JPS6347402Y2 - - Google Patents

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JPS6347402Y2
JPS6347402Y2 JP9397086U JP9397086U JPS6347402Y2 JP S6347402 Y2 JPS6347402 Y2 JP S6347402Y2 JP 9397086 U JP9397086 U JP 9397086U JP 9397086 U JP9397086 U JP 9397086U JP S6347402 Y2 JPS6347402 Y2 JP S6347402Y2
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tundish
molten steel
molten metal
mold
ladle
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スラブやブルームを鋳造する連続鋳
造設備において、連続鋳造機の鋳型の上方に配置
されて取鍋から落下排出した溶融金属を受け入れ
た後、前記鋳型に注入するタンデイツシユの構造
に関する。
(従来の技術) 周知のように、連続鋳造設備は溶解炉で溶融さ
れた溶融金属、例えば溶鋼を取鍋で受け、この取
鍋を、予め連続鋳造機の鋳型の上方に配置された
タンデイツシユ上方の所定位置に移送し、該取鍋
の底壁に取り付けられたノズルを開いて、前記溶
鋼をタンデイツシユに落下させ、このタンデイツ
シユ内で溶鋼の湯面が適当な高さになつたところ
で、該タンデイツシユのノズルを開いて、溶鋼を
前記鋳型内へ注入するようにしてある。
このような連続鋳造設備において、従来では、
前記タンデイツシユは例えば第5図に示すよう
に、溶鋼Mの受入部29を有する容器構造のタン
デイツシユ本体30に耐火物Fを内張りし、その
底壁31に鋳型32に溶鋼Mを流入させるノズル
33を設けると共に、このノズル33を開閉する
スライドバルブ34を取り付け、鋳造中には開口
上面35を蓋36で閉蓋する、いわゆる蓋置き構
造のものが知られている。
このような従来構造のタンデイツシユでは、タ
ンデイツシユ本体30を所定温度まで加熱してか
ら、取鍋(図示せず)の溶鋼Mを受け入れ、次い
で開口上面35を蓋して前記溶鋼Mを全部鋳型3
2に注入するのであるが、溶鋼Mの注入終了後
は、タンデイツシユ本体30を一旦取り外して、
その内部を次の過程を経て整備する必要がある。
即ち、第6図〜に示すように溶鋼Mの鋳型
32への注入を終えたタンデイツシユ本体30は
冷却装置37で冷却し[第6図]、次いで反転
させて内部の残滓Sを除去する。尚、この残滓S
は搬送機Tで別の場所へ搬送して廃棄処理する
[第6図]。この後、タンデイツシユ本体30を
元の向きに戻すと共に、溶鋼Mとの接触によつて
荒れた耐火物Fなどを剥がして内面を整備し[第
6図]、更に、前記スライドバルブ34を取り
替えた後[第6図]、新しい耐火物Fをタンデ
イツシユ本体30に内張りする[第6図,]。
そして、タンデイツシユ本体30を再度所定温度
まで加熱してから[第6図]、前述の取鍋から
の受鋼、鋳型への溶鋼注入のサイクルを繰り返し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、近年においては、連続鋳造の生産能
力を拡大すると共に、鋳造製品の品質向上を図る
ため、タンデイツシユの容量は年々大型化が進ん
でいるが、前記従来例のタンデイツシユでは1回
の鋳造ごとにタンデイツシユ本体30をその都度
整備しなければならないため、整備に要する設備
スペースや要員などがタンデイツシユの大型化に
伴つて増加するうえ、耐火物Fの張替コストや、
再加熱に要するエネルギー消費が増大するなどの
設備稼働に伴う費用が嵩むという問題点がある。
また、前記従来例のような蓋置構造のものは、
タンデイツシユ本体30の整備が比較的容易であ
るという利点を備えてはいるが、反面、鋳造開始
時には、蓋36を開放して取鍋からの溶鋼Mを受
け入れるため、該溶鋼Mが外気に触れて酸化を受
け易い。しかも、タンデイツシユ本体30が加熱
されているとはいつても、溶鋼Mの温度とは隔た
りがあるため、最初に注入される溶鋼Mは必然的
にタンデイツシユ本体30に吸熱されて温度が低
下し、その結果として、溶鋼M中の介在物が、溶
鋼Mの湯面上に浮上分離されずに、そのまま溶鋼
Mと共に鋳型32に流し込まれて品質が悪化する
虞がある。
更に、このような鋳造初期の溶鋼温度の低下を
防止する手段として、溶解炉(図示せず)での出
鋼温度を高くしておくことが考えられるが、この
場合、溶解炉の内張り耐火物が高温の溶鋼のため
に寿命低下を招くという問題が生起する。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、長期間の連続使用が可能なうえに、設備
稼働費を低減でき、タンデイツシユ容量の大型化
