JPS6040708Y2 - シ−ルド掘進機のスリツト開閉装置 - Google Patents
シ−ルド掘進機のスリツト開閉装置Info
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- JPS6040708Y2 JPS6040708Y2 JP6507780U JP6507780U JPS6040708Y2 JP S6040708 Y2 JPS6040708 Y2 JP S6040708Y2 JP 6507780 U JP6507780 U JP 6507780U JP 6507780 U JP6507780 U JP 6507780U JP S6040708 Y2 JPS6040708 Y2 JP S6040708Y2
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- JP
- Japan
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- slit opening
- spoke
- slit
- closing
- cutter
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はシールド掘進機のカッタ面板に設けられた掘
削±(以下ズリと言う。
削±(以下ズリと言う。
)導入用スリットの開閉装置の改良に係わり、特にスリ
ット開閉駆動部が土砂に触れないようにして故障が起き
難いコンパクト構成としたスリット開閉装置に関する。
ット開閉駆動部が土砂に触れないようにして故障が起き
難いコンパクト構成としたスリット開閉装置に関する。
一般にシールド掘進機のカッタ面板には複数のズリ導入
用スリットが設けられ、そのスリット開閉装置として従
来種々のものが提案されている。
用スリットが設けられ、そのスリット開閉装置として従
来種々のものが提案されている。
ところが従来のこの種のスリット開閉装置は、いずれも
構造が複雑化し、かつカッタ停止時にしかスリットを閉
鎖できなかったり、また、そのスリット閉鎖が完全にで
きなかったり、更にはスリット開閉駆動系統機構がカッ
タ室内で土砂等に接触して故障を起すなど種々の問題を
有している。
構造が複雑化し、かつカッタ停止時にしかスリットを閉
鎖できなかったり、また、そのスリット閉鎖が完全にで
きなかったり、更にはスリット開閉駆動系統機構がカッ
タ室内で土砂等に接触して故障を起すなど種々の問題を
有している。
この考案は上記問題点を解消すべく創案されたもので、
その目的は、スリット開閉板の駆動系統機構がズリ等を
噛み込んで故障を起すことのないようにすると共に、カ
ッタ面板の回転・停止を問わずにズリ導入用のスリット
を必要に応じて随時確実かつ円滑に開閉することができ
、もって、切羽地山の崩壊防止、切羽の安定保持、カッ
タ室内への土砂流入防止等を確実に達威し得るコンパク
トな構成としたシールド掘進機のスリット開閉装置を提
供するにある。
その目的は、スリット開閉板の駆動系統機構がズリ等を
噛み込んで故障を起すことのないようにすると共に、カ
ッタ面板の回転・停止を問わずにズリ導入用のスリット
を必要に応じて随時確実かつ円滑に開閉することができ
、もって、切羽地山の崩壊防止、切羽の安定保持、カッ
タ室内への土砂流入防止等を確実に達威し得るコンパク
トな構成としたシールド掘進機のスリット開閉装置を提
供するにある。
以下に、この考案の好適実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
まず、第1図に示すシールド掘進機において、1はスキ
ンプレート、2はカッタ面板、3は隔壁であり、カッタ
面板2と隔壁3との間にはカッタ室4が形成されている
。
ンプレート、2はカッタ面板、3は隔壁であり、カッタ
面板2と隔壁3との間にはカッタ室4が形成されている
。
このカッタ室4には隔壁3を貫通する送泥水管5と排泥
水管6とが連通させである。
水管6とが連通させである。
上記カッタ面板2は裏面軸心部に一体形成した連結ブロ
ック材いわゆるボス部7を有し、このボス部に連結した
カッタ駆動軸8が隔壁3の中心孔の軸シール9を介して
図示省略の回転駆動装置と連動させである。
ック材いわゆるボス部7を有し、このボス部に連結した
カッタ駆動軸8が隔壁3の中心孔の軸シール9を介して
図示省略の回転駆動装置と連動させである。
また、カッタ面板2の裏面上にはそのボス部7を中心と
して半径方向外方に延びる放射状のスポーク10.11
