JPS6038669Y2 - 片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置 - Google Patents

片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置

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JPS6038669Y2
JPS6038669Y2 JP6825580U JP6825580U JPS6038669Y2 JP S6038669 Y2 JPS6038669 Y2 JP S6038669Y2 JP 6825580 U JP6825580 U JP 6825580U JP 6825580 U JP6825580 U JP 6825580U JP S6038669 Y2 JPS6038669 Y2 JP S6038669Y2
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JP
Japan
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cylinder
plating bath
bath
impeller
dross
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JP6825580U
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JPS56170261U (ja
Inventor
脩三 福田
豊 大久保
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は片面溶融亜鉛メッキに用いられる噴流発生装置
の改良に関するものである。
近年、片面亜鉛メッキ鋼板の需要が高まり、その製造プ
ロセスも種々提案されているが、その一方法として、溶
融Zn槽の浴面上にストリップを走行させ、その下面よ
り噴流発生機構によって浴面を盛り上げ、ないしは溶融
Znを浴面より上方に噴出させ、結果としてストップ下
面のみをZnと接触せしめて片面メッキを行なう方法が
ある。
第1図及び第2図はその一例を示したもので、図中1は
ストリップ、2はメッキ槽、11はZnメッキ浴の浴面
を示し、前記ストリップ1は還元炉14で通常400〜
500°Cに加熱された後、シール部15を経てシール
ボックス16内に入る。
このシールボックス16内はストリップ表面を無酸化雰
囲気に保つため、充分な脱湿がなされた不活性ガス(N
2とN2の混合ガス)で満たされ、かつ温度も200〜
300°Cの高温状態となっている。
また、このシールボックス16内には一対のロール13
.13’が配設されており、前記ストリップ1はこのロ
ール13.13’によって浴面11に対し水平に保持さ
れ、この状態で水平ストリップ下方のメッキ槽2内に設
置された噴流ノズル9によりメッキ浴を水平ストリップ
1′の下面に衝突させてメッキを施した後、ストリップ
1はシール部17を通り冷却帯18へ入るものである。
このような方法を実施する場合、前記噴流ノズル9から
メッキ浴を噴出させるための機構についても従来から幾
つか知られており、本考案者等も先に実願昭54−12
1897号として新たな噴流発生装置を提案した。
このものはメッキ浴の表面上に浮遊するトップドロスと
浴槽の底部に沈澱、堆積したボトムドロスとが整流筒内
に吸引されないようにするため、メッキ浴吸引用の開口
部の位置を考慮したものであるが、その後の検討によれ
ば、かかる噴流発生装置にもなお不充分な点があること
がわかった。
即ち、一般に噴流発生装置は上記第1図及び第2図に示
すごとく、一般にメッキ槽2内に設置される整流筒6と
この整流筒6内に備えられたインペラー3及び噴流ノズ
ル9に溶融Znを圧送するための導管8とで構成されて
いるが、このような装置ではインペラー3の回転数が高
い場合、整流筒6の内部でインペラー3の上方の部分に
渦流が発生し、このためノズル部分に圧送されるZn流
中に気泡が混入し、ドロスの発生量が急激に増大するこ
とがある。
即ち、このドロスの発生頻度はZn浴の浴面11と雰囲
気との接触界面の乱れが激しい程大きく、前述のような
渦流が発生したり、気泡が巻き込まれ混入するような状
態はドロスの発生を著しく促すことになる。
一方、前記したドロスは雰囲気中に酸素が存在する場合
、特に発生が著しく、この観点からはストリップの下方
に配置されるノズルに溶融Znを送り込むための機構(
以下ポンプという)は不活性ガスで満たされたシールボ
ックス内に設けることが望ましいが、実際にはポンプの
保守点検及び耐高湿性を考慮すると、第2図に示すごと
くシールホックスの外に配置せざるを得す、そうすると
ポンプ部の渦流の生ずるZn浴面ば空気と接することに
なり、この部分の表面の乱れ程度はドロスの発生速度を
ほとんど支配することになる。
こうしたドロスは被メッキ面に送られるZn中に混入す
るとメッキ製品としての品質を阻害し、また、あまり多
量にポンプノズル系に入るとノズル吐出部10及び吐出
口に至るまでの導管8を閉塞するおそれのある点などか
ら、その発生量またはメッキ槽内での存在量は極力少な
くしなければならないことは言うまでもない。
このためにはZn浴面11は一見してなるべく静かな表
面を保っているような流動パターンが望ましい。
このようにインペラーの回転に伴ってZn表面に渦流が
発生するような事態はドロス発生を著しく促進すること
になり、このため頻繁にメッキ槽内のドロスを排除しな
ければならず、操業性も損なっていた。
本考案はこのような問題を解決するため提案されたもの
であり、特にポンプ近傍のZn浴表面の乱流度を少なく
し、ドロス生成速度を減少せしめ得るような噴流発生装
置を提供しようとするものである。
以下本考案の具体的実施例につき第3図〜第5図を参考
にして説明すると、まず図中6は整流筒であり、この整
流筒6の周側にはメッキ浴吸引用のスリット状開口部7
が複数形成されると共に、該整流筒6内には駆動用モー
タ5及びシャフト4によって回転する軸流発生用のイン
ペラー3が備えられている。
なお、このインペラー3は適度に傾いた複数の羽根で構
成されている。
また前記整流筒6の上面には整流筒外径よりも大きい径
(後述するごとく渦を巻き込まない程度の径の大きさ)
の遮閉板19が設けられると共に、この遮閉板19の上
部には上方が開放された円筒20が設けられ、該円筒2
0の下部には周方向に複数の小孔21が穿設されている
これら円筒20及び遮閉板19には、前記したシャフト
4が挿通されているが、このシャフト4の前記円筒20
内には複数の羽根22が取付けられている。
