JPS6039899B2

JPS6039899B2 - ガスばね

Info

Publication number: JPS6039899B2
Application number: JP52158649A
Authority: JP
Inventors: クラウス・シユニツツイウス
Original assignee: Stabilus GmbH
Current assignee: Stabilus GmbH
Priority date: 1976-12-30
Filing date: 1977-12-28
Publication date: 1985-09-07
Also published as: US4230309A; GB1566928A; BR7707367A; FR2376341A1; FR2376341B3; IT1091550B; JPS5385272A; DE2659488A1

Description

【発明の詳細な説明】本発明はガスぱねであって、シリンダを有し、該シリン
ダ内にピストンロッドに結合されたピストンが階動可能
に配置されており、該ピストンはシリンダ内室を２つの
作業室に分けており、これらの作業室は緩衝装置を介し
て互いに接続されており、かつこれらの作業室には圧力
油及び（又は）圧力ガスが充填されており、かつ上記ピ
ストンとは別に第２の、直径の小さいピストンがシリン
ダ内に配置されていて上記ピストンロッド‘こ結合され
ており、該第２のピストンはピストンロッドが一方の終
端位置範囲にあるときに第２のピストンの外径に適合す
る第２のシリンダ区分内へ走入する形式のものに関する
。

自動車においてガスばねはボンネット又は勿り上げ蓋を
開くさし、その操作を容易にするために用いられている
が、この場合ガスばねが同時にボンネット又は柳上が蓋
を開放位鷹にそのまま保持しているようにすることが要
求されている。

米国特許第３９３８７９３号明細書によれば、機械的錠
止装置を有するガスばねが公知になっている。このよう
なガスばねを自動車尾部の郷上げ蓋に配置した場合、開
放のさし、に蓋をストッパーのところまで特上げてこの
錠止装魔により錠止することが必要である。また、錠止
された蓋を閉じる場合にはこの蓋をまずはじめに一たん
特上げなければならない。換言すれば閉鎖運動とは逆向
きの運動をさせなければならない。このような機械的の
銭止装置は、自動車後尾刻上げ蓋を規定の開放位置まで
完全に開かなければ錠止が行なわれず、かつまた刻上げ
蓋を閉じる場合には、はじめ閉鎖運動とは逆向きの運動
過程を必要とするという欠陥を有している。さらに、米
国特許第３４４７６４４号明細書によれば、液力式抗張
ストッパーとして第２のピストンを用いたショックアブ
ソーバが公知になっている。この液力式抗張ストッパー
によれば、第２のピストンが所定のシリンダ区分内へ走
入した後には付加的な強力な緩衝力（抑止力）がえられ
、これに対して第２ピストンが上記シリンダ区分から走
出した後の運動は殆んど緩衝力なしで行なわれる。本発
明の議題は、構造が簡単でかつ、刻上げ菱及びボンネッ
ト等の開閉操作に沿った運動過程を有し、かつ開かれた
位置での刻上げ菱及びボンネット等の申し分のない保持
を保証するガスばねを提供することにある。

この議題は本発明によれば、直径の小さい第２のピスト
ンが保持ピストンであって、該保持ピストンは、第２の
シリンダ区分内への走入運動のさし、にだけ応動動作す
る緩衝装置を有しており、これに対して、保持装置は、
第２のシリンダ区分からの保持ピストンの走出運動のさ
し、にだけ圧力に関連して働く、閉鎖可能の通過横断面
によって形成されていることによって解決されている。

自動車後部刻上げ蓋を開くさし、保持ピストンは、ピス
トンロッドが所定の走出距離だけシリンダから走出した
後に、第２のシリンダ区分内へ走入し、ざらに走入が行
なわれると、該シリンダ区分内の流体を緩衝装置を介し
て押出す。この緩衝装置は簡単に純然さる逆止め弁とし
て製作しておくことができ、従ってこの緩衝装置は上記
運動に逆向きの力を殆んど作用させない。ガスばねは、
これが後部刻上げ蓋の全軍量のたんに一部分とバランス
し、これによりこの重量部分が補償されるように設計さ
れているから、この例上げ蓋は開かれた位置で保持装置
によって保持される。刻上げ蓋を閉じるには、たんに、
閉鎖方向の力を、保持ピストンがシリンダ区分から走出
するまでの間、蓋に作用させるだけでよい。この後の閉
鎖運動は、たんにピストン内にある緩衝装置による緩衝
力を受けながら、外力を作用させることなしに行なわれ
る。本発明によれば、保持装置を形成する、圧力に関連
して働く通過横断面を保持ピストン内に配贋することも
可能である。

