JPS6026172Y2 - エンジンのブリ−ザ装置 - Google Patents
エンジンのブリ−ザ装置Info
- Publication number
- JPS6026172Y2 JPS6026172Y2 JP5981081U JP5981081U JPS6026172Y2 JP S6026172 Y2 JPS6026172 Y2 JP S6026172Y2 JP 5981081 U JP5981081 U JP 5981081U JP 5981081 U JP5981081 U JP 5981081U JP S6026172 Y2 JPS6026172 Y2 JP S6026172Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- valve stem
- engine
- crank chamber
- intake valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はエンジンのブリーザ装置に関する。
従来の側弁式エンジンで最も一般的に使用されているブ
リーザ装置を第１図に示す。
リーザ装置を第１図に示す。
ピストン１が下降するとクランク室２の圧力は正圧とな
るので、このクランク室２と空気孔３で連通している弁
室４も正圧となり、この正圧によりチェック弁５が開き
ブリーザ出口６を通じて図示しないエアクリーナ又は吸
気管等にブローバイガスが吸引される。
るので、このクランク室２と空気孔３で連通している弁
室４も正圧となり、この正圧によりチェック弁５が開き
ブリーザ出口６を通じて図示しないエアクリーナ又は吸
気管等にブローバイガスが吸引される。
またピストン１が上昇するとクランク室２の圧力は負圧
となるためチェック弁５は閉じる。
となるためチェック弁５は閉じる。
これを反復しクランク室２の圧力を絶えず適当な負圧に
保持し、油洩れその他の有害な事故を防止するようにな
っている。
保持し、油洩れその他の有害な事故を防止するようにな
っている。
しかしこの種のブリーザ装置は傾斜運転時にクランク室
２のオイルが噴出する故障がしばしば発生する欠点があ
る。
２のオイルが噴出する故障がしばしば発生する欠点があ
る。
本考案の目的はクランク室内の圧力を適切な負圧に調節
すると同時にブリーザガス中に含まれているオイル分に
よって排気弁ステムの潤滑を行い、傾斜運転時にも油の
噴出を防止する部品点数の少いブリーザ装置を提供する
にある。
すると同時にブリーザガス中に含まれているオイル分に
よって排気弁ステムの潤滑を行い、傾斜運転時にも油の
噴出を防止する部品点数の少いブリーザ装置を提供する
にある。
以下第２図を参照して、本考案によるエンジンのブリー
ザ装置の一実施例について説明する。
ザ装置の一実施例について説明する。
ここにおいて、前記従来装置と同一もしくは均等構成部
分には同一符号を用いて説明する。
分には同一符号を用いて説明する。
第２図は４サイクル式の側弁式エンジンで吸、排気弁７
，８はクランク室２内に設けられた、カムシャフト９の
カムにより吸、排気タペット７ｂ、８ｂを介して駆動さ
れる。
，８はクランク室２内に設けられた、カムシャフト９の
カムにより吸、排気タペット７ｂ、８ｂを介して駆動さ
れる。
弁室４には吸、排気タペット７ｂ、８ｂ、吸、排気弁ス
テム７ａ。
テム７ａ。
８ａ、図示しない弁ばねなどが収納されクランク室２と
弁室４とは空気孔３で連通している。
弁室４とは空気孔３で連通している。
弁室４の上面と吸気弁ステム孔７ｃ、吸気弁ステム孔７
ｃと排気弁ステム孔８ｃ、排気弁ステム孔８ｃとブリー
ザ出口６とはそれぞれブリーズ孔１０゜１１．１２によ
って連通されている。
ｃと排気弁ステム孔８ｃ、排気弁ステム孔８ｃとブリー
ザ出口６とはそれぞれブリーズ孔１０゜１１．１２によ
って連通されている。
また吸気弁ステム孔７ｃには吸気弁ステム７ａが嵌入さ
れているが、吸気弁ステム７ａの外周に環状の通気溝１
３が設けられ、吸気弁７が上昇して開弁している期間の
み、ブリーズ孔１０とブリーズ孔１１が連通し、さらに
排気弁ステ４８ａ附近では排気弁ステム孔８ｃの内面に
円環状の通気溝１４が削設され、ブリーズ孔１１とブリ
ーズ孔１２とは常時連通するように構成されている。
れているが、吸気弁ステム７ａの外周に環状の通気溝１
３が設けられ、吸気弁７が上昇して開弁している期間の
み、ブリーズ孔１０とブリーズ孔１１が連通し、さらに
排気弁ステ４８ａ附近では排気弁ステム孔８ｃの内面に
円環状の通気溝１４が削設され、ブリーズ孔１１とブリ
ーズ孔１２とは常時連通するように構成されている。
前記のように構成された本考案に係るエンジンのブリー
ザ装置の作用について説明する。
ザ装置の作用について説明する。
吸気行程では吸気弁７が開き、ピストンが下降するので
クランク室２と弁室４内の圧力は正圧となる。
クランク室２と弁室４内の圧力は正圧となる。
また吸気弁ステム７ａ環状の通気溝１３の作用によって
、吸気弁７が開いている期間のみブリーズ孔は吸気弁部
で開孔し、ブリーザ出口６と弁室４とは連通し、ブ陥−
パイガスは吸気管に吸引され、クランク室２内の圧力を
