JPS6038908Y2 - クツシヨンスプリングの取付構造 - Google Patents
クツシヨンスプリングの取付構造Info
- Publication number
- JPS6038908Y2 JPS6038908Y2 JP6794580U JP6794580U JPS6038908Y2 JP S6038908 Y2 JPS6038908 Y2 JP S6038908Y2 JP 6794580 U JP6794580 U JP 6794580U JP 6794580 U JP6794580 U JP 6794580U JP S6038908 Y2 JPS6038908 Y2 JP S6038908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- cushion frame
- bent
- spring mounting
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクッションスプリングの取付構造に関するもの
である。
である。
例えは自動車のシートにおいては第1図に示す様に、略
矩形状をしたクッションフレーム1の両側辺1′間に線
材をジグザグ状に且つ所定の幅に折曲した通常Sバネと
呼ばれるクッションスプリングたるバネ部材2を複数本
張設し、これによってシートにクッション効果をもたら
している。
矩形状をしたクッションフレーム1の両側辺1′間に線
材をジグザグ状に且つ所定の幅に折曲した通常Sバネと
呼ばれるクッションスプリングたるバネ部材2を複数本
張設し、これによってシートにクッション効果をもたら
している。
ところで、従来上記バネ部材2は、クッションフレーム
1の両側辺1′のフランジ部3に複数個のバネ取付部材
4を等間隔に且つ対向させて取付け、この対向したバネ
取付部材4に両端を係止して張設していた。
1の両側辺1′のフランジ部3に複数個のバネ取付部材
4を等間隔に且つ対向させて取付け、この対向したバネ
取付部材4に両端を係止して張設していた。
すなわち、第2図に示す様に一定長さの線材を折曲成形
して湾曲形状となしたバネ取付部材5は、その両端をク
ッションフレーム1のフランジ部3の所定部位に形威し
た穴6に差し込んでクッションフレーム1に取付けてい
る。
して湾曲形状となしたバネ取付部材5は、その両端をク
ッションフレーム1のフランジ部3の所定部位に形威し
た穴6に差し込んでクッションフレーム1に取付けてい
る。
尚、7はバネ部材2が撓わんだときの札み音を防止する
ためクッションフレーム1のフランジ部3とバネ取付部
材5の接触部間に介在させた樹脂リテーナである。
ためクッションフレーム1のフランジ部3とバネ取付部
材5の接触部間に介在させた樹脂リテーナである。
或いは、第3図及び第4図に示すバネ取付部材8は湾曲
形状に成形された板金部材でその両側端に脚片9を形威
し、この脚片9をクッションフレーム1のフランジ部3
の所定部位に形成した穴10に差し込み、且つ当該脚片
9を外側に折り曲げてカシメ或いは溶接し、これにより
クッションフレーム1にバネ取付部材8を取付けていた
。
形状に成形された板金部材でその両側端に脚片9を形威
し、この脚片9をクッションフレーム1のフランジ部3
の所定部位に形成した穴10に差し込み、且つ当該脚片
9を外側に折り曲げてカシメ或いは溶接し、これにより
クッションフレーム1にバネ取付部材8を取付けていた
。
しかしながら、上記各従来例によればいずれもバネ部材
2の本数に応じてクッションフレーム1の両側辺1′に
夫々バネ取付部材5或いは8を取付けねばならず、しか
も、ハネ取付部材の取付個数分だけフランジ部3に穴加
工をする必要がある。
2の本数に応じてクッションフレーム1の両側辺1′に
夫々バネ取付部材5或いは8を取付けねばならず、しか
も、ハネ取付部材の取付個数分だけフランジ部3に穴加
工をする必要がある。
これが為、部品点数及び組付工数が多くなり、コストが
高くなると共に、作業性がきわめて悪い。
高くなると共に、作業性がきわめて悪い。
また、バネ部材2の張力がバネ取付部材5.8を介して
クッションフレーム1の両側辺1′に局部的に作用し、
バネ取付部材5,8の位置に局部変形成いは第5図に示
すごとく剛性の低い両側辺1′の中央部が内側に向かっ
て、タワミが生じるおそれがあった。
クッションフレーム1の両側辺1′に局部的に作用し、
バネ取付部材5,8の位置に局部変形成いは第5図に示
すごとく剛性の低い両側辺1′の中央部が内側に向かっ
て、タワミが生じるおそれがあった。
本考案は、上記の欠点に鑑み、これを改良したもので、
組付作業性の向上を図ることができると共に、クッショ
ンフレームに作用するバネ張力を広範囲に分散させて局
部変形を有効に防止し得るクッションスプリングの取付
構造を提供せんとするものである。
