JPS6040265Y2 - スプライン軸の溝整形工具 - Google Patents

スプライン軸の溝整形工具

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Publication number
JPS6040265Y2
JPS6040265Y2 JP17961182U JP17961182U JPS6040265Y2 JP S6040265 Y2 JPS6040265 Y2 JP S6040265Y2 JP 17961182 U JP17961182 U JP 17961182U JP 17961182 U JP17961182 U JP 17961182U JP S6040265 Y2 JPS6040265 Y2 JP S6040265Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline shaft
meshing members
groove
support member
tool
Prior art date
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Expired
Application number
JP17961182U
Other languages
English (en)
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JPS5982621U (ja
Inventor
行雄 桑田
健一 繁森
泰郎 河淵
Original Assignee
富士通株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP17961182U priority Critical patent/JPS6040265Y2/ja
Publication of JPS5982621U publication Critical patent/JPS5982621U/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Gear Processing (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は回転運動を精度よく伝達するに用いられるスプ
ライン軸の溝整形工具に関するものである。
(b) 従来技術と問題点 動力特に回転運動を伝達する手段としてスプライン軸が
一般に知られている。
スプライン軸は一般にブローチ機械により軸方向に溝が
猛威される。
この溝の形状はインボリュート形または角形が一般に用
いられている。
このスプライン軸を用いて回転動力を伝達するのに、ス
プライン軸を所定の長さに切断したり、軸外径に研磨加
工を施し、軸受は部分の外径研削するといった機械加工
を行う。
ところがこの機械加工によってスプライン軸の溝部の壁
面上縁部分(歯部の両側面上端)にはカエリを生じ、こ
のまま使用することが不可能となる。
このカエリを取除くために従来鋪を用いてカエリを切除
する方法を用いている。
しかしながら、この方法は能率が悪いばかりでなく、精
度を損なうといった欠点があった。
(C) 考案の目的 本考案は上記従来の欠点に鑑み、能率よく且つ精度の高
いカエリ切除の可能なスプライン軸の溝整形工具を提供
することを目的とするものである。
(d) 考案の構威 簡単に述べると本考案は、研削等の加工後におけるスプ
ライン軸の溝部壁面に生じているカエリを切除する工具
であって、該工具をそれぞれ前記スプライン軸の外形と
対応する内周部を有してスプライン軸に摺動自在の2つ
の噛合部材と、これら両噛合部材を一体的に連結する支
持部材とから構威し、一方の前記噛合部材はスプライン
軸に嵌合した状態で前記支持部材に固定され、他方の前
記噛合部材はスプライン軸に嵌合した状態で回転角度を
調整可能に支持部材に支持され、これら両噛合部材を支
持部材で所要角度差を保ってスプライン軸に嵌合した状
態で該スプライン軸の軸方向に沿って摺動させる過程に
おいて当該噛合部材の内周部で前記スプライン軸の溝に
生じたカエリを切除するようにしたことを特徴とするも
のであり能率向上が可能となる。
(e) 考案の実施例 以下本考案の好ましい実施例を図によって詳細に説明す
る。
第1図は本考案のスプライン軸整形工具の一実施列を示
す一部断面図、第2図は第1図のA−A’線に沿った断
面図であり、1は支持円筒、2と3はそれぞれ外周面の
一部指標2−1と3−1を有する金属製の噛合部材、4
はリング状のスペーサ、5と6とは螺子、7は前記支持
円筒1に形成した窓である。
2つの噛合部材2,3はそれぞれ支持円筒1に嵌入し得
る円筒形を有し、かつ内周部が被整形のスプライン軸(
図示せず)の外形に対応し該軸にルーズに嵌合し得る歯
形を有する。
しかして一方の噛合部材2は支持円筒1に嵌入して螺子
5によって固定される。
他方の噛合部材3はスペーサ4を介して支持円筒1に嵌
入し螺子6にて回転角度を調整されながら固定される。
すなわち螺子6は第2図に示すように2本6−1.6−
2からなり、かつ噛合部材3の外周面に設けた凹部31
に位置され、それぞれの螺子6−1.6−2のねじ込み
量の大小によって噛合部材3を時計方向および反時計方
向に回動して位置付ける作用をなす。
従って噛合部材2と3は所要角度差をもって支持円筒1
内に固定することができる。
なお噛合部材2と3との外周面には指標2−1と3−1
を設けてあり、この指標を支持円筒1の窓7に設けられ
た透明板上のカーソルに合わせたとき両噛合部材2と3
とは角度差が無くされ、それぞれの内周部の歯形を合致
されるようになっている。
さて上記構成の工具使用に当っては、上記したように先
ず両噛合部材2と3の指標2−1と3−1とをカーソル
に合わせた状態で、それら両部材に矢印方向からスプラ
イン軸を挿入し貫通する。
しかる後、例えば螺子6−1側のねじ込み量を大きくし
て噛合部材3を時計方向に所定角度回転させて該噛合部
材の内周部の各歯の片側面をスプライン軸の各溝部の片
側壁面に押付ける。
この押付は力によってスプライン軸は僅かに回転し、そ
の各溝の他の片側壁面を他の噛合部材2の内周部の歯部
に押付ける。
このように両噛合部材2と3とに所要角度を与えた状態
の工具をスプライン軸の軸方向に移動すれば、噛合部材
2,3の各歯部により前述した研削等によりスプライン
軸の溝部壁面に生じたカエリが除去される。
(f) 考案の効果 以上、詳細に説明したように、本考案のスプライン軸の
溝整形工具は簡易構造であり、能率のよいカエリ部切除
がスプライン軸の精度を損うことがないものとなり、ス
プライン軸の溝成形仕上かを行う上で利点の多いものと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスプライン軸の溝整形工具の一実施例
を示す一部断面図、第2図は第1図のA−A’線に沿っ
た断面図である。 図において、1は支持円筒、2と3は噛合部材をそれぞ
れ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研削等の加工後におけるスプライン軸の溝部壁面に生じ
    ているカエリを切除する工具であって、該工具をそれぞ
    れ前記スプライン軸の外形と対応する内周部を有してス
    プライン軸に摺動自在の2つの噛合部材と、これら両噛
    合部材を一体的に連結する支持部材とから構威し、一方
    の前記噛合部材はスプライン軸に嵌合した状態で前記支
    持部材に固定され、他方の前記噛合部材はスプライン軸
    に嵌合した状態で回転角度を調整可能に支持部材に支持
    され、これら両噛合部材を支持部材で所要角度差を保っ
    てスプライン軸に嵌合した状態で該スプライン軸の軸方
    向に沿って摺動させる過程において当該噛合部材の内周
    部で前記スプライン軸の溝に生じたカエリを切除するよ
    うにしたことを特徴とするスプライン軸の溝整形工具。
JP17961182U 1982-11-26 1982-11-26 スプライン軸の溝整形工具 Expired JPS6040265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961182U JPS6040265Y2 (ja) 1982-11-26 1982-11-26 スプライン軸の溝整形工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961182U JPS6040265Y2 (ja) 1982-11-26 1982-11-26 スプライン軸の溝整形工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5982621U JPS5982621U (ja) 1984-06-04
JPS6040265Y2 true JPS6040265Y2 (ja) 1985-12-04

Family

ID=30389659

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17961182U Expired JPS6040265Y2 (ja) 1982-11-26 1982-11-26 スプライン軸の溝整形工具

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JPS5982621U (ja) 1984-06-04

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