JPS6039522B2 - 人工杢目化粧単板の製造方法 - Google Patents
人工杢目化粧単板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6039522B2 JPS6039522B2 JP15799381A JP15799381A JPS6039522B2 JP S6039522 B2 JPS6039522 B2 JP S6039522B2 JP 15799381 A JP15799381 A JP 15799381A JP 15799381 A JP15799381 A JP 15799381A JP S6039522 B2 JPS6039522 B2 JP S6039522B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- artificial
- heathered
- decorative veneer
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人工杢目化粧単板の製造方法に関し、その目的
は得られる化粧単板表面に原料単板の有する放射組織細
胞を出来る限り表わさない美しい見掛けの人工杢目化粧
単板の製造方法を提供することにある。
は得られる化粧単板表面に原料単板の有する放射組織細
胞を出来る限り表わさない美しい見掛けの人工杢目化粧
単板の製造方法を提供することにある。
木材の細胞組織は各樹種によって異なり、特に針葉樹と
広葉樹とでは道管の有無、放射組織や繊維状細胞の多少
などにより区別されている。
広葉樹とでは道管の有無、放射組織や繊維状細胞の多少
などにより区別されている。
木目模様を人工的に構成する人工杢目化粧単板の製造方
法においても求める化粧単板の樹種に対応した原料単板
を用いねば木目模様と木肌とが全く異質の化粧単板とな
りかねない。しかし原料単板を針葉樹と広葉樹に区別し
て用いただけでは不充分な場合が多い。
法においても求める化粧単板の樹種に対応した原料単板
を用いねば木目模様と木肌とが全く異質の化粧単板とな
りかねない。しかし原料単板を針葉樹と広葉樹に区別し
て用いただけでは不充分な場合が多い。
すなわち、化粧単板によっては放射組織の有無が化粧単
板の見掛け上の商品価値を大きく左右することがある。
板の見掛け上の商品価値を大きく左右することがある。
例えば針葉樹である南洋スギ科のアガチス単板を原料単
板として用いて同じく針葉樹であるマッの木目模様を人
工杢目により再現しようとした場合には原料単板の採取
方法や切削方向などの条件によりアガチス材の放射組織
が同組織のほとんど目立たない化粧単板面に現われ、マ
ッ単板の木肌とは異なった見掛けることが多い。そこで
本発明では放射組織の多い原木を用いても人工杢目化粧
単板表面には該組織の影響がほとんど現われない様な方
法を検討し、本発明を完成したものである。すなわち本
発明は多数枚の原料単板を接着剤を介して一対の型板間
で積層圧締接着してフリッチと化し、該フリッチの接着
剤層が木目模様となる様に薄削する人工杢目化粧単板の
製造方法において、一対の平盤型板を用いて柾目模様の
化粧単板を創る場合、原木又はフリツチから柾目取りし
た単板を原料単板として用い、かつ接着剤層に対して４
５〜９０度の範囲の角度で薄肖りすることを特徴とする
人工杢目化粧単板の製造方法に係る。
板として用いて同じく針葉樹であるマッの木目模様を人
工杢目により再現しようとした場合には原料単板の採取
方法や切削方向などの条件によりアガチス材の放射組織
が同組織のほとんど目立たない化粧単板面に現われ、マ
ッ単板の木肌とは異なった見掛けることが多い。そこで
本発明では放射組織の多い原木を用いても人工杢目化粧
単板表面には該組織の影響がほとんど現われない様な方
法を検討し、本発明を完成したものである。すなわち本
発明は多数枚の原料単板を接着剤を介して一対の型板間
で積層圧締接着してフリッチと化し、該フリッチの接着
剤層が木目模様となる様に薄削する人工杢目化粧単板の
製造方法において、一対の平盤型板を用いて柾目模様の
化粧単板を創る場合、原木又はフリツチから柾目取りし
た単板を原料単板として用い、かつ接着剤層に対して４
５〜９０度の範囲の角度で薄肖りすることを特徴とする
人工杢目化粧単板の製造方法に係る。
以下本発明を図面とともに詳述する。
第１図は一対の平盤型板を用いて柾目模様の化粧単板を
