JPS6040156B2 - 調理器の誘導加熱方式 - Google Patents

調理器の誘導加熱方式

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JPS6040156B2
JPS6040156B2 JP50053699A JP5369975A JPS6040156B2 JP S6040156 B2 JPS6040156 B2 JP S6040156B2 JP 50053699 A JP50053699 A JP 50053699A JP 5369975 A JP5369975 A JP 5369975A JP S6040156 B2 JPS6040156 B2 JP S6040156B2
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JP
Japan
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circuit
capacitor
switching element
series
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JP50053699A
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博 横田
巌 樋口
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 <発明の技術分野> この発明は動作コイルとコンデンサを直列接続して直列
型ィンバータを構成し、それを周波数自制式に動作制御
した調理器の議導加熱方式に関する。
く発明の技術的背景とその問題点> 誘導加熱方式には池制式の直列ィンバータを使用したも
のが公知とされているが、動作コイル部に配置される負
荷(被加熱物、たとえば調理用の鍋など)の変動があっ
た際に、その負荷の材質、大きさ、動作コイルとの整合
状態等に応じて動作コイルのィンダクタンスが著しく変
わり、直列共振回路の共振周波数が大きく変化するため
に、調理器などには使用することができなかった。
すなわち、従来直列型ィンバータに用いられるスイッチ
ング素子(サイリスタ等)に外部から固定周波数で点弧
パルスを与える周波数池制式のものにあっては、負荷状
態によって常に上記スイッチング素子の逆バイアス時間
が変動し、とりわけ軽負荷時には逆バイアス時間が短く
なって転流失敗し、不安定動作の原因となる。また、こ
の問題をなくすためにスイッチング素子の逆バイアス期
間を大きくすると、皮相電力が大きくなって効率低下の
原因となり、調理器に対して使用することができない。
<発明の目的> この発明は上記事情に鑑みなされたもので、動作コイル
およびコンデンサの直列共振電流を検出して、負荷変動
があっても直列共振回路の不安定動作がなく、かつ電力
効率を高めることができ、とりわけ起動時にスイッチン
グ素子の導通を確実に行なわしてスムーズに始動しうる
調理器の譲導加熱方式を提供することを目的とする。
<発明の概要> 本発明はおいては、直列共振回路に流れる電流の極性を
検出して所定のスイッチング素子の導通、非導通を制御
する制御回路と、起動時における動作を確実かつスムー
ズに行なうための起動回路が具備されている。
<発明の実施例> 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図は、調理器電子回路として使用しうる直列型ィン
バータの主回路の一構成例を示している。1は直列型ィ
ンバータの直列共振回路であり、交流電源電圧を整流す
る整流回路lbの交流入力端子側には、ノイズフィル夕
としての交流リアクトルLa、コンデンサCaが配置さ
れ、直流出力端子側には直流フィル夕としてコンデンサ
Cdが配置接続され、これらが直流電源Edを構成して
いる。
そしてこの直流電源広dは、その正、負電極間に接続さ
れた動作コイル2とコンデンサ3の直列共振回路1に電
源供給しており、直列共振回路1と直流電源Edの正電
極の間に第1のスイッチング素子たとえばサィリスタT
,が設けられ、さらに上記直列共振回路1の両端間に第
2のスイッチング素子たとえばサィリスタLが設けられ
る。なお、サイリスタT,,T2に対してそれぞれ直列
に配置したLはdi/dt抑制用のりアクトルであり、
並列に配置したRo,Coはサ−ジ吸収回路をなしてい
る。また、上記動作コイル2には負荷たとえば調理用の
鍋4が配置されている。しかして、こうした直列型イン
バータは、上記スイッチング素子T,,Lが交互に導適
することによって直列共振回路1に共振電流li,lr
が交互に流れて、動作コイル2において誘導加熱動作を
行なうものであり、共振周波数は負荷4の材質、大きさ
、整合状態によって変化することは周知のことである。
したがって、周波数自制式の直列型ィンバータとして効
率的に動作させためには、負荷4の状態にかかわらず、
サィリスタT,,T2の逆バイアス期間を一定に保って
制御信号を与える必要があり、後に詳述するような制御
回路を設けなくてはならない。なお、スイッチング素子
T,,T2としては、サイリスタを用いているが、しか
しこれらはスイッチング機能を有する素子であればよい
第2図は上記直列型ィンバータの主回路の他の構成例で
あり、サィリスタT,,T2が交互に導通して謎導加熱
動作が行なわれることに関しては、全く上記実施例と同