が一体形成されている。
して半径方向外方に延びる放射状のスポーク10.11
が一体形成されている。
これらのスポーク10.11はそれぞれ中空室10a、
11aを形成している。
11aを形成している。
そして、上記カッタ面板2には、図示例の場合ボス部7
を挾む一方の対称なスポーク10の両側に沿って並行す
る掘削ズリ導入用のスリット12.13が形威しである
。
を挾む一方の対称なスポーク10の両側に沿って並行す
る掘削ズリ導入用のスリット12.13が形威しである
。
以上のごときカッタ面板2において、そのカッタ駆動軸
8の軸心部には上記スポーク10の中空室10a内に通
じる油圧ホース挿通孔14が設けである。
8の軸心部には上記スポーク10の中空室10a内に通
じる油圧ホース挿通孔14が設けである。
また、上記スポーク10の両側には第2図に示すごとく
スリット開閉板15.16が取付けられている。
スリット開閉板15.16が取付けられている。
これらのスリット開閉板15.16は、スポーク10を
挾んで対向するそれぞれの壁部に一体突設した連接棒1
5a、16aを上記スポーク10の両側壁にシール付軸
受17.18を介してスライド自在に貫通させた取付構
成になっている。
挾んで対向するそれぞれの壁部に一体突設した連接棒1
5a、16aを上記スポーク10の両側壁にシール付軸
受17.18を介してスライド自在に貫通させた取付構
成になっている。
そして上記各スリット開閉板15.16は、スポーク1
0の中空室10a内に設けた駆動手段19を共通の動力
源としている。
0の中空室10a内に設けた駆動手段19を共通の動力
源としている。
この駆動手段19は上記第1図および第2図に示す第1
実施例の場合スポーク10の中空室10a内にジヤツキ
ブラケット20を介して取付けた油圧ジヤツキからなっ
ている。
実施例の場合スポーク10の中空室10a内にジヤツキ
ブラケット20を介して取付けた油圧ジヤツキからなっ
ている。
このような上記駆動手段、いわゆる油圧ジヤツキ19の
ジヤツキロッド19aは、上記中空室10a内に導入し
た各連接棒15a、16aの先端部にリンク21.22
を介して連結されている。
ジヤツキロッド19aは、上記中空室10a内に導入し
た各連接棒15a、16aの先端部にリンク21.22
を介して連結されている。
これらのリンク21.22は、上記ジヤツキロッド19
aおよび各連接棒15a、16aの各先端部にそれぞれ
ピンP□〜P3で回動自在に連結されている。
aおよび各連接棒15a、16aの各先端部にそれぞれ
ピンP□〜P3で回動自在に連結されている。
もって、上記各スリット開閉板15゜16は、油圧ジヤ
ツキ19の伸縮作動でスポーク10の両側からそれぞれ
カッタ面板2の裏面上を摺動しつつ上記スリット12,
13上を移動してこれらを開閉すべく駆動されるように
なっている。
ツキ19の伸縮作動でスポーク10の両側からそれぞれ
カッタ面板2の裏面上を摺動しつつ上記スリット12,
13上を移動してこれらを開閉すべく駆動されるように
なっている。
なお、上記油圧ジヤツキ19のジヤツキ室にはスポーク
10の中空室10a内から油圧ホース挿通孔14を介し
て油圧源に通じる油圧ホース(図示せず)が接続されて
いる。
10の中空室10a内から油圧ホース挿通孔14を介し
て油圧源に通じる油圧ホース(図示せず)が接続されて
いる。
つぎに上記第1実施例の作動を説明する。
まず、シールド機の停止時に各スリット開閉板15.1
6はカッタ面板2の全てのスリット12゜13を閉じた
位置に保持される。
6はカッタ面板2の全てのスリット12゜13を閉じた
位置に保持される。
このとき油圧ジヤツキ19は第2図中の下側に示すごと
く伸びた状態にある。
く伸びた状態にある。
この状態からシールド掘進作業を開始する際には油圧ジ
ヤツキ19を縮み作動させる。
ヤツキ19を縮み作動させる。
すると、そのジヤツキの縮み作動により各スリット開閉
板15.16の連接棒15a、16aがリンク21.2
2を介してスポーク10の中空室10a内に直線的に引
き込まれる。
板15.16の連接棒15a、16aがリンク21.2
2を介してスポーク10の中空室10a内に直線的に引
き込まれる。
もって各スリット開閉板15.16は、カッタ面板2の
スリット12゜13上からスポーク10の両側に接近す
る方向へ移動して上記各スリット12.13を開く。
スリット12゜13上からスポーク10の両側に接近す
る方向へ移動して上記各スリット12.13を開く。
