JPS6041096B2 - 安全な着色料 - Google Patents

安全な着色料

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JPS6041096B2
JPS6041096B2 JP14679776A JP14679776A JPS6041096B2 JP S6041096 B2 JPS6041096 B2 JP S6041096B2 JP 14679776 A JP14679776 A JP 14679776A JP 14679776 A JP14679776 A JP 14679776A JP S6041096 B2 JPS6041096 B2 JP S6041096B2
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JP
Japan
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blue
aluminum salt
salt
water
green
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JP14679776A
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English (en)
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JPS5371132A (en
Inventor
文人 今井
泰亮 小川
和子 香川
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規かつ安全な着色料、その製造法ならびに該
着色料を含有するアィメークアップに関する。
更に詳しくは、本発明は脂肪酸塩の存在下又は非存在下
に青色1号又は/及び緑色3号と塩基性アルミニウム塩
とを反応させて得られる紫青色乃至青色の重合性アルミ
ニウム塩色素、脂肪酸塩の存在下又は非存在下に青色1
号又は/及び緑色3号と塩基性アルミニウム塩とを反応
させることを特徴とする紫青色乃至青色の重合性アルミ
ニウム塩色素の製造法、および脂肪酸塩の存在下又は非
存在下に青色1号又は/及び緑色3号と塩基性アルミニ
ウム塩とを反応させて得られる重合性アルミニウム塩色
素を含有することを特徴とするアィメークアップに関す
る。アイメークアツプとは、アイシヤドー、アイライナ
ー、まゆずみ、マスカラ等目近辺に使用される化粧料を
いうが、ァィメークアップでは青系統が一つの中心的な
色彩となっている。
一方、化粧品類は長期間にわたり日常くり返し皮膚に塗
布し使用されるものであるから、そこに使用される着色
料の安全性に関しては十分吟味したものでなければなら
ない。
特に眼粘膜近辺の化粧に関しては既にアィラィナーで使
用着色料の制限がなされ、この安全性への傾向は今後共
強化されてゆくものと考えられる。またアィメークアッ
プにおける着色料は汗、涙、皮脂等に溶解しない、いわ
ゆる顔料でなければならない。
以上の点を考慮すると現在、全般的なァィメークアップ
に使用されうる青色着色料は薬事法第50 60、62
条の規定にもとづき昭和47年12月13日厚生省令に
よって指定されたタール色素第2グループの品目の青色
201号と青色204号、さらに安全性について十分検
討された同じく第1グループの品目の青色1号および青
色2号のアルミニウムレーキに限定される。
しかし上記の着色料を用いてアィメークアップを製造す
ると次の欠点が生じる。
{1} 青色201号、204号は青色というより藍色
〜紫青色に近く、アィメークアップに要求されるし、わ
ゆる青色が出せない。
又これらの着色料は食用に使用が禁止されているもので
あり安全性が保証されていない。t2} 青色2号アル
ミニウムレーキは着色力が小さく、また色も紺に近くア
ィメークアップに好ましいとされいわゆる青色が出せな
い。‘3} 青色1号アルミニウムレーキは色は青色で
あるが、着色力が小さく、レーキとはいえ水溶解が大き