組付作業性の向上を図ることができると共に、クッショ
ンフレームに作用するバネ張力を広範囲に分散させて局
部変形を有効に防止し得るクッションスプリングの取付
構造を提供せんとするものである。
以下本考案の構成を図面に示す実施例にしたがって説明
すると次の通りである。
すると次の通りである。
第6図乃至第8図において、11はクッションフレーム
で、その縦壁12の周囲外周には先端が下方に向って屈
曲された折曲部13aを有する断面「字形のフランジ部
13が形成されている。
で、その縦壁12の周囲外周には先端が下方に向って屈
曲された折曲部13aを有する断面「字形のフランジ部
13が形成されている。
14はシートトラックで、14aはクッションフレーム
11の底壁両側に固設した可動レール、14bはフロア
15に固定された固定レールである。
11の底壁両側に固設した可動レール、14bはフロア
15に固定された固定レールである。
16は線材をジグザグ状に且つ所定の幅に折曲した通常
Sバネと呼ばれるクッションスプリングたるバネ部材、
17はこのバネ部材16をクッションフレーム11に取
付けるためのハンガ一部材で、これは、上記クッション
フレーム11の両側辺11′の長さと略等しい長さに形
成すると共に、長手方向に沿ってその一側縁に上方に湾
曲形成した複数のバネ取付部材18を適当な間隔に一連
に、且つ他側縁部を下方に折曲成形し、上記クッション
フレーム11のフランジ部13の折曲部13aに対して
喰い込み角度αを有して係合する係止部20を一体形成
したものである。
Sバネと呼ばれるクッションスプリングたるバネ部材、
17はこのバネ部材16をクッションフレーム11に取
付けるためのハンガ一部材で、これは、上記クッション
フレーム11の両側辺11′の長さと略等しい長さに形
成すると共に、長手方向に沿ってその一側縁に上方に湾
曲形成した複数のバネ取付部材18を適当な間隔に一連
に、且つ他側縁部を下方に折曲成形し、上記クッション
フレーム11のフランジ部13の折曲部13aに対して
喰い込み角度αを有して係合する係止部20を一体形成
したものである。
そうして、各バネ部材16をクッションフレーム11に
取付ける場合は次の要領で行なう。
取付ける場合は次の要領で行なう。
即ち、係止部20をフランジ部13の折曲部13aに嵌
め込んで対向するバネ取付部18に各バネ部材16を引
っ掛けてクッションフレーム11の両側辺11′間に張
設し、その張力で係止部20と折曲部13aとにくさび
作用が生じ、折曲部13aは係止部20の内面に対して
線又は加工精度により部分的には点接触して喰込みハン
ガ一部材17はクッションフレーム11に確実に保持さ
れる。
め込んで対向するバネ取付部18に各バネ部材16を引
っ掛けてクッションフレーム11の両側辺11′間に張
設し、その張力で係止部20と折曲部13aとにくさび
作用が生じ、折曲部13aは係止部20の内面に対して
線又は加工精度により部分的には点接触して喰込みハン
ガ一部材17はクッションフレーム11に確実に保持さ
れる。
以上説明したように、本考案は、対向する両側辺に下方
に向って屈曲させた屈曲部を有するフランジ部を形成し
たクッションフレームと、バネ取付部を適当な間隔で一
連に形成すると共に前記フランジ部の折曲部に対して喰
い込み角度をもって屈曲した係止部を一体成形したクッ
ションフレームの両側辺の長さに略等しい長さのハンガ
一部材とからなり、ハンガ一部材の係止部をフランジ部
の折曲部に嵌め込んで対向するバネ取付部間にバネ部材
を張設したから、従来に比べて次の様な利点を有する。
に向って屈曲させた屈曲部を有するフランジ部を形成し
たクッションフレームと、バネ取付部を適当な間隔で一
連に形成すると共に前記フランジ部の折曲部に対して喰
い込み角度をもって屈曲した係止部を一体成形したクッ
ションフレームの両側辺の長さに略等しい長さのハンガ
一部材とからなり、ハンガ一部材の係止部をフランジ部
の折曲部に嵌め込んで対向するバネ取付部間にバネ部材
を張設したから、従来に比べて次の様な利点を有する。
すなわち、ハンガ一部材にはバネ取付部を一連に成形し
たので、部品点数並びに組付工数が少なくなり、作業性
の向上を図ることができる。
たので、部品点数並びに組付工数が少なくなり、作業性
の向上を図ることができる。
また、上記ハンガ一部材はクッションフレームの両側辺
に添わせて設けたので、バネ部材の張力はフレーム側辺
に局部的に集中することなく分散され、その結果、側辺
の局部変形及び倒れ込みがなくなり、フレームの板厚を
薄くして軽量化を図ることができる。
に添わせて設けたので、バネ部材の張力はフレーム側辺
に局部的に集中することなく分散され、その結果、側辺
の局部変形及び倒れ込みがなくなり、フレームの板厚を
薄くして軽量化を図ることができる。
また、フランジ部13の上面幅を小さくすることができ