このように油圧ジヤツキ19を縮み作動させてスリット
開閉板15.16を開く一方、送泥水管5からカッタ室
4内に泥水を送り込んで充満させつつそのカッタ室内泥
水を排泥水管6に流れ込んでいる状態にする。
開閉板15.16を開く一方、送泥水管5からカッタ室
4内に泥水を送り込んで充満させつつそのカッタ室内泥
水を排泥水管6に流れ込んでいる状態にする。
この状態でカッタ面板2を回転駆動させてシールド機を
推進させることにより切羽が掘削される。
推進させることにより切羽が掘削される。
そのズリは、カッタ面板2の各スリット12,13から
カッタ室4内に導入されて爾後、泥水と共に排泥水管6
を通ることにより流体輸送されて系外に排出回収される
。
カッタ室4内に導入されて爾後、泥水と共に排泥水管6
を通ることにより流体輸送されて系外に排出回収される
。
以上の説明で明らかなごとく、上記シールド掘進作業時
には各スリット開閉板15.16およびそれらの駆動系
統である油圧ジヤツキ19やリンク21.22等がそれ
ぞれカッタ面板2と共に回転する。
には各スリット開閉板15.16およびそれらの駆動系
統である油圧ジヤツキ19やリンク21.22等がそれ
ぞれカッタ面板2と共に回転する。
このためにカッタ面板2の回転中でも、油圧ジヤツキ1
9を制御作動させることにより上記スリット開閉板板1
5.16の開度を自由に調整することができる。
9を制御作動させることにより上記スリット開閉板板1
5.16の開度を自由に調整することができる。
もって、各スリット12゜13からカッタ室4内へのズ
リ取込量を任意に調整し得る。
リ取込量を任意に調整し得る。
また、上記シールド掘進作業を中断乃至停止する際には
、油圧ジヤツキ19を伸び作動させる。
、油圧ジヤツキ19を伸び作動させる。
すると、そのジヤツキの伸び作動でリンク21゜22を
介して各スリット開閉板15.16の連接棒15a*
16aがシールド掘進開始時の場合と逆にスポーク1
0の中空室10a内からその両側外方に押し出される。
介して各スリット開閉板15.16の連接棒15a*
16aがシールド掘進開始時の場合と逆にスポーク1
0の中空室10a内からその両側外方に押し出される。
これにより各スリット開閉板15.16は上記スポーク
10の両側部からスリット12.13上に移動してそれ
らのスリットを閉鎖する。
10の両側部からスリット12.13上に移動してそれ
らのスリットを閉鎖する。
このため、切羽は、各スリット12.13からカッタ室
4内への流入崩壊が確実に防止されることにより切羽安
定状態に保持される。
4内への流入崩壊が確実に防止されることにより切羽安
定状態に保持される。
以上はこの考案の第1実施例であって、第3図に示す第
2実施例では上記油圧ジヤツキ19をダブルピストン構
成にしている。
2実施例では上記油圧ジヤツキ19をダブルピストン構
成にしている。
また、これに伴なって各スリット開閉板15.16にそ
れぞれの両端側で並行する一対宛の連接棒15a、15
bおよび16a、16bを一対突設している。
れぞれの両端側で並行する一対宛の連接棒15a、15
bおよび16a、16bを一対突設している。
そして、スポーク10両側部のシール付軸受17,18
を介して中空室lea内に導入した上記各連接棒15a
、15bおよび16a、16bの先端部と、上述のごと
くダブルピストン構成とした油圧ジヤツキ19の両端側
から突出するジヤツキロッド19a、19bの先端部と
をリンク21.22および21a、22aで連結してい
る。
を介して中空室lea内に導入した上記各連接棒15a
、15bおよび16a、16bの先端部と、上述のごと
くダブルピストン構成とした油圧ジヤツキ19の両端側
から突出するジヤツキロッド19a、19bの先端部と
をリンク21.22および21a、22aで連結してい
る。
もって、油圧ジヤツキ19の両ジヤツキロッド19a、
19bを相対方向へ伸縮作動させることにより、リンク
21.22および21a、22aと各連接棒15a、1
5bおよび16a、16bのそれぞれを介して各スリッ
ト開閉板15.16が上記第1実施例の場合と同様に開
閉駆動されるようにしである。
19bを相対方向へ伸縮作動させることにより、リンク
21.22および21a、22aと各連接棒15a、1
5bおよび16a、16bのそれぞれを介して各スリッ
ト開閉板15.16が上記第1実施例の場合と同様に開
閉駆動されるようにしである。
以上の第2実施例では、ダブルピストン構成の油圧ジヤ
ツキ19の相対的伸縮運動によるスリット開閉板15.