く、汗、涙等で塗布個所がにじみ、流れ出る恐れがあり
、また光に対して不安定である。
本発明者等はこれらの問題点について鋭意検討を重ねた
結果、脂肪酸塩の存在下又は非存在下に青色1号又は/
及び緑色3号と塩基性アルミニウム塩とを反応させるこ
とにより、新規重合性アルミニウム塩色素の創製に成功
するとともに、かくして製造された色素は毒性の問題が
なく上記公知着色料の欠点を有しない化粧料、就中アィ
メークアップに好適な着色料であることを知見した。
本発明に使用する塩基性アルミニウム塩は、後記する参
考例1または2のような方法で製造される。得られた塩
基性アルミニウム塩は、AI2十n(OH)3nXm(
式中×はCI、Br、N03等のアニオンを示し、n≦
10mは×の原子価が1価の場合は6、2価以上の場合
はその原子価に応じて変化する)なる一般式に相当する
組成を有し、アルミニウム塩に反応させる金属アルミニ
ウムの量によって重合度の異つた塩基ができるが参考例
1のn=10、参考例2のn=4の塩基が最も利用され
うる。青色1号および緑色3号はそれぞれ単独で使用し
てもよいが、両者を併用してもよい。
さらに所望により、青色1号、緑色3号は薬事法第56
、6u 62条にもとづいて制定された昭和47年12
月13日付の厚生省令で定められた第一、二ならびに三
グループの青色1号および緑色3号以外の色素、就中第
一グループの水溶性の酸性染料、たとえば赤色2号、赤
色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、
赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色2号等を併用
して着色料の色彩を微妙に変化させることもできる。反
応を脂肪酸塩の存在下に行うと生成する重合性アルミニ
ウム塩色素の他の化粧料剤への分散性がさらに改善され
、化粧料の製造性が一段と向上する。
脂肪酸塩としては、具体的にはステアリン酸、パルミチ
ン酸、ラウリン酸等炭素数6以上の脂肪酸のアルカリ金
属塩又はアルカリ士類金属塩が特に好ましい。塩基性ア
ルミニウム塩と青色1号又は/及び緑色3号ならびに脂
肪酸塩との使用割合し、は臨界的でなく、一概には云え
ないが通常塩基性アルミニウム塩1重量部に対して青色
1号又は/及び緑色3号約0.3乃至1.2重量部、脂
肪酸塩約0.05乃至0.4重量部使用される。
反応温度は通常0〜10000であり、反応は適宜の溶
媒(たとえば水)中で行うのが好ましい。反応は比較的
短時間(通常0.5時間程度以内)に終了する。青色1
号と緑色3号は自体水溶液においてそれぞれ青、緑の色
調を呈するが上記の反応により色調その他の性質におい
て殆んど変らない重合性アルミニウム塩色素が得られる
かくして製造される重合性アルミニウム塩色素は、化粧
料、特にアィメークアツプの着色料として使用される。
化粧料、アィメークァッブの製造は自体公知の手段に従
って行われる。かくして製造されるアィメークアツプは
眼粘膜近くに適用しても全く安全であり、、着色料は水
に不瀞性であるので塗布個所以外に着色が移行せず、塗
布後の日光による退色も少ない。
又本発明の重合性アルミニウム塩色素を使用する場合、
他の基剤への分散性がよく成型性もよいので、理想的な
アィメークァップが製造される。参考例 1 塩化アルミニウム(AIC13・SLO)8.05夕を
100奴の水に溶解し、これに金属アルミニウム4.5
夕を加えて100qC加熱反応させる。
均一溶液となり反応終了後、さらに約3時間100℃で
加熱して塩基性アルミニウムイオンの重合を十分させる
。これに水を加えて1そに調整してAIとして0.1モ
ル/その山(OH)2CI(n=4)溶液を得る。参考
例 2塩化アルミニウム(AIC13・細20)3.8
6夕を40の‘の水に溶解し、これに金属アルミニウム
2.2夕を加えて10000加熱反応させる。
均一溶液となり反応終了後、さらに約3時間100q0
で加熱して塩基性アルミニウムイオンの重合を十分させ
る。これに水を加えて1〆に調整して、Arとして0.
