JPS6038401B2 - 含水重合体の製造法 - Google Patents

含水重合体の製造法

Info

Publication number
JPS6038401B2
JPS6038401B2 JP11587681A JP11587681A JPS6038401B2 JP S6038401 B2 JPS6038401 B2 JP S6038401B2 JP 11587681 A JP11587681 A JP 11587681A JP 11587681 A JP11587681 A JP 11587681A JP S6038401 B2 JPS6038401 B2 JP S6038401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
parts
inverse
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11587681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5819304A (ja
Inventor
ひで明 松田
卓 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Industrial Co Ltd filed Critical Okura Industrial Co Ltd
Priority to JP11587681A priority Critical patent/JPS6038401B2/ja
Publication of JPS5819304A publication Critical patent/JPS5819304A/ja
Publication of JPS6038401B2 publication Critical patent/JPS6038401B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式1 (但し、Rは炭素数1以上のアルキル基を表わす)で表
わされるポリァルキレングリコールと二塩基酸無水物と
の付加物から誘導される末端中和されたカルボキシル基
を有するポリアルキレングリコール誘導体からなる乳化
剤の存在下に於てビニル単量体を油中水型逆ェマルジョ
ンとなし、該逆ェマルジョンを重合触媒の存在下で重合
させることを特徴とする含水重合体の製造法に関するも
のである。
従来水を液状樹脂中に微小な分散液滴としてW/O型逆
ェマルジョンの型で均一に分散させ、そのまま硬化させ
て硬化樹脂中に水滴を分散させる方法は不飽和ポリエス
テル樹脂についてよく知られており、その方法はピニル
系単量体含有不飽和ポリエステル中に界面活性剤の存在
下又は塩を形成する塩基性物質の存在下に於て水を逆乳
化してW/O型逆ェマルジョンとなし、該逆ェマルジョ
ンをラジカル重合触媒又はしドツクス重合触媒の存在下
で重合することにより水を含有する不飽和ポリエステル
樹脂硬化物を得ている。
このものは増量剤として安価である水を含んでいるとい
う利点のみならず、耐熱性、耐炎性の優れた含水不飽和
ポリエステル樹脂硬化物として知られている。これらの
方法の中で、塩基性物質を使用して逆ェマルジョンを調
製する方法(袴公昭44一31831号公報、特公昭4
5−10824号公報)は、ポリエステルそのものの末
端カルボキシル基を塩にして、それを乳化剤として用い
るもので、大変都合の良い方法である。即ち、別に新し
く逆乳化剤をつくるまでもなく適当量の塩基を、樹脂を
つくるための未硬化不飽和ポリエステルに加えれば、そ
のまま一部が塩に変って逆乳化剤として作用するから有
利である。しかし上記ポリエステルの未端カルボキシル
基を塩にしたものは通常ビニル単量体を10〜50%程
度含んでいるが、ビニル単量体を更に増加させると逆ェ
マルジョンの調製は困難になる。従って禾端カルボキシ
ル基を中和したポリエステルはビニル単量体の逆乳化剤
としては不適当である。一方、種々の液状ビニル単量体
中に水を分散させた逆ヱマルジョンの調製には、ポリエ
チレングリコールにスチレン、酢酸ビニル、その他のビ
ニル単量体をグラフトさせたグラフトコポリマーが逆乳
化剤として使用されることは公知である(特公昭級−2
私91号公報)。
しかし問題は前記公知例の何れも逆ェマルジョンの粘度
が高く、注型等の取扱いが不便であり、有機、無機の充
填剤、補強材の添加が困難であるという欠点がある。