これにより極めて簡単な構造がえられる。しかしまたこ
の保持装置をピストンロッド内に配置された通路により
形成し、該通路が初緊縮力を有する弁装置によって閉鎖
されているようにすることも可能である。本発明によれ
ば、圧力に関連して働く通過横断面をばね負荷された弁
によって形成し、該弁が保持ピストン内の通過孔を遮断
するようにすることも可能である。

弁に作用するばねのばね力を適当に定めることにより、
ガスばねの保持力を必要に応じて容易に定めることがで
きる。本発明の一実施例によれば、ばね負荷された弁が
ゴム弾性を有する弁板により形成されており、該弁板は
その一方の端面側で保持ピストン内の孔を閉鎖しており
、また該弁板の他方の端面側には、ばね負荷されたプレ
ートが配置されている。これにより構造が極めて簡単で
あって確実に作動する保持装置がえられる。刻上げ蓋、
例えば自動車のトランクルームの勿り上げ蓋が所定の開
放範囲において保持されるようにするために、本発明の
一実施例によれば保持ピストンに適合する内径を有する
シリンダ区分がシリンダのピストンロッド出口側端部に
配置されており、かつ保持ピストンがピストンロッドに
ピストンから、該シリンダ区分の長さにほぼ相応する距
離だけ離して、取付けられている。

シリンダ区分の長さは、どの程度まで開かれたときに勿
り上げ蓋がその開かれた位置で保持されるようにするか
によって定められる。次に図示の実施例にっ本発明を説
明する。

ガスばねは、自動車後部刻上げ蓋、ボンネット又はその
他の、水平軸線を中心にして施回可能のドアの操作を容
易にするために設けられている。

この場合これらの勿り上げ蓋の重量の少くとも一部はガ
スーまねとのバランスにより補償され、その結果刻上げ
蓋を開く場合操作者は開放方向で僅かな力を勿り上げ蓋
に作用させるだけでよい。ガスばねのさらに別の議題は
、勿Ｕ上げ蓋を開放位置に保持することにある。第１図
においてガスばねはシリンダ１を有しこれはシリンダ底
部１４によって閉じられている。

例えば自動車勿Ｕ上げ蓋への取付けのためにシリンダ底
部は枢着部を有している。これに対応してピストンロッ
ド２の端部には、ガスばねを自動車車体に取付けるため
の枢着部が設けられている。自動車後部勿Ｕ上げ蓋と車
体との間へのガスばねの取付けは、蓋を開いた場合にピ
ストンロッド２がシリンダ１から下方へ走出するように
、行なわれる。シリンダ１内ではピストンロッド２が案
内されており、かつ外部に対してシールされている。ピ
ストン３はピストンロッド２に不動に結合されており、
かつシリンダ１の内室を作業室４及び５に分けている。
シリンダ１の内室には圧力油及び圧力ガスが充填されて
いる。ピストン３内の緩衝横断面（絞り流過通路簾断面
）６を介してこれらの作業室４及び５は互いに接続され
ている。ピストンリング２０は、ピストン３と、ピスト
ン３に不動に結合されたピストン円板２１との間に、軸
方向の運動スペースを有し、かつピストンリング外周を
以つてシリンダ１の内周面に接触している。ピストンロ
ッド２がシリンダ１内へ走入する場合ピストンリング２
川まピストン３に当付けられる。これにより、ピストン
３とシリンダ内周面との間のりング状横断面２２は閉鎖
される。従ってこの場合緩衝横断面６を介しての流通路
しか残されない。緩衝力は大きくなる。ピストンロッド
２がシリンダーから走出する場合には、ピストンリング
２０はピストン円板２１に接触する。これにより、作業
室５から作業室４への付加的の通路が、リング状横断面
２２、ピストンリング２０とピストン３との間に形成さ
れた関隙及びピストン円板２１の孔２３を介して、形成
される。緩衝力は小さくなる。ピストンロッド２には保
持ピストン７がピストン３から距離をおいて取付けられ
ており、この場合スベーサスリーブがこれらのピストン
３及び７の間に設けられている。