これらの羽根22は本実施例では前記軸流発生用のイン
ペラー3と逆向きに傾いており、円筒20の小孔21よ
りも上方に設けられている。
また前記整流筒6内には周方向に邪魔板23が複数配設
され、その取付状況は第4図及び第5図に示すように、
整流筒6の半径方向で、垂直方向の長さは略々メッキ浴
吸引用の開口部7の垂直方向の長さと同じである。
なお、本考案では前記円筒20の上端は第3図に示すご
とくメッキ浴面11よりも下方に位置している。
その他、第3図において、1はストリップ、2はメッキ
槽、8は噴流ノズル9と整流筒6とを連結する導管であ
り、前記噴流ノズル9はストリップ1の幅方向に噴出流
の流量分布が一定となるようにテーパーがついており、
ストリップ中心の位置でノズル9の断面積は最小となっ
ている(この詳細は特願昭54−67445号参照、な
お、第3図に示した整流筒等のポンプ機構はストリップ
幅方向の両サイドに配設されている)。
次に上記した本考案の作用について説明すると、まず本
考案は駆動用モータ5によりシャフト4を介して整流筒
6内のインペラー3を回転させることにより開口部7か
らメッキ浴を吸引し、そのメッキ浴を導管8を通して噴
流ノズル9に圧送し、吐出口10からストリップ1の下
面に対して噴出せしめるものであるが、この場合、本考
案では整流筒6の上面に遮閉板19が設けられているた
め、整流筒6の内部に開口部7から吸引されるメッキ浴
はシャフト4よりなるべく遠方から吸引され、かつメッ
キ浴が水平に近い状態で流れるため、結果的にメッキ浴
面11での渦流ができにくくなる。
即ち、第3図に示すごとく遮閉板19がない状態では、
メッキ浴が点線の矢印で示すごとくメッキ浴面11方向
から吸引されることになるが、本考案によると実線の矢
印で示すように、はぼ水平方向からメッキ浴が吸引され
ることになる。
また、本考案ではシャフト4の回転に伴って円筒20内
に有する羽根22が回転することにより、メッキ浴が小
孔21から吸引され、垂直上方に向かう弱い流れが生じ
、第4図の矢印に示すごとく円筒20の上方から弱い流
出流となって流出する。
この流出流によってシャフト4の回転に伴いシャフト4
にひきずられて生起する渦流が防止されることになる。
即ちインペラー3による垂直下向きの軸流により、円筒
20の内部に生ずる回転を伴う下向流を防ぎ、万一にも
気泡がメッキ浴中に混入するのを防いでいるものである
(シャフト4と遅閉板19との間にはクリアランスがあ
り、この間隙から空気を吸引するのを妨げている)。
方、本考案では整流筒6の内部に邪魔板23を設けてい
るため、インペラー3の回転に伴う回転流が防止され、
垂直下方に向かう軸流を効率的に生起せしめられる。
そして結果的に回転流ができにくくなることから、気泡
巻き込み防止の効果も得られることになる。
以上のような本考案によると、ポンプ部での渦流もほと
んどなくなって、ポンプ周囲のZn浴面は極めて静かな
状態であり、300rpmのポンプ回転数で長時間運転
操業してもドロス発生はきわめて少なくなり、実願昭5
4−121897号で提案した装置と比較してドロスの
発生速度は約173に減少する。
したがって操業中のドロス排出作業も、従来1回/1日
行なう必要があったものが、1回/3日に減少し、操業
管理上の省力化も図られ、さらにはドロス付着に起因す
ると推定される製品々質の欠陥(メッキ密着性不良、表
面外観不良)も著しく減少した。
このように本考案によれば、従来にはみられない種々の
すぐれた効果が得られ、実用上利用価値の高い考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の片面亜鉛メッキ鋼板の製造装置を示す側
面図、第2図は同じく平面図、第3図は本考案に係る噴
流発生装置の一例を示す側面図、第4図は本考案の要部
拡大斜視図、第5図は第3図のA−A’線に沿う断面図
である。 図中、1はストリップ、2はメッキ槽、3はインペラー
4はシャフト、5は駆動用モータ、6は整流筒、7は
メッキ浴吸引用開口部、8は導管、9は噴流ノズル、1
0は吐出口、11はメッキ浴面、19は遅閉板、20は
円筒、21は小孔、22は羽根、23は邪魔板を各示す

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. メッキ浴槽内に設置される整流筒と、この整流筒内に備
    えられたインペラー之からなり、前記整流筒上面には整
    流筒外径よりも大きい径の遮閉板を設け、この遮閉板上
    には下部に複数の小孔を有する円筒を設けると共に、こ
    れら円筒及び遮閉板にインペラー用のシャフトを挿通さ
    せ、かつこのシャフトには前記円筒内に上向流を生じせ
    しめるための羽根を取付けたことを特徴とする片面溶融
    亜鉛メッキ用噴流発生装置。
JP6825580U 1980-05-20 1980-05-20 片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置 Expired JPS6038669Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6825580U JPS6038669Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20 片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置

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JP6825580U JPS6038669Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20 片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56170261U JPS56170261U (ja) 1981-12-16
JPS6038669Y2 true JPS6038669Y2 (ja) 1985-11-19

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JP6825580U Expired JPS6038669Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20 片面溶融亜鉛メツキ用噴流発生装置

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JPS56170261U (ja) 1981-12-16

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