この欠点を解消したのが、本発明であって、逆ェマルジ
ョンの粘度は前記公知例のものに比較して著しく低いか
ら注型等の作業性がよく、有機、無機の充填材や補強材
を可成りの量加えても容易に注型できる。界面活性剤は
分子中に親油性部分と親水性部分を有しているが、一般
にポリオキシェチレン部分、即ち、÷CH2C比○ナn
は親水性が高く、親水性部分として多くの界面活性剤中
に導入されている。
一方、÷CQC日20ナn以外のポリオキシァルキレン
部分、即ちはf C比CH20チnよりもはるかに親水性が低い。
本発明者らはを逆乳化剤用の親油 性部分として利用することに着目して、鋭意検討した結
果、前記ボリアルキレングリコールの水酸基に二塩基酸
無水物を付加させて得られる付加物に中和されたカルボ
キシル基を導入することによつてビニル単量体に対して
優れた逆乳化剤として作用することを見出し、本発明に
至ったのである。
即ち、本発明は、前記一般式1で表わされるポリアルキ
レングリコールと二塩基酸無水物との付加物から譲導さ
れる末端に中和されたカルボキシル基を有するポリアル
キレングリコール誘導体からなる乳化剤の存在下に於て
ビニル単量体を逆ェマルジョンとなし、該逆ェマルジョ
ンを重合触媒の存在下で重合させることを特徴とする含
水重合体の製造法に関するものである。前記付加物を調
製するのに用いられるポリアルキレングリコールとして
は、前記一般式1で示されるものであり、例えば、ポリ
プロピレングリコール、ポリブチレングリコール等が挙
げられる。
該ポリアルキレングリコールの末端水酸基に付加させる
べき二塩基酸無水物としては特に制限はなく、例えば、
無水フタル酸、無水マレィン酸、無水コハク酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸等が挙げられるが、特に付加反応が
容易に進行する無水マレィン酸、無水コハク酸が好まし
い。前記付加物はェステル結合によって連結されている
末端カルボキシル基を有している。
該付加物に中和されたカルボキシル基を導入するのは付
加物中の末端カルボキシル基を陽イオンを生成する塩基
性物質で中和する方法によるのであるが、該陽イオンと
しては金属イオンが好ましい。該金属イオンとしては特
に制限はないが、通常、一価又は二価の金属が挙げられ
る。一価の金属としてはNaやKの如きアルカリ族の金
属が挙げられ、二価の金属としてはアルカリ土族、亜鉛
族の金属が挙げられる。特に工業的にはNa、Mg、C
a等が好ましい。該付加物が一価又は二価の金属と未反
応のカルボキシル基を有していても本発明においては何
らごしつかえはない。もちろん、末端カルボキシル基が
完全に中和されても良いが、両末端カルボキシル基が完
全に中和された付加物は非常に砧調で取り扱いが不便で
あり、むしろ、部分的に中和された付加物の方が適当な
粘度で場合によっては好ましい。一方、中和を全く行わ
ない場合、即ち、未反応の末端カルボキシル基のみの付
加物は逆乳化剤としての作用を全く有しない。尚、該付
加物中の末端カルボキシル基を中和する塩基性物質とし
ては、例えば、アンモニア、アミン類、ポリアミン類、
含窒素後素琢式化合物等の含窒素塩基性物質も挙げられ
る。
これ等は一般に毒性のあるものが多いが、優れた逆乳化
剤を得る事が可能である。さて、本発明に於ては前記の
如くして調製された末端に中和されたカルボキシル基を
有するポリァルキレングリコール誘導体の存在下に於て
、まずビニル単童体を逆ェマルジョンとするのである。
ここで使用されるビニル単量体としては特に制限はない
が、例えばスチレン、Q−メチルスチレン、アクリル酸
ェステル、メタクリル酸ェステル、アクリロニトリル、
ジビニルベンゼン、アルキレングリコールのジアクリル
酸又はジメタクリル酸ェステル等が挙げられる。これら
は単独で使用してもよいし、2種以上併用してもよい。
得られるビニルポリマーの耐熱性や物性を向上させるた
めに、例えば、エチレングリコールジメタクリレートの
如きジビニル化合物を併用するのが一般に好ましい。逆
ェマルジョンの調製方法は前記の如き末端に中和された
カルボキシル基を有するポリアルキレングリコール誘導
体とビニル単量体との混合物に水を添加しながら激しく
鷹拝すると安定な逆ェマルジョンが得られる。この際、
該ポリアルキレングリコール議導体の使用量は一般にビ
ニル単量体に対して1〜25%、好ましくは3〜20%
程度がよい。このようにして得られる逆ェマルジョンは
