JPS6039124A - 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents
磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法Info
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- JPS6039124A JPS6039124A JP58145763A JP14576383A JPS6039124A JP S6039124 A JPS6039124 A JP S6039124A JP 58145763 A JP58145763 A JP 58145763A JP 14576383 A JP14576383 A JP 14576383A JP S6039124 A JPS6039124 A JP S6039124A
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- Japan
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- steel sheet
- annealing
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1294—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a localized treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D3/00—Diffusion processes for extraction of non-metals; Furnaces therefor
- C21D3/02—Extraction of non-metals
- C21D3/04—Decarburising
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- Materials Engineering (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
一方向性けい素鋼板の製造方法に関して、この明細書に
述べる技術内容は、とくに脱炭・1次再結晶焼鈍時にお
ける鉛板の1次男結晶集合組織の制御により高磁束密度
・低鉄損を得ることに関連している。
述べる技術内容は、とくに脱炭・1次再結晶焼鈍時にお
ける鉛板の1次男結晶集合組織の制御により高磁束密度
・低鉄損を得ることに関連している。
(背景技術)
一方向性けい素鋼板は、主として変圧器その他の電気機
器の鉄芯として利用され、その磁化特性が優れているこ
と、すなオつち磁化特性として磁束密度(B□。値で代
表される)が高く、かつ鉄損が低いことが要求されてい
る。
器の鉄芯として利用され、その磁化特性が優れているこ
と、すなオつち磁化特性として磁束密度(B□。値で代
表される)が高く、かつ鉄損が低いことが要求されてい
る。
とくに一方向性けい素鋼板の磁気特性を向上させるため
には第一に鋼板中の2次再結晶粒の(001’)軸を田
延方向に高度に揃える必要があり、第二には最終成品中
に残存する不純物や析出物をできるだけ減少させる必要
があるが、最近では一方向性けい素鋼板の製造について
種々の改善がなされて、その磁気特性も年を追って改善
され今日ではBo。値が1.89T以上の高磁束密度で
、Wl ?15゜値が1.05W/に9の低鉄損の製品
が得られるようになっている。
には第一に鋼板中の2次再結晶粒の(001’)軸を田
延方向に高度に揃える必要があり、第二には最終成品中
に残存する不純物や析出物をできるだけ減少させる必要
があるが、最近では一方向性けい素鋼板の製造について
種々の改善がなされて、その磁気特性も年を追って改善
され今日ではBo。値が1.89T以上の高磁束密度で
、Wl ?15゜値が1.05W/に9の低鉄損の製品
が得られるようになっている。
このように一方向性けい素鋼板の性能は、数年前のエネ
ルギー危機を境にして電力損失の低減を特徴とする請が
殊の外著しく強まったことを契機として鉄芯材料の用途
では、その後も引続き鉄損のより少ない高級一方向性け
い素鋼板の必要性は一段と強まりつつある。
ルギー危機を境にして電力損失の低減を特徴とする請が
殊の外著しく強まったことを契機として鉄芯材料の用途
では、その後も引続き鉄損のより少ない高級一方向性け
い素鋼板の必要性は一段と強まりつつある。
ところで鉄損を下げる手法は、Si含有量を上げる、製
品板厚を薄くする、不純物を少なくする、製品の2次粒
径を小さくする、そして製品の2次再結晶粒の(11o
)(oo IJ方位をより高度に揃えるなどの要因が一
般に知られている。
品板厚を薄くする、不純物を少なくする、製品の2次粒
径を小さくする、そして製品の2次再結晶粒の(11o
)(oo IJ方位をより高度に揃えるなどの要因が一
般に知られている。
以上述べたところのほか特公昭57−2252号公報に
開示されているように、最終製品板表面に圧延方向にほ
ぼ直角にレーザービームを数羽間隔に照射し鋼板表面に
人工粒界(ArtificalGrain Bound
ary )を導入スルコトニよす、鉄損を低くする方法
が提案されている。しかしこの人工粒界の導入法は局部
的に高転位密度領域を形成させるため、製品は850℃
以下の低温状態でしか安定使用できないという使用温度
環壇上での制約が不可避である。
開示されているように、最終製品板表面に圧延方向にほ
ぼ直角にレーザービームを数羽間隔に照射し鋼板表面に
人工粒界(ArtificalGrain Bound
ary )を導入スルコトニよす、鉄損を低くする方法
が提案されている。しかしこの人工粒界の導入法は局部
的に高転位密度領域を形成させるため、製品は850℃
以下の低温状態でしか安定使用できないという使用温度
環壇上での制約が不可避である。
(発想の端緒)
鉄損を上記のような制約なしにより減少させることを目
的として発明者らは、1次再結晶集合組織および2次再
結晶現象を種々研究した結果これまでに類例を見出すこ
とのできない新しい手法によりBlo 値が、1.9.
0T以上の高磁束密度で、W17150値が1.02
VJA9以下の超低鉄損の方向性けい素鋼板の製造が可
能なことを見出した。
的として発明者らは、1次再結晶集合組織および2次再
結晶現象を種々研究した結果これまでに類例を見出すこ
とのできない新しい手法によりBlo 値が、1.9.