じであるが、整流回路lbを2つのダイオードで構成す
ることによって簡略化している。
第2図は、第1図と対応する部分に同一符号を付け、ま
たLo,Co,Roは省略している。なお、第1図、第
2図において電流トランスCTは後述する制御回路に対
し、上記直列共振回路1に流れる電流を検出して供給す
るためのものである。第3図は同機に直列型ィンバータ
の主回路を示す他の実施例である。第1,2図における
直流電源Edは略記されている。第4図は上記第1、第
2のスイッチング素子T,,Lを交互に導通せしめる制
御信号を発生する制御回路11と、起動時に始動信号(
パルス信号)を供給する起動回路12の構成と示してい
る。
制御回路11の信号入力端子14は第1図の直列共振回
路1を流れる共振電流の極性を検出する検出端子で、た
とえばその電流量を変換するためには、電流トランスC
Tが接続されればよい。この端子14間の電圧は、整流
回路15で整流され、上記直列共振回路1を流れる正、
負電流に対してトランジスタTr,,Tr6を導適する
様にベースに信号を供給する。これにより共振回路1を
流れる共振回路の極性が検出できることになる。
トランジスタTr,のコレクタはC,,R,からなる微
分回路16、トランジスタTr2による波形成形増幅回
路1 7と順次接続され、さらに上記トランジスタTr
2のコレク夕はC2,R2からなる微分回路18、トラ
ンジスタTr3による波形成形増幅回路19川原次接続
される。なお、トランジスタTr,のコレクタに接続さ
れたC,,R,からなる微分回路は、トランジスタTr
,が導適状態から非導適状態になる際、すなわち共振電
流1,の終止点に正極性のパルス信号を発生し、このパ
ルス信号のパルス幅がトランジスタTr2の導適時間を
決定することになる。
又、トランジスタTr2が導適状態から非導適状態にな
るとトランジスタTr3が導通しィンバータ回路20を
介してNAND回路21に“1”レベルの信号が供給さ
れることになる。従って、結果的に、共振電流liの終
止点から一定時間遅れて、“1”レベルの信号がNAN
D回路21に供給されることになる。
これらトランジスタTr2,Tr3による二段の増幅部
と対応する回路が上記トランジスタTt6のコレクタ側
にTr7,Tr8により構成され設けられている。
上記トランジスタTr3のコレクタにはィンバータ回路
20に介して、ナンド回路21が接続され、このナンド
回路21には上記トランジスタTr6のコレクタ出力が
供給される。一方、上記トランジスタTr8のコレクタ
タにもインバータ回路22を介してナンド回路23が接
続され、このナンド回路23に上記トランジスタTr,
のコレクタ出力が供給されている。上記ナンド回路21
,23は、スイッチング素子T,,Lに同位相でパルス
が与えられ直流短絡が生じないようにするためのもので
ある。これらナンド回路21,23の出力側には、それ
ぞれトランジスタTr4,Tr5およびTr9,Tr,
。で構成した起動パルス増幅回路24,25が設けられ
、それぞれパルストランスPT,,PT2を介して前記
サィリスタT2,T,へ起動パルスを供給している。起
動回路12はモノステマルチバィブレータMM,のその
Q,Q出力側にそれぞれ設けた微分波形成形回路26,
27とから構成され、各々の微分波形成形回路26,2
7の出力が上記トランジスタTr,。
とTr5のベースに供給されるようになっている。この
起動回路12はモノステマルチMM,で設定した遅延時
間でもつてサィリスタT,,T2を順次導通せしめて、
最初に直列共振回路11こ共振電流li,lrを発生さ
せ、上記制御回路11による制御を可能としている。な
お、MM,のQ出力でナンド回路2 1,23を制御し
ているのはMM,のQ出力が発生している間には制御回
路動作を停止させておくためである。次に第5図A〜k
の波形図を参照して上記制御回路による直列型ィンバー
タの起動動作を第1図に示す直列型インバー外こ適用し
た場合について説明する。まず電源がオンされ、起動回
路12のモノステマルチMM,がトリガされると、この
MM,のQ出力が“1’’になって微分波形成形回路2
6で立上り時点に対応するパルス信号がつくられ、この
パルス信号でトランジスタTr,oをオンし、パルスト
ランスPT2を介してスイッチング素子T,へ最初の始
動信号を供給する。
第5図aに示すこの始動信号はサィリスタT,を点弧さ
せ、導通したサィリスタT,には同図c,dの電圧、電
流波形が生じる。共振電流liは、サィリス夕T,一動
作作コイル2−コンデンサ3の経路でほぼ正弦波をなす
電流として流れ、その幅twはmノL・C(ただし、L
,Cはそれぞれコイル2のインダクタンス、コンデンサ
3のキヤパシタンス)となる。リアクトルLo、動作コ
イルは直流的にはいずれも微小抵抗であり、又、サィリ
スタT,の導適状態も小さいためこれらの素子における
電圧降下分は、ほぼ無視でき、コンデンサ3にはほぼ電
源電圧Edまで充電電荷が蓄積されて、共振電流liが
零になるとサイリスタT,はターンオフする。ところで
、上記共振電流liは第4図の制御回路11の検出端子
14,14に対して電圧として検出信号を供給すれば、
前述したトランジスタTr,のコレクタに接続されたC
,,R,によって定まる一定の遅延時間の後にィンバー
タ回路20を介して“1”レベルの信号がNAND回路
21に供給される。起動時を除いて、モノステマルチM
