JPS6041577B2 - スナックの製造法 - Google Patents

スナックの製造法

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Publication number
JPS6041577B2
JPS6041577B2 JP54057313A JP5731379A JPS6041577B2 JP S6041577 B2 JPS6041577 B2 JP S6041577B2 JP 54057313 A JP54057313 A JP 54057313A JP 5731379 A JP5731379 A JP 5731379A JP S6041577 B2 JPS6041577 B2 JP S6041577B2
Authority
JP
Japan
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rice
dough
steamed
grains
brown rice
Prior art date
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Expired
Application number
JP54057313A
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English (en)
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JPS55150851A (en
Inventor
貞文 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Morinaga and Co Ltd filed Critical Morinaga and Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、視程玄米を主原料とする従来にない新規な
タイプのスナツクを製造する方法に関するものである。
この発明は、軽くてソフトな噛みごこちであるが、なお
且つカリカリした歯ごたえを併せ持ち、芳ばしい香りを
有するスナツクを供することを目的としている。玄米は
、ミネラル、ビタミン等の栄養素が含まれた栄養的に優
れた原料であるが、表面が硬い表皮で覆われているため
、例えば米菓を製造する時精白米に処理して使用するご
とく前処理を施して利用され、玄米をそのまま利用する
ことは、行われていなかつた。
しかし、この発明者は、蒸煮した玄米を、部分的に潰れ
ているが、まだ米粒の状態が保たれており、シート状に
延ばした時又は細棒状にした時米粒が互いに粘着しシー
ト状又は細棒状に保てる程度に圧扁又は混練後、成形し
、短時間乾燥し水分を45%〜7%とし、次いで加熱膨
化することにより、軽いソフトな噛みごこちとカリカリ
した歯ごたえを併せ持つた、芳ばしい香りのスナツクが
得られることを見いだし、玄米を直接原料として利用す
る方法を完成させた。
この発明は、原料として視程玄米を用いる。
また玄米の一部を精白米と置換し、玄米と精白米を併用
することも可能である。玄米、精白米は、必・要に応じ
選別後、水洗し、次いで水に浸漬する。玄米は、精白米
より長時間浸漬する必要があるが、水温、品温等により
一定せず適宜実施するが、通常数時間〜数日間行う。浸
漬した米は、水切後蒸煮を行う。
蒸煮は、常・法により行われるが、常圧で行う場合玄米
で3紛〜9吟、精白米でル分〜6紛、高圧で行う場合玄
米でm分〜6紛、精白米で5分〜3紛行う。蒸煮した米
は、冷却を行う。冷却は、蒸煮した米を拡げて放置し、
或いは適宜送風して行う。その結果温度の低下と同時に
一部水分の揮散もみられ、蒸煮した米の表面が乾燥して
くる。冷却は、次いで行う圧扁又は混練の時、米粒を望
ましい状態とするために必要で、高温では漬れすぎ、低
温では漬れ難いため、状態を見ながら400C〜90℃
の範囲で温度を調節する。冷却した蒸煮米は、原料とし
て玄米のみを用いる場合は、そのまま、玄米と精白米を
用いる場合は、両者を合わせた後、必要により糠、調味
料等の副原料を混合する。
特に精白米を併用する場合、その栄養的欠点を補うため
玄米と同じ成分となるように、糠を加えることが望まし
い。糠は、そのまま加えても良いが、一度焙煎し焙り糠
として加えると、できた製品により芳ばしい香りを与え
ることができる。なお焙煎した糠は、焙煎しない糠に比
べ保存中の安定性が増加する。また調味料として食塩、
醤油、アミノ酸液、化学調味料、ビーフパウダー、オニ
オンパウダー、香辛料など通常スナツクの味付けに利用
されるものが使用されるが、これらのものを数種混合し
たシーズニングも使用される。次いで蒸煮した米を、圧
扁ロール、混合装置等により圧扁或いは混練し、米粒の
一部を漬し、粒状で残つている米粒を互いに粘着するよ
うにする。
すなわち圧扁する場合、米粒は、押し漬され−るが、ま
だ粒の状態を保つていて、粘着性の増加した状態となる
ように圧扁する。このためには、圧扁ロールを用いるの
が便利であるが、その他の適当な押し漬し装置が利用で
きる。また混練する場合、一部の米粒は、漬れているが
、多くの米粒.は、まだ粒の状態を保ち、漬れた米の粘
着力により粒状の米粒が互いに粘着した状態になるよう
に混練する。このためには、ミキサー、チョッパー等の
混合装置や、杵と臼のことき搗き装置等が利用される。
また押出機などの装置も利用可能であ!る。いずれの場
合でも、次の成形工程で薄いシート状或いは細い棒状と
したとき、形を保てる程度に粘着力を有するが、なお米
粒の組織が残つている状態になるように処理する。圧扁
或いは混練した米生地は、(1)ロール等を用・い薄い
シートに圧延後、切断或いは形抜きして成形するか、(
2)押出し機等により細い棒状とした後、切断して成形
する等適宜方法により後の乾燥工程が所望の時間ですむ
ような任意の形態に成形する。
成形した生地は、100℃〜300℃でm秒〜3分間乾
燥することにより、水分を45%〜7%に調整する。
この時の水分は、後の加熱膨化の条件により決定する必