得るための単板積層フリッチを示す斜視図である。
得るための単板積層フリッチを示す斜視図である。
まず本発明に用いる原料単板１は木目模様がないか、ほ
とんど目立たない樹種から得た単板が好ましいので、安
価でかつ比較的欠点の少くない単板が多量に得られる大
径の南洋材やアフリカ材より得るのが一般的であり、厚
さは０．２〜２．０肋程度である。なお、該単板１に漂
白や染色あるいはェンボスなどの処理を施して用いるこ
とも出来る。原料単板１を原木あるいはフリッチ３より
薄削して得る方法としては第２図のスラィサーによる柾
目取り単板を得る方法が一般的である。
とんど目立たない樹種から得た単板が好ましいので、安
価でかつ比較的欠点の少くない単板が多量に得られる大
径の南洋材やアフリカ材より得るのが一般的であり、厚
さは０．２〜２．０肋程度である。なお、該単板１に漂
白や染色あるいはェンボスなどの処理を施して用いるこ
とも出来る。原料単板１を原木あるいはフリッチ３より
薄削して得る方法としては第２図のスラィサーによる柾
目取り単板を得る方法が一般的である。
つぎに該原料単板１を５０〜３００枚程度の多数枚、常
温硬化型接着剤、例えば尿素樹脂や酢酸ビニール樹脂あ
るいはポリウレタン樹脂やェポキシ樹脂等の接着剤を介
して一対の型板間に積層圧緒接着して単板積層フリッチ
８を作成する。
温硬化型接着剤、例えば尿素樹脂や酢酸ビニール樹脂あ
るいはポリウレタン樹脂やェポキシ樹脂等の接着剤を介
して一対の型板間に積層圧緒接着して単板積層フリッチ
８を作成する。
なお接着剤は所望の色に着色しておくと良い。
一対の型板としては第１図に示す様な平盤型板６，７（
柾目模様の人工杢目化粧単板を作成するために用いる）
である。ついで談フリッチ８の接着剤層が求める木目模
様となる様に薄削して人工杢目化粧単板を得る。なおフ
リツチ８を薄削する手順としては、まずフリッチ８の接
着剤層が求める木目模様となる様調村位置を決定後鋸ぎ
りで調材面をスラィサー等の刃物９で薄削する工程が一
般的である。原木又はフリッチ３から柾目取りした単板
を原料単板１として用いるには原料単板１表面には木材
の放射組織１０が多数現われているのが、積層接着して
フリッチ８としてのち該接着剤層に対して４５〜９０度
の範囲の角度８で薄削すると原料単板１の切断面が人工
杢目化粧単板に現われることとなり、結果的には原料単
板１の放射組織１川ま単坂内に隠れた状態となるためで
ある。
柾目模様の人工杢目化粧単板を作成するために用いる）
である。ついで談フリッチ８の接着剤層が求める木目模
様となる様に薄削して人工杢目化粧単板を得る。なおフ
リツチ８を薄削する手順としては、まずフリッチ８の接
着剤層が求める木目模様となる様調村位置を決定後鋸ぎ
りで調材面をスラィサー等の刃物９で薄削する工程が一
般的である。原木又はフリッチ３から柾目取りした単板
を原料単板１として用いるには原料単板１表面には木材
の放射組織１０が多数現われているのが、積層接着して
フリッチ８としてのち該接着剤層に対して４５〜９０度
の範囲の角度８で薄削すると原料単板１の切断面が人工
杢目化粧単板に現われることとなり、結果的には原料単
板１の放射組織１川ま単坂内に隠れた状態となるためで
ある。
すなわち原料単板表面に現われた放射組織を人工杢目化
粧単板作成時にイＱ鮭単板表面に現われない様な角度で
薄削することである。本発明は以上の様な構成であるた
め、木村の放射組織細胞を出来る限り化粧単板面に現わ
さない人工杢目イｑ艦単板を製造することが出来る。
粧単板作成時にイＱ鮭単板表面に現われない様な角度で
薄削することである。本発明は以上の様な構成であるた
め、木村の放射組織細胞を出来る限り化粧単板面に現わ
さない人工杢目イｑ艦単板を製造することが出来る。
以下本発明の実施例を記す。実施例 １
フリツチをスラィサーにより薄削し、厚さ１．０肋の柾
目取り単板を得た。
目取り単板を得た。
該単板を第２図に示す様な一対の平盤型板間に尿素樹脂
接着剤（塗布量１１０〜１２Ｍ／め）を介して積層接着
して単板積層フリッチを作成した（圧締条件：圧力２５
ｋ９／洲、時間：６時間、室温）。つぎに該フリッチを
第３図の様に角度０が６０度で調材し、談議材面をスラ
ィサーを用いて厚さ０．５側に簿肖りして求める原木の
放射組織細胞がほとんど目立たない天然のマッの柾目単
板に近似した見掛けの柾目模様の人工杢目化粧単板を得
た。
接着剤（塗布量１１０〜１２Ｍ／め）を介して積層接着