、従来の逆乳化剤であるポリエチレングリコールにスチ
レンや酢酸ビニル、その他のビニル単量体をグラフトさ
せたグラフトコポリマーを使用して得られたビニル単重
体の逆ヱマルジョンや、従来の公知の方法で得た不飽和
ポリエステル樹脂の逆ェマルジョンよりも著しく低い粘
度を示すという注目すべき特徴を見し、出したのである
。このことは洋型の場合は非常に有利で、更に該逆ェマ
ルジョソに無機、有機の充てん剤、補強剤等を可成りの
量加えても容易に注型することができる。次に前記の如
くして調製された逆ェマルジョンを、本発明に於ては、
更に重合触媒の存在下で重合させるのであるが、ここで
用いられる重合触媒はラジカル形成剤又はしドックス触
媒であればよい。
重合温度は一般には100q○以下であればよいが、水
の蒸発を考えれば室温〜6000の範囲が好ましい。こ
のようにして得られる重合体は乳化時に含有している水
をほぼ含んだ優れた物性の含水童合体である。含水樹脂
は一般に樹脂中に保持されている水分が蒸発によって次
第に失われる頚向を有するが、この額向を利用して、含
水樹脂から水の蒸発によって多孔性成形物をつくる場合
には水の揮散速度がはやい方が好ましい。
本発明において使用される前記の如き末端に中和された
カルポキ・シル基を有するポリアルキレングリコール誘
導体の中には、水の樽散速度が従来の含水樹脂よりも著
しくはやい含水樹脂を与えるものがあることが見し、出
されている。従って、この煩向は含水樹脂から水の輝散
によって多孔性成形物をつくる場合には非常に有利であ
る。この点に於ても本発明は大きな特徴を有しており、
非常に有利である。更に、従釆の含水ポリエステル樹脂
硬化物は水の揮散に伴い可成りの寸法変化を示すことが
知られているが、本発明の方法で得られる前記含水重合
体は水分の樽散に伴う寸法変化はほとんど示さないとい
う特徴を有している。
次に実施例、製造例、比較例、参考例、応用例によって
本発明を更に具体的に説明する。
逆乳化剤の製造例 1 平均分子量2000のポリプロピレングリコール10の
重量部、無水コハク酸13.1重量部(当量比で示すと
無水酸基/OH基=1.3)、触媒としてNa2C03
少量を反応容器に仕込み、N2ガス気流中120ooで
5時間反応させた。
反応後、内容物を大量の水でよく洗浄して未反応の無水
コハク酸を除去した。得られた末端にカルボキシル基を
有する付加物をクロロホルムに溶解し、1重量%のNa
OH−メタノール溶液を滴下して、カルボキシル基の5
0%を中和してNa塩とした。中和反応後、溶媒や生成
水を減圧濃縮する事によって除去し、逆乳化剤1を得た
。逆乳化剤の製造例 2 平均分子量2000のポリプロピレングリコール10の
重量部、無水マレィソ酸12.笹重量部(当量比で示す
と無水酸基/OH基=1.3)、触媒としてNa2C0
3少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120qCで
5時間反応させた。
反応後、内容物を大量の水でよく洗浄して、未反応の無
水マレィン酸を除去した。得られた末端にカルキシル基
を有する付加物のカルボキシル基の50%を中和するに
相当する量のMg○を添加して、少量の水の存在の下で
常温でMや粉末をすりつぶしながら中和し、逆乳化剤2
を得た。逆乳化剤の製造例 3 分子量2000のポリプロピレングリコール100重量
部、無水マレィン酸、9.81重量部(当量比で示すと
無水酸基/OH基=1.0)、触媒としてNa2C03
少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120℃で5時
間反応させて、末端にカルポキシル基を有する付加物を
得た。
次にカルボキシル基の50%を中和するのに相当する量
のMやを添加し、少量の水の存在の下で常温でM奴粉末
をすりっぶしながら中和し、逆乳化剤3を得た。逆乳化
剤の製造例 4Mg0の添加量が付加物の末端カルボキ
シル基の100%を中和するのに相当する童である以外
は、逆乳化剤の製造例3と同様な操作で逆乳化剤4を得
た。
逆乳化剤の製造例 5 逆乳化剤の製造例3と同様な操作で末端にカルボキシル
基を有する付加物を得た。
次にカルボキシル基の50%を中和するのに相当する草
のNa2C03を添加し、少量の水の存在の下で常温で
Na2CQ粉末をすりつぶしながら中和し、逆乳化剤5
を得た。逆乳化剤の製造例 6 分子量3000のポリプロピレングリコール100重量
部、無水マレィン酸6.54重量部(当量比で示すと無