16のスライド力を、各スリット開閉板16.16のそ
れぞれの両端側に均等に作用させるようにしたので、各
スリット開閉板15.16を上記第1実施例の場合より
一層円滑かつ確実に開閉作動させ得る。
ツキ19の相対的伸縮運動によるスリット開閉板15.
16のスライド力を、各スリット開閉板16.16のそ
れぞれの両端側に均等に作用させるようにしたので、各
スリット開閉板15.16を上記第1実施例の場合より
一層円滑かつ確実に開閉作動させ得る。
また、第4図および第5図に示す第3実施例では、上記
油圧ジヤツキ19に換えて油圧モータMをスリット開閉
板15.16の駆動手段としている。
油圧ジヤツキ19に換えて油圧モータMをスリット開閉
板15.16の駆動手段としている。
このことに関連してスポーク10の中空室10a内には
、上記油圧モータMの出力軸と適宜離間して並行するね
じ送り機構Sが設けである。
、上記油圧モータMの出力軸と適宜離間して並行するね
じ送り機構Sが設けである。
このねじり機構Sは、上記中空室10a内中心線上に回
転自在に軸支したスクリューロッド25と、このロッド
に両端側から螺合したスクリュースリーブ軸(以下スリ
ーブ軸と略称)26.27とを備えた構成になっている
。
転自在に軸支したスクリューロッド25と、このロッド
に両端側から螺合したスクリュースリーブ軸(以下スリ
ーブ軸と略称)26.27とを備えた構成になっている
。
そして、油圧モータMの出力軸に嵌着した主動ギヤ23
と上記スクリューロッド25の中間部に嵌着した従動ギ
ヤ24とを噛合させている。
と上記スクリューロッド25の中間部に嵌着した従動ギ
ヤ24とを噛合させている。
なお、上記スクリューロッド25の両端側の雄ねじ部は
互いに逆ねじ構成としである。
互いに逆ねじ構成としである。
従って、それらの雄ねじ部に個々に螺合したスリーブ軸
26.27は、油圧モータMでギヤ23.24を介して
駆動されるスクリューロッド25の回転によりそれぞれ
が相対的な伸縮運動をするようになっている。
26.27は、油圧モータMでギヤ23.24を介して
駆動されるスクリューロッド25の回転によりそれぞれ
が相対的な伸縮運動をするようになっている。
このようなねじ送り機構Sにおける上記スリーブ軸26
.27の各先端部が上記第2実施例の場合と同様の構成
にしたスリット開閉板15.16の各連接棒15a、1
5bおよび16a、16bにリンク21.21aおよび
22.22aを介して連結されている。
.27の各先端部が上記第2実施例の場合と同様の構成
にしたスリット開閉板15.16の各連接棒15a、1
5bおよび16a、16bにリンク21.21aおよび
22.22aを介して連結されている。
もって、油圧モータMを起動させると、その回転力がギ
ヤ23.24を介してスクリューロッド25に伝達され
このロッドが回転することによりスリーブ軸26.27
のそれぞれが相対的な伸縮運動を行なう。
ヤ23.24を介してスクリューロッド25に伝達され
このロッドが回転することによりスリーブ軸26.27
のそれぞれが相対的な伸縮運動を行なう。
その伸縮運動でリンク21.21aおよび22,22a
を介してスリット開閉板15,16の各連接棒15a、
15bおよび16a、16bが同時にスポーク10の中
空室10a内に引き込まれたり、その中空室10a内か
ら押し出されたりする。
を介してスリット開閉板15,16の各連接棒15a、
15bおよび16a、16bが同時にスポーク10の中
空室10a内に引き込まれたり、その中空室10a内か
ら押し出されたりする。
従って、この第3実施例の場合にも各スリット開閉板1
5.16は上記第■、第2実施例の場合と同様に開閉作
動する。
5.16は上記第■、第2実施例の場合と同様に開閉作
動する。
つぎに、第6図に示す第4実施例について述べる。
この実施例では、上記第3実施例の場合と同様に油圧モ
ータMをスリット開閉板15.16の駆動手段とし、か
つ第2、第3実施例の場合におけるスリット開閉板15
.16の各連接棒15a、15bおよび16a、16b
に代えてねじ送り機構S1.S2を採用している。
ータMをスリット開閉板15.16の駆動手段とし、か
つ第2、第3実施例の場合におけるスリット開閉板15
.16の各連接棒15a、15bおよび16a、16b
に代えてねじ送り機構S1.S2を採用している。
すなわち、スポーク10の中空室10a内にはその中心
線に沿って上記油圧モータMの出力軸と並行する従動回
転軸28を軸支している。
線に沿って上記油圧モータMの出力軸と並行する従動回
転軸28を軸支している。
この従動回転軸28は第4実施例のスクリューロッド2
5の場合と同じく中間部に嵌着した従動ギヤ24aを有
し、この従動ギヤ24aは油圧モータMの出力軸に嵌着
した主動ギヤ23aと噛合させである。
