JPS6129209Y2 - - Google Patents

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JPS6129209Y2
JPS6129209Y2 JP1980169007U JP16900780U JPS6129209Y2 JP S6129209 Y2 JPS6129209 Y2 JP S6129209Y2 JP 1980169007 U JP1980169007 U JP 1980169007U JP 16900780 U JP16900780 U JP 16900780U JP S6129209 Y2 JPS6129209 Y2 JP S6129209Y2
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JP
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lever
spool
piston
support shaft
connector
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JP1980169007U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタ用油圧装置のフイードバツ
ク装置に係り、構造簡単でありながら油圧ピスト
ンの動きを捉えて制御バルブに比例動作でフイー
ドバツクすることでハンチングを効果的に防止し
たことを主目的とする。
周知のようにトラクタには各種の作業機を装着
させるが、その作業機の位置を一定に保つたり、
或いは牽引抵抗を一定に保つための油圧制御装置
が作業機昇降用の油圧装置に付帯されている。
前記油圧装置はポンプから送液された油圧を制
御バルブを介してシリンダに嵌合したピストンに
作用させてリフトアームを昇降するものである
が、この場合、リフトアームが最上昇位置の直前
にきたとき、前記制御バルブを中立位置に切替え
るフイードバツク装置が設けられている。
従来の当該フイードバツク装置は概してリフト
アームと制御バルブのスプール抑えレバーとをタ
ーンバツクル構造のフイードバツクロツドで連動
連結しており、これではフイードバツクロツドの
連結ガタ等によつて感度が悪くなつており、この
ため感度を上げるとプラウ装置しているときには
ハンチングするという不具合があつた。
本考案は上記実状に鑑み、ピストン動作を所謂
直接的に感知してその動作に比例してスプールを
中立位置に戻すべく構成してフイードバツクの応
動性を良好にしたものであり、以下、図面を参照
して本考案の実施例を詳述する。
第1図乃至第3図において、トラクタ用油圧装
置Aは、車体構造体となるミツシヨンケース上に
施蓋状に着設される下面開放形の油圧ハウジング
1内に、シリンダ3を本例では横向に複数個のボ
ルト2で取付け、シリンダ3内にはピストン4を
油密に摺動自在に嵌合している。ピストン4には
球接手5にてピストンロツド6が接当しており、
該ロツド6の延設端は油圧アーム7にピン結合8
されている。
油圧アーム7は油圧ハウジング1に軸受装置9
によりアーム軸10をその軸回りに回動自在に横
架せしめ、油圧ハウジング内のアーム軸10上に
スプライン、キー等で套嵌され、又、アーム軸1
0の両端にはリフトアーム11をスプライン等で
取付けている。
シリンダ3の側壁には制御バルブ12が着脱自
在に設けてあり、該制御バルブ12はポンプから
送液された油圧をポンプポート13より受入れ、
スプール14の摺動切替動作を介して図外油路よ
りピストン4に作用せしめ、ここに本実施例では
単動式油圧装置を構成している。
前記スプール14は操作レバー15にてスプー
ル抑えレバー16を介して切替自在とされるが、
本実施例では操作レバー15は、ドラフト用レバ
ー17とポジシヨン用レバー18とから成り、各
レバー17,18の下端が内外2重軸構成のレバ
ー支軸19に装着されている。
即ち、本実施例ではレバー支軸19はその内外
軸が相対回転自在であり、外軸(筒軸)にドラフ
ト用レバー17を取付け、内軸にポジシヨン用レ
バー18を取付け、リンク連動体20を介してス
プール抑えレバー16を油圧切替自在に摺動すべ
く構成されている。
リンク連動体20は油圧ハウジング1内に横架
されたコネクタ支軸21にポジシヨンバランサ2
2とスプリングコネクタ23を側面視十字状にク
ロスさせて相対回転自在に支持するとともに、上
部が固定側の枢支部24に枢支されたスプール抑