シリンダ１の、ピストン３に適合する内径を有する部分
内においては保持ピストン７は作用しない。それという
のはこのピストン７は比較的小さい直径を有しているか
らである。これに対して、シリンダ１のピストンロッド
側の端部には、内径が保持ピストン７の外蓬に適合しか
つ作業室５に接続されているシリンダ区分８が設けられ
ている。保持装置９は保持ピストン７を有し、この保持
ピストン７は保持ピストン円板２４及び保持ピストンリ
ング２５を有しており、この保持ピストンリングは保持
ピストン７と保持ピストン円板２４との間に形成されて
いる構内で麹方向に運動可能である。

保持装置９がシリンダ区分８内へ侵入しピストンロッド
２が外方へ突出すると、シリンダ区分８の内室から油が
作業室５内へ押出され、この場合この油は、保持ピスト
ン７とシリンダ区分８の内壁との間に形成されたりング
状横断面、保持ピストン７と保持ピストンリング２５と
の間に生じている間隙及び保持ピストン円板２４の孔２
「６を通って流れる。保持装置９はさらに弁板１１を有
し、これはプラスチック、ゴム又はその他の類似の材料
よ成っており、かっぱね１３及びプレート１２を介して
保持ピストン７の端面に圧着され、孔１０を閉鎖してい
る。

プレート１２に対するばね１３の力は、ピストンロッド
２に作用する所定の押込み力負荷後にはじめて弁板１１
が保持ピストン７の端面から離されかつこれにより孔１
０１こよって形成される通路が開放される、ように定め
られている。蓋又はドアを開く場合、シリンダ１の内室
内にある圧力ガスの圧力により開放運動が助成される。

それというのはガスばねは、ピストンロッド横断面面積
とガス圧力との積である開放力を蓋に作用させるからで
ある。ピストン３内においてピストンリング２０はピス
トン溝内で鞠方向に運動可能であるから、これにより、
さらに別の流過横断面が緩衝横断面６に対して平行に開
放される。この前者の横断面はピストン３とシリンダ内
周面との間に形成されているリング状室より成り、これ
はピストンロッド２の走出運動時にはピストン３のピス
トンリング２０により開放される。作業室４及び５の間
のこの付加的の自由横断面により、シリンダーからのピ
ストンロッド２の殆んど抑制されることのない走出運動
が行なわれる。ところでざらに走出運動が行なわれて保
持装置９がシリンダ区分８内へ侵入すると、保持ピスト
ンリング２５は保持ピストン円板２４に当付けられ、か
つシリソダ区分８の内室に存在した油は、保持ピストン
７とシリンダ区分８の内周面との間に形成されたりング
状横断面、保持ピストン７と保持ピストンリング２５と
の間の間隙及び保持ピストン円板２４の孔２６を介して
作業室５内へ押出される。このさいに操作者が勿山上げ
蓋を離すと、該蓋は、蓋の全軍量がガスばねにより補償
されていないために、ピストンロッド２をシリンダ１内
へ押込もうとする。

この場合ピストンロッドの極〈僅かな走入行程により、
保持ピストンリング２５は保持ピストン７に当付けられ
た状態になり、保持ピストン７とシリンダ区分８の内周
面との間のりング状横断面の通路が遮断され、これによ
りガスばねはその時の位置にロックされ、例上げ蓋は開
かれた位置に保持される。ところで蓋を閉鎖しようとす
る場合には、操作者は蓋に閉鎖方向の力を作用させる。

この場合この力は、この力により弁板１１が、ひいては
またプレート１２がばね１３の力に抗してそれらの座着
面から離され、これにより保持ピストン７内孔１０が開
放される大きさの力でなければならない。この孔１０を
通って油は作業室５からシリンダ区分８の内室内へ、保
持ピストン７がシリンダ区分８から走出する間、流入す
る。蓋の閉鎖運動がさらに行なわれる場合、ピストン３
の緩衝装置、換言すれば緩衝横断面６だけが応鰯動作す
る。それというのはピストン３のピストンリング２０は
ピストン３とシリング１の内周面との間のりング状横断
面２２を閉じるからである。蓋重量の、ガスばねによっ
て補償されていない部分により、保持もしくはロック状
態が解除されるや否や、蓋は操作者の操作力を必要とす
ることなく、緩衝を受けながら下方へ閉められていく。
郷上げ蓋が下降運動の最後の過程で錠止装置に容易に鍵
止されるようにするために、第２図に示すように、通路
１５がシリンダ底部１４の範囲に配置されている。

