JPS6039450Y2 - 4サイクルエンジンのブリ−ザ装置 - Google Patents

4サイクルエンジンのブリ−ザ装置

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JPS6039450Y2
JPS6039450Y2 JP736780U JP736780U JPS6039450Y2 JP S6039450 Y2 JPS6039450 Y2 JP S6039450Y2 JP 736780 U JP736780 U JP 736780U JP 736780 U JP736780 U JP 736780U JP S6039450 Y2 JPS6039450 Y2 JP S6039450Y2
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JP
Japan
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valve
breather
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utility
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Application number
JP736780U
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English (en)
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JPS56109647U (ja
Inventor
勝行 松本
良夫 泉井
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は4サイクルエンジンのブリーザ装置に関する。
従来のブリーザ装置Bは、第7図に示すように、エンジ
ンEのタペット室Tの前面に設けられ、クランク室Cか
らブローバイカスがタペット室Tを通り、ブリーザ装置
Bて油切りされた後、パイプPを通じてエアクリーナA
に導入され、エンジンEの吸気時に燃焼室Fに吸入され
るようになっており、このために次のような欠点があっ
た。
(イ) ブローバイガスの油分がブリーザ装置Bでも完
全には分離できず、ブローバイガスの残油分でエアクリ
ーナAのエレメントeが濡れて目詰りを起し、吸気不足
になって早期にエンジンの不調を来たし、その都度エア
クリーナエレメントeの清掃・乾燥を行なわなければな
らず、多大な手間と時間を要していた。
(ロ)フリーザ装置BはエンジンEを一旦組立テタ後に
、エアクリーナAとエンジンEとの狭隘な場所に取付け
られるため、確りと組付けにくく、また、エンジンEの
振動で取付けが緩んだ場合、ブリーザ装置Bで分離され
た油や、ブローバイガス中の残油分が、エンジンEやブ
リーザ装置Bの周壁に洩れたり、滲み出したりし、これ
に周辺の塵埃が付着してエンジンを汚していた。
(ハ)また、内部機構の複雑なブリーザ装置Bやパイプ
Pなどの部品点数も多く、その組付に手間を要腰製造コ
ストもそれだけ高くついていた。
そこで本考案は、吸気弁の弁軸内にブリーザ通路を設け
ることにより、上記欠点を解消したものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は側弁式強制空冷エンジンの要部断面図を示す。
図において、符号1はクランクケース2と一体形成され
たシリンダ、3はピストン、4は吸気弁、5は吸気弁4
を案内支持するバルブステムガイドである。
吸気弁4はカム軸6に形威したカム7によって、タペッ
ト8を介して駆動される。
9は閉弁バネであり、シリンダ1の前壁に一体形成した
タペット室10に突入する弁軸11の下端部に装着され
る。
12は燃焼室、13は吸気ポートである。
この考案は、上述した公知構造の側弁式エンジンにおい
て、シリンダ1とピストン3との隙間からクランクケー
ス2内に洩れ出たブローバイガスを燃焼室12へ還流さ
せる通路14を吸気弁4の弁軸11内に形威した点に特
徴を有する。
この弁軸11内に設けた還流通路14は、ブリーザ孔1
5で形威され、その終端15aを吸気ポート13に始端
15bをタペット室10にそれぞれ開口してあり、タペ
ット室10と吸気ポート13とはブリーザ孔15を介し
て連通される。
ブリーザ孔15内には、逆止弁16が設けてあり、この
逆止弁16は、ブリーザ孔15を中間部から下端に至る
までを大径部15cに形威し、この中にスプリング17
とボール18とを挿入し、大径部15cの下方に設けた
雌ネジ15dにボール受座19を螺着して構威しである
逆止弁16は、吸気時、吸気弁4がカム7によってタペ
ット8を介して押上げられ吸気ポート13が開口して燃
焼室12と連通し、吸気ポート13が負圧になったとき
、この負圧て開弁するようにスプリング17が設定され
ている。
尚、図中符号20はタペット室10の下壁に設けたブロ
ーバイガス入口穴、21はタペットガスである。
次に作用を説明する。
燃焼室12から、シリンダ1とピストン3との隙間を通
じてクランクケース2内に洩れ出たブローバイガスは、
ピストン3の下降でブローバイガス人口穴20から、タ
ペット室10に入る。
そしてカム7により、タペット8を介して吸気弁4が押
上げられて吸気ポート13が燃焼室12と連通し、吸気
ポート13が吸気負圧になると弁軸11内の還流路14
の逆止弁16が開放される。
すると、タペット室10のブローバイガスは吸気弁4の
弁軸11に設けた還流路14のブリーザ孔15、逆止弁
16を経て吸気ポート13に吸い出され吸気とともに燃
焼室12に還元される。
第3図から第6図に示すものは、それぞれ別の実施例を
示す。
第3図に示すものは、吸気弁4の弁軸11のブリーザ孔
15を、吸気弁4の上端から明け、ブリーザ孔15の終
端15aを吸気弁4の上面4bに設けるようにしたもの
である。
第4図に示すものは、吸気弁4の弁軸11内に設けた還
流路14中の逆止弁16を省略し、その代りに、ブリー
ザ孔15の終端15aを吸気弁4の弁面4aに設け、吸