えレバー16の下端部とスプリングコネクタ23
の下端部とをバネ25を内蔵したプツシユ金具2
6で連動連結するとともに、スプリングコネクタ
23の下端部とドラフト用レバー支軸の偏心ピン
19Aとを水平ドラフトリンク27及び垂直ドラ
フトリンク28で連動連結している。
また、ポジシヨンバランサ22の後端(第2図
では右方)にはピン又はローラ29が設けられ該
ローラ29が油圧アーム7に設けたポジシヨンカ
ム30のカム面に接当されており、同バランサ2
2の前端は下向に延びその延圧端にローラ31を
有する。更に、スプリングコネクタ23の上端部
にはローラ32が設けられ、前記ローラ31,3
2は実質的に上下に相対しており、両ローラ3
1,32間に鳩尾形のポジシヨンコネクタ33の
上下カム面が接当され、該コネクタ33はポジシ
ヨン用レバー支軸に枢支されている。
従つて、操作レバー15をそのレバー支軸19
回りに操作すればリンク連動体20を介して枢支
部24に枢支されたスプール抑えレバー16の中
間に枢支ピン16Aを介して枢支されたスプール
14が摺動するものであり、本実施例では操作レ
バー15を第2図にて時計針方向に操作すれば上
昇、反時計針方向に操作すれば降下へと切替自在
としている。
なお、第2図,第3図において、34はドラフ
トカムを示し、垂直ドラフトリンク28の背後に
位置し、接離自在であり、該カム34は図示しな
い荷重バネの変位に応じて揺動される。
上記構成において、本考案ではリフトアーム1
1の揚程位置、具体的にはポンプから送液された
油圧のリリーフバルブ作動域において、スプール
14を中立に戻すべくフイードバツクさせるもの
であり、従来、油圧アーム7とスプール抑えレバ
ー16の上端部とをターンバツクル構造のフイー
ドバツクロツドで連動させていたのを、本考案で
はピストン4によりフイードバツクさせたもので
ある。
第4図乃至第5図を第2,3図と併せて参照す
ると、本実施例では、ポジシヨンバランサ22に
隣接してコネクタ支軸21に筒体35Aを相対回
転自在に套嵌し、該筒体35Aよりピストン方向
に向つて感知レバー35を延設せしめ、該レバー
35の延出端にピストン4の端面と接当可能な位
置(リフトアーム揚程位置において)に検知体3
6を取付け、更に、感知レバー35の筒体35A
より鉛直方向にレバー35Bを設けて全体形状L
字形乃至“く”の字形の感知レバー35を設け、
この感知レバー35の上端とスプール抑えレバー
16の上端とをターンバツクル構造のフイードバ
ツクロツド37で連動連結したものである。
従つて、リフトアーム11の揚程位置において
感知レバー35の検知体36にピストン4が接当
すれば該レバー35が第2図において反時計針方
向に作動し、フイードバツクロツド37を介して
スプール抑えレバー16を反時計針方向に連動せ
しめスプール14を引出し方向(中立方向)に切
替えるべく構成している。
なお、フイードバツクロツド37はターンバツ
クル構造であり、そのバツクル本体37Aが第4
図で示す如く油圧ハウジング1に着脱自在に設け
た栓体38と上下に相対応しており、従つて、栓
体38を取外して外部より螺進退自在とされ、こ
こにスプール抑えレバー16乃至ピストン4と感
知レバー35乃至検知体36の相対位置を調整可
能としている。なお、双方のレバー16,35の
相対位置は前述した油圧リリーフバルブとの関係
で、検知体36がシリンダ3端面より3〜5m/
m程度離間する位置にて対応すべくされる。
以上のように構成の実施例において、まずポジ
シヨンコントロールを実施するにおいて、第2図
においてドラフト用操作レバー17を符号D方向
に一杯動かして「下げ」の状態とする。そしてポ
ジシヨン用操作レバー18を符号Uの「上げ」の
方向に移動させると、ポジシヨンレバー軸(内
軸)並びこれに装着したポジシヨンコネクタピン
が同方向に回動するから、ポジシヨンコネクタ3
3は第2図矢示方向へ引き寄せられる。そうする
と同コネクタ33の上カム面がローラ32を押し
上げるから、スプリングコネクタ23は共通支軸
21のまわりに時計方向に回動し、もつてプツシ
ユ金具26を矢示方向に押動し、スプール抑えレ
バー16を同行させ、スプール14を矢示方向に
押し、油路を開放制御することにより油圧がピス
トン4に作用し、これを押し下げ、油圧アーム7
が反時計方向に回動するのである。そしてポジシ
ヨンカム30の同方向回転に伴い、ポジシヨンカ
ム30に接当しているピン又はローラ29の従動
により、ポジシヨンバランサ22も反時計方向に