0T以上の高磁束密度で、W17150値が1.02
VJA9以下の超低鉄損の方向性けい素鋼板の製造が可
能なことを見出した。
ところで従来、良好な2次再結晶を行なわせるためには
(]10)〔ooIJ方位をもつ結晶粒のみを異常成長
させ、正常結晶粒成長(normalgrain gr
owth )を抑える阻止力として、2次再結晶焼鈍前
の鋼板中に ■klN 、 MnS 、 MnSe等の微細析出分散
相(finedispersed 1nhibiter
s)が存在すルコト、■表面近傍の鋼板組織中に2次再
結晶核となる大きなゴス(GOss )方位粒が大鼠に
存在すること、■ゴス方位の結晶粒が優先成長できるよ
う均一で細粒のマトリックスが存在すること、 が必要であるとされて来たが、この発明では上記の基本
手順を踏まえて、これに加えとくに1次再結晶集合組織
を制御し、もって細粒の2次再結晶粒を作り磁束密度が
高く鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造に成功したも
のである。
(]10)〔ooIJ方位をもつ結晶粒のみを異常成長
させ、正常結晶粒成長(normalgrain gr
owth )を抑える阻止力として、2次再結晶焼鈍前
の鋼板中に ■klN 、 MnS 、 MnSe等の微細析出分散
相(finedispersed 1nhibiter
s)が存在すルコト、■表面近傍の鋼板組織中に2次再
結晶核となる大きなゴス(GOss )方位粒が大鼠に
存在すること、■ゴス方位の結晶粒が優先成長できるよ
う均一で細粒のマトリックスが存在すること、 が必要であるとされて来たが、この発明では上記の基本
手順を踏まえて、これに加えとくに1次再結晶集合組織
を制御し、もって細粒の2次再結晶粒を作り磁束密度が
高く鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造に成功したも
のである。
(発明の目的)
上記の知見、すなわち有効な1次再結晶組織の制御によ
ってさきに触れたB ・1.90 T以上、0 W□715o]、02W/に9以下の一方向性けい素鋼
板を安定に得ることができる方法を与えることがこの発
明の目的である。
ってさきに触れたB ・1.90 T以上、0 W□715o]、02W/に9以下の一方向性けい素鋼
板を安定に得ることができる方法を与えることがこの発
明の目的である。
(発明の構成)
上記の目的は次の事項を骨子とする手順によって確実に
達成される。
達成される。
含けい素鋼スラブを熱間圧延して得られる熱延板に、必
要な熱処理を経て、−回の冷間圧延又は中間焼鈍をはさ
む2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、次いで脱炭・
1次再結晶焼鈍を行い、ついで鋼板表面にMgQを主成
分とする焼鈍分離剤を塗布した後2次再結晶焼鈍および
純化焼鈍を施す一連の一方向性けい素鋼板の製造方法に
おいて、脱炭・1次再結晶焼鈍に先立って鋼板表面上に
、脱炭促進領域と脱炭遅滞領域とを区画形成し、その後
脱炭・1次再結晶焼鈍を行い、その1次再結晶集合組織
を制御すること からなる磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素
鋼板の製造方法。
要な熱処理を経て、−回の冷間圧延又は中間焼鈍をはさ
む2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、次いで脱炭・
1次再結晶焼鈍を行い、ついで鋼板表面にMgQを主成
分とする焼鈍分離剤を塗布した後2次再結晶焼鈍および
純化焼鈍を施す一連の一方向性けい素鋼板の製造方法に
おいて、脱炭・1次再結晶焼鈍に先立って鋼板表面上に
、脱炭促進領域と脱炭遅滞領域とを区画形成し、その後
脱炭・1次再結晶焼鈍を行い、その1次再結晶集合組織
を制御すること からなる磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素
鋼板の製造方法。
この発明は、その実施上脱炭促進領域と脱炭遅滞領域と
の区画形成が1〜5CJrntnの間隔をおく交互配列
であることを好適とする。
の区画形成が1〜5CJrntnの間隔をおく交互配列
であることを好適とする。
Cf O,045% 、si 8.8 5 % 、Se
O,020% 。
O,020% 。
MO0,020%、 Sb (1,025%を含む鋼塊
を熱間圧延して2.7關厚とした。その後900 ’C
で3分間均一化焼鈍後約70%の1次冷延を施し、95
゜°Cで8分間の中間焼鈍後約65%の2次冷延を施し
て0・8關厚の最終冷延板(試料(A))とした。
を熱間圧延して2.7關厚とした。その後900 ’C
で3分間均一化焼鈍後約70%の1次冷延を施し、95
゜°Cで8分間の中間焼鈍後約65%の2次冷延を施し
て0・8關厚の最終冷延板(試料(A))とした。
一方0 (1,(148%、 Si 8.05%、 A
10.025%、 S O,020% 、 N O,0
060%を含triill塊を熱間圧延して2.Omt
n厚とした。その後1050 ℃で8分間焼鈍後急冷し
、250℃の温度で約85%の温間圧延を施して0.8
tn、m厚の最終冷延板(試料(B))とした。
10.025%、 S O,020% 、 N O,0
060%を含triill塊を熱間圧延して2.Omt
n厚とした。その後1050 ℃で8分間焼鈍後急冷し
