JPS6039285B2 - プラスチック成形材料 - Google Patents
プラスチック成形材料Info
- Publication number
- JPS6039285B2 JPS6039285B2 JP6294779A JP6294779A JPS6039285B2 JP S6039285 B2 JPS6039285 B2 JP S6039285B2 JP 6294779 A JP6294779 A JP 6294779A JP 6294779 A JP6294779 A JP 6294779A JP S6039285 B2 JPS6039285 B2 JP S6039285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- molding material
- plastic molding
- polyester resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、樹脂含浸ガラス繊維成形材料を３層に積層し
たシート状のプラスチック成形材料に関する。
たシート状のプラスチック成形材料に関する。
ガラス繊維を補強材として用いたＦＲＰ（繊維強化プラ
スチック）は軽くて強度が優れ、その比強度（強度／密
度）は高強度金属材料に匹敵するか、それをしのぐほど
であるが、剛性が金属材料に比べて低い。
スチック）は軽くて強度が優れ、その比強度（強度／密
度）は高強度金属材料に匹敵するか、それをしのぐほど
であるが、剛性が金属材料に比べて低い。
また、このＦＲＰは、ガラス繊維の配合量を増すと剛性
は高まるが、表面の平滑性が著しく損なわれるという欠
点を有する。このため、従来は上記ＦＲＰと他のプラス
チック材料もしくは大賀材、無機質材などを積層して剛
性を向上させる方法がとられている。プラスチック材料
を積層したものには、例えば樹脂またはその樹脂に砂な
どの骨材を混入したものを、ＳＭＣ（シート・モールデ
イング・コンパウンド）、すなわち樹脂含浸ガラス繊維
シート材で挟んだ複合材料が考案されているが、表面に
平滑性を与えるためガラス繊維の配合量が制限され、必
ずしも高い剛性をもつものが得られていない。従って、
これを自動車の車体や舟艇の胸部などに使用した場合、
軽い衝突によっても屈曲、破損する危険がある。本発明
は、かかる点に鑑みてなされたもので、優れた強度と高
い剛性とを兼ね備え、しかも製品表面の平滑性を有する
シート状のプラスチック成形材料を提供することを目的
とする。すなわち、本発明にかかるプラスチック成形材
料は、両側の表面層が前記ＳＭＣで、中間層がＨＭＣ（
／・ィ・モールデイング・コンパウンド）、すなわちガ
ラス繊維に高容量に含むプラスチック材料で構成されて
いることを特徴とする。以下、本発明の構成を実施例に
つき図面に基づいて説明する。
は高まるが、表面の平滑性が著しく損なわれるという欠
点を有する。このため、従来は上記ＦＲＰと他のプラス
チック材料もしくは大賀材、無機質材などを積層して剛
性を向上させる方法がとられている。プラスチック材料
を積層したものには、例えば樹脂またはその樹脂に砂な
どの骨材を混入したものを、ＳＭＣ（シート・モールデ
イング・コンパウンド）、すなわち樹脂含浸ガラス繊維
シート材で挟んだ複合材料が考案されているが、表面に
平滑性を与えるためガラス繊維の配合量が制限され、必
ずしも高い剛性をもつものが得られていない。従って、
これを自動車の車体や舟艇の胸部などに使用した場合、
軽い衝突によっても屈曲、破損する危険がある。本発明
は、かかる点に鑑みてなされたもので、優れた強度と高
い剛性とを兼ね備え、しかも製品表面の平滑性を有する
シート状のプラスチック成形材料を提供することを目的
とする。すなわち、本発明にかかるプラスチック成形材
料は、両側の表面層が前記ＳＭＣで、中間層がＨＭＣ（
／・ィ・モールデイング・コンパウンド）、すなわちガ
ラス繊維に高容量に含むプラスチック材料で構成されて
いることを特徴とする。以下、本発明の構成を実施例に
つき図面に基づいて説明する。
１はシート状のプラスチック成形材料であって、上下の
表面層２，２′がＳＭＣで、中間層３がＨＭＣで構成さ
れている。
表面層２，２′がＳＭＣで、中間層３がＨＭＣで構成さ
れている。
上下の表面層２，２′は、それぞれ中間層３より薄く、
いずれも厚さは全体の１／３以下である。表面層２は、
不飽和ポリエステル樹脂と、不飽和ポリエステル樹脂１
０の重量部につき、総量が５〜１０重量部の架橋剤、離
型剤および増粘剤と、１００〜１５の重量部の炭酸カル
シウムとよりなる材料に２０〜３の重量％のガラス繊維
を加えた成形材料で構成されている。