気弁4のカム8による上下動を利用して、ブリーザ孔1
5の終端15aを弁座22で開閉するようにしたもので
ある。
このようにすると、ブローバイガス中の油分で吸気弁4
の弁座22との潤滑を図れる利点がある。
第5図に示すものは、吸気弁4の弁軸11に設けたブリ
ーザ孔15の終端15aを弁軸の上下動によりバルブス
テムガイド5で、吸気ポート13との連通を断続的に連
通ずるようにして弁軸11の還流路14の逆止弁16を
省略したものである。
第6図に示すものは本考案を頭上弁型エンジン23に適
用した例を示す。
これは、クランクケース2から頭上動弁室24に送られ
たブローバイガスを吸気弁4の還流路14を通して燃焼
室12内に吸気時、吸気とともに燃焼室12に還流させ
るようにしたものである。
また、図は省略したが、側弁式のエンジンの場合、吸気
弁4の弁軸11に設けた上記各実施例のブリーザ孔15
は吸気弁4の弁軸11と、タペツト8との少なくとも一
方摺動部材に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本考案は吸気弁にブローバイガス
の還流路を設けであるので次の効果を奏する。
(イ)クランクケース内に洩れ出たブローバイガスは、
吸気弁の弁軸に設けられれた還流路を通じ、吸気ポート
から直接燃焼室に還流されるのでエアクリーナにブロー
バイガスが届くことがす<、エアクリーナエレメントが
ブローバイガス中の油分で濡れて目詰りを起すことがな
い。
従って、従来例のような、エアクリーナエレメントの保
守点検に要する手間と時間とを大巾に減らすことができ
る。
(ロ)ブローバイガスは吸気負圧によって燃焼室に吸い
とられるので、エンジンの外部に洩れ出ることがなく、
洩れたブローバイガスの油分でエンジン外周が汚れず、
常にきれいな状態でエンジンを駆動することができる。
(ハ)上記効果を遠戚するための構造も、吸気弁、タペ
ット等の摺動部材に還流路を形成するだけの簡単な構造
で済み、従来のようなブリーザ装置に比べて部品点数が
格段に少なく、組付手間を省くとともに、製造コストの
低減が図れる。
に)しかも、本考案のブリーザ装置を組立てる場合、通
常のエンジン組立てをするだけで、ブリーザ装置が自ず
と形成され、その組立て手間を省けるという利点がある
(ホ)加えて、吸気弁の弁軸に還流路を形成しであるの
で、吸気弁の質量が減り、吸気弁のカム軸への追従性が
良くなるとともに、吸気弁の着座音や、吸気弁とタペッ
トの接触音(叩打音)等のエンジンの騒音も減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第1図は強
制空冷側弁式エンジンの概略縦断面図、第2図は吸気弁
の拡大断面図、第3図、第4図、第5図、第6図はそれ
ぞれ別の実施例を示し、第3図、第4図、第5図は吸気
弁の拡大断面図、第6図は頭上弁式エンジンに適用した
例を示す概略断面図であり、第7図は従来例を示す要部
縦断面図である。 2・・・・・・クランクケース、4・・・・・・吸気弁
、4a・・・・・・弁面、4b・・・・・・上面、5・
・・・・・バルブステムガイド、10・・・・・・タペ
ット室、11・・・・・・弁軸、12・・・・・・燃焼
室、13・・・・・・吸気ポート、14・・・・・・還
流路、15・・・・・・ブリーザ孔、15a・・・・・
・終端、15b・・・・・・始端、16・・・・・・逆
止弁、23・・・・・・頭上弁型エンジン、24・・・
・・・頭上動弁室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 14サイクルエンジンの吸気弁4の弁軸11内にブリー
    ザ孔15を明け、ブリーザ孔15の始端15bをクラン
    クケース2内に連通させるとともに、その終端15aを
    吸気ボート13乃至燃焼室12に連通させて還流路14
    を形成したことを特徴とする4サイクルエンジンのブリ
    ーザ装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載したフリーザ
    装置において、ブリーザ孔15の始端15bを、タペッ
    ト室10を介してクランクケース2内に連通させたもの
    。 3 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    したブリーザ装置において、ブリーザ孔15に逆止弁1
    6を設けたもの。 4 実用新案登録請求の範囲第3項に記載したブリーザ
    装置において、ブリーザ孔15の終端15aを吸気弁4
    の上面4bで燃焼室12に盛ませて開口したもの。 5 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    したブリーザ装置において、ブリーザ孔15の終端15
    aを吸気弁4の弁面4aに設けて、吸気ポート13に断
    続的に連通させるもの。 6 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    したブリーザ装置において、ブリーザ孔15の終端15
    aを弁軸11の先端置部に開口して、吸気ポート13に
    対してバルブステムガイド5への嵌脱で断続的に開閉さ
    せるもの。 7 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    したブリーザ装置において、ブリーザ孔15の始端15
    bを頭上弁型エンジン23の頭上動弁室24を介してク
    ランクケース2内に連通したもの。
JP736780U 1980-01-23 1980-01-23 4サイクルエンジンのブリ−ザ装置 Expired JPS6039450Y2 (ja)

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JPS56109647U JPS56109647U (ja) 1981-08-25
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