少し回動することになる。すると、ポジシヨンコ
ネクタ33の下カム面はローラ31の下方向への
移動と共に下方向へ下がり、スプリングコネクタ
23は原位置へ復帰し、結果としてプツシユ金具
26、スプール抑えレバー16並びにスプール1
4の順に動きが伝えられスプール14が中立状態
となるのである。尚、下げ方向にはこの逆の順序
で各作動が行なわれるものである。
次にドラフトコントロールの場合について述べ
ると、先ずポジシヨン用操作レバー18を符号D
の方向に一杯下げて「下げ」の状態とし、ドラフ
ト用操作レバー17を適当な位置に定める。そし
て図示しないプラウ等作業機側の牽引抵抗の変化
を荷重ばねで感知してこれを変位におきかえ、ド
ラフトカムレバーを介してドラフトカム34に伝
えるのであり、第2図において同カム34が時計
方向に回動しようとするのである。この時、垂直
ドラフトリンク28の一側を同カム34で押動す
ることにより、スプリングコネクタ23は共通支
軸21を中心として時計方向に回動する。そうす
るとポジシヨンコントロールのときと同じよう
に、プツシユ金具26、スプール抑えレバー16
を介してスプール14を矢示の方向に押動し、ピ
ストン4が押し下げられて油圧アーム7が反時計
方向に回動され、作業機は昇揚するのである。そ
の結果荷重ばねの牽引抵抗の反力が消去される
と、ドラフトカムレバー及びドラフトカム28が
元の位置に戻り、スプールは「下げ」の位置とな
り作業機がおちて、再び設定牽引抵抗の下で作業
することになる。尚ドラフト用操作レバー17を
符号Uの方向に一杯引き上げて上昇の位置にする
と、ドラフトレバー軸(筒軸)並びこれに設けた
ドラフトカムピンを介して水平ドラフトリンク2
7が矢示の方向に移動するから、垂直ドラフトリ
ンク28はドラフトカム28と接当して押圧され
ることになり、スプリングコネクタ23が時計方
向に回動することになつて、プツシユ金具26を
介してスプール14を矢示方向に押し、ピストン
4が摺動し、作業機が上昇することになる。そし
てリフトアーム11が上限まで上昇する位置まで
ピストン4が摺動すれば、このピストン4と検知
体36が接当し、感知レバー35が第2図におい
て、反時計針方向に揺動するとともにフイードバ
ツクロツド37を介してスプール抑えレバー16
を押し付け連動し、該スプールレバー16を介し
てスプール14を中立位置まで引出すのであり、
このときバネ25はスプール14のもどしばね
(図示なし)よりも少し強くしておくので、同ス
プリング25は圧縮されるのである。
次にミツクスコントロールと呼ぶ作業機を必要
とする最も下の位置において、それよりも下がら
ず、作業機に負荷がかかると上昇する時に使用す
るコントロールについて説明すると、先ず、ドラ
フト用操作レバー17を符号Dの方向に一杯下げ
て、ポジシヨン用操作レバー18の操作で作業機
を必要とする最も下の位置におく。そのような状
態からドラフトレバー17を符号Uの方向に下げ
てゆき、作業機が動きはじめた時に止めると良
い。作用は前述したドラフトコントロールの場合
と同じであつて、後はドラフトレバー17の操作
だけで自由に作業することが出来るものである。
本考案は、ポンプから送液された油圧を制御バ
ルブ12を介してシリンダ3に嵌合したピストン
4に作用させてリフトアーム11を昇降する油圧
装置Aに、制御バルブ12のスプール14を中
立、上昇、降下に切換えるスプール抑えレバー1
6の中途が固定側に横軸回りに枢支され、縦方向
に配置したスプリングコネクタ23と横方向に配
置したポジシヨンバランサ22の中途が十字状に
交差され、該交差部が固定側にコネクタ支軸21
で横軸回りに枢支され、ポジシヨンバランサ22
の一端がリフトアーム11の回動支軸10に設け
たポジシヨンカム30に接当され、スプリングコ
ネクタ23の下端側が前記スプール抑えレバー1
6の下端側にプツシユ金具26を介して連動連結
された油圧制御機構を具備したものにおいて、リ
フトアーム11の揚程位置と対応したピストン4
に対して接当する感知レバー35を前記コネクタ
支軸21で枢支し、感知レバー35とスプール抑
えレバー16をフイードバツクロツド37で連動
連結したことを特徴とするトラクタ用油圧装置に
おけるフイードバツク装置に係るものであるか
ら、ドラフト用操作レバー17を最上昇位置にし
たとき、ピストン4をフイードバツク源としてス
プール抑えレバー16を介してスプール14を中
立状態にするのであり、、比例動作になり、極め
て応動性に優れるのであり、エンジンアクセルフ