、250℃の温度で約85%の温間圧延を施して0.8
tn、m厚の最終冷延板(試料(B))とした。
これら(Mと(B)の試料は鋼板表面を脱脂後、第1図
の(])〜(6)のパターンで図解した脱炭促進領域(
11印)と脱炭遅滞領域(無印)又は/及び極端な脱炭
遅滞領域(///印)を区画形成するパターン処理を施
した後、820”Cの湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍
したあと、850 ’Cで50時間の2次再結晶焼鈍と
1200 ’Cで5時間水素中での純化焼鈍を施したと
きの磁気特性を、従来とおり脱炭前のパターン処理を行
わない場合の成績と比較して第2図に示す。
の(])〜(6)のパターンで図解した脱炭促進領域(
11印)と脱炭遅滞領域(無印)又は/及び極端な脱炭
遅滞領域(///印)を区画形成するパターン処理を施
した後、820”Cの湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍
したあと、850 ’Cで50時間の2次再結晶焼鈍と
1200 ’Cで5時間水素中での純化焼鈍を施したと
きの磁気特性を、従来とおり脱炭前のパターン処理を行
わない場合の成績と比較して第2図に示す。
第2図から(A) 、 (B)両試料共に、この発明に
従い鉄損”17150が+1.95〜1.02 W/I
C9と8 ワめて良好であり、従来法による通常の脱炭
処理した後に、脱炭・]次再結晶焼鈍を経た場合の製品
鉄損値に比較して著しい改善が得られている。
従い鉄損”17150が+1.95〜1.02 W/I
C9と8 ワめて良好であり、従来法による通常の脱炭
処理した後に、脱炭・]次再結晶焼鈍を経た場合の製品
鉄損値に比較して著しい改善が得られている。
また第1図の(1)〜(6)の条件の中では、磁気特性
が(A) 、 (B)試料ともに(1)〜(3)の条件
の方が(4)〜(6)の条件より一層良好であることが
わがる。
が(A) 、 (B)試料ともに(1)〜(3)の条件
の方が(4)〜(6)の条件より一層良好であることが
わがる。
なお第1図中の(1)および(2)のパターンは、鋼板
の圧延方法と直角な向きに、また(4)および(5)の
パターンは圧延方向にそって溝付きのゴムロールおよび
凸凹表面をもつゴムロールを用いて脱炭促進剤(Mg(
No8)2・6H20: 5%水溶液)を鋼板両表面に
塗布、また匿1じ< (3) 、 (6)のパターンは
、2この溝付きゴムロールを用いて上記脱炭促進剤と脱
炭を極端に遅らせる薬剤(Mg5O,: 5%水溶液)
を鋼板両表面に図に示すように表面塗布した。
の圧延方法と直角な向きに、また(4)および(5)の
パターンは圧延方向にそって溝付きのゴムロールおよび
凸凹表面をもつゴムロールを用いて脱炭促進剤(Mg(
No8)2・6H20: 5%水溶液)を鋼板両表面に
塗布、また匿1じ< (3) 、 (6)のパターンは
、2この溝付きゴムロールを用いて上記脱炭促進剤と脱
炭を極端に遅らせる薬剤(Mg5O,: 5%水溶液)
を鋼板両表面に図に示すように表面塗布した。
このような手法による磁気特性向上の理由につイテは、
発明者らの1人がTrans、l5IJ Vol、 1
5(1975) 、 P、824.に開示したように低
炭緊冷延鋼板の再結晶焼鈍に先立ってS化合物などの表
面塗布により、該焼鈍過程での鋼板表面への黒鉛析出が
抑制され、また逆に、アルカリ上類化合物などでは黒鉛
析出が促進されることから、これらの化合物を第1図の
(])〜(3)の方法で塗布して脱炭・]次再結晶集合
組織を制御することにより、細粒の2次再結晶発達に有
利となりひいては超低鉄損を有する製品を得ることがで
きると考えられする0 ここに発明者らが、特願昭58−110742号および
同110748号に開示しているように、上記脱炭促進
剤による鋼板全面塗布又は電解による電着により、急速
な表層脱炭を行って(110)(001>方位の1次再
結晶集合組織を強くし、特性の向上を図る方法を上掲(
A)および(B)に適用した場合の成績も第2図に参考
に掲げたところと対比しであるように、鋼板全面にわた
る脱炭促進剤の付着では(110)<O’01>方位強
度が強くなりすぎるため製品の2次男結納粒が大きくな
り結果として磁束密度B1oは高くなるが鉄損の低下が
なお不充分な点が)この発明によって一層改良されてい
る。
発明者らの1人がTrans、l5IJ Vol、 1
5(1975) 、 P、824.に開示したように低
炭緊冷延鋼板の再結晶焼鈍に先立ってS化合物などの表
面塗布により、該焼鈍過程での鋼板表面への黒鉛析出が
抑制され、また逆に、アルカリ上類化合物などでは黒鉛
析出が促進されることから、これらの化合物を第1図の
(])〜(3)の方法で塗布して脱炭・]次再結晶集合
組織を制御することにより、細粒の2次再結晶発達に有
利となりひいては超低鉄損を有する製品を得ることがで
きると考えられする0 ここに発明者らが、特願昭58−110742号および
同110748号に開示しているように、上記脱炭促進
剤による鋼板全面塗布又は電解による電着により、急速
な表層脱炭を行って(110)(001>方位の1次再
結晶集合組織を強くし、特性の向上を図る方法を上掲(
A)および(B)に適用した場合の成績も第2図に参考
に掲げたところと対比しであるように、鋼板全面にわた
る脱炭促進剤の付着では(110)<O’01>方位強
