ON剤を、以下「軟青基
剤−■」と呼ぶ。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに代え
て、これにステロイドAを0.1g溶解させた溶液を用
いる以外は上記(1)と同様にして軟青を製造した。こ
の軟膏を[軟flAJと呼ぶ。
実施例9 ステロイドAに代えてステロイドBを用いる以外は実施
例8の(2)と同様にして軟膏を袈造した。この軟膏を
「軟IfBJと呼ぶ。
実施例10 (1)下記組成の軟PJ基剤を調製する。
成 分 憤 (G) 白色ワセリン 98 1,3−ジメチル−2−2 イミダゾリジノン 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを70’Cに
加熱し、70℃に加熱した白色ワセリンに撹拌下添加し
、均一に混合する。この混合物を撹拌しながら室温に冷
却して本発明の軟青基剤を得た。
(2)1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンに代え
て、これにステロイドAを0.1111溶解させた溶液
を用いる以外は上記(1)と同様にして軟丹を製造した
。この軟膏を「軟告C」と呼ぶ。
実施例11 ステロイド八に代えてステロイドBを用いる以外は実施
例10(2)と同様にして軟aを得た。
これを「軟青D」と呼ぶ。
実施例12 ステロイド八に代えてベタメザゾン0.120を用いる
以外は実施例10の(2)と同様にして軟膏を得た。こ
れを「軟ロE」と呼ぶ。
比較例1 白色ワセリン100gを70℃に加熱し、これにベタヌ
サゾン0.12++を撹拌下添加し、均一に混合する。
この混合物を撹拌しながら室温に冷却し、軟膏を得た。
これを「軟膏F」と呼ぶ。
実施例13 下記薬物を用い、実施例1〜5と同様にして軟青を得た
017α一工1ヘキシカルポニルオキシ−9α−フルオ
ロー11β−ヒドロキシ−16β−メチルアンドロスタ
ー1.4−ジエンー3−オン−17β一カルボン酸クロ
口メチル 09α−フルオロ−11β−ヒドロキシ−17αーイン
ブロボキシカルポニルオキシ−16α−メチルアンド口
スター1.4−ジエンー3−オン−17β一カルボン酸
クロ口メチル 017α−シクロへキシルオキシ力ルポニルオキシ−1
1β−ヒドロキシアンド口スト−4−エンー3−オン−
17β一カルボン酸クロロメヂル011β−ヒドロキシ
−17α−イソプロボキシカノレボニノレオキシアンド
口スト−4−エンー3−オンー17β一カノレボン酸メ
チル 011β−ヒドロキシ−17α−イソプロポキシカルボ
ニルオキシアンドロス1一−4−エンー3−オン−17
β一カルボン酸工1−キシメチル017α−ペンジノレ
オキシ力ルポニルオキシ−11β−ヒドロキシアンドロ
スト−4−エンー3−オン−17β一カルボン酸クロ口
メチル011β−ヒドロキシ−17α−イソブロボキシ
カルボニルオキシアンドロストー4−エンー3−オン−
17β一カノレボン酸1−クロ口エチノレ011β−ヒ
ド0キシー17α−イソブロボキシカルボニルオキシア
ンド口スト−4−エンー3−オン−17β一カルボン酸
工1〜キシ力ルポニルメチル 09α−フルオロ−17α−イソブロボキシカルボニル
オキシ−16α−メチルアンド口スター1.4−ジエン
ー3,11−ジオンー17β一カルボン酸クロ口メチル 09α−7ルオロ−11β−ヒドロキシー17α−メト
キシ力ルポニルオキシ−16α−メチルアノドロスター
1.4−ジエンー3−オン−17β−カルボン酸クロロ
メチル o9α−フルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチ
ル−17α−ペンチルオキシカルボニルオキシアンドロ
スタ− 17β−カルボン酸クロロメチル 016α.17α−ジ(エトキシキシカルボニルオキシ
)−6α−フルオロ−11β−ヒドロキシアンドロスタ
−1,4−ジエン−3−オン−17β−カルボン酸りD
ロメチル 017α−エトキシカルボニルオキシ−ルオロ−11β
−ヒドロキシ−16α−メチルアンドロスタ−1.4−
ジエン−3−オン−17β−カルボン酸フルオロメチル 017α−エトキシカルポニルオギシ−11β−ヒドロ
