JPS603902Y2 - 障子の脱落が防止された引違い窓 - Google Patents

障子の脱落が防止された引違い窓

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JPS603902Y2
JPS603902Y2 JP2981378U JP2981378U JPS603902Y2 JP S603902 Y2 JPS603902 Y2 JP S603902Y2 JP 2981378 U JP2981378 U JP 2981378U JP 2981378 U JP2981378 U JP 2981378U JP S603902 Y2 JPS603902 Y2 JP S603902Y2
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JP
Japan
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shoji
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falling
piece
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Expired
Application number
JP2981378U
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JPS54133639U (ja
Inventor
駿一 佐藤
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Publication date
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Priority to JP2981378U priority Critical patent/JPS603902Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は障子が脱落しないように、3段構に防止機構を
備けた引違い窓に関する。
現用のアルミサツシのような金属製サツシを用いた引違
い窓においては、室外側から、まず室内側の障子(内障
子と略す)を建て込み、ついで室外側の障子(外障子と
略す)を建て込んでいる。
したがって、内陣子は外障子を外さない限りは外すこと
はできないが、外障子は常に脱落の可能性をもっている
これが防止のため、通常は外障子建込み後に、外障子の
召合框の上面と、これが対向する上枠下面との間に、浮
上り防止ブロックを装着し、それによって両者の隙間を
小さくすることが行われているが、ま)この装着を忘れ
ることがあることのほか、もともと窓枠を壁面に取り付
ける際に生ずる溶接歪などに起因して、窓枠自体がその
ようなブロック装着だけではカバーし切れないものとな
っている場合もある。
本考案は、このような障子の脱落問題に対処して為され
たものであって、上枠には外れ止め防止片を設けたこと
、内障子から外障子へ該障子の浮き上り防止片をまたが
らせたこと、さらには、外障子は一定位置でしか取り外
しできないようにしたことの3者により、障子が万が−
にも外れないようにした引違い窓である。
よりくわしくは、上枠における内・外画障子案内レール
間に、取付は状態下に下面が内外両障子の上框上面に接
触する高さをもつ外れ止め防止片を摺動自在に嵌め付け
すると共に、内障子の召合せ框上端部には、先端部が、
外障子の上框上面に接触する浮上り防止片を取付け、ま
た、外障子の竪框直上位置の外障子案内レールに、後述
する深さの切欠を設けて、その位置でしか、外障子を取
り外すことのできないようにしたものであって、室内側
から外障子、内障子の順序に建て込んだ引違い窓である
以下実施例を添付図面によって説明する。
第1図は本考案に係る引違い窓の上枠3の見上げ図であ
って、常法通り、その基壁3a面には長手方向の障子案
内レールが設けられている。
本考案にあっては、このような上枠の内障子案内レール
3bと外障子案内レール3Cとの間に、後述する外れ止
め片5の摺動溝が設けられる。
図にはそれが両レール3b、3cの基部に対向して設け
られた長手方向の溝3d、3d’として示される。
本考案に使用する外れ止め片5は、第2図に示した通り