5の場合と同じく中間部に嵌着した従動ギヤ24aを有
し、この従動ギヤ24aは油圧モータMの出力軸に嵌着
した主動ギヤ23aと噛合させである。
そして、上記従動回転軸28の端部にマイタギヤ機構2
9.30を介して上述のねじ送り機構S1.S2が連動
させである。
9.30を介して上述のねじ送り機構S1.S2が連動
させである。
これらのねじ送り機構S1.S2は、従動回転軸28の
端部にマイタギヤ機構29,30を介して連動させたス
クリューロッド31.32と、これらのロッドにそれぞ
れ螺合して各スリット開閉板15.16の両端側に連結
したスクリュースリーブ軸33.34とから構成されて
いる。
端部にマイタギヤ機構29,30を介して連動させたス
クリューロッド31.32と、これらのロッドにそれぞ
れ螺合して各スリット開閉板15.16の両端側に連結
したスクリュースリーブ軸33.34とから構成されて
いる。
このような構成のねじ送り機構S1.S2において、各
スリーブ軸33.34は前実施例の連接棒15a、15
bおよいび16a、16bの場合と同じくスポーク10
の両側壁のシール付軸受17.18をスライド自在に貫
通している。
スリーブ軸33.34は前実施例の連接棒15a、15
bおよいび16a、16bの場合と同じくスポーク10
の両側壁のシール付軸受17.18をスライド自在に貫
通している。
また、上記スクリューロッド31,32において、スリ
ーブ軸33側の雄ねじ部と、その反対側(スリーブ軸3
4側)の雄ねじ部とでは互いに逆ねじ構成としである。
ーブ軸33側の雄ねじ部と、その反対側(スリーブ軸3
4側)の雄ねじ部とでは互いに逆ねじ構成としである。
つぎに、上記第4実施例の作動を簡単に説明する。
まず、第6図の上半部に示すごとくスリット開閉板15
.16が閉じている状態からそれらを開くべく油圧モー
タMを起動させると、その回転力はギヤ23a+ 24
as従動回転軸28、マイタギヤ機構29.30のそれ
ぞれを順に介してねじ送り機構S1.S2の各スクリュ
ーロッド31,32に伝達される。
.16が閉じている状態からそれらを開くべく油圧モー
タMを起動させると、その回転力はギヤ23a+ 24
as従動回転軸28、マイタギヤ機構29.30のそれ
ぞれを順に介してねじ送り機構S1.S2の各スクリュ
ーロッド31,32に伝達される。
もって、それらのスクリューロッド31,32が回転す
ることにより、スリーブ軸33.34のそれぞれがスポ
ーク10の中空室10a内に没入する方向へねじ送りさ
れる。
ることにより、スリーブ軸33.34のそれぞれがスポ
ーク10の中空室10a内に没入する方向へねじ送りさ
れる。
これにより各スリット開閉板15,16はカッタ銅板2
の各スリット12.13上からスポーク10の両側に接
近する方向へ移動して開く。
の各スリット12.13上からスポーク10の両側に接
近する方向へ移動して開く。
このようにしてスリット開閉板15.16は開くので、
それらを閉じる場合には上記油圧モータMを逆起動させ
ればよい。
それらを閉じる場合には上記油圧モータMを逆起動させ
ればよい。
以上この第4実施例においてもスリット開閉板15.1
6を上記第1乃至第3実施例の場合と同様に開閉作動さ
せることができる。
6を上記第1乃至第3実施例の場合と同様に開閉作動さ
せることができる。
なお、上記各実施例において、スキンプレート1とカッ
タ面板2の周縁部との間にシール材を介設してもよい。
タ面板2の周縁部との間にシール材を介設してもよい。
この場合、全てのスリット開閉板15.16を閉じた際
に、カッタ室4を切羽前面地山側と完全に隔絶できるた
め、その地山側からカッタ4内への土砂と水の流入を確
実に防止し得て切羽地山の安定に一層効果的となる。
に、カッタ室4を切羽前面地山側と完全に隔絶できるた
め、その地山側からカッタ4内への土砂と水の流入を確
実に防止し得て切羽地山の安定に一層効果的となる。
以上要するにこの考案では次のような優れた効果を発揮
する。
する。
(1)カッタ面板にその半径方向へ延出して形成したス
ポークの中空室内に、そのスポーク両側からカッタ面板
上を摺動しつつズリ導入用のスリットを開閉するスリッ
ト開閉板の駆動手段を内蔵したので、そのスリット開閉
板駆動系統がズリ等を噛み込んで故障を惹き起すような
ことはなくなる。
ポークの中空室内に、そのスポーク両側からカッタ面板
上を摺動しつつズリ導入用のスリットを開閉するスリッ
ト開閉板の駆動手段を内蔵したので、そのスリット開閉
板駆動系統がズリ等を噛み込んで故障を惹き起すような
ことはなくなる。
(2)シかも、上記スリット開閉板とその駆動系統がカ
ッタ面板と共に回転するため、このカッタ面板の回転・
停止を問わずにズリ導入用のスリットを必要に応じて確