ル回転でドラフト作業をしているときでも、感度
を上げたとしてもプラウのハンチングが防止でき
るのであり、又、感知レバー35はこれを既設の
コネクタ支軸21を利用して枢支するので部品の
活用を図り構造の簡素化とコストダウンを図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案を採用する油圧装置の断面図、第
2図は同油圧装置のリンク連結体を併せて示す側
面図、第3図は第2図の底面図、第4図は本案要
部の概略断面図、第5図は第4図X−X線矢示図
である。 3……シリンダ、4……ピストン、11……リ
フトアーム、12……制御バルブ、14……スプ
ール、16……スプール抑えレバー、15……操
作レバー、20……リンク連結体、21……コネ
クタ支軸、35……感知レバー、36……検知
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプから送液された油圧を制御バルブ12を
    介してシリンダ3に嵌合したピストン4に作用さ
    せてリフトアーム11を昇降する油圧装置Aに、
    制御バルブ12のスプール14を中立、上昇、降
    下に切換えるスプール抑えレバー16の中途が固
    定側に横軸回りに枢支され、縦方向に配置したス
    プリングコネクタ23と横方向に配置したポジシ
    ヨンバランサ22の中途が十字状に交差され、該
    交差部が固定側にコネクタ支軸21で横軸回りに
    枢支され、ポジシヨンバランサ22の一端がリフ
    トアーム11の回動支軸10に設けたポジシヨン
    カム30に接当され、スプリングコネクタ23の
    下端側が前記スプール抑えレバー16の下端側に
    プツシユ金具26を介して連動連結された油圧制
    御機構を具備したものにおいて、リフトアーム1
    1の揚程位置と対応したピストン4に対して接当
    する感知レバー35を前記コネクタ支軸21で枢
    支し、感知レバー35とスプール抑えレバー16
    をフイードバツクロツド37で連動連結したこと
    を特徴とするトラクタ用油圧装置におけるフイー
    ドバツク装置。
JP1980169007U 1980-11-25 1980-11-25 Expired JPS6129209Y2 (ja)

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JP1980169007U JPS6129209Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25

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JP1980169007U JPS6129209Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS5791412U JPS5791412U (ja) 1982-06-05
JPS6129209Y2 true JPS6129209Y2 (ja) 1986-08-29

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JP1980169007U Expired JPS6129209Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632901A (en) * 1979-08-24 1981-04-02 Iseki Agricult Mach Safety mechanism of lifting and lowering operation device by liquid pressure

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632901A (en) * 1979-08-24 1981-04-02 Iseki Agricult Mach Safety mechanism of lifting and lowering operation device by liquid pressure

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JPS5791412U (ja) 1982-06-05

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