、それだけ両側辺11′の縦壁12を両側開寸法を大き
くすることができ、この結果、シートトラック14をさ
らに外側に設けることができ、シートトラック14の取
付幅が大きくなって乗員の足下のスペースが広くなる。
、それだけ両側辺11′の縦壁12を両側開寸法を大き
くすることができ、この結果、シートトラック14をさ
らに外側に設けることができ、シートトラック14の取
付幅が大きくなって乗員の足下のスペースが広くなる。
また、クッションフレーム11の両側辺11′間の幅に
対し、バネ部材16の長さを大きくとれるため乗心地向
上に有利であるとともに、クッション巾を大きくするこ
とができる。
対し、バネ部材16の長さを大きくとれるため乗心地向
上に有利であるとともに、クッション巾を大きくするこ
とができる。
更にハンガ一部材17は係止部20が折曲部13aにく
さび作用により喰い込んで確実に保持されるので、バネ
部材16に起因する札み音の発生を防止できる。
さび作用により喰い込んで確実に保持されるので、バネ
部材16に起因する札み音の発生を防止できる。
第1図は従来のクッションスプリングの取付構造を示し
た要部斜視図、第2図はその具体例を示した拡大断面斜
視図、第3図は他の具体例を示した拡大断面斜視図、第
4図は第3図のフック部材の斜視図、第5図はクッショ
ンフレームにバネ張力が作用した場合の状態を示した要
部斜視図である。 第6図は本考案に係るクッションスプリングの取付構造
の要部斜視図、第7図は第6図の要部断面図、第8図は
第6図を拡大した要部断面図である。 11・・・・・・クッションフレーム、16・・・・・
・バネ部材、17・・・・・・ハンガ一部材、18・・
・バネ取付部、20・・・・・・係止部。
た要部斜視図、第2図はその具体例を示した拡大断面斜
視図、第3図は他の具体例を示した拡大断面斜視図、第
4図は第3図のフック部材の斜視図、第5図はクッショ
ンフレームにバネ張力が作用した場合の状態を示した要
部斜視図である。 第6図は本考案に係るクッションスプリングの取付構造
の要部斜視図、第7図は第6図の要部断面図、第8図は
第6図を拡大した要部断面図である。 11・・・・・・クッションフレーム、16・・・・・
・バネ部材、17・・・・・・ハンガ一部材、18・・
・バネ取付部、20・・・・・・係止部。
Claims (1)
- 対向する両側辺に下方に向って屈曲させた折曲部を有す
るフランジ部を形威したクッションフレームと、バネ取
付部を適当な間隔で一連に形成すると共に前記フランジ
部の折曲部に対して喰い込み角度をもって屈曲した係止
部を一体成形したクッションフレームの両側辺の長さに
略等しい長さのハンガ一部材とからなり、ハンガ一部材
の係止部をフランジ部の折曲部に嵌め込んで対向するバ
ネ取付部間にバネ部材を張設したことを特徴とするクッ
ションスプリングの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6794580U JPS6038908Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | クツシヨンスプリングの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6794580U JPS6038908Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | クツシヨンスプリングの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56168960U JPS56168960U (ja) | 1981-12-14 |
JPS6038908Y2 true JPS6038908Y2 (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=29661916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6794580U Expired JPS6038908Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | クツシヨンスプリングの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038908Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6794580U patent/JPS6038908Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56168960U (ja) | 1981-12-14 |
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