に対応でき、しかも、良好な品質の鋳片を得るこ
とが可能なタンデイツシユの構造を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような目的を達成するために、耐
火物Fで内張りされた密閉状のタンデイツシユ本
体3内に前記取鍋2の溶融金属Mを受け入れる受
入室12と、この受入室12と連通して前記溶融
金属Mを前記鋳型1に供給する供給室13とを隔
壁14をして区画形成し、かつ、前記受入室12
側に該受入室12内の溶融金属Mを加熱撹拌する
第1加熱手段16を付設すると共に、前記供給室
13側に該供給室13内の溶融金属Mを加熱撹拌
する第2加熱手段18を付設したのである。
(作用) 上記構成によれば、鋳造開始時点において、取
鍋2から溶融金属Mが流入したタンデイツシユ本
体3の受入室12及び供給室13の耐火物Fは、
それぞれ第1及び第2加熱手段18により連続的
に加熱されており、第1加熱手段16の加熱撹拌
作用により溶融金属M内の介在物が該受入室12
の湯面上に浮上していく。従つて、供給室13内
に流入した溶融金属M中には介在物は殆ど残存し
ておらず、鋳片品質上重要な材料純度が高度にな
るである。供給室13内では該溶融金属Mは第2
加熱手段18によつて撹拌され、その結果全体に
亙つて均一な温度に均されるのである。この状態
で、溶融金属Mは供給室13を経て鋳型1に鋳込
まれ、連続的に鋳造が行われるのである。
(実施例) 以下、本考案に係る連続鋳造設備のタンデイツ
シユの構造の実施例を図面に基づき説明する。
第1図ないし第3図に示したタンデイツシユは
前述のような連続鋳造設備中に装備され、連続鋳
造機Cの鋳型1の上方に配置され、取鍋2内の溶
鋼(溶融金属)Mを受け入れて前記鋳型1に注入
するものである。尚、連続鋳造設備については重
複を避けるためにその説明を省略する。これらの
図において、前記タンデイツシユの本体3はほぼ
円筒形に形成された密閉状の容器の内面に耐火物
Fを内張りしてなり、周壁上部4に前記取鍋2の
ノズル5が挿入される注入口6を設けると共に、
周壁底部7に溶鋼Mの供給口8を設けてあり、こ
の供給口8に前記鋳型1の鋳込み口9に挿入する
ノズル10を取り付け、更に、このノズル10と
供給口8との間にスライドバルブ11を介装して
ある。尚、前記内張り耐火物Fは例えばタンデイ
ツシユ本体3内の溶鋼Mの温度低下が0.2℃/分
以下となるように300mm以上の厚みに設計されて
いる。また、タンデイツシユ本体3を密閉状に形
成したのは、収容された溶鋼Mを外気から遮断し
て、その酸化を防止するためである。
このタンデイツシユ本体3内には取鍋2から注
入口6を介して流入する溶鋼Mを受け入れる受入
室12と、該溶鋼Mを前記鋳型1に供給する供給
室13とがU字状の隔壁14を介して、それぞれ
互いに対して独立的に区画形成してあり、受入室
12と供給室13とは前記隔壁14の下部に設け
た通路15を介して連通している。前記受入室1
2の周壁底部部分7aは供給室13側に向かつて
下方に緩やかに傾斜しており、該傾斜周壁底部部
分7aに沿つて、該受入室12内の溶鋼Mを加熱
撹拌する断面円弧状の第1誘導コイル(第1加熱
手段)16を配置してある。また、前記供給室1
3側の隔壁14の一部を含む周壁17内には前記
供給室13内の溶鋼Mを加熱撹拌する第2誘導コ
イル(第2加熱手段)18が埋設してある。
また、前記受入室12側の側壁19には排滓口
20が透設してある。この排滓口20はタンデイ
ツシユ本体3内に収容される溶鋼Mの設定最大量
における湯面高さの更に上方に配置してあり、該
排滓口20から湯面上に浮遊する介在物を排滓す
るのであるが、この排滓時にはタンデイツシユ本
体3が傾転駆動手段21により第2図上、想像線
で示すように、時計回り方向に傾転するようにな
つている。
この傾転駆動手段21は連続鋳造機Cの上端と
ほぼ同じ高さに配置した移動面22上にタンデイ
ツシユ台車23を直線移動自在に設け、このタン
デイツシユ台車23上に前記タンデイツシユ本体
3を枢支すると共に、該タンデイツシユ本体3に
シリンダ24を連動連結してなり、残滓Sを排滓
するときは、タンデイツシユ台車23を移動させ
ると共に、シリンダ24を作動させて一定角度範
囲でタンデイツシユ本体3を傾転させて行くと、
排滓口20が前記移動面22の端部から外側に迫
り出して、下方にある滓受け容器25に残滓Sが
落下排滓されるのである。
尚、第2図中、符号26は取鍋2を吊持移送す
るクレーンフツクであり、第4図中、符号27
はタンデイツシユ本体3内を加熱する加熱バーナ
である。
次に、上記構成の作用を第4図図〜に従つ
て工程順に説明すると、鋳造開始時点において、
取鍋2から溶鋼Mが流入した受入室12及び供給
室13内は、それぞれ第1及び第2誘導コイル1
8により連続的に加熱されており、第1誘導コイ
ル16により前記溶鋼Mはまず受入室12内で矢
印a方向に撹拌され、これによつて溶鋼M内の介