いずれも厚さは全体の１／３以下である。表面層２は、
不飽和ポリエステル樹脂と、不飽和ポリエステル樹脂１
０の重量部につき、総量が５〜１０重量部の架橋剤、離
型剤および増粘剤と、１００〜１５の重量部の炭酸カル
シウムとよりなる材料に２０〜３の重量％のガラス繊維
を加えた成形材料で構成されている。
中間層３は、不飽和ポリエステル樹脂と、不飽和ポリエ
ステル樹脂１００重量部につき、総量が５〜１の重量部
の架橋剤、離型剤および増粘剤とよりなる材料に５０〜
６の重量％のガラス繊維を加えた成形材料で構成されて
いる。次に、上記プラスチック成形材料１を熱プレス加
工して得られる成形品の剛性について、ＳＭＣ，ＨＭＣ
単独の成形品および従来成形品との比較において説明す
る。
ステル樹脂１００重量部につき、総量が５〜１の重量部
の架橋剤、離型剤および増粘剤とよりなる材料に５０〜
６の重量％のガラス繊維を加えた成形材料で構成されて
いる。次に、上記プラスチック成形材料１を熱プレス加
工して得られる成形品の剛性について、ＳＭＣ，ＨＭＣ
単独の成形品および従来成形品との比較において説明す
る。
プラスチック成形材料１を構成するところのＳＭＣおよ
びＨＭＣ単独の成形品の曲げ強さは、それぞれ１１００
００ｋｇ／の、１４４０００ｋｇ／のである。
びＨＭＣ単独の成形品の曲げ強さは、それぞれ１１００
００ｋｇ／の、１４４０００ｋｇ／のである。
従って、このＳＭＣ，ＨＭＣを糟層してなる本発明のプ
ラスチック成形材料１Ｇま、表面層２，２′と中間層３
との厚さの比率を変えることにより１１００００ｋｇ／
ｃ椛〜１４４０００ｋｇ／地の範囲で適宜その曲げ強さ
を調整することができる。しかしながら、表面層２を極
薄とした場合、中間層３、すなわちＨＭＣの欠点である
表面額さが成形品の表面に影響を与えるため好ましくな
い。従って、表面層２はＳＭＣの優れた表面平滑性を維
持し得る必要があり、その場合における本発明にかかる
成形品の最大曲げ強さは１４００００ｋ９／めである。
もちろん、この値は、本発明の一実施例におけるもので
あって、表面層２および中間層３に配合するガラス繊維
の割合を変えることによって、さらに高い値とするとも
可能である。因に、両側の表面層をＳＭＣで形成し、樹
脂に砂を混合したもので中間層を形成した従来成形品の
曲げ強さは、表面層および中間層の厚さ比率を本発明に
かかる成形品と同一にした場合に１１５０００ｋ９／め
であり、本発明にかかる成形品の剛性は、従来のものに
比べて著しく向上していることがわかる。このように、
本発明にかかる成形品が優れた剛性をもつのは、中間層
３にガラス繊維を多く配合したＨＭＣを適用しているた
めである。なお、上記プラスチック成形材料１は、上下
にＳＭＣ供給装置を、中間にＨＭＣ供給装置を配設し、
ＨＭＣが上下のＳＭＣに挟まれた状態で例えばコンベヤ
ベルト上に供給して製造する。
ラスチック成形材料１Ｇま、表面層２，２′と中間層３
との厚さの比率を変えることにより１１００００ｋｇ／
ｃ椛〜１４４０００ｋｇ／地の範囲で適宜その曲げ強さ
を調整することができる。しかしながら、表面層２を極
薄とした場合、中間層３、すなわちＨＭＣの欠点である
表面額さが成形品の表面に影響を与えるため好ましくな
い。従って、表面層２はＳＭＣの優れた表面平滑性を維
持し得る必要があり、その場合における本発明にかかる
成形品の最大曲げ強さは１４００００ｋ９／めである。
もちろん、この値は、本発明の一実施例におけるもので
あって、表面層２および中間層３に配合するガラス繊維
の割合を変えることによって、さらに高い値とするとも
可能である。因に、両側の表面層をＳＭＣで形成し、樹
脂に砂を混合したもので中間層を形成した従来成形品の
曲げ強さは、表面層および中間層の厚さ比率を本発明に
かかる成形品と同一にした場合に１１５０００ｋ９／め
であり、本発明にかかる成形品の剛性は、従来のものに
比べて著しく向上していることがわかる。このように、
本発明にかかる成形品が優れた剛性をもつのは、中間層
３にガラス繊維を多く配合したＨＭＣを適用しているた
めである。なお、上記プラスチック成形材料１は、上下
にＳＭＣ供給装置を、中間にＨＭＣ供給装置を配設し、
ＨＭＣが上下のＳＭＣに挟まれた状態で例えばコンベヤ
ベルト上に供給して製造する。
その場合、中間層３を形成するＨＭＣ供給装置は、図面
に示すように該中間層の面積が上下の表面層２，２′よ
り若干抜くなるように調整する。これは、プラスチック
成形材料１を熱プレス加工した際に、中間層３が製品の
表面に露出するのを防止するためである。また、ＳＭＣ
およびＨＭＣに配合する架橋剤「、離型剤、増粘剤は、
不飽和ポリエステル樹脂１００重量部に対して、それぞ