キシアンドロスト−4−エン−3−オン−17β−カル
ボン酸アセ]−キシメチル017α−エトキシカルボニ
ルオキシ−9α−フルオロ−11β−ヒドロキシ−16
α−メチルアンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン−
17β−カルボン酎 2−クロロメチル 08− (1−ピペラジニル)−9−フルオロ−5−メ
チル−6、7−シヒドロー1−オキソ−1日。
5日−ベンゾ(i 、 j )キノリジン−2−力Jレ
ボン駁 00(−)−スレオ−2,2−ジクロル−N−〔β−ヒ
ドロキシ−α−(ヒドロキシメチル)−p−ニトロフェ
ネチル〕アセタミド 02−ジフェニルメトキシ−N,N−ジメチルエチルア
ミン 01−(0−クロロ−α,αージフェニルベンジル)イ
ミダゾール 04−(ジメチルアミノ)−1.4,4a 、5。
5a 、6.11.12a−オクタヒドロ−3.6。
10、12.12a−ペンタヒドロキシ−6−メチル−
1.11−ジオキソ−2−ナフタセンj〕)レボキシア
ミド 01、4−ジメチル−7−イツプロビルアズレン01−
(p−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチル
−3−インドリル酢酸 o5− CD <−)−αーアミノフェニルアセトアミ
ド〕ベニシラミックアシッドトリハイドレイト以下、本
発明の溶解剤及び軟膏基剤を用いた軟膏につき各種の試
験を行なった結果を示す。
ステロイド溶解度試験 各種溶解剤1mGに対し20℃にてステロイドΔ及びス
テロイドBが完全に溶解する最大重量をめた。結果を第
1表に示す。
第 1 表 第1表より、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
が極めて優秀な溶解性を示すことが判る。
ヒト血管収縮反応 W1康成人男子6人を被験者として、市販バッチテスト
用絆9I膏(鳥居薬品1順に前記状giB〜Fをそれぞ
れ約60111(+ずつ塗布し、これを被験者各人の上
背部に貼付した。4時間密封貼付の後、軟膏を除去し、
除去後2時間及び4時間の2回にわたって、4人の判定
式各人が条物による血管収縮作用に基づく皮円の蒼白現
象の程度を各貼付部位ごとに三段階評価したく西日皮四
38巻2号、286〜293頁、昭和51年)V評価基
準は、次の通りである。
+:著明な蒼白現象が観察される ±:蒼白現象が観察される m:反応なし こうして、一つの軟膏につき24の評(i15(被験者
(6)×判定人( 4 ) −、 2 4 )を得る、
これに対する蒼白現象又は著明な蒼白現象が観察された
評価の数(N1)、茗明な蒼白現象のみが1!察された
評価の数(N2)並びにそれらを百分率で現わした結果
(100N+/24又は100N2/24をめた。結果
を第2表に示す。
第 2 表 第2表から明らかな通り、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンを使用することにより(軟膏B−E)、溶
解剤を使用しない場合(軟膏F)に比し、有意にヒト血
管を収縮させることが判る。
因みに、上記血管収縮反応試験は、ステロイド剤を含有
する軟膏の薬効試験として常用されているものであり、
ヒトにおける血管収縮作用と臨床的効果が高い相関関係
を有することが判っている。
従って、第2表より、1.3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノンを溶解剤として用いることにより、各薬物の治
療効果が向、ヒすることが判る。
ラットにおけるカラゲナン 践浮腫抑制作用ラットの足
踏に軟膏を塗布後、起炎剤である力ラゲナンを注射し、
生じる浮腫の大きざの程度をめる。すなわち、ラット5
匹(体ff1175(1)を1群とし、ラットの右後肢
足踵の体積を測定しておく。これは、右後肢足踵を水中
に入れ増加する水量を測定することにより行なった。次
いで、起炎剤(カラゲナン)注射の2時間前及び1時間
前の2回、該も後肢足踵に被検軟膏を200II1gず
つ丹念に擦り込み、サランラップ(商標名)で塗布部位
を包み、更にその上を伸縮性絆創膏で被った。1%カラ