在物が該受入室12の湯面上に浮上していく。従
つて、通路15を経て供給室13内に流入した溶
鋼M中には介在物は殆ど残存しておらず、鋳片品
質上重要な材料純度が高くなるのである。供給室
13内では該溶鋼Mは第2誘導コイル18によつ
て矢印b方向に方向を違えて撹拌され、その結果
全体に亙つて均一な温度に均されるのである。こ
の状態で、スライドバルブ11が開かれ、溶鋼M
は供給室13を経て鋳型1に注入され、連続的に
鋳造が行われていく[第4図]。このようにし
てタンデイツシユ本体3内の溶鋼Mが無くなる
と、取鍋2中の溶鋼Mが順次タンデイツシユ本体
3内に流入充填され、引き続き鋳造が行われてい
く[第4図]。
次に、取鍋2中の溶鋼Mが無くなつて鋳造を終
了すると、該取鍋2はクレーンフツク26で引き
上げられ、続いて別に準備した加熱バーナ27を
受入室12内に挿入し、タンデイツシユ本体3を
加熱する[第4図]。そして、この加熱バーナ
27による加熱中に、傾転駆動手段21を作動さ
せて、タンデイツシユ本体3内の残滓Sや地金が
排滓口20から滓受け容器25に排滓し[第4図
]、更に、残滓S等の排滓が終了すると、タン
デイツシユ本体3の傾転状態を保持したままで、
スライドバルブ11を取り替えるのである[第4
図]。
この後、溶解炉(図示せず)からの溶鋼Mを充
填した取鍋2が来るまでの待機の間[第4図]、
タンデイツシユ本体3を傾転駆動手段21のタン
デイツシユ台車23によつて鋳型1上に再度移動
し[第4図]、以下、前記工程、つまり取鍋2
からの溶鋼Mの受鋼→鋳造→排滓→受鋼のサイク
ルが連続して繰り返されるのである。
尚、前記実施例では鋳込み金属として鋳鋼を代
表に説明したが、この他、アルミニウム等の非鉄
金属用の連続鋳造設備にも適用できる。但し、こ
の場合、連続鋳造設備の態様は当然前記実施例の
ものとは相違するが、本考案のタンデイツシユの
構造は、異なる態様の連続鋳造設備にも対応が可
能である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、タンデイツシユ
本体3内に取鍋2の溶融金属を受け入れる受入室
12と、この受入室12と連通して溶融金属Mを
鋳型1に供給する供給室13とを隔壁14をして
区画形成すると共に、受入室12側に該受入室1
2内の溶融金属Mを加熱撹拌する第1加熱手段1
6を付設すると共に、供給室13側に該供給室1
3内の溶融金属Mを加熱撹拌する第2加熱手段1
8を付設したので、溶融金属Mの湯面上に浮上す
る介在物を受入室12内に集中させることが可能
であり、また、供給室13には高純度で均一な温
度分布の溶融金属Mが得られるのであり、かつ、
溶融金属Mの加熱撹拌を連続的に行えるから、鋳
造初期から終了まで常に均質な鋳片を得ることが
できる。
以上要するに本考案によれば、タンデイツシユ
の大型化に対応できて、高性能で経済的なタンデ
イツシユの構造を提供できるものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図〜は本考案の実施例を
示し、第1図は要部の縦断側面図、第2図は側面
図、第3図は第1図の切断線−に沿う断面
図、第4図〜はそれぞれタンデイツシユの整
備工程をその工程順に示す概略説明図である。第
5図は従来例の要部縦断側面図、第6図〜は
それぞれ従来例におけるタンデイツシユの整備工
程をその工程順に示す概略説明図である。 1……鋳型、2……取鍋、3……タンデイツシ
ユ本体、12……受入室、13……供給室、14
……隔壁、16……第1加熱手段、18……第2
加熱手段、C……連続鋳造機、F……耐火物、M
……溶融金属。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続鋳造機Cの鋳型1の上方に配置され、取鍋
    2の溶融金属Mを受け入れて前記鋳型1に注入す
    るタンデイツシユであつて、耐火物Fで内張りさ
    れた密閉状のタンデイツシユ本体3内に前記取鍋
    2の溶融金属Mを受け入れる受入室12と、この
    受入室12と連通して前記溶融金属Mを前記鋳型
    1に供給する供給室13とを隔壁14をして区画
    形成し、かつ、前記受入室12側に該受入室12
    内の溶融金属Mを加熱撹拌する第1加熱手段16
    を付設すると共に、前記供給室13側に該供給室
    13内の溶融金属Mを加熱撹拌する第2加熱手段
    18を付設したことを特徴とする連続鋳造設備の
    タンデイツシユの構造。
JP9397086U 1986-06-18 1986-06-18 Expired JPS6347402Y2 (ja)

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JPS632545U JPS632545U (ja) 1988-01-09
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