れ夕一シャルブチルパーベンゾェートを１重量部、ステ
アリン酸亜鉛を５重量部、酸化マグネシウムを１重量部
程度でよいｏ以上述べたように、本発明は、高い剛性を
もち、かつ表面平滑性の良好な成形品を得ることができ
るため、一般の構造部材はもちろん自動車のボンネット
、トランクリッド、ドァパネルや舟艇の且両部また建築
材における壁、天井など比較的大面積で、しかも高い剛
性および表面平滑性を要する板状部村にも適用すること
ができるという優れた効果がある。
に示すように該中間層の面積が上下の表面層２，２′よ
り若干抜くなるように調整する。これは、プラスチック
成形材料１を熱プレス加工した際に、中間層３が製品の
表面に露出するのを防止するためである。また、ＳＭＣ
およびＨＭＣに配合する架橋剤「、離型剤、増粘剤は、
不飽和ポリエステル樹脂１００重量部に対して、それぞ
れ夕一シャルブチルパーベンゾェートを１重量部、ステ
アリン酸亜鉛を５重量部、酸化マグネシウムを１重量部
程度でよいｏ以上述べたように、本発明は、高い剛性を
もち、かつ表面平滑性の良好な成形品を得ることができ
るため、一般の構造部材はもちろん自動車のボンネット
、トランクリッド、ドァパネルや舟艇の且両部また建築
材における壁、天井など比較的大面積で、しかも高い剛
性および表面平滑性を要する板状部村にも適用すること
ができるという優れた効果がある。
図面は本発明の実施態様を例示するプラスチック成形材
料の断面図である。 １・・・・・・プラスチック成形材料、２・・…・表面
層、３・・…・中間層。 ，
料の断面図である。 １・・・・・・プラスチック成形材料、２・・…・表面
層、３・・…・中間層。 ，
Claims (1)
- １ 両側の表面層を不飽和ポリエステル樹脂と、不飽和
ポリエステル樹脂１００重量部につき、総量が５〜１０
重量部の架橋剤、離型剤および増粘剤と、１００〜１５
０重量部の炭酸カルシウムとよりなる材料に、２０〜３
０重量％のガラス繊維を加えた成形材料で、中間層を不
飽和ポリエステル樹脂と、不飽和ポリエステル樹脂１０
０重量部につき、総量が５〜１０重量部の架橋剤、離型
剤および増粘剤とよりなる材料に、５０〜６０重量％の
ガラス繊維を加えた成形材料で構成したことを特徴とす
るシート状のプラスチツク成形材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6294779A JPS6039285B2 (ja) | 1979-05-21 | 1979-05-21 | プラスチック成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6294779A JPS6039285B2 (ja) | 1979-05-21 | 1979-05-21 | プラスチック成形材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55155032A JPS55155032A (en) | 1980-12-03 |
| JPS6039285B2 true JPS6039285B2 (ja) | 1985-09-05 |
Family
ID=13215002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6294779A Expired JPS6039285B2 (ja) | 1979-05-21 | 1979-05-21 | プラスチック成形材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039285B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016203407A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | プレス工業株式会社 | 積層樹脂成形板とその製造方法 |
-
1979
- 1979-05-21 JP JP6294779A patent/JPS6039285B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016203407A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | プレス工業株式会社 | 積層樹脂成形板とその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55155032A (en) | 1980-12-03 |
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