この通路１５の内径はピストン３の外径より著しく大き
く、従ってピストン３がこの通路１５内へ走入した後は
ピストン３の走入運動には絞り抵抗乃至緩衝力が作用せ
ず、これにより、この行程範囲では蓋の緩衝されない閉
鎖運動がえられる。第２図には保持装置の一変化形が示
されている。縦孔１６がピストンロッド２内に設けられ
ており、この縦孔１６に藤孔１７が関口している。さら
に、パッキングリング１８が初緊縮力を有する状態でこ
の機孔１７を閉じている。このパッキングリング１８の
切緊縮力はこの場合、第１図の実施例のばね１３のばね
力と同じように、定められている。第２図の実施の作業
形式は第１図の実施例と同じである。第３図には自動車
車体が符号３０で示されている。

この車体３川こ刻上げ蓋３１がヒンジ継手３２によって
橘着されている。刻上げ菱３１の閉鎖位置は実線で、開
放位置は破線で示されている。車体３０にはさらにヒン
ジ継手３３によりガスばね３４が枢着されており、この
場合ガスばねのシリンダーが車体のヒンジ継手に枢着さ
れている。ガスばねのピストンロッド２はヒンジ継手３
５を介して勿山上げ蓋３１に枢着されている。リンク結
合点３２，３３及び３５は次のように選択されている。

即ち勿Ｕ上げ蓋３１が閉鎖位置から開放位置へ移動する
さし、にガスばねが伸長し、換言すればピストンロッド
２がガスばねから走出Ｊする、ように選択されている。
このことは、ガスばねが手で行なわれる勿Ｕ上げ蓋の開
放を助成することを意味する。ガスばね３４内のガス圧
力は、単数又は複数（２つ以上のガスばねが蓋３１に枢
着されている場合）のガスばねの力が蓋３１を自Ｚ動的
に特上げるには十分でないように、調節されている。ガ
スばね３４は蓋の重量のたんに一部分とバランスしてこ
れを補償し、従って僅かな力を作用させるだけで蓋を閉
鎖位置から開放位置へ移動させることができる。行程範
囲Ａでは保持装置２９はシリンダ区分８内にある。この
ことは、行程範囲Ａ内の全ての位置では蓋３１が破線で
示す開放位置へ向って運動する場合蓋には殆んどいかな
る緩衝力も作用しないことを意味している。それという
のは油もしくはガスは保持装置９におし、２て、保持ピ
ストン７とシリンダ区分８の内周面との間のりング状間
隙、保持ピストンリング２５と保持ピストン７との間の
間隙及び保持ピストン円板２４の孔２６を介して流過す
ることができ、また、ピストン３における油もしくは圧
縮されたガ３スはリング状間隙２２、ピストンリング２
０とピストン３との間の間隙及びピストン円板２１お孔
２３を通って流遇することができるからである。このこ
とはさらに、緩衝力が僅かであることに基づいて、蓋３
１が僅かな力の作用で開放位置へ運動せしめられること
を意味している。ガスばねが行程範囲Ａにある間に、蓋
３１を開放位置へ移動させる力が作用しなくなると、蓋
３１の、ガスばね３４によって補償されていない、要す
るに相殺されていない重量部分により、蓋３１はピスト
ンロッド２をシリンダ１内へ押込みながら閉じようとす
る。しかしこの力に対して、シリンダ区分８の範囲にあ
る保持装置９が逆向きに作用する。それというび保持
ピストンリング２５は保持ピストン７に当付けられ、そ
の結果、保持ピストン７とシリンダ区分８との間の間隙
を介しての流過通路が遮断されるからである。従ってい
かなる媒体も作業室５からシリンダ区分８内へ流入しえ
ない。即ち保持装魔９が働き、蓋３１はそのときの位置
に保持される。この位置から開放位置へ蓋を動かすため
には、蓋３１に手で力を加えることが必要である。この
力が蓋３１に作用すると、弁板１１が、このときに作業
室４及び５内へ生ぜしめられた増大した圧力により開か
れ、シリング区分８内へ孔１０を介して接続通路が生じ
、その罫果ピストンロッド２はシリンダ１内へ走入し、
蓋３１は下方へ運動する。蓋３１が、ガスばね３４が行
程範囲Ｂにある位置にある場合、保持装置９はシリンダ
区分８の外に位置する。