度が強くなりすぎるため製品の2次男結納粒が大きくな
り結果として磁束密度B1oは高くなるが鉄損の低下が
なお不充分な点が)この発明によって一層改良されてい
る。
以上のように、この発明では脱炭促進領域と無処理によ
る遅滞領域又はさらに極端な脱炭遅滞領域とを交互に作
ることによって(lto)<ool>方位の1次再結晶
集合組織が適切に制御され、これにより、細粒の2次再
結晶を発達させることがはじめて可能となった点で上掲
の先行技術と発想の基本を異にし、またそれによる効果
に比しはるかにすぐれている。
る遅滞領域又はさらに極端な脱炭遅滞領域とを交互に作
ることによって(lto)<ool>方位の1次再結晶
集合組織が適切に制御され、これにより、細粒の2次再
結晶を発達させることがはじめて可能となった点で上掲
の先行技術と発想の基本を異にし、またそれによる効果
に比しはるかにすぐれている。
次にこの発明による一連の一方向性けい素鋼板の@fm
工程について説明する。
工程について説明する。
この発明の邑発素材は公知の製鋼方法、例えば転炉、電
気炉などによって製鋼し、さらに造塊又は連M鋳造など
によってスラブとした後、熱間圧延によって得られる熱
延コイルを用いる。
気炉などによって製鋼し、さらに造塊又は連M鋳造など
によってスラブとした後、熱間圧延によって得られる熱
延コイルを用いる。
この熱延板の成分組成は、従来の公知の一方向性けい累
鋼板と同じく、例えば ■si、2.o〜4.0 % 、Mo o、o O5〜
0.05 % 。
鋼板と同じく、例えば ■si、2.o〜4.0 % 、Mo o、o O5〜
0.05 % 。
Sb O,005〜0.25%、SあるいはSe o、
o 05〜0.05%を含有する組成 ■si−2,0〜4.0%、 A10.01〜0.05
%、S(1,005〜0.05%、 N O,001〜
0.01%を含有する組成又は 0812.0〜4.0%、 S O,005〜0.(1
5%、Bo、o o o s〜0.0040%、N(1
,001〜0.01%を含有する組成 の如きにおいても適用可能である。
o 05〜0.05%を含有する組成 ■si−2,0〜4.0%、 A10.01〜0.05
%、S(1,005〜0.05%、 N O,001〜
0.01%を含有する組成又は 0812.0〜4.0%、 S O,005〜0.(1
5%、Bo、o o o s〜0.0040%、N(1
,001〜0.01%を含有する組成 の如きにおいても適用可能である。
熱延板は、800℃〜1100・℃で均一化焼鈍を経て
1回の冷間圧延で最終板厚とする1回冷延法か又は、通
常850°Cから]050°Cの中間焼鈍をはさんでさ
らに冷延する2同法にて最初の圧下率は50%から80
%程度、最終の圧下率は50%から85%程度で0.2
鰭からO,!35mm厚の最終板厚程度とする2回冷延
法とすることができる。通常仕上り板厚は0.8闘厚と
されることが多しA。
1回の冷間圧延で最終板厚とする1回冷延法か又は、通
常850°Cから]050°Cの中間焼鈍をはさんでさ
らに冷延する2同法にて最初の圧下率は50%から80
%程度、最終の圧下率は50%から85%程度で0.2
鰭からO,!35mm厚の最終板厚程度とする2回冷延
法とすることができる。通常仕上り板厚は0.8闘厚と
されることが多しA。
最終冷延を終り、製品板厚に仕上げた鋼板は、表面脱脂
後脱炭・1次再結晶焼鈍処理を行なうが、この発明では
すでにのべたように鋼板表面に脱炭促進領域および遅滞
領域を好ましくは、1〜50闘間隔にて、そのほぼ半幅
にて区画形成する。これらの領域幅は、狭いほど1次再
結晶集合組織を細かく変えるため、細粒の2次再結晶粒
となるが、製品の2次再結晶粒経は通%1.5〜25m
mの範囲であり、2次粒径の2倍以内すなわち8〜50
朋幅で鋼板表面の1次再結晶集合組織を変化させれば細
粒の2次再結晶粒を得ることが可能とμる。
後脱炭・1次再結晶焼鈍処理を行なうが、この発明では
すでにのべたように鋼板表面に脱炭促進領域および遅滞
領域を好ましくは、1〜50闘間隔にて、そのほぼ半幅
にて区画形成する。これらの領域幅は、狭いほど1次再
結晶集合組織を細かく変えるため、細粒の2次再結晶粒
となるが、製品の2次再結晶粒経は通%1.5〜25m
mの範囲であり、2次粒径の2倍以内すなわち8〜50
朋幅で鋼板表面の1次再結晶集合組織を変化させれば細
粒の2次再結晶粒を得ることが可能とμる。
またこのような表面塗布は鋼板の片面でも充分効果を発
揮するが、通常は鋼板の両面に塗布する方がより効果的
であり、その鋼板表向の塗布方法は、通常溝付きあるい
は凸凹のゴムロールを用いて塗布する方が最適と考えら
れるが、塗布王朝領域にマスキングプレートをあてがう
噴射による方法の如きを用いても良い。
揮するが、通常は鋼板の両面に塗布する方がより効果的
であり、その鋼板表向の塗布方法は、通常溝付きあるい
は凸凹のゴムロールを用いて塗布する方が最適と考えら
れるが、塗布王朝領域にマスキングプレートをあてがう
噴射による方法の如きを用いても良い。
また脱炭促進領域および遅滞領域を鋼板表面上に作るた
めの塗布液については、すでに引用した文献の教示に従
えばよいが、念のために引用すると、次のとおりである
。
めの塗布液については、すでに引用した文献の教示に従
えばよいが、念のために引用すると、次のとおりである
。
脱炭促進剤: MgalL9・6H,O* Kg(NO
8)、・6H20,0aO12・2H20,0a(No