M,のQ出力は“1”レベルであり、又トランジタTr
,が導通状態の時にはトランジスタTr2は非導適状態
であるため、NAND回路21のもう一つの入力が接続
されるトランジスタTr6のコレク夕は高電位となって
おり、やはり“1”レベルの入力の供給を受けることに
なる。
従って、ィンバータ回路20を介して“1”レベルの信
号が供給されると、NAND回路21の入力はすべて“
1”レベルとなり、NAND回路21の出力は“0”レ
ベルになる。(第5図g)これにより、トランジスタT
r4が導適状態になり、トランジスタTr5が導通し、
パルストランスPT,を介して、サイリスタT2に点弧
パルスが供給されることになる(第5図i)。結果とし
て、上記共振電流liの終止点から一定時間遅れてサィ
リスタT2パルスが供給され、サィリスタT2が導適す
ることになる。なお、この遅延時間はサィリスタのター
ンオフ時間を考慮して、C,,R,の値の調整により決
定する。しかし、上記共振回路1のコンデンサ3にある
程度の残留電荷があって、最初の始動信号でサィリスタ
T,が導通しないときには共振電流liが流れない可能
性もあり、起動回路12からLに対する始動信号を出力
するようにしている。第5図bがこのLへの始動信号で
あって、MM,がトリガされた後、一定時間してQ出力
が“1”になると微分波形成形回路27からトランジス
タTr5を介してパルストランスPT,を作動させるこ
とによって得られる。サィリスタLが導適するとコンデ
ンサ3に蓄積電荷がサィリスタT2を介して放電され、
共振電流lr(第5図f)が流れる。
かかる電流lrが同様に電流トランスCTによって検出
され、トランジスタTr6を導通させる。そして共振電
流lrの終止点から一定時間遅れて、パルストランスP
T2を介して、サィリスタT,に第5図iに示される点
弧パルスが供給されることになる。なお、かかる一定時
間の遅れは、トランジスタTr,に対応して、トランジ
スタTr6のコレク外こ接続されたコンデンサC3及び
抵抗R3が決定する。したがって、直列共振回路1のコ
ンデンサ3が残留電荷によってある程度の両端間電圧を
残していても、起動回路1 2がスイッチング素子T,
,Lに順次始動信号を供給するから、スイッチング素子
T.が導通してコンデンサ3を正万向に充電し、その後
に導適するLによって共振電流lrが流れ、制御回路1
1に検出信号を供給して、その後交互にスイッチング素
子T,,T2への点弧パルスが与えられる。
こうして動作する調理器の誘導加熱方式は、始動時に2
つのスイッチング素子T,,Lを順次導適するように始
動信号発生するので、制御回路11による周波数自制式
のィンバータ動作が確実に行なえ、とりわけ直列型ィン
バータへの電力供給を時間比率制御する場合などのよう
に起動−停止を頻繁に繰返す場合であってもスムーズな
始動が可能となる。
<発明の効果> 以上述べた様にこの発明によれば、直列型ィンバータ回
路の周波数自制式制御を行なうにあたって確実に起動さ
せることができ、したがってスムーズに動作するように
調理器の誘導加熱方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は調理器の主回路を示す回路構成図、第2図、第
3図は直列型ィンバータの主回路の他の実施例を示す回
路構成図、第4図は第1図のスイッチング素子を起動す
るための制御部を示す回路構成図、第5図は動作波形図
である。 1・・・直列共振回路、2・・・動作コイル、3・・・
コンデンサ、4・・・調理用鋼、Ed・・・直流電源、
T,,T2・・・スイッチング素子、11・・・制御回
路、12・・・起動回路。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流電源と、この直流電源の正負電極間に接続され
    、負荷の誘導加熱動作を行なう動作コイルおよびコンデ
    ンサからなる直列共振回路と、この直列共振回路に対し
    て直列に接続され、直列共振回路のコンデンサを充電す
    るように導通する第1のスイツチング素子と、上記直列
    共振回路に対して並列に接続され、上記コンデンサの充
    電電荷を放電するように導通する第2のスイツチング素
    子と、上記直列共振回路に流れる電流の極性を検出し、
    上記電流が上記コンデンサを充電する極性の時には、上
    記第■のスイツチング素子を、上記電流が上記コンデン
    サの放電時の極性である時には上記第■のスイツチング
    素子を各々交互に導通せしめるように、各々の電流の終
    止点から一定時間遅延して発生する制御信号を各々のス
    イツチング素子に供給する制御回路と、起動時に上記第
    1、第2のスイツチング素子に順次始動信号を供給する
    起動回路とを具備し、前記起動回路が動作し、第1のス
    イツチング素子を導通して直列共振回路のコンデンサを
    所定の電圧まで充電した後に第2のスイツチング素子を
    導通せしめ、以降前記制御回路による制御動作を持続さ
    せるようにしたことを特徴とする調理器の誘導加熱方式
JP50053699A 1975-05-02 1975-05-02 調理器の誘導加熱方式 Expired JPS6040156B2 (ja)

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