ゲナン溶液0.1−を、右後肢足踏皮下に注射し、以1
1時間毎に右後肢足踵の体積を測定し、起炎剤注射前の
値から次式に従い浮腫率をめた。結果を第1図に示す。
V+ V。
浮腫率(%)−X100 V。
vo:カラゲナン投与前右後肢足踵体積。
vI :カラゲナン投与後右後肢足踏体積。
第1図において・−・は軟膏AyM:塗布した場合及び
ムームは軟11Bを塗布した場合の結果をそれぞれ示す
第1図より、ステ0イドA及びステロイドBの消炎作用
が認められることが判る。
ヒスタミン内管透過性1進抑制作用 本試験は、M 1crobio1. I u+uno1
. Vol、 22(2)、89−101.1978記
載の方法に従い、ヒスタミン注射により行進する自費透
過性を被検―膏が抑制する程度を測定することにより行
なった。即ち、ラット8匹(体重的2000 )を一群
として、背部を予め電気バリカンで除毛した後、被検軟
lm100110を塗布したバッチテスト用絆創膏を、
ラット正中線の一方の側にヒスタミン注射5時間前及び
3時間前の2回にわたって貼付し、更に粘着包帯で保定
した。次いで、軟膏を除去の直ちにヒスタミン生理食塩
水溶液(10μg10、11112)を、エーテル麻酔
下で上記軟膏塗布部分及び正中線を対称軸とする反対側
の部分(無処理部分)の2ケ所に各部分当り0.111
i1i皮内注射し、直ちに1%エバンスブルー(E v
ans blue。
色素)の生理食塩水溶液0.5mQ/bodyを静脈注
射した。30分経過後、ラットを放血致死させ、ヒスタ
ミン生理食塩水を注射した変色部分の皮口片を同一の大
きさに剥離し、夫々の皮n片を別々に1N水酸化カリウ
ム1謡中に入れ、37℃にて一夜放置した後、0.6N
 H3P0−とアセI〜ンの混合物(5:13)9−を
添加し、振とうし、遠心分離(3000ru+ 、15
分間)を行なう。
得られた上清の620nmでの吸光度を吸光度計にて測
定し、各皮闘片からの漏出色素mを測定した。
軟膏の評価は、無処理部分からの漏出色素R(Wo>と
軟岱塗布部分からの漏出色素ff1(W+)とから、次
式に従い、抑制率を算出して行なった。
結果を第3表に示す。第3表から、1.3−ジメチル−
2−イミダゾリジノンを溶解剤として使用した場合(軟
nA及びB)、ヒスタミンによる血管透過性に対する抑
制率が高く、優れた抗炎症作用が発運されることが判る
第 3 表 9匹のウサギの背部を電気バリカンにて剪毛し、翌日被
検軟膏又はペトロラタムを1001++の量で直径約2
 cm+o円状に単純塗布した。動物の固体差及び皮府
の場所による感受性の差を考慮して塗布部位を固体ごと
に変えた。。塗布3.6.24及び48時間後に塗布部
位を観察し、皮同刺激性に対するドレイン(Dralz
e )の判定基準(薬埋と治IE4Vo1.9. No
、8.Δuo、、95〜105゜1981)に従い、紅
斑及び伽皮について評価し、それらの合81点を刺激強
度の指標とし、第4表に示した。第4表より軟mAは皮
9刺激性をほとんど有しないことが判る。
尚、ドレインの基準は次の通り。
1) 紅斑及び面皮 点数 紅斑なし 0 わずかな紅斑 1 明確にわかる紅斑 2 やや重篤な紅斑 3 重篤な紅斑 4 2) 浮腫、水腫 点数 浮腫なし O わずかな浮腫 1 明確にわかる浮腫 2 やや重篤な浮腫 3 重篤な浮腫 4 上記1)の紅斑及び面皮及び2)浮腫、水腫の各々の点
数を加えて評価とする。
第 4 表
【図面の簡単な説明】
第1図は、ラットにおけるカラゲナンにより生じる尾鉱
浮腫の抑制作用を示すグラフである。 (以 上) 代理人 弁理士 三 枝 英 二 、。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 軟膏基剤において、薬効成分の溶解剤として一般式 〔式中、XI及びx2は低級アルキル基を示す。) で表わされるイミダゾリジノン誘導体を含有することを
    特徴とする軟f¥基剤。
JP14854783A 1983-08-12 1983-08-12 軟膏基剤 Granted JPS6041607A (ja)

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