8)2−4H20、src:L2・2H20、5r(N
o8)2・4H,O、Ba112−2H,O。
8)、・6H20,0aO12・2H20,0a(No
8)2−4H20、src:L2・2H20、5r(N
o8)2・4H,O、Ba112−2H,O。
na(NO8)2. KOI 、 KMnO,* K2
P20. 、 KBr 。
P20. 、 KBr 。
KOIO,* KBrO3,KF 、 Na1l 、
Nal0. 、 NaOH。
Nal0. 、 NaOH。
NaHPO,、NaH,PO,p 2H20、NaF、
NaHCO2゜Ta2O,、Na、P、G9・l0H
20、NaI 、 (NH4)、Or、071Cu(N
O,)、−3H,OI Fe(No、)、・9H20、
00(NO8)、・6H,O、No(No8)2 ・6
H,O、Pd(No8)2゜zn(OH8Coo) 、
Zn(NO8)、 ・6H20など。
NaHCO2゜Ta2O,、Na、P、G9・l0H
20、NaI 、 (NH4)、Or、071Cu(N
O,)、−3H,OI Fe(No、)、・9H20、
00(NO8)、・6H,O、No(No8)2 ・6
H,O、Pd(No8)2゜zn(OH8Coo) 、
Zn(NO8)、 ・6H20など。
脱炭遅延剤: K2S + Na25fAO2・5回g
O、Na2S ・oH20、Mg5O,、5rSO,、
Al2(So、)8−18H,O。
O、Na2S ・oH20、Mg5O,、5rSO,、
Al2(So、)8−18H,O。
S、01. 、 NaH8O8,Fe50. ・7H2
0、KH3O,*Ha、820B + K2S2O7、
Ti(So4)2・8H20。
0、KH3O,*Ha、820B + K2S2O7、
Ti(So4)2・8H20。
0uSO4−5H,O、Zn5O,−7H20、0rS
O,・7H20、(NH4)、52081 H,So4
. H2Seo8186001、 、5e201. 、
5eo2e H2SeO4,K、8e。
O,・7H20、(NH4)、52081 H,So4
. H2Seo8186001、 、5e201. 、
5eo2e H2SeO4,K、8e。
Na25e I Na2F3e30B * K、5eO
81H2SeO4K2S604 t H2Te0. H
2n2o 、Na、Tea81 K2TeOg −に2
TeO,・8H20、Te1l、t Na2Tea、、
Na2Ash、2゜H,AsO,、AsG18 書
(NJ) 8AS04 、Kl(2ABO4−8bOO
1、5bO1、5bBr 、 5b2(So、)8.
sb、08゜8 BiCl2. Bi(OH)3. BiF31 NaB
1081 Bi2(SO4)3゜5nC1・2K O、
5nO1、Pb01 、 PbO(OH)2゜2 2
2 2 Pb(No8)、など。
81H2SeO4K2S604 t H2Te0. H
2n2o 、Na、Tea81 K2TeOg −に2
TeO,・8H20、Te1l、t Na2Tea、、
Na2Ash、2゜H,AsO,、AsG18 書
(NJ) 8AS04 、Kl(2ABO4−8bOO
1、5bO1、5bBr 、 5b2(So、)8.
sb、08゜8 BiCl2. Bi(OH)3. BiF31 NaB
1081 Bi2(SO4)3゜5nC1・2K O、
5nO1、Pb01 、 PbO(OH)2゜2 2
2 2 Pb(No8)、など。
従って前者のみを用いる処理では非処理域が遅延領域ま
た後者のみを用いると非処理域に促進領域がそれぞれ区
画形成されるのは明らかである。
た後者のみを用いると非処理域に促進領域がそれぞれ区
画形成されるのは明らかである。
この発明の脱炭促進領域と遅滞領域の鋼板表面上での区
画形成は、第8図の(a)〜(f)に例示したパターン
においても(110)<001>方位の1次再結晶集合
組織・を制御し、細粒の2次再結晶粒を発達させること
ができる。
画形成は、第8図の(a)〜(f)に例示したパターン
においても(110)<001>方位の1次再結晶集合
組織・を制御し、細粒の2次再結晶粒を発達させること
ができる。
脱炭・1次再結晶焼鈍については、通例どおり湿水素中
で750℃から850℃で3〜15分程度でよく、既に
公知になっているどのような方法をも用いることができ
る。
で750℃から850℃で3〜15分程度でよく、既に
公知になっているどのような方法をも用いることができ
る。
最紹焼鈍は、(11o)<ool>方位の2次再結晶粒
を充分発達させるため施されるもので、通常箱焼鈍によ
って直ちに】000℃以上に昇温しその温度に保持する
ことによって行なわれる。
を充分発達させるため施されるもので、通常箱焼鈍によ
って直ちに】000℃以上に昇温しその温度に保持する
ことによって行なわれる。
この最終焼鈍は通常MgOなどの焼鈍分離剤を塗布し、
箱焼鈍によって施されるが、この発明において(110
)<001>方位に高度に揃った2次再結晶組織を発達
させるためには820℃から900℃の低温で保定焼鈍
する方が有利であり、そのほか例えば0.5〜15°力
の昇温速度の徐熱焼鈍でも良い。
箱焼鈍によって施されるが、この発明において(110
)<001>方位に高度に揃った2次再結晶組織を発達
させるためには820℃から900℃の低温で保定焼鈍
する方が有利であり、そのほか例えば0.5〜15°力
の昇温速度の徐熱焼鈍でも良い。
次にこの発明の実施例について説明する。
実施例1゜
00.045%、 Si 8.85 % 、 880.