、2枚の板状基壁5a、5aを断面コ字状の突出部5f
で一体に結合した形状をもち、その巾Mは、両し−ル3
b、3c間に挿入でき、またその高さHは、この外れ止
め片が前記上枠に嵌め付けされた状態下に数片の突出部
5fの下面5Cが、建て込まれた両障子の上框上面に軽
く接触できる程度の高さである。
気密性がよく、かるく接触できる程度にするために、第
2図には突出部下面5cにポリアクリル樹脂製パイル5
dを装着せしめた場合を示している。
この外れ止め片の基壁5aの両側辺部は両袖5b、5b
’となっていてこれが前記上枠の摺動溝3d、3d’を
摺動でき、これによって外れ止め片5は上梓の任意位置
にまで移動できるのである。
このような外れ止め片5の取付は位置は、両障子を閉じ
た状態における召合せ框の直上である。
これがため、予じめ数片5を嵌めた状態で窓枠を組立て
、内外周障子を建て込んで、両障子を閉じておいてから
指先などで召合せ框直上に摺動させる。
か)る位置決めに最も適当な手段として、一方には第1
図に示した通り、上枠基壁3aに凸起3eを設けておき
、他方には、第2図に示した通り、外れ止め片の基壁5
aに前記凸起3eと対応した凹所5eを設けておいて、
摺動させて来た外れ止め片が、前記凸凹を嵌合して固装
されたとき、その位置が正確に召合せ框直上であるよう
にしである。
このように、外れ止め片は若干の弾力性が必要とされる
から、通常の合成樹脂や薄い金属板で製造するがよい。
このようにして外れ止め片が上梓に固装せられ)ば、該
外れ止め片5は、両障子の両宿合せ框の直上に位置し、
その突出部5fの下面が、両宿合せ框の上端面に軽く接
触する。
つまり、数片5が両障子A、 Bを上方に浮き上らせる
ことを防止する。
即ち障子を内外共に外せしめないのである。
為念に外れ止め片5の実施例の大きさを例示すれば、第
2図においてL50mm、 La10mm、 Lb30
閣、H27,5mXM2877!IFI、馳27.5晒
であり、材質はポリアミド樹脂(ナイロン)とした。
また上梓に設けた位置決め凸部の直径は7yvnである
この外れ止め片は如上正規の位置に設置せらるべきであ
るが、数片は人手によって移動させることが可能であり
、障子の脱落防止にとって万全とは云いがたい。
そこで本考案における2番目の脱落防止手段について述
べる。
即ち、本考案では第3図に示したように、内障子宿合せ
框6aの上端から、外障子上框6bの上端にまたがって
接する金属製浮上り防止片7を取付ける。
このような浮上り防止片としては、同図に例示される通
り、内障子の召合せ框6aの上端部に固着させる部分で
ある取付部7c、その上端から、該框の1決り方向に水
平な延長部7a、その前端から外障子の上框6b上面上
に派出させた先端部7bとから戒る金属製薄片である。
延長部7aと先端部7bとが上記の通り折曲してL字状
を呈しているのは、既述した外れ止め片5が、両宿合せ
框6a、6bの上方に位置するので、取付部7cから直
接外障子宿合せ框上端面上に先端部7bを折曲派出させ
たのでは、先端部が外れ止め片5に衝突してしまうから
である。
延長部7aは、この衝突をさせないように間合をとるた
めの部分である。
したがって、その延長長さは設計的に定められるべきも
のであるが、後述する外障子の一定位置での取外し手段
との関係において、第4図口に示したように、内障子を
左側に引き寄せてストッパ9に衝き当てたとき、先端部
7bが、前記ストッパの直上位置にあるようにするがよ
い。
本考案にあっては、上述した浮上り防止片が、第3図示
の通り、内障子の召合せ框6a上端に取り付けられ、そ
の先端部7bは外障子上框の上面に接して、これを上か
ら抑えている限り、外障子は内障子を外さなければ、外
れ落ちることはない。
上から抑えている限りというのは、2枚の障子A、 B
の位置関係次第で、浮上り防止片の先端部7bが、外障
子上框上面から外れてしまう場合があるからである。
それを第4図について説明する。
いま、イ図、つまり内障子Aを閉状態にしておいて、外
障子Bを右側に引き寄せて行くならば、該外障子は図示
しない外障子用のストッパ9′に戸当りするまで、常に
浮上り防止片の先端部7bによって抑え込まれているの
で脱落することはない。
しかし同口図の状態、つまり内障子をストッパ9に戸当
りするまで左側に引き寄せ、外障子と重なり合った状態
から外障子を右側へ引き寄せて行くならば、浮上り防止