1モル/その山2(OH)5CI(n:10)溶液を得
る。実施例 1参考例1の溶液400の‘と別に青色1
号6夕とステアリン酸ナトリウム4夕とN/10K酸化
ナトリウム25の上を400地の水に熔解する。塩基性
塩化アルミニウム液に色素溶液を燈拝しながら加えて反
応させると均一な粒子の沈殿が得られる。この沈殿を炉
取、水洗、乾燥して青色1号アルミニウムレーキ約10
夕を得る〔IR(Nuiol)肌‐1:3400、28
00、1570、1460、1370、1170、10
70、1030、970、910、770、710〕。
これをタルク15夕と十分に練合分散する。一方バイン
ダーとしてCMCナトリウム1.5夕、ソルビト−ル7
夕、グリセリンモノステアレート6夕、ラ/リン17夕
、水70夕を熔融混合し、この12夕としーキとタルク
の混合物とを練合する。さらにこの練合物にタルク13
夕、雲母チタン55夕、適量の香料を加え十分混合し節
過した後、アルミニウム容器にプレス成型して青色のア
ィシャドウとする。実施例 2 参考例2の溶液600の‘と別に青色1号8夕を400
の上の水に溶解する。
塩基性塩化アルミニウム液に色素の溶液を燈拝しながら
加えて反応させると均一な粒子の沈殿が得られる。この
沈殿を炉取、水洗、乾燥して青色1号アルミニウムレー
キ10夕を得る〔IR(Nuiol)肌‐1:3400
、2800、1570、1460、1370、1170
、1070、1030、970、910、770、71
0)。一方、水75.5のこパラオキシ安息香酸0.1
夕を熔解し、これにビーガム2.5夕を十分分散した液
Aをつくる。また水10のこポリビニルピロリドン2夕
を溶解し、この液に液Aを蝿拝しながら加え、次いで青
色1号アルミニウムレーキ10夕と適量の香料を加え十
分混合分散し、容器に小分け充填し濃藍色のアィラィナ
ーとする。実施例 3 参考例2の溶媒200の‘を70qCに加温する。
別に赤色3号4夕、黄色4号6夕、黄色5号2夕、青色
1号0.2夕を200の‘の水に溶解し約7000に加
溢する。塩基性塩化アルミニウム液に色素溶液を礎拝し
ながら加えて反応させると均一な粒度の沈殿が得られる
。この沈殿を炉取、水洗、乾燥して上記色素4種の混合
した茶色の着色料を約7多得る。一方エタノール8のこ
パラオキシ安息香酸メチル0.1夕を溶解し、これにト
ラガントガム0.2夕を十分分散させる。さらに水70
夕を加え混合し、この液に上記着色料7夕を加え蝿梓練
合し、容器に入れて茶色のマスカラとする。実施例 4 実施例1の方法において青色1号の代わりに緑色3号を
使用して緑色3号アルミニウムレーキ〔IR(Nuj。
I)弧‐1:3400・2800・1570・1460
・1370、1170、1070、1030、970、
910、770、710〕を得て、これを使用して同様
な青色のアィシャドーを製造した。対比例 1 青色1号又は緑色3号をpHを変えて塩基性アルミニウ
ム塩と反応させるとpHの値によって以下のように紫青
〜青に微妙に変化する青系統の色素が得られる。
下記表で塩基性アルミニウム塩としてN2(OH)5C
Iを使用したものである。各色調により色素濃度は異な
るが、いずれも水に対してほとんど不落であり、この色
調は異なる2種以上の着色料の混合によっては得られな
いものである。このような種々の色調は微妙な色合いを
要求するメークアップ化粧料には好都合である。対象品
は法定許可色素の第1グループの青色1号アルミニウム
レーキであるが、pHに関係なく一つの色しか得られな
い。
又水漆状であるので汗等の水分によって色素が藩出し、
皮膚を染める。また上表の色素濃度については、本発明
の着色料は対象品よりもはるかに高濃度の色素が結合し
ておりその色彩も数情強〈、仕上げ化粧料とした場合少
量の配合で十分の色彩を呈し、このことは製造技術上に
生じる問題が少ない。対比例 2 実施例1で製造された重合性アルミニウム塩色素又は法
定許可色素の第1グループに記載されている青色1号ア
ルミニウムレーキを二酸化チタンに1:1(重量比)で
分散し、これを油脂中にに1:1(重量比)で分散しペ
ースト状としたものを直射日光下に一日曝し色相、明度
、彩度の変化を調べたところ、本発明の色素は変化量4
に対して、従来公知の青色1号アルミニウムレーキの変
化量は6であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪酸塩の存在下又は非存在下に青色1号又は/及
    び緑色3号と塩基性アルミニウム塩とを反応させて得ら
    れる紫青色乃至青色の重合性アルミニウム塩色素。 2 脂肪酸塩の存在下又は非存在下に青色1号又は/及
    び緑色3号と塩基性アルミニウム塩とを反応させること
    を特徴とする重合性アルミニウム塩色素の製造法。 3 脂肪酸塩の存在下又は非存在下に青色1号又は/及
    び緑色3号と塩基性アルミニウム塩とを反応させて得ら
    れる重合性アルミニウム塩色素を含有することを特徴と
    するアイメークアツプ。
JP14679776A 1976-12-06 1976-12-06 安全な着色料 Expired JPS6041096B2 (ja)

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