018%。
018%。
MO0,018%、 Sb O,025%を含む組成を
有するけい素鋼連鋳スラブを熱延して27 m、m厚の
熱延板とした。この熱延板を900℃で8分間の均一化
焼鈍を施したあと95 (1’Cで8分間の中間焼鈍を
はさんで2回の冷延を行なって0.8翳厚の最終冷延板
上に仕上げた。その後鋼板表面を脱脂後圧延方向の直角
方向に5 tnm幅で脱炭促進領域(処理液Mg(NO
3)2・6H,O: 5%濃度水溶液)と遅滞領域(処
理液H2Te1O4: 0.5%濃度水溶液)全交互に
区画形成した後、820°Cの湿水素中で脱炭・1次再
結晶焼鈍を施した後B(gOを主体とする焼鈍分離剤を
塗布して850℃で50時間の2次再結晶焼鈍を施し、
さらに1180℃で5時間水素中で純化焼鈍を行なった
結果箋次のような特性を有する製品が得られた。
有するけい素鋼連鋳スラブを熱延して27 m、m厚の
熱延板とした。この熱延板を900℃で8分間の均一化
焼鈍を施したあと95 (1’Cで8分間の中間焼鈍を
はさんで2回の冷延を行なって0.8翳厚の最終冷延板
上に仕上げた。その後鋼板表面を脱脂後圧延方向の直角
方向に5 tnm幅で脱炭促進領域(処理液Mg(NO
3)2・6H,O: 5%濃度水溶液)と遅滞領域(処
理液H2Te1O4: 0.5%濃度水溶液)全交互に
区画形成した後、820°Cの湿水素中で脱炭・1次再
結晶焼鈍を施した後B(gOを主体とする焼鈍分離剤を
塗布して850℃で50時間の2次再結晶焼鈍を施し、
さらに1180℃で5時間水素中で純化焼鈍を行なった
結果箋次のような特性を有する製品が得られた。
B : 1.9 22T 、 wl?15’0 : 0
.9 7W/”90 実施例2゜ 00.048 % 、 Si 11.48 % 、 S
e O,018% 。
.9 7W/”90 実施例2゜ 00.048 % 、 Si 11.48 % 、 S
e O,018% 。
MO0,020%、 Sb O,025%の組成を有す
るけい素鋼熱延板(2,0mm仕上げ厚で熱延後550
℃から水冷)を950℃で8分間の中間焼鈍をはさんで
2回の冷延を施して0.28+am厚の最終冷延板とし
た。その後鋼板表面を脱脂後圧延方向に6閂巾で脱炭促
進領域(処理液5r(312: 3%濃度水溶液)と遅
滞領域(処理液Na2S208−5H20F 1 %濃
度水溶液)を交互に区画形成した後820℃の湿水素中
で脱炭・1次再結晶焼鈍を施した後、MgOを主体とす
る焼鈍分離剤を塗布し、850℃で40時間の2次再結
晶焼鈍および1200℃で5時間水素中で純化焼鈍を行
なった。そのときの製品の磁気特性は次のようであった
σ BIO: 1.902 T 、W、?/、o: 0−8
2W/kg実施例8 00.043 % 、 Si 3.12%、Mn0.0
76%。
るけい素鋼熱延板(2,0mm仕上げ厚で熱延後550
℃から水冷)を950℃で8分間の中間焼鈍をはさんで
2回の冷延を施して0.28+am厚の最終冷延板とし
た。その後鋼板表面を脱脂後圧延方向に6閂巾で脱炭促
進領域(処理液5r(312: 3%濃度水溶液)と遅
滞領域(処理液Na2S208−5H20F 1 %濃
度水溶液)を交互に区画形成した後820℃の湿水素中
で脱炭・1次再結晶焼鈍を施した後、MgOを主体とす
る焼鈍分離剤を塗布し、850℃で40時間の2次再結
晶焼鈍および1200℃で5時間水素中で純化焼鈍を行
なった。そのときの製品の磁気特性は次のようであった
σ BIO: 1.902 T 、W、?/、o: 0−8
2W/kg実施例8 00.043 % 、 Si 3.12%、Mn0.0
76%。
S O,018%、A10.022%の化学成分を含有
するけい素鋼連鋳スラブを熱延して2.0關厚の熱延板
とした。その後1050℃で8分間の均−化焼鈍後急冷
処理を施した。その後250℃の温間圧延を施して0.
8闘厚の最終冷延板にした。その後鋼板表面を脱脂後圧
延方向に5情巾で脱炭促進領域(処理液Ba(NO,)
、 : 8%濃度水溶液)と遅滞領域(処理液5b20
8=6%濃度水溶液)を交互に区画形成して後820℃
の湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、ついでMg
Oを主体とする焼鈍分離剤を塗布し、820℃から10
50℃まで5’(:、/ hrで徐熱し、1200℃で
5時間水素中で純化焼鈍した。そのときの製品の磁気特
性は次のようであった。
するけい素鋼連鋳スラブを熱延して2.0關厚の熱延板
とした。その後1050℃で8分間の均−化焼鈍後急冷
処理を施した。その後250℃の温間圧延を施して0.