片の先端部は、直ちに外障子上框上面から外れた位置に
なってしまい、外障子の浮上り防止効果はない。
そこで本考案では、第3の外れ止め防止手段として公知
の一定位置でしか、外障子が外せないようにした。
第5図は、そのような公知手段を説明するため寸法関係
の説明図である。
図示の通り、通常引戸障子の竪框には、その上端部に建
込みに必要な切込みが設けられており、その深さ寸法X
は、下框2bの下レールのか)り代寸法Yプラス上框の
上枠レール3cへのか)り寸法2プラスα(通常は2〜
3rfr!rL)である。
この場合、x<y+zならば障子の建込み、取り外しは
不可能である。
この不可能な状態下に、もしも上枠のレールの特定位置
に、第6図に示した深さDなる切欠8を設け、α〈Dと
しておけば、この切欠8のある部分でしか外障子Bは取
り外し出来ないことになる。
この切欠の大きさは実際上長さE 10vrm X深さ
D10mm程度でよく、これは既に常用されている程度
のものである。
むろん、第5図に示した寸法関係は、障子の左右両竪框
に共通であるから、切欠8もまたそれら両竪框の直上、
つまり竪框間隔の2か所8,8が設けられる。
このような切欠の設けられる位置は、浮上り防止片7の
効力がある位置ならばどこでもよい。
建込み、取り外しの便宜さを考慮して、例えば第4図に
示したように、外障子Bが少し開いた位置にしておけば
、その位置においては浮上り防止片7で脱落できない。
この図では内障子Aは実線で、また外障子Bは二点鎖線
で示しておいたが、この図にしたがって、案内レール3
cへ設ける切欠8.8の位置を、より具体的に説明すれ
ば、イ図におけるように外障子Bを手が入る程度の隙間
kをもって開けたときの竪框の直上に当る部分である。
0図の場合にはストッパー9の存在により、浮上り防止
片7はなお外障子上框上面にあることを示し、イ、口両
図とも外障子が外れる位置であり乍ら、浮上り防止片は
なお効いていることを示すものである。
本考案は、このように構成せられるから、外障子Bを先
に嵌め込み、あとから内障子Aを建込めば、該内障子を
外さない限りは外障子が外れず、しかも、外れ止め片、
浮上り防止片によって障子の枠外脱落は防止されており
、外障子は特定な切欠位置でしか、しかも室内側へしか
取外せないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は上枠見上げ斜視図、第2図は外れ止め片の斜視
図、第3図は浮上り防止片取付部分斜視図、第4図は浮
上り防止片の効かない部分の存在を説明するための正面
図、第5図は外障子外れ機構説明用の窓の断面図、第6
図は上枠外障子案内レール切込み部分の斜視図である。 1は上框、2は下框、3は上枠、4は下枠、5は外れ止
め片、6は召合せ框、7は浮上り防止片、8は外障子取
外し用切欠、9は内障子ストッパ、Aは内障子、Bは外
障子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上枠3の、内障子および外障子の両案内レール3b*3
    c間に、前記両レール間に挿入できる巾で、取付は状態
    下に下面が内外両障子の上框上面に接触する高さHをも
    つ外れ止め防止片5を、摺動自在に嵌め付けすると共に
    、内障子Aの召合せ框上端部には、先端部7bが、外障
    子Bの上框6b上面に接触する浮上り防止片7を取付け
    、また、外障子案内レール3cに、深さD〉α(たS゛
    し、αは外陣子竪框上端部に設けられる切込み深さをX
    として、X=Y十z十αで示される障子の上・下案内レ
    ールへのか)り寸法の和、Y十zに加算される常数)の
    切欠8,8を、外障子の竪框間隔に設けたものであって
    、室内側より、外障子、内障子の順に建て込まれている
    ことを特徴とする障子の脱落が防止された引違い窓。
JP2981378U 1978-03-08 1978-03-08 障子の脱落が防止された引違い窓 Expired JPS603902Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54133639U JPS54133639U (ja) 1979-09-17
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