して単板積層フリッチを作成した（圧締条件：圧力２５
ｋ９／洲、時間：６時間、室温）。つぎに該フリッチを
第３図の様に角度０が６０度で調材し、談議材面をスラ
ィサーを用いて厚さ０．５側に簿肖りして求める原木の
放射組織細胞がほとんど目立たない天然のマッの柾目単
板に近似した見掛けの柾目模様の人工杢目化粧単板を得
た。
第１図は一対の平盤型板を用いて柾目模様の化粧単板を
得るための単板積層フリツチを示す斜視図である。 第２図はスラィサー剥削による柾目取り単板を得る状態
を示す斜視図、第３図は平盤型板により作成された単板
積層フリッチより柾目模様の化粧単板を得る状態を示す
説明図である。１・・・原料単板、３・・・フリッチ、
６，７・・・一対の平壌型板、８・・・単板積層フリッ
チ、９・・・刃物、１０・・・放射組織細胞、８…薄削
角度。 第１図 第３図 第２図
得るための単板積層フリツチを示す斜視図である。 第２図はスラィサー剥削による柾目取り単板を得る状態
を示す斜視図、第３図は平盤型板により作成された単板
積層フリッチより柾目模様の化粧単板を得る状態を示す
説明図である。１・・・原料単板、３・・・フリッチ、
６，７・・・一対の平壌型板、８・・・単板積層フリッ
チ、９・・・刃物、１０・・・放射組織細胞、８…薄削
角度。 第１図 第３図 第２図
Claims (1)
- １ 多数枚の原料単板を接着剤を介して一対の型板間で
積層圧締接着してフリツチと化し、該フリツチの接着剤
層が木目模様となる様に薄削する人工杢目化粧単板の製
造方法において、一対の平盤型板を用いて柾目模様の化
粧単板を創る場合、原木又は、フリツチから柾目取りし
た単板を原料単板として用い、かつ接着剤層に対して４
５〜９０度の範囲の角度で剥削することを特徴とする人
工杢目化粧単板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15799381A JPS6039522B2 (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 人工杢目化粧単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15799381A JPS6039522B2 (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 人工杢目化粧単板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5857908A JPS5857908A (ja) | 1983-04-06 |
| JPS6039522B2 true JPS6039522B2 (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=15661892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15799381A Expired JPS6039522B2 (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 人工杢目化粧単板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039522B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6282530U (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-26 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2803061B2 (ja) * | 1992-09-30 | 1998-09-24 | 株式会社芝浦製作所 | スパッタリング装置用マスク |
-
1981
- 1981-10-02 JP JP15799381A patent/JPS6039522B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6282530U (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5857908A (ja) | 1983-04-06 |
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