8闘厚の最終冷延板にした。その後鋼板表面を脱脂後圧
延方向に5情巾で脱炭促進領域(処理液Ba(NO,)
、 : 8%濃度水溶液)と遅滞領域(処理液5b20
8=6%濃度水溶液)を交互に区画形成して後820℃
の湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、ついでMg
Oを主体とする焼鈍分離剤を塗布し、820℃から10
50℃まで5’(:、/ hrで徐熱し、1200℃で
5時間水素中で純化焼鈍した。そのときの製品の磁気特
性は次のようであった。
Blo: 1.986 T 、W、715o: 0.9
7 W/に9実施例4 00.043%、Si3.15%、 Mn 0.050
% 。
7 W/に9実施例4 00.043%、Si3.15%、 Mn 0.050
% 。
S O,020%、 Ou 0.82 % 、 B O
,0015%。
,0015%。
[00,013%の成分を含有するけい素鋼連鋳スラブ
を熱延して1.8闘厚の熱延板とした。その後950℃
で5分間の均一化焼鈍を施したあと1回の冷延を行なっ
て0.8闘厚の最終冷延板にした。
を熱延して1.8闘厚の熱延板とした。その後950℃
で5分間の均一化焼鈍を施したあと1回の冷延を行なっ
て0.8闘厚の最終冷延板にした。
このとき冷間圧延徐中で300℃の温間圧延を行なった
。
。
その後鋼板表面脱脂後圧延方向に5情巾で脱炭促進領域
(処理液0a(No8)、 −4)I20 : 5 %
濃度水溶液)と遅滞領域(処理液Mg5O,: 1%濃
度水溶液)とを交互に区画形成して後、820℃の湿水
素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を行なった。最後にMgO
を主体とする焼鈍分離剤を塗布して820℃から100
0℃まで5℃7hrで徐熱し、1200℃で5時間水素
中で純化焼鈍した。そのときの製品の磁気特性は次のよ
うであった。
(処理液0a(No8)、 −4)I20 : 5 %
濃度水溶液)と遅滞領域(処理液Mg5O,: 1%濃
度水溶液)とを交互に区画形成して後、820℃の湿水
素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を行なった。最後にMgO
を主体とする焼鈍分離剤を塗布して820℃から100
0℃まで5℃7hrで徐熱し、1200℃で5時間水素
中で純化焼鈍した。そのときの製品の磁気特性は次のよ
うであった。
B、。: 1.91 :3 T 、 W、15o: 0
.98W/に9実施例5゜ 0 0.0 4 5 % 、Si ill、3 5 %
、In 0.0 7 8 % 。
.98W/に9実施例5゜ 0 0.0 4 5 % 、Si ill、3 5 %
、In 0.0 7 8 % 。
Se 0.020% 、 Sb O,025%、 MO
0,020%の成分を含有するけい素鋼塊を熱延して2
.2間厚の熱延板とした。その後050 ℃で8分間の
中間焼鈍をはさんで2回の冷延を行なって0−20mm
厚の最終冷延板とした。
0,020%の成分を含有するけい素鋼塊を熱延して2
.2間厚の熱延板とした。その後050 ℃で8分間の
中間焼鈍をはさんで2回の冷延を行なって0−20mm
厚の最終冷延板とした。
この冷延鋼板表面を脱脂後、8龍φの有孔板をマスキン
グプレートとしてます脱炭促進剤(処理液Sr(NOB
)g ’ 8%水溶液)、ついでマスキングプレートを
ずらせて遅滞剤(処理液S n(i 12・2H2o:
4%濃度水溶液)をそれぞれ噴霧して第8図((1)に
示したパターンにて脱炭促進と遅滞領域とを交互に区画
形成した後、820℃の湿水集中で脱炭・1次再結晶焼
鈍を行なった。
グプレートとしてます脱炭促進剤(処理液Sr(NOB
)g ’ 8%水溶液)、ついでマスキングプレートを
ずらせて遅滞剤(処理液S n(i 12・2H2o:
4%濃度水溶液)をそれぞれ噴霧して第8図((1)に
示したパターンにて脱炭促進と遅滞領域とを交互に区画
形成した後、820℃の湿水集中で脱炭・1次再結晶焼
鈍を行なった。
最後にMgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布してから8
50℃で50時間の2次再結晶焼鈍を施し引続き、11
80’Cで5時間水素中で純化焼鈍を施した。そのとき
の製品の磁気特性は次のようであった。
50℃で50時間の2次再結晶焼鈍を施し引続き、11
80’Cで5時間水素中で純化焼鈍を施した。そのとき
の製品の磁気特性は次のようであった。
B、。: 1.912 T 、 W1715o: 0.
78W/に9実施例6 00.046%、 Si 3.25%、Mn0.071
%・S O,020%、 At 0.025%の成分を
含有するけい素製連鋳スラブを熱延して1−8mm厚の
熱延板とした。その後1 (150’Cで8分間の均−
化焼鈍後、急冷処理を施した。その後300’Cの温間
圧延を施して0.28+u+厚の最終冷延板にした。
78W/に9実施例6 00.046%、 Si 3.25%、Mn0.071
%・S O,020%、 At 0.025%の成分を
含有するけい素製連鋳スラブを熱延して1−8mm厚の
熱延板とした。その後1 (150’Cで8分間の均−
化焼鈍後、急冷処理を施した。その後300’Cの温間
圧延を施して0.28+u+厚の最終冷延板にした。
その後鋼板表面に実施例5と同様の塗布方法により脱炭
促進領域(処理液In(NO8)2・4H20: 8%
濃度水溶液)と脱炭遅滞領域(処理液H2Se0. :
]、5%劇度水溶液)とを交互に区画形成した後、82
0℃の湿水集中で脱炭・1次再結晶焼鈍を行なった。
促進領域(処理液In(NO8)2・4H20: 8%
濃度水溶液)と脱炭遅滞領域(処理液H2Se0. :
]、5%劇度水溶液)とを交互に区画形成した後、82
0℃の湿水集中で脱炭・1次再結晶焼鈍を行なった。
最後にMgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布し、820
℃から1050℃まで5°C/hr テ徐熱し、120
0℃で5時間水素中で純化焼鈍した。そのときの製品の
磁気特性は次のようであった。
℃から1050℃まで5°C/hr テ徐熱し、120
0℃で5時間水素中で純化焼鈍した。そのときの製品の
磁気特性は次のようであった。
B、。: 1.929T 、 W□?15o: 0.8
4W/に9(発明の効果) 以上のとおり、この発明により、脱炭促進領域と無処理
による遅滞領域又はさらに極端な脱炭遅滞領域を、脱炭
・1次再結晶焼鈍に際して予め交互に作ることにより、
該焼鈍過程にて(110)<OO1>方位の1次再結晶
集合組織を適切に制御し、これによって細粒の2次再結
晶を発達させて、1.90 T以上の高磁束密度でW□
7/、。値が1.02W/に9以下の低鉄損の方向性け
い素鋼板を有利に製造することができる。
4W/に9(発明の効果) 以上のとおり、この発明により、脱炭促進領域と無処理
による遅滞領域又はさらに極端な脱炭遅滞領域を、脱炭
・1次再結晶焼鈍に際して予め交互に作ることにより、
該焼鈍過程にて(110)<OO1>方位の1次再結晶
集合組織を適切に制御し、これによって細粒の2次再結
晶を発達させて、1.90 T以上の高磁束密度でW□
7/、。値が1.02W/に9以下の低鉄損の方向性け
い素鋼板を有利に製造することができる。
第1図(1)〜(6)は、脱脂後の鋼板表面上における
脱炭促進領域と脱炭遅滞領域を区画形成する要領を比較