適当な負圧に調整し、クランク室２よりの油洩れなどを
防止している。
、吸気弁７が開いている期間のみブリーズ孔は吸気弁部
で開孔し、ブリーザ出口６と弁室４とは連通し、ブ陥−
パイガスは吸気管に吸引され、クランク室２内の圧力を
適当な負圧に調整し、クランク室２よりの油洩れなどを
防止している。
吸気弁７が着座し閉弁している期間は、吸気弁ステム７
ａでブリーズ孔は閉鎖され、ブローバイガスは外部に吸
引されることはない。
ａでブリーズ孔は閉鎖され、ブローバイガスは外部に吸
引されることはない。
なお前記実施例では弁室４の上面にブリーズ孔１０を開
孔させているが、クランク室２の上面にブリーズ孔を開
孔させても同様の効果が期待される。
孔させているが、クランク室２の上面にブリーズ孔を開
孔させても同様の効果が期待される。
以上に述べたように本考案によるエンジンのブリーザ装
置は吸気弁ステムに環状の通気溝を削設し、吸気弁が開
弁している期間のみクランク室上部より排気ステム孔の
内面に設けた通気溝をへて、エンジンの吸気管と連通ず
るブリーズ孔を設けたので、クランク室内の圧力調整を
行うと同時に排気弁ステムへの潤滑が十分となり排気弁
ステムの焼付が防止され、傾斜運転時にもブリーザ出口
よりオイルの噴出が防止できる部品点数の少いエンジン
のブリーザ装置を提供できる。
置は吸気弁ステムに環状の通気溝を削設し、吸気弁が開
弁している期間のみクランク室上部より排気ステム孔の
内面に設けた通気溝をへて、エンジンの吸気管と連通ず
るブリーズ孔を設けたので、クランク室内の圧力調整を
行うと同時に排気弁ステムへの潤滑が十分となり排気弁
ステムの焼付が防止され、傾斜運転時にもブリーザ出口
よりオイルの噴出が防止できる部品点数の少いエンジン
のブリーザ装置を提供できる。
第１図は従来の側弁式エンジンのブリーザ装置の部分拡
大図、第２図は本考案に係るエンジンのブリーザ装置の
断面図である。 ２・・・・・・クランク室、３・・・・・・空気孔、７
・・・・・・吸気弁、７ａ・・・・・・吸気弁ステム、
７ｃ・・・・・・吸気弁ステム孔、８ｃ・・・・・・排
気弁ステム孔、１０，１１，１２・・・・・・ブリーズ
孔、１３・・・・・・通気溝。
大図、第２図は本考案に係るエンジンのブリーザ装置の
断面図である。 ２・・・・・・クランク室、３・・・・・・空気孔、７
・・・・・・吸気弁、７ａ・・・・・・吸気弁ステム、
７ｃ・・・・・・吸気弁ステム孔、８ｃ・・・・・・排
気弁ステム孔、１０，１１，１２・・・・・・ブリーズ
孔、１３・・・・・・通気溝。
Claims (1)
- エンジンのクランク室から吸気弁ステム孔及び排気弁ス
テム孔をへてエンジン外部と連通されるブリーズ孔と、
吸気弁のステムに猛威され吸気弁の開弁時に前記ブリー
ズ孔を介してクランク室と排気弁ステム孔を連通ずる通
気溝とを有してなるエンジンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5981081U JPS6026172Y2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | エンジンのブリ−ザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5981081U JPS6026172Y2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | エンジンのブリ−ザ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57172106U JPS57172106U (ja) | 1982-10-29 |
| JPS6026172Y2 true JPS6026172Y2 (ja) | 1985-08-07 |
Family
ID=29856139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5981081U Expired JPS6026172Y2 (ja) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | エンジンのブリ−ザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6026172Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5551556B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-07-16 | 富士重工業株式会社 | エンジンのブリーザ装置 |
-
1981
- 1981-04-27 JP JP5981081U patent/JPS6026172Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57172106U (ja) | 1982-10-29 |
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