従って保持装置９は働かない。換言すれば蓋３１から手
を離すと、蓋３１は、ガスばね３４によって相殺されて
いない蓋重量部分の作用で下降する。この場合この下降
運動はシリンダー内におけるピストンロッド２の走入運
動に相応する。この走入運動はピストン３により緩衝力
を受ける。それというのはこの場合ピストンロッド２川
まピストン３に当付けられ、リング状間隙２２を閉鎖し
、その結果作業室４から作業室５内への流体の移行のた
めにたんに緩衝横断面６が残されているにすぎないから
である。要するに蓋３１は緩衝力を受けながら緩慢に下
降する。ガスばね３４が行程範囲Ｂにあるときに上昇せ
しめられると、緩衝力はほぼ姪除される。それというの
はピストンロッドの走出運動が行なわれ、媒体は作業室
５からたんに緩衝横断面６を介してだけでなくさらにリ
ング状間隙２２、ピストンリング２０とピストン３との
間の間隙並びにピストン円板２１の孔２３を介して作業
室４内へ流入することがで、さるからである。最後に、
ガスばね３４が行程範囲Ｃにある場合には、ピストン３
はシリンダ拡閥部１５の範囲にあり、その結果ピストン
３はいずれの方向でももはや緩衝力を作用させない。

このことは、蓋が行程範囲Ｃ内で離された場合、ピスト
ンロッド２が蓋３１の重量の補償（相殺）されていない
部分の作用を受けながら緩衝力を受けることなく降下す
ることを意味する。蓋３１Ｇまこれにより運動範囲Ｃに
おいて穣塁を受け、この緩撃に基づし、錠止袋暦３６内
へ鉄止される。第４図は第１図の実施例の変化実施例を
示すものである。

この実施例におけるピストン３及び所属の部分は第１図
の実施例のそれと同じである。第１図において孔１０、
弁板１１、プレート１２及びコイル圧縮ばね１３によっ
て構成されていた過圧逃がし弁は別の個所に配置されて
おり、またシリンダーの細くされた区分８はシリンダ１
内へ圧入されたスリ−プ１４０‘こよって形成されてい
る。このスリーブ１４０は該外周面にわたって分配され
た軸万向に延びる溝を有しており、これらの溝はシリン
ダーの内周面と共に通路１４１を形成している。これら
の通路１４１はそれらのピストンロッド走出側の端部を
弁板１４２によって閉鎖されている。弁板１４２は圧縮
コイルばね１４３の作用を受けており、このばねは支持
板１４４に支持されている。保持ピストン７がスリーブ
１４０内へ潜入しかつピストンロッド２がシリンダ１か
ら走出すると、保持ピストンリング２５は、保持ピスト
ン円板２４に接触することにより、逆止め弁として働く
。第４図において保持ピストン７の下側にある液体は、
保持ピストン７とスリーブ１４０との間のりング状間隙
及び、保持ピストンリング２５と保持ピストン７との間
の間隙並びに保持ピストン円板の孔２６を通って第４図
でいって上方へ流れることができ、その結果シリンダ１
からのピストンロッド２の走出には著しいいかなる緩衝
力も作用しない。これに反して、スリーブ１４０内へ保
持ピストン７が潜入している場合にガスばねに圧力が負
荷されると、例えば蓋３１から手が離され、この蓋が、
ガスーまね力によって相殺されていないその重量部分を
以つてガスばねを押圧すると、極めて短かし、距離を進
んだ後直ちに保持ピストンリング２５は保持ピストン７
に当付けられ、その結果保持ピストン７とシリンダ１の
内周面との間のりング状間隙が閉鎖される。要するにガ
スばねはまずその位置に保持され、即ちロックされた状
態になり、蓋は下降しなくなる。手で比較的大きな力を
蓋に閉鎖方向で作用させたときにはじめて、過圧逃がし
弁１４２，１４３が作業室５内の増大した圧力の作用で
開かれ、その結果保持力が克服される。第４図の実施例
は本発明の原理を特に明瞭に示すものである。

保持ピストン７がスリーブ１４０により内径を小さくさ
れたシリンダ範囲にある場合、逆止め弁及び過圧逃がし
弁が働く。該逆止め弁は保持ピストンリング２５により
形成され、ピストンロッド２が外方へ走出するときに開
き、ピストンロッド２が内方へ走入しようとするときに
閉じる。過圧逃がし弁はプレート１４２及びコイル圧縮
ばね１４３により形成され、ガス‘まねにあらかじめ定
められた所定の最小力がピストンロッド２をシリンダ１
内へ押込む方向でかけられたときに、開く。図面の簡単
な謎晩図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は保持ピス
トンが保持装置を有しているガスばねの縦断面図、第２
図は保持装置が、ピストンロッドの関孔を被う弁によっ
て形成されているガスばねの縦断面図、第３図は自動車
の車体におけるガスばねの配置形式を示す図、第４図は
第１図の実施例の変化実施例を示す図である。