して示すパターン図、 第2図はこの発明で得られる磁気特性の比較図表であり
、 第8図(a)〜(f)は上記両領域の別な区画形成要領
を示すパターン図である。 氏 ρ 0 −d Q) !−1 (工戸’e’it’s蔓ワ 手続補正書 昭和59年 6 月29日 1、事件の表示 昭和58年特 許 願第1.45763号2、発明の名
称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (1,25)川崎製鉄株式会社 0゛ 外1名 1、明細書第10頁第4行と第5行の間に次の通り加入
する。 [また、特公昭54−28647号公報においては、一
方向性珪素鋼板の仕上焼鈍前の鋼板表面上に2次再結晶
阻止処理領域と未処理領域を交互に配列することにより
磁気特性の優れた一方向性珪素鋼板の製造方法が提案さ
れているが、この方法は二次再結晶粒径の制御が安定し
ていないため、実用的とは云いがたい。」2同第21頁
第12行の「(1)〜(6)」を削除し、同頁第17行
の「((1)〜(0」を削除する。 、(2) 手続補正書(方式) 1、事件の表示 昭和58年 特許 願第 14.5763号2、発明の
名称 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼
板の製造方法 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (125) 川崎製鉄株式会社 および図面 1、明細書第21頁第12行の「第1図(1)〜(6)
は、」を1第1図は、」に訂正し、 同頁第17行の「第8図(a)〜(0は」を「第8図は
」に訂正する。
脱炭促進領域と脱炭遅滞領域を区画形成する要領を比較
して示すパターン図、 第2図はこの発明で得られる磁気特性の比較図表であり
、 第8図(a)〜(f)は上記両領域の別な区画形成要領
を示すパターン図である。 氏 ρ 0 −d Q) !−1 (工戸’e’it’s蔓ワ 手続補正書 昭和59年 6 月29日 1、事件の表示 昭和58年特 許 願第1.45763号2、発明の名
称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (1,25)川崎製鉄株式会社 0゛ 外1名 1、明細書第10頁第4行と第5行の間に次の通り加入
する。 [また、特公昭54−28647号公報においては、一
方向性珪素鋼板の仕上焼鈍前の鋼板表面上に2次再結晶
阻止処理領域と未処理領域を交互に配列することにより
磁気特性の優れた一方向性珪素鋼板の製造方法が提案さ
れているが、この方法は二次再結晶粒径の制御が安定し
ていないため、実用的とは云いがたい。」2同第21頁
第12行の「(1)〜(6)」を削除し、同頁第17行
の「((1)〜(0」を削除する。 、(2) 手続補正書(方式) 1、事件の表示 昭和58年 特許 願第 14.5763号2、発明の
名称 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼
板の製造方法 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (125) 川崎製鉄株式会社 および図面 1、明細書第21頁第12行の「第1図(1)〜(6)
は、」を1第1図は、」に訂正し、 同頁第17行の「第8図(a)〜(0は」を「第8図は
」に訂正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 含けい素鋼スラブを熱間圧延して得られる熱延板に
必要な熱処理を経て、−回の冷間圧延又は中間焼鈍をは
さむ2回の冷間圧延を施して最終板厚とし、次いで脱炭
・1次再結晶焼鈍を行い、ついで鋼板表面にMgOを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布した後2次再結晶焼鈍およ
び純化焼鈍を施す一連の一方向性けい素鋼板の製造方法
において、 脱炭・1次再結晶焼鈍に先立って鋼板表面上に、脱炭促
進領域と脱炭遅滞領域とを区画形成し、その後脱炭・1
次再結晶焼鈍を行い、その1次男結晶集合組織を制御す
ることを特徴とする磁束密度が極めて高く鉄損の低い方
向性けい素鋼板の製造方法。 区 脱炭促進領域と脱炭遅滞領域との区画形成か1〜5
0mmの間隔をおく交互配列である]記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145763A JPS6039124A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58145763A JPS6039124A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6039124A true JPS6039124A (ja) | 1985-02-28 |
Family
ID=15392593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58145763A Pending JPS6039124A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 磁束密度が極めて高く鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039124A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0292150A2 (en) * | 1987-05-11 | 1988-11-23 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing grain oriented silicon steel sheets having excellent magnetic properties |
US5203928A (en) * | 1986-03-25 | 1993-04-20 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing low iron loss grain oriented silicon steel thin sheets having excellent surface properties |
-
1983
- 1983-08-11 JP JP58145763A patent/JPS6039124A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5203928A (en) * | 1986-03-25 | 1993-04-20 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing low iron loss grain oriented silicon steel thin sheets having excellent surface properties |
EP0292150A2 (en) * | 1987-05-11 | 1988-11-23 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing grain oriented silicon steel sheets having excellent magnetic properties |
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