水酸基/OH基=1.0)、触媒としてNa2C03少
量を反応容器に仕込み、N2気流中120℃で5時間反
応させて、末端にカルボキシル基を有する付加物を得た
次に、カルボキシル基の50%を中和するのに相当する
童のCa○を添加し、少量の水の存在の下で、常温でC
a■扮末をすりつぶしながら中和し、逆乳化剤6を得た
。実施例 1 スチレン7の蓋童部、アクリロニトリル2の重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート1の重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記逆乳化剤1を8重量部溶解
させ、これに水10頚重量部を強く損梓しながら加える
と粘度の低い安定な逆ェマルジョンが得られた。
この逆ェマルジョンをナフテン酸コバルトの10%スチ
レン溶液0.5重量%、メチルエチルケトンパーオキサ
イド(M庇KPO)の55%ジメチルフタレート溶液0
.5重量%の存在の下で60午0で4時間重合させると
乳化時に含有していた水をほぼ含有している乳白色の含
水重合体が得られた。実施例 2 メチルメタクリレート8の重量部、エチレングリコール
ジメタクリレート2の重量部より成るビニル単量体混合
物に、上記逆乳化剤2を1の重量部添加して、これに水
11の重量部を強力に縄拝しながら加えると、粘度の低
い安定な逆ェマルジョンが得られた。
これをMEKPOの55%ジメチルフタレート溶液0.
5重量%ナフテン酸コバルトの10%スチレン溶液0.
5重量%の存在の下で60℃4時間重合させると乳白色
の含水重合体が得られた。実施例 3 メチルメタクリレート6の重量部、アクリロニトリル2
の重量部、エチレングリコールジメタクリレート2の重
量部より成るビニル単童体混合物に、上記の逆乳化剤2
を6重量部添加して、これに水21な重量部を強力に櫨
拝しながら加えると粘度の低い安定な逆ェマルジョンが
得られた。
これをM旧KPOの55%ジメチルフタレート溶液0.
5重量%とナラテン酸コバルトの10%スチレン溶液0
.5重量%の存在下60qoで4時間重合させると乳白
色の含水重合体が得られた。実施例 4 スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート2の重量部よりなる
ピニル単量体混合物に、上記逆乳化剤3を1の重量部加
えてよく溶解させて、ビニル単量体溶液とした、これに
水11の重量を強力に縄拝しながら添加すると低粘度の
安定な逆ェマルジョンが得られた。
この逆ェマルジョンをMEKPOの55%ジメチルフタ
レート溶液0.5重量%とナフテン酸コバルトの10%
スチレン溶液0.5重量%の存在下60こ0で6時間重
合させると乳白色の含水重合体が得られた。実施例 5 ビニル単量体溶液と水との重量比を1:2にした以外は
実施例4と同様にして粘度の低い安定な逆ェマルジョソ
を調製し、これを重合して乳白色の含水重合体を得た。
実施例 6ビニル単量体溶液と水との重量比を1:3に
した以外は実施例4と同様にして粘度の低い安定な逆ェ
マルジョンを調製し、これを重合して乳白色の含水重合
体を得た。
実施例 7スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の
重量部、エチレングリコールジメタクリレート2の重量
部よりなるビニル単量体混合物に、上記逆乳化剤3を6
重量部添加してビニル単量体溶液とした。
この溶液100重量部に対して水−炭酸カルシウム(重
量比1:2)のスラリー30の重量部をよく縄拝しなが
ら添加し、逆ェマルジョンとした。得られたェマルジョ
ンは大量の充填剤を含んでいるにもかかわらず低粘度で
容易に洋型ができた。これを実施例4と同様に重合させ
ると乳白色の硬い含水重合体が得られた。実施例 8 スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート2の重量部よりなる
ビニル単豊体混合物に、上記逆乳化剤3を1の重量部添
加してビニル単童体溶液とした。
この溶液100重量部に対して水−炭酸カルシウム(重
量比2:3)のスラリー50の重量部をよく縄拝しなが
ら添加し逆ェマルジョンとした、この逆ェマルジョンを
実施例4と同様に重合させると乳白色の硬い含水重合体
が得られた。実施例 9 実施例5と同様にして調製された逆ェマルジョン10の
重量部に対して、長さ1。
5肋のチョップドストランドを6.7重量部の割合で添
