JPS6039155Y2 - 取鍋 - Google Patents

取鍋

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Publication number
JPS6039155Y2
JPS6039155Y2 JP6967182U JP6967182U JPS6039155Y2 JP S6039155 Y2 JPS6039155 Y2 JP S6039155Y2 JP 6967182 U JP6967182 U JP 6967182U JP 6967182 U JP6967182 U JP 6967182U JP S6039155 Y2 JPS6039155 Y2 JP S6039155Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladle
wall
pocket
molten metal
pouring
Prior art date
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Expired
Application number
JP6967182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58175859U (ja
Inventor
正博 松井
信 内山
保夫 恩田
Original Assignee
桐生機械株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 桐生機械株式会社 filed Critical 桐生機械株式会社
Priority to JP6967182U priority Critical patent/JPS6039155Y2/ja
Publication of JPS58175859U publication Critical patent/JPS58175859U/ja
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Publication of JPS6039155Y2 publication Critical patent/JPS6039155Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は取鍋に関するものであり、特にダクタイル鋳鉄
の球状化処理用兼注湯用の取鍋として、注湯終了時にポ
ケット残湯のない取鍋を提供することを目的としている
従来、ダクタイル鋳鉄の球状化処理と注湯には、球状化
処理用の取鍋と注湯用の取鍋との各1台宛の取鍋を使用
腰前者にて湯のダクタイル処理を行い、後者に湯を移し
変えて注湯を行う注湯方法があったが、取鍋を2台設け
る必要があり、球状化処理取鍋から注湯取鍋に移し変え
る処理中、湯の温度低下が著しく、この温度低下に起因
する鋳型内における湯廻り不良やチル化等の問題があり
、移し変え処理を含めると2度手間となる問題もあり、
この解決策が望まれていた。
この解決策として、球状化処理兼注湯用の取鍋が案出さ
れた。
第3図、第4図に示すごとく、この改良された取鍋21
には、底部22に、第3図に示すごとく、L型またはT
型に低く突設されている壁体23が設けられ、ポケット
24.24aの一相または両方が形成されているもので
あり、この取鍋21によりポケット24または24aに
予め球状化剤を投入しておいて溶湯の球状化処理を行い
、かつ注湯を行うものである。
前記の取鍋21においては、ポケット24,24aは低
い略直立した壁体23により区画されているため、注湯
に際し、取鍋21を出湯口25側に傾けて注湯するもの
であるが、この取鍋においてはポケット出湯口側の前壁
体に傾斜角度がないため、この注湯の終了時にポケット
24.24a内に溶湯が残り、次の溶湯を取鍋21にチ
ャージするに際し、前述のごとくポケット24.24a
内の残湯のため、球状化剤をポケット24,24aに投
入できない事態が生ずる等といった問題点があった。
本考案は、前述の問題点を解消しえたものであり、取鍋
底部に取鍋後壁と側壁とを結ぶ水平面がL型またはT型
の低い壁体で区画されたポケットを構成する壁体のうち
、出湯口側の前壁体のポケット側壁面に前方に傾斜する
角度をもたせることより、注湯終了時にポケット内に残
湯の生じることのないようにしたものであり、その構成
について以下第1図、第2図により説明する。
取鍋1には底部2に、第1図に示すごとく、後壁3と側
壁4の一方または両方とを連結し、L型またはT型に抵
く突設されている壁体5が設けられ(図示例はT型壁体
である)、前記後壁3、側壁4および壁体5により区画
されてポケット6゜6aが形成されている。
なお、第2図に示すごとく、前記壁体5の前壁体7のポ
ケツ)6.6a側の前内側面8の水平面GLとのなす水
平基準角度αと、出湯口9の出湯前壁10の水平基準角
度βとは、 α≦β の関係をなすごとく形成されている。
