JPS603903Y2 - 下車式引戸障子装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は下車式引戸障子装置に関するもので、ごみがた
まることがなく、しかも、掃き出しに好都合な下車式サ
ツシを提供することを目的として案出したのである。

図面は本考案に係る下車式引戸障子装置の一実施例を示
し、上枠１および竪枠２と互いに組付けて障子枠Ａを構
成する下枠３に内障子４および外障子５を受ける内障子
受支片６および外障子受支片７を階段状にして、しかも
、屋内外方向にほぼ水平状にして設け、各受支片６，７
の長手方向の中央および両側の３個所にそれぞれ案内ロ
ーラー８を回動自在に突設し、この案内ローラー８に各
障子４，５の障子下框９，１０の室内側下片１１．１２
の内端を当接するようにして各障子４゜５を前記障子枠
Ａに取付け、案内ローラー８は障子枠Ａと別体にしたロ
ーラー枠１３に設けた係合窓孔１４内に嵌合してその周
面の一部を係合窓孔１４より突出せしめ軸１５によって
ローラー枠１３に回動自在に枢着し、ローラー枠１３に
形成した取付片１６，１６の透孔１７，１７に螺子１８
を貫挿して前記各受支片６，７に固装して構成したもの
である。

なお、案内ローラー８は適宜数用いれば良いのである。

図示１９は戸車２０のフランジで、このフランジ１９が
各障子受支片６，７の先端すなわち室外端面に当接し内
外各障子４，５の室内外方向のずれを規制するのである
。

２１は気密材を示す。また、下車２０は図示していない
が、室内外方向への移動が規制されて障子下框９，１０
内に装置されている。

本考案は前記の通りの構成であるから、障子は案内ロー
ラーおよび戸車のフランジとの関係で受支片上を円滑に
移動するからこの種の装置として好適であり、また、ご
みがたまることなく掃き出し上便利で、しかも、案内レ
ールのないすっきりしたデザインのサツシを提供できる
のである。

【図面の簡単な説明】 図面は本考案に係る引戸障子装置の一実施例を示し、第
１図は正面図、第２図は一部の縦断面図、第３図は案内
ローラ一部材の斜視図である。 ３・・・・・・障子下枠、６・・・・・・内障子受支片
、７・・・・・・外障子受支片、８・・・・・・案内ロ
ーラー ９・・・・・・内障子下框、１０・・・・・・
外障子下框、１１・・・・・・内障子下框の室内側下片
、１２・・・・・・外障子下框の室内側下片、１９・・
・・・・戸車のフランジ、２０・・・・・・戸車。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室外端に戸車のフランジが当接する受支片を、障子下枠
   にほぼ水平状に設け、該受支片に前記戸車を備えた障子
   下框の内端が当接する案内ローラーを突設して成る下車
   式引戸障子装置。