加して均一に分散させ、実施例4と同様に重合させると
乳白色の硬い含水重合体が得られた。
実施例 10 スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート2の重量部よりなる
ビニル単量体温合物に上記逆乳化剤4を6重量部加えて
よく溶解させて、ピニル単童体溶液とした。
これに水212重量部を強力に燈拝しながら添加すると
、低粘度の安定な逆ェマルジョンが得られた。この逆ェ
マルジョンを実施例4と同様に重合させると乳白色の含
水車合体が得られた。実施例 11 スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の重量部、ェ
チングリコールジメタクリレート2の重量部よりなるビ
ニル単量体温合物に上記逆乳化剤5を14重量部加えて
よく溶解させて、ビニル単;体溶液とした。
これに水114重量部を強力に鍵拝しながら添加すると
、低粘度の安定な逆ェマルジョンが得られた。この逆ェ
マルジョンを実施例4と同様に重合させると乳白色の含
水重合体が得られた。実施例 12 ビニル単童体溶液と水との重量比を1:2にした以外は
実施例11と同様にして粘度の低い安定な逆ェマルジョ
ンを調製し、それを重合して乳白色の含水重合体を得た
本実施例で得られた含水重合体を乾燥して得られた多孔
性軽量発泡体の走査電子顕微鏡写真を第1図に示す。
この写真から明らかな様に、直径約10r前後のセル構
造のセル壁に、ほぼ円形の貫通口が形成され、セル同士
が互いに連結され、連続気泡になっている事がわかる。
この様な特異な微細構造の形成によって含水重合体の水
の縄散性が高められ、又水の揮散に伴う収縮応力が緩和
され、収縮変形が防止されているものと考えられる。実
施例 13 ビニル単量体溶液と水との重量比を1:3にした以外は
実施例11と同様にして粘度の低い安定な逆ヱマルジョ
ンを調製し、これを重合して乳白色の含水重合体を得た
実施例 14 スチレン6の重量部、アクリロニトリル2の重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート2の重量部よりなる
ピニル単量体混合物に、上記逆乳化剤6を1の重量部加
えてよく溶解させて、ビニル単量体溶液とした。
これに水11の重量部を強力に燈拝しながら添加すると
、低粘度の安定な逆ェマルジョンが得られた。この逆ェ
マルジョンを実施例4と同様に重合させると乳白色の含
水量合体が得られた。実施例 15 ビニル単量体溶液と水との重量比を1:2にした以外は
実施例14と同様にして粘度の低い安定な逆ェマルジョ
ンを調製し、これを重合して乳白色の含水重合体を得た
実施例 16 ビニル単量体溶液と水との重量比を1:3にした以外は
実施例14と同様にして粘度の低い安定な逆ヱマルジョ
ンを調製し、これを重合して乳白色の含水車合体を得た
実施例 17 スチレン10の重量部に上記逆乳化剤3を1の重量部加
えてよく溶解させ、これに水11の重量部を強力に縄拝
しながら加えると、低粘度の安定な逆ェマルジョンが得
られた。
この逆ェマルジョンをペンゾィルパーオキサィド1重量
%の存在下6ぴ0で8時間重合させると乳白色の含水重
合体が得られた。実施例 18 ビニル単量体としてメチルメタクリレートを使用した以
外は実施例17と同様にして粘度の低い安定な逆ェマル
ジョンを調製し、これを重合して乳白色の含水重合体を
得た。
実施例 19 分子量3000のポリブチレングリコールのマレィン酸
付加物のカルボキシル基の50%を中和するに相当する
量の、アンモニアで中和して逆乳化剤を得た。
これを、メチルメタクリレート80重量部、エチレング
リコールジメタクリレート2の重量部より成るビニル単
量体混合物に6重量部溶解してビニル単童体溶液とした
。このビニル単童体溶液に、水10鑓重量部を強力に凝
拝しながら加えると、粘度の低い安定な逆ェマルジョン
が得られた。これを実施例1と同様な方法で重合して乳
白色の含水重合体を得た。実施例 20 分子量3000のポリプロピレングリコールのマレィン
酸付加物のカルボキシル基の50%を中和するに相当す
る量の、トリェタノールアミンで中和して逆乳化剤を得
た。
これを、スチレン60重量部、アクリロニトルレ2の重
量部、エチレングリコールジメタクリレート2の重量部
より成るビニル単車体混合物に、6重量部溶解してビニ
ル単童体溶液とした。このビニル単量体溶液に、水10
6重量部を強力に鷹拝しながら加えると、粘度の低い安