実かつ円滑に開閉することができる。
ッタ面板と共に回転するため、このカッタ面板の回転・
停止を問わずにズリ導入用のスリットを必要に応じて確
実かつ円滑に開閉することができる。
このため、スリット開閉板の開度を自由に調節すること
もでき、もってスリットからのズリ取込量をも任意に調
整し得る。
もでき、もってスリットからのズリ取込量をも任意に調
整し得る。
(3)従って、この考案のスリット開閉装置によれば、
切羽地山の崩壊防止、切羽の安定保持、カッタ室内への
土砂流入防止等を確実に達成し得る。
切羽地山の崩壊防止、切羽の安定保持、カッタ室内への
土砂流入防止等を確実に達成し得る。
(4) また、この考案では一基の駆動手段で複数の
スリット開閉板を同時に開閉作動させることができ、し
かも、その開閉駆動系統が上述のごとくスポークの中空
室に内蔵されていることから、装置全体が簡単なコンパ
クト構成になる。
スリット開閉板を同時に開閉作動させることができ、し
かも、その開閉駆動系統が上述のごとくスポークの中空
室に内蔵されていることから、装置全体が簡単なコンパ
クト構成になる。
このため、カッタ室内の定期点検時や修理時等にスリッ
ト開閉装置が邪魔になるようなこともなく、それらの点
検乃至修理作業を円滑かつ確実に行ない得る。
ト開閉装置が邪魔になるようなこともなく、それらの点
検乃至修理作業を円滑かつ確実に行ない得る。
第1図はこの考案の好適な第1実施例に係わるシールド
機の断面図、第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図
および第4図はこの考案の第2および第3実施例を示す
それぞれの断面構成図、第5図は第4図の要部拡大断面
図、第6図はこの考案の第4実施例に係わるシールド機
の断面図である。 図中2はカッタ面板、10はスポーク、10aは中空室
、12.13はスリット、15.16はスリット開閉板
、199Mは駆動手段である。
機の断面図、第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図
および第4図はこの考案の第2および第3実施例を示す
それぞれの断面構成図、第5図は第4図の要部拡大断面
図、第6図はこの考案の第4実施例に係わるシールド機
の断面図である。 図中2はカッタ面板、10はスポーク、10aは中空室
、12.13はスリット、15.16はスリット開閉板
、199Mは駆動手段である。
Claims (1)
- カッタ面板上にその半径方向外方に延出して形成された
中空室を有するスポークと、該スポークの両側にこれに
沿って平行にカッタ面板上に形成された掘削土導入用の
スリットと、上記スポークの両側のカッタ面板上に摺動
自在に設けられ、上記スリットを開閉するスリット開閉
板と、上記スポークの中空室内に設けられて上記スリッ
ト開閉板を作動させる駆動手段とを備えたことを特徴と
するシールド掘進機のスリット開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6507780U JPS6040708Y2 (ja) | 1980-05-13 | 1980-05-13 | シ−ルド掘進機のスリツト開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6507780U JPS6040708Y2 (ja) | 1980-05-13 | 1980-05-13 | シ−ルド掘進機のスリツト開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56168595U JPS56168595U (ja) | 1981-12-12 |
JPS6040708Y2 true JPS6040708Y2 (ja) | 1985-12-09 |
Family
ID=29659240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6507780U Expired JPS6040708Y2 (ja) | 1980-05-13 | 1980-05-13 | シ−ルド掘進機のスリツト開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040708Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-13 JP JP6507780U patent/JPS6040708Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56168595U (ja) | 1981-12-12 |
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