JPS6041051Y2 - トラクタの油圧制御装置 - Google Patents

トラクタの油圧制御装置

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JPS6041051Y2
JPS6041051Y2 JP15761679U JP15761679U JPS6041051Y2 JP S6041051 Y2 JPS6041051 Y2 JP S6041051Y2 JP 15761679 U JP15761679 U JP 15761679U JP 15761679 U JP15761679 U JP 15761679U JP S6041051 Y2 JPS6041051 Y2 JP S6041051Y2
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JP
Japan
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cam
balancer
draft
lever
connector
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Expired
Application number
JP15761679U
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English (en)
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JPS5673202U (ja
Inventor
良和 青田
利光 矢崎
陽一郎 酒井
正教 田染
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トラクタの油圧制御装置に関し、特にドラ
フト制御による最大上昇時に作動するフィードバックリ
ンクを、ポジションバランサを連動させるためのポジシ
ョンカムを利用して応動すせることにより、中立への制
御動作が常に確実に行なえるようにし、その一層の確実
化を図るためポジションカムの形状を薄型となすことに
よりポジションバランサからフィードバックリンクへの
即応性の向上を図ったものである。
ここで第1図〜第5図に示す一例によって従来の背景を
説明する。
1は荷重ばね取付台であり、トラクタ機体の後部固定部
材2に着設されている。
3は荷重ばねアームであり、図示しない作業機の上部リ
ンクを掛止して、同上部リンクに加わる圧縮反力を感受
するもので、強力なばねを介装して支持軸9のまわりに
僅かに回動する。
4はドラフトカムレバーであり、油圧シリンダケース5
の適所に支持軸6で枢支されている。
7はドラフトカムリンクであって、前記荷重ばねアーム
3とドラフトカムレバー4を同行状に連結するものであ
る。
8はドラフトカムであり、前記支持軸6で、かつ前記ケ
ース5の内部において枢支されたものである。
10は油圧シリンダであり、油圧シリンダケース5に収
納されていて適宜バルブ11等を備えると共に、油圧ピ
ストン12を摺動自在に嵌挿している。
13は油圧ロッドであり、油圧ピストン12の動きを油
圧アームピン14を介して油圧アーム15に伝達するも
のである。
16は油圧アーム軸であり、油圧アーム15とスプライ
ン等により同行回転する様挿立されており、同軸16の
両端でかつ、油圧シリンダケース5の外部ではリフトア
ーム17が同行回転状に固設されている。
18はセットボルトであり、油圧アーム軸16に穿設さ
れたセット穴19に同ボルト18の先端が嵌入するよう
油圧アーム15に螺着されたものである。
これにより油圧アーム15は油圧アーム軸16に対して
軸方向にずれることはなく、定位置に固設されることに
なる。
25はポジションカムプレートであり、油圧アーム15
の一側にボルト26を介して同行状の固定されたもので
、その周面にポジションカム27を形成している。
31はコントロールバルブであり、油圧シリンダケース
5内に収納されて適所に固定されている。
32はスプールであり、同コントロールバルブ31の制
御機能部品である。
33はスプールピンであり、スプール32の一端に植設
してこのピン33を介してスプール32を摺動させてい
る。
34はスプール抑えレバーでスプール32のやや上部位
置において、ピン35にまり回動自在に枢支している。
そして同レバー34の下端にはブツシュ金具36を連結
し、上端には中立制御用のフィードバックリング37を
連結している。
同リンク37はターンバックル38で長さ調節を自在と
して、ポジションカムプレート25の上部に植設したピ
ン39と連結している。
51はポジションレバーであり、52はドラフトレバー
であって、油圧シリンダケース5の外側にあって夫々案
内板53に案内され独立して回動操作自在である。
54はドラフトレバー52の固定金具であり、同レバー
52を任意の位置に螺着して固定するものである。
55はドラフトレバー軸であり、油圧シリンダケース5
の側壁を貫通して軸支された中空軸であり、その内端に
は同軸55の回転中心より偏倚してドラフトカムピン5
6を立設させている。
又57はポジションレバー軸であり、前記ドラフトレバ
ー軸55内に支承され、その内端には同軸57の回転中
心から偏倚してポジションコネクタビン58を立設させ
ている。
59はスペーサで摩擦板等からなり、前記ポジションレ
バー51やドラフトレバー52の外端面に挾持させると
共に、スプリング60の弾圧を介して適当な摩擦力を軸
方向に附加し、両レバー51.52の回動に好適な摩擦
トルクを与える位置を固定するものである。
61はポジションコネクタであり、三味線の撥のような
形をしていて、手元の方をポジションコネクタピン58
に連結している。
他端は末広がり状に上下面に上カム面62、下カム面6
3を刻成している。
64はスプリングコネクタであり、65はポジションバ
ランサであって、両者は略十字状に交わり、交点部分を
共通支軸66で両者が独立して回動自在に支承されてい