定な逆ェマルジョンが得られた。これを実施例1と同様
な方法で重合して、乳白色の含水量合体を得た。以上の
実施例で得られた含水車合体はいずれも乳白色の硬い優
れた固体である。
代表的な含水重合体の物性を表1に示す。尚、重合前の
逆ェマルジョンはいずれも従来の公知の方法で得たビニ
ル単量体や不飽和ポリエステル樹脂の逆ェマルジョンよ
りも著しく低い粘度を示すという特徴を有している。こ
のことは下記に示す比較例6、7、8からも明らかであ
る。この煩向は洋型に非常に有利である。表 1 含水
重合体の物性(ASTMに準処)比較例 1スチレン、
アクリロニトリル、エチレングリコールジメタクリレー
ト(3:1:1)より成るビニル単量体10の重量部に
平均分子量2000のポリエチレングリコールを4重量
部〜1曜重軍部添加して溶解させて、ビニル単量体溶液
とし、これ等にそれぞれ重量比で1:1に相当する水を
強力に蝿拝しながら加えたが、いずれの配合においても
澄洋を停止するとただちに相分離し、安定なェマルジョ
ンを得る事ができなかった。
比較例 2 平均分子量2000のポリエチレングリコール100重
量部、無水コハク酸10重量部(当量比で示すと無水塩
基/OH基=1.0)触媒としてNa2C03少量を反
応容器に仕込み、N2ガス気流中120℃で5時間反応
させ末端にカルボキシル基を有する付加物を得た。
かくして得られたポリエチレングリコールより誘導され
た末端にカルボキシル基を有する付加物をポリエチレン
グリコールのかわりに用いて比較例1と同様な操作でェ
マルジョンを形成させたが、安定なェマルジョンは得ら
れなかった。
比較例 3比較例2で得られた末端にカルボキシル基を
有する付加物をアセトンに溶解し1重量%のNaOHー
メタノール溶液を滴下して、カルボキシル基の50%を
中和してNa塩とした。
中和反応後、溶媒や生成水を減圧濃縮する事によって除
去し比較乳化剤を得た。ポリエチレングリコールのかわ
りに上記の比較乳化剤を用いて比較例1と同様な操作で
ェマルジョンを形成させる事を試みたが安定なェマルジ
ョンは得られなかった。
比較例 4・スチレン、アクリロニトリル、エチレング
リコールジメタクリレート(3:1:1)より成るビニ
ル単豊体10の重量部に平均分子量2000のポリプロ
ピレングリコールを1の重量部添加して溶解させビニル
単量体液とし、これに重量比で1:1、1:2、1:3
に相当する水をそれぞれ強力に燈拝しながら加えたが、
いずれの配合においても鰻梓を停止するとただちに相分
離し安定なェマルジョンを得る事ができなかった。
比較例 5 平均分子量2000のポリプロピレングリコール10の
重量部、無水マレィン酸9.81重量部(当量比で示す
と無水酸基/OH基=1.0)、触媒としてNa2C0
3少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120つ○で
5時間反応させ、末端にカルボキシル基を有する付加物
を得た。
かくして得られたポリプロピレングリコールより誘導さ
れた末端にカルボキシル基を有する付加物をポリプロピ
レングリコールのかわりに用いて比較例4と同様な操作
でェマルジョンを形成させたが安定なェマルジョンは得
られなかった。
比較例 6不飽和ポリエステル樹脂(ェスターCI51
0三井東圧化学■製)10の重量部乳化剤としてトリエ
タ/ールアミン5.00重量部を溶解した水10の重量
部をよく縄梓しながら徐々に滴下した。
得られたェマルジョンは逆ェマルジョンで非常に粘度が
蒔く、室温で5450比psであった。次にこれに1重
量%の過酸化ペンゾィルを添加し、6ぴ○で4時間重合
させて白色の硬い含水硬化物を得た。比較例 7 不飽和ポリエステル樹脂(リゴラツクW−100由ぬこ
れはすでに逆乳化剤を含んでいる)100重量部をよく
櫨拝しながら徐々に滴下すると逆ヱマルジョンが得られ
た。
これの室温における粘度は176psであった。次にこ
れに0.5重土%のM旧KPOの55%ジメチルフタレ
ート溶液とナフテン酸コバルトの10%スチレン溶液0
.5重;%を添加して、室温で1時間硬化させると淡褐
色の硬い含水硬イ日物が得られた。比較例 8 平均分子量400のポリエチレンオキサイドに同重量の
酢酸ビニルをグラフト重合させて得られた逆乳化剤5重
量部をスチレン95重量部、ジビニルベンゼン5重量部
よりなるビニル単3体に溶解させ、水105重量部を強
く鷹拝しながら添加すると逆ェマルジョンが得られた。