要があるが、水分が少なすぎるとできた製品の組織が硬
くしまつたものとなるため、軽いソフトな食感となるよ
うに7%以上、望ましくは9%以上とする。また水分が
多すぎると製品の組織が柔らかくなり、カリカリした軽
快な歯ごた”えとならず、また芳ばしい香りも出難いた
め45%以下、望ましくは40%以下とする。次いで乾
燥した生地は、160℃〜250℃で1@〜3分間加熱
膨化し、軽い食感とカリカリした軽快な歯ごたえ、芳ば
しい香りを出させる。
この時の加熱方法は、なるべく短時間で熱交換が行われ
る方法が望ましく、油揚げ、砂煎り、塩煎り等の方法が
適している。なお油揚げ法により加熱膨化する場合、乾
燥生地の水分が多いとできた製品の吸油量が多くなるた
め、なるべく水分含量を少なくすることが望ましい。以
上のように、この発明は、 (1)玄米をそのまま原料として用い、又は精白米に糠
を加えて用いるため、天然のミネラル、ビタミンが多く
含まれている。
(2)玄米を用いているため芳ばしい香りとなり、特に
糠を焙煎して加えた場合、非常に芳ばしい香りが付与さ
れる。
(3)玄米を用いた成形生地で米が粒の状態で残つてお
り、しかも薄板状、細棒状などの乾燥しやすい形に成形
するため、通常の米菓の製造法に比べ乾燥時間が非常に
短くてすみ、製造時間が短縮される。
従つて製造を連続化することも可能である。(4)米粒
が粒状て残つている生地を、短時間に加熱膨化させるこ
とにより、軽くソフトな食感と同時にカリカリした軽快
な歯ごたえを持たせることができる。
などの効果を有している。
次に、この発明を実施例により説明する。
実施例1 梗種の玄米を選別後水洗し、約15゜Cの水に一晩浸漬
し、次いでせいろに入れ751i1−間蒸煮する。
蒸煮した米を約70℃に冷却し、その温度を保つたまま
圧扁ロールに通し、米粒の組織が残つているが、粒が互
いに粘着する程度に圧扁する。次に圧扁して粘着性の生
じた生地を圧延ロールに通し、およそ1.077!77
!の厚さのシート状に圧延する。次いで切断装置にて切
断し、金網の上に並べ、約300゜Cのオープンに約印
秒入れて乾燥する。乾燥した生地は、200℃とした油
の中に約15秒間浸漬し油揚げを行い、次いでシーズニ
ングを付着して味付けをする。このものは、軽くてソフ
トな噛みごこちとカリカリした軽快な歯ごたえを併せて
持つた芳ばしい香りのするおいしいスナツクとなつた。
なお蒸した米を冷却せず、直ちに圧扁ロールで圧扁し、
米粒の組織を完全に破壊し餅状とした生地を、実施例と
同じくロールで圧延切断した成形生地は、高温て乾燥す
ると柔化し火ぶくれ状となるため、低い温度で長時間乾
燥しなければならなかつた。また、この乾燥生地を油揚
げしたものは、いわゆる餅を焼いた時のごとく空胴が生
じ、見た目に悪いものとなつた。このものは、カリカリ
した硬い食感となつた。また蒸煮した米を30′C前後
に冷却し、軽く圧扁した場合、米粒の粘着性が弱くシー
ト状に圧延するのが困難であつた。
また乾燥後油揚げした場合、米粒がバラバラに分離し、
米パフ様の外観となり、食感も非常に硬いものとなつた
。実施例2 梗種の玄米印部と精白米4CBを各々別々に一晩水に浸
漬後、連続蒸米機にてゲージ圧0.2k91cT1tの
蒸気を加圧しながら、玄米で4吟間、精白米で20分間
蒸煮する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)粳種の玄米又は玄米及び精白米を、各々別々
    に水に浸漬後蒸煮し、次いで冷却する。 (ロ)蒸煮した米に、必要に応じ糠、調味料等の副原料
    を混合後、次の(a)、(b)のいずれかの処理を行う
    。(a)圧扁ロールにて米粒が互いに粘着するが、なお
    粒の状態を保つている程度に圧扁する。(b)ミキサー
    等の混合物装置にて混合するか、又は杵にて搗いて、米
    粒の一部は潰れているが、なお粒が残つており、米粒が
    互いに粘着する程度に混練する。(ハ)圧扁又は混練し
    た米生地を、短時間で所望の水分に乾燥できるような薄
    板状、細棒状等の任意の形態に成形する。 (ニ)成形した生地を、100℃〜300℃にて10秒
    〜3分間乾燥し、水分を45%〜7%とする。 (ホ)乾燥した生地を、160℃〜250℃にて10秒
    〜3分間加熱膨化後、必要に応じ調味料等にて味付けす
    る。 上記(イ)より(ホ)までを順次行うことを特徴とする
    スナツクの製造法。
JP54057313A 1979-05-10 1979-05-10 スナックの製造法 Expired JPS6041577B2 (ja)

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JP54057313A JPS6041577B2 (ja) 1979-05-10 1979-05-10 スナックの製造法

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JPS55150851A JPS55150851A (en) 1980-11-25
JPS6041577B2 true JPS6041577B2 (ja) 1985-09-18

Family

ID=13052068

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0712290B2 (ja) * 1985-06-11 1995-02-15 本一 橋本 即席玄米粥の製造法
JPH01228430A (ja) * 1988-03-10 1989-09-12 Kiyoukomachi:Kk 米菓、その製造方法及び製造装置
JP5153935B2 (ja) * 2006-09-28 2013-02-27 ミシマデリカ 株式会社 チップス状食品の製造方法
JP4899188B2 (ja) * 2006-09-28 2012-03-21 ミシマデリカ 株式会社 チップス状食品の製造方法

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