取鍋1は吊手11により吊下され、バンドル12の回動
により傾動自在とされている。
次に本考案の作用について説明する。
予めポケット6または6a内に球状化剤を投入しておき
、次いて溶湯が満たされて球状化処理の施された取鍋1
は、吊手11により吊下され、注湯位置まで移動され、
バンドル12を回動することにより出湯口9を下にする
方向に傾動され出湯される。
出湯が進んで取鍋1内の溶湯が少なくなるにつれ、傾動
を大として行く。
前述のごとくα≦βとされているため、出湯の終期近く
、取鍋1が出湯前壁10を略水平に近くなるまで、すな
わち角度α以上傾動されると、取鍋1内の溶湯が出湯さ
れる前に、ポケット6.6a内の溶湯すべて流出する。
出湯を終り、ノ1ンドル12を逆に回動して取鍋1を旧
の姿勢に戻すと、残存する溶湯はすべて壁体5の前壁体
7より出湯口9寄りの前方の底部2に集まるため、ポケ
ット6.6aには残湯はない。
前述のごとく、本考案の取鍋1によれば、次回の溶湯の
チャージ工程を行うにあたり、ポケット6.6a内に残
湯がないゆえ、溶湯を取鍋1に満たす前に所定量の球状
化剤をポケット6または6a内に投入することができ、
支障なく溶湯の球状化処理を行うことができ、従来の球
状化処理兼注湯用取鍋の欠点を解消することができたも
のである。
なお、取鍋のポケットは、平面でL型の壁体により、ポ
ケット6または6aの一方のみを形成したものでも、前
述の球状化処理兼注湯用取鍋として充分であるが、第1
図に示すごとく平面でT型の壁体5により、ポケット6
および6aの両者を形成した取鍋1にあっては、ポケッ
ト6.6aを交互に使用することができるため、取鍋と
しての耐久力が向上するし、また両ポケット6.6aの
同時使用により、溶湯に対する球状化剤の反応をより均
一に行うことが可能となる。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された構成を
なすものであり、底部後壁寄りに低い壁体で区画された
ポケットの前壁体の水平基準角度が出湯口の水平基準角
度より大でない角度に形成されているので、出湯完了後
にポケット内に残湯がなく、従って次の溶湯の取鍋への
チャージ前に所定量の球状化剤を空になっているポケッ
ト内に確実に投入することができ、取鍋内て溶湯の球状
化処理を行うことができ、またそのま)取鍋として注湯
できるので、球状化処理槽と注湯用取鍋を別体とする必
要がないので溶湯の移し替えによる温度低下を来たすこ
とがなく、従って溶湯の温度低下による鋳造物の不良発
生を防止することができ、かつ鋳造工程の工数低減もは
かるこことができるという各種の効果を奏することがで
きる考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の斜視図、第2図は同上側面の一部を示
す中央縦断面図、第3図は従来例の平面図、第4図は同
上中央縦断面図である。 1・・・・・・取鍋、2・・・・・・底部、3・・・・
・・後壁、5・・・・・・壁体、6,6a・・・・・・
ポケット、9・・・・・・出湯口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部後壁寄りに低い壁体で区画されるポケットが形成さ
    れている傾動しうる取鍋において、前記ポケットの出湯
    口側の前壁体の水平基準角度が出湯口の水平基準角度よ
    り大でない角度に形成されていることを特徴とする取鍋
JP6967182U 1982-05-13 1982-05-13 取鍋 Expired JPS6039155Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6967182U JPS6039155Y2 (ja) 1982-05-13 1982-05-13 取鍋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6967182U JPS6039155Y2 (ja) 1982-05-13 1982-05-13 取鍋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58175859U JPS58175859U (ja) 1983-11-24
JPS6039155Y2 true JPS6039155Y2 (ja) 1985-11-22

Family

ID=30079382

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6967182U Expired JPS6039155Y2 (ja) 1982-05-13 1982-05-13 取鍋

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JPS58175859U (ja) 1983-11-24

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