この逆ェマルジョンは極めて粘度が強く、室温ではクリ
ーム状であった。次に、これにMEKPOの55%ジメ
チルフタレート溶液の0.5重量%とナフテン酸コバル
トの10%スチレン溶液0.5重量%を添加して60午
○で5時間重合させると乳白色の硬い含水量合体が得ら
れた。比較例 9 スチレン10の重量部に、非イオン界面活性剤として、
ソルピタンモノステアレート(商品名レオドールSP−
SIの位王石鹸■製)5部と、スチレンの架橋剤として
の3官能性ピニルモノマ−、トリメチロールプロパント
リメタクリレート(商品名NKェステル・TMPT新中
村化学■製)5部とを加えて溶解した。
このビニルモノマー溶液100重量部に強擬梓しながら
水30の重量部を徐々に滴下したところ、白色で、粘調
な油中水型ェマルジョンが得られた。該油中水型ェマル
ジョンを2yoにおいてB型粘度計で測定したところ、
その粘度は1830CPSであった。比較例 10 比較例9の乳化剤ソルビタンモノステアレートのかわり
に、ソルビタンモノパルミテート(商品名 レオドール
SP−P1q七王石鹸■製)を使用した以外は比較例9
と同じ方法で、白色粘調な油中水型ェマルジョンを得た
該油中水型ェマルジョンを2300においてB型粘度計
で測定したところその粘度は316にPSであった。参
考例実施例3〜6、11〜16及び比較例7、8で得ら
れた含水重合体について、23o050%RHの便温陣
温室と600Cの乾燥器中における水の輝散による重量
減少速度を測定した。
水分の樽散が50%になる時間を半減期として表わしそ
の結果を表2に示す。これから明らかなように本発明の
含水重合体の水の擬散速度は著しくはやいという特徴を
有している。この懐向は水の輝散によって多孔性成形物
を作成する場合に有利である。表2 含水車合体の水の
減少速度 応用例 実施例3〜1入1516において得られた含水車合体を
6000で恒量になる迄乾燥させ、水の薄散によって多
孔性重合体を得た。
それ等の物性を表3に示す。充填材(実施例の場合は炭
酸カルシウム)を含む多孔性重合体は比重は高くなるが
、高い圧縮強度を示した。(実施例7)又ェマルジョン
粘度が低い為に大量の充填材(実施例の場合は炭酸カル
シウム)を混入する事も可能で得られた洋型物の物性低
下は小さかった。(実施例8)、またガラス繊維で補強
された多孔性重合体は比重が低く、曲げ強度、衝激強度
が著しく向上しているのは注目すべきである。一方、比
較例6、7で得られた含水硬化物も6000で乾燥させ
たが水の漣散に伴ってサンプルの変形が著しくなり物性
測定は不可能であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例12の方法によって得られた含水重合体
を乾燥して得られた多孔性軽量発泡体の走査電子顕微鏡
写真である。 才1磯

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式1 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは炭素数1以上のアルキル基を表わす)で表
    わされるポリアルキレングリコールと二塩基酸無水物と
    の付加物から誘導される末端に中和されたカルボキシル
    基を有するポリアルキレングリコール誘導体からなる乳
    化剤の存在下に於てビニル単量体を油中水型逆エマルジ
    ヨンとなし、該逆エマルジヨンを重合触媒の存在下で重
    合させることを特徴とする含水重合体の製造法。
JP11587681A 1981-07-25 1981-07-25 含水重合体の製造法 Expired JPS6038401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11587681A JPS6038401B2 (ja) 1981-07-25 1981-07-25 含水重合体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11587681A JPS6038401B2 (ja) 1981-07-25 1981-07-25 含水重合体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5819304A JPS5819304A (ja) 1983-02-04
JPS6038401B2 true JPS6038401B2 (ja) 1985-08-31