る。
従って同共通支軸66は油圧シリンダケース5を横方向
に横断貫通して支架されるものであるが、勿論片持ちで
も同効である。
ポジションバランサ65の一端にはローラ67を備え、
これが前記ポジションコネクタ61の下カム面63と接
当しており、他端はピン68を設け、同ビン68をポジ
ションカム27に接当させている。
同様にスプリングコネクタ64の上端にはローラ69を
備え、これが前記ポジションコネクタ61の上カム面6
2と接当自在とし、下端はピン70を固設し、同ピン7
0を介してブツシュ金具36の他端に挿立した押動片7
1と連結している。
尚ブッシュ金具36内部にはスプリング72を挿入して
いて、押動片71でもって同スプリング72を弾圧自在
としている。
81は水平ドラフトリンクであり、82は垂直ドラフト
リンクであって、両者は略逆り字状にピン83で連結さ
れ、夫々の端部はドラフトカムピン56とスプリングコ
ネクタ64のピン70近傍に設けたピン84に連結して
いる。
そして垂直ドラフトリンク82の側部は前記ドラフトカ
ム8の一側と接当自在に接近させて配設されている。
上記構成によれば、先ずポジションコントロールにおい
ては、ドラフトレバー52を符号り方向に一杯動かして
1下げヨの状態とする。
そしてポジションレバー51を符号Uの1上げヨの方向
に移動させると、ポジションレバー軸57並びポジショ
ンコネクタビン58が同方向に回動するから、ポジショ
ンコネクタ61は符号りの方向へ引き寄せられる。
そうすると同コネクタ61の上カム面62がローラ69
を押し上げるから、スプリングコネクタ64は共通支軸
66のまわりに時計方向に回動しもってピン70でブツ
シュ金具36を符号り方向に押動し、スプール抑えレバ
ー34を同行させ、スプール32を符号り方向に押し、
作動油の通路を制御することにより油圧ピストン12を
押し下げ、油圧アーム15が反時計方向に回動するので
ある。
そしてポジションカムプレート25の同方向回転に伴い
、ポジションカム27に接当しているピン68の従動に
より、ポジションバランサ65も反時計方向に少し回動
することになる。
すると、ポジションコネクタ61の下カム面63はロー
ラ67の下方向への移動と共に下方向へ下がり、スプリ
ングコネクタ64は原位置へ復帰し、結果としてブツシ
ュ金具36、スプール抑えレバー34並びスプール32
の順に動きが伝えられ中立状態となるのである。
尚、下げ方向にはこの逆の順序で各作動が行なわれるも
のである。
次にドラフトコントロールの場合について述べると、先
ずポジションレバー51を符号りの方向に一杯下げて1
下げヨの状態とし、ドラフトレバー52を適当な位置に
定める。
そして図示しないプラウ等作業機側の牽引抵抗の変化を
荷重ばねアーム3て感知してこれを変位におきかえ、ド
ラフトカムレバー4からドラフトカム8に伝えるのであ
り、第2図において同カム8が時計方向に回動しようと
するのである。
この時、垂直ドラフトリンク82の一側を同カム8で押
動することにより、スプリングコネクタ64は共通支軸
66を中心として時計方向に回動する。
そうするとポジションコントロールの時と同じように、
ブツシュ金具36、スプール抑えレバー34を介してス
プール32を符号りの方向に押動し、油圧ピストン12
が押び下けられて油圧アーム15が反時計方向に駆動さ
れ、作業機は昇揚するのである。
その結果荷重ばねアーム3の牽引抵抗の反力が消去され
ると、ドラフトカムレバー4及びドラフトカム8が元の
位置に戻り、スプール32は1下げヨの位置となり作業
機がおちて、再び設定牽引抵抗の下で作業することにな
る。
尚、ドラフトレバー52を符号Uの方向に一杯引き上げ
て上昇の位置にすると、ドラフトレバー軸55並びにド
ラフトカムピン56を介して水平ドラフトリンク81が
符号Rの方向に移動するから、垂直ドラフトリンク82
はドラフトカム8と接当して押圧されることになり、ス
プリングコネクタ64が時計方向に回動することになっ
て、ブツシュ金具36を介してスプール32を符号り方
向に押し、作業機が上昇することになる。
そして上限まで上昇すると、予め調整済のフィードバッ
クリンク37によってスプール抑えレバー34が中立の
位置まで引き戻されるのであり、この時スプリング72
はスプール32のもどしばね(図示なし)よりも少し強
くしておくので、同スプリング72は圧縮されるのであ
る。
こうした従来構造では、ドラフト制御時には油圧アーム
17が最大に上昇する直前でカムプレート25上の他の
ピン39がフィードバックリンク37を後から押しスプ
ール32を中立に復帰させているが、ピン39がアート
軸16の略真上位置にあるときにリンク37を押動させ
るようにピン39を配置することは困難である。
それは、アーム17が下降したときにンク37がアーム
軸16に当るからである。
そのため、ピン39はアーム軸16の真上位置から若干
下った位置でリンク37を押動することになり、ピン3
9の移動距離に比べてリンク37の押動距離は短かくな
り、リンク37の動作は不正確で且つ瞬間的になってし
まい、油圧アーム最大上昇時の中立復帰動作が不安定且
つ不確実となっている。
この精度をコントロールバルブ31の方で行なうことは
、バンチングの発生原因になるため実施困難である。
そこで比較的高精度の制御ができるポジション制御(中
立復帰)に注目し、ポジションカム27で作動するポジ
ションバランサ65の動きでリンク37を押動させるこ
とが考えられる。
ところが、前記ポジションバランサ65はドラフト制御
時には制御動作に関与しないフリー状態となっている。
即ち、ポジションレバー51は最下位置にあってポジシ
ョンコネクタ61はR方向に押しやられ、ローラ67に
ポジションコネクタ61の重量が加わることにより、ポ
ジションバランサ65はピン68がカム27に当接して
いるだけで、カム離脱方向への位置規制は為されていな
い。
そのためポジションバランサ65の回動はリンク37に
は連動し得ない。