１……シリンダ、２……ピストンロッド、３…・・・ピ
ストン、４・・・・・・作業室、５・・・・・・作業室
、６・・・・・・緩衝横断面、７・・・・・・保持ピス
トン、８・・…・シリンダ区分、９・…・・保持装置、
１０・・・・・・孔、１１・・・…弁、１２……プレー
ト、１３……ばね、１４…・・・シリンダ底部、１６・
・・・・・通路、１６・・・・・・縦孔、１７・・・・
・・機孔、１８・・・・・・パッキングリング、２０…
…ピストンリング、２１……ピストン円板、２２・・・
・・・リング状横断面、２３・・・・・・孔、２４・・
・・・・保持ピストン円板、２５・・・…保持ピストン
リング、２６・・・・・・孔、３０・・・・・・自動車
車体、３１…・・・刻上げ蓋、３２……ヒンジ継手、３
３……ヒンジ継手、３４・・・・・・ガスぱね、３５・
・・・・・ヒンジ継手、３６…・・・銭止装置、１４０
・・・・・・スリーブ、１４１…・・・通路、１４２…
・・・弁板、１４３・・・・・・圧縮コイルばね、１４
４・・・・・・支持板。

Ｆｉｇ．ｌＦｉｇ．２Ｆ‘９．３Ｆｉｇ．ム

Claims

【特許請求の範囲】１ガスばねであつて、シリンダを有し、該シリンダ内
にピストンロツドに結合されたピストンが摺動可能に配
置されており、該ピストンはシリンダ内室を２つの作業
室に分けており、これらの作業室は緩衝装置を介して互
いに接続されており、かつこれらの作業室には圧力油及
び（又は）圧力ガスが充填されており、かつ上記ピスト
ンとは別に上記ピストンより外径の小さい第２のピスト
ンがシリンダ内に配置されていて上記ピストンロツドに
結合されており、該第２のピストンはピストンロツドが
一方の終端位置範囲にあるときに第２のピストンの外径
に適合する内径を有する第２のシリンダ区分内へ走入す
る形式のものにおいて、第２のピストンが保持ピストン
７として構成されていて、該保持ピストン７が、該保持
ピストン７に可動に配置されかつ保持ピストン７の第２
のシリンダ区分８，１４０内への走入運動のさいに、第
２のシリンダ区分８，１４０内の室から上記作業室４，
５へ緩衝媒体を流通させる間隙を保持ピストン７との間
に形成する保持ピストンリング２５を有しており、かつ
保持ピストン７に、該保持ピストン７の第２のシリンダ
区分８，１４０からの走出運動のさいに上記作業室４，
５から第２のシリンダ区分８，１４０内の室内へ緩衝媒
体を流通させる流路１０，１７，１６，１４１を開く、
ばね弾性又はゴム弾性により閉鎖位置に付勢された弁体
１１，１８，１４２が所属しており、かつ第２のシリン
ダ区分８，１４０内において上記保持ピストンリング２
５及び弁体１１，１８，１４２が閉じられているときに
は保持ピストン７及び第２のシリンダ区分８によつて制
限された第２のシリンダ区分８内の室が上記作業室４，
５に対して密封されていることを特徴とするガスばね。２上記流路が保持ピストン７内に配置された孔１０に
より形成されている特許請求の範囲第１項記載のガスば
ね。３上記流路がピストンロツド２内に配置された縦
孔１６によつて形成されており、該縦孔１６はピストン
３及び保持ピストン７を軸方向で貫通していてかつ横孔
１７に接続している特許請求の範囲第１項記載のガスば
ね。４上記弁体がゴム弾性を有する弁板１１によつて形成
されており、該弁板はその一方の端面側で、保持ピスト
ン７内の孔１０を閉鎖しており、かつ上記弁板の他方の
端面側にはばね１３によりばね負荷されたプレート１２
が配置されている特許請求の範囲第２項記載のガスばね
。５第２のシリンダ区分８への上記走入運動のさいに
保持ピストン７内で働く保持ピストンリング２５が逆止
め弁として働く特許請求の範囲第１項記載のガスばね。６保持ピストン７に適合する内径を有するシリンダ区
分８がシリンダ１のピストンロツド出口側端部に配置さ
れており、かつ保持ピストン７がピストンロツド２にピ
ストン３から、上記シリンダ区分８の軸方向長さにほぼ
相応する距離だけ離して取付けられている特許請求の範
囲第１項記載のガスばね。