Family

ID=14673345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11587681A Expired JPS6038401B2 (ja) 1981-07-25 1981-07-25 含水重合体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6038401B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286002U (ja) * 1988-12-23 1990-07-06

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8522052D0 (en) * 1985-09-05 1985-10-09 Ici Plc Polymerisation process
JP3024072B2 (ja) 1996-10-17 2000-03-21 財団法人石油産業活性化センター 層状掃気2サイクルエンジン
JPH10121975A (ja) 1996-10-17 1998-05-12 Sekiyu Sangyo Kasseika Center 層状掃気2サイクルエンジン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286002U (ja) * 1988-12-23 1990-07-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5819304A (ja) 1983-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0149877B1 (ko) 재분산 가능한 코어-셸 폴리머 분말의 제조방법
WO1991001282A1 (fr) Adjuvant de ciment, sa production, et composition de ciment
JPS64341B2 (ja)
KR970006333A (ko) 소수성으로 변성된 에멀션 중합체의 제조방법 ,이에 의해 제조된 중합체, 및 그 중합체를 함유하는 수성 코팅조성물
KR830002819A (ko) 수성분산물을 이용한 중합체 조성물의 제조방법
CN102076767A (zh) 将有机微米颗粒/纳米颗粒分散在非水性树脂介质中的方法
JP2730770B2 (ja) セメント混和剤
JPS6038401B2 (ja) 含水重合体の製造法
JP5845044B2 (ja) 硬化剤及び/又は硬化促進剤内包カプセル、及び、熱硬化性樹脂組成物
EP0590988B1 (en) Process for producing crosslinked polymer containing carboxyl group
JPH11508219A (ja) 空気制御超可塑剤
US3763084A (en) Poly (diacetone acrylamide) modified calcium carbonate
JPH0925382A (ja) カルボキシル基含有重合体組成物
JP3174199B2 (ja) 低粘度エポキシ樹脂組成物及びその製造方法
JPS6056721B2 (ja) 含水重合体の製造方法
JP2979229B2 (ja) 重合性組成物及びその製造方法並びに硬化体
JPH04227748A (ja) 安定なアクリル共重合体分散液
JPS59126425A (ja) 自己硬化性改質エポキシ樹脂組成物およびその水散体
DE60125349T2 (de) Verfahren zur herstellung von porösen vernetzten polymeren
JP3460344B2 (ja) エマルジョンおよびその製造方法並びにポリマー粒子
KR20150053731A (ko) 경화제 및/또는 경화 촉진제 복합 입자의 제조 방법, 경화제 및/또는 경화 촉진제 복합 입자, 그리고 열경화성 수지 조성물
JPS5952881B2 (ja) 含水重合体の製造方法
JPS6249887B2 (ja)
JPH0625217B2 (ja) 変性アミン化合物の製造方法
JPH09291063A (ja) 新規化合物、界面活性剤、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤及び樹脂改質剤