この考案は、このような種々の点に鑑み、ドラフト制御
時にもポジションカム27によってポジジョンバランサ
65を作動させ、その動作をフィールドバックリンク3
7に伝達することにより、ドラフト制御時の中立復帰を
従来より正確に行ない得るようにしたトラクタの油圧制
御装置を提供することを目的とする。
以下、この考案の実施例を第6図に基いて説明する。
ポジションカムプレート25にはポジションカム27の
外下方にその外周カム面と平行な内周カム面を有する規
制カム27aが一体成形されていて、両カム27.27
aの内外周カム面は薄型(カム溝)となっていて、ピン
68を上下から規制案内する上下案内形状となっており
、この両カム27.27aにより、ポジション制御だけ
でなくドラフト制御時にも、油圧アーム15及びアーム
軸16の上昇方向回動に応答してポジションバランサ6
5も作動する。
91はポジションバランサ65と一体回動するリンク連
動アームで、共通支軸66に嵌合しているポジションバ
ランサ65の筒軸から略直上方向に突設され、このアー
ム91の上端部に、従来より短かくしたフィードバック
リンク37を連結しており、アーム91の回動を略接線
方向でリンク37に伝達するように構成されている。
こうするとポジションカム27に旨<同調シて回動する
ポジションバランサ65の精確でゆっくりとした動きに
よってドラフト時の中立制御が確実に行なわれ非常に安
定性を得たものであり、更にポジションバランサ65な
る必須リンクは、ポジションドラフト両制御のための兼
用的存在となり、コスト的、製作的にも有利となったも
のである。
この考案は以上の如くであり、従ってポジションバラン
サの安定した作動が得られただけでなく、該バランサを
ドラフト制御時の中立作動用として旨く利用したので中
立への復帰動作が非常に安定確実化した訳であり、又コ
スト的にも組込の上でも可成り有利になりトラブルの少
ない装置を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例による油圧シリンダの断面組立図、第2
図は同要部断面組立図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図は第2図のB−B線断面図、第5図は同要部
外形図、第6図はこの考案の実施例を示す油圧シリンダ
の断面組立図である。 15・・・・・・油圧アーム、27・・・・・・ポジシ
ョンカム、32・・・・・・スプール、37・・・・・
・フィードバックリンク、51・・・・・・ポジション
レバー、52・・・・・・ドラフトレバー、61・・・
・・・ポジションコネクタ、62・・・・・・上カム面
、63・・・・・・下カム面、64・・・・・・スプリ
ングコネクタ、65・・・・・・ポジションバランサ、
91・・・・・・リンク連動アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下にカム面62.63を有するポジションコネクタ6
    1をポジションレバー51に連動自在となし、該コネク
    タ61には一定の支軸66回りに独立的に回動すべく支
    承されたポジションバランサ65とスプリングコネクタ
    64の夫々一端が互いに開拡自在に対応し、ポジション
    バランサ65の他端は油圧アーム軸61回りに備えられ
    たポジションカム27に対応させ、又スプリングコネク
    タ64の他端ではスプール32を応動自在となすと共に
    ドラフトレバー52を適宜リンクを介してスプリングコ
    ネクタ64の他端側に連結する一方、スプール32用の
    抑えレバー34には、ポジションカム27の上昇方向へ
    の応動によりスプール32を中立方向に制御する中立制
    御用のフィードバックリンク37が連動連結されたもの
    であって、前記中立制御用フィードバックリンク37の
    一端は、ポジションバランサ65と同行して回動するリ
    ンク連動アーム91に連結されると共に、ポジションバ
    ランサ65の前記他端に対応するポジションカム27は
    バランサ他端を上下から規制案内する上下案内形状とさ
    れていることを特徴とするトラクタの油圧制御装置。
JP15761679U 1979-11-13 1979-11-13 トラクタの油圧制御装置 Expired JPS6041051Y2 (ja)

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JP15761679U JPS6041051Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 トラクタの油圧制御装置

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JP15761679U JPS6041051Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 トラクタの油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5673202U JPS5673202U (ja) 1981-06-16
JPS6041051Y2 true JPS6041051Y2 (ja) 1985-12-12

Family

ID=29386386

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JP15761679U Expired JPS6041051Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 トラクタの油圧制御装置

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JPS5673202U (ja) 1981-06-16

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