JPS5819304A - 含水重合体の製造法 - Google Patents

含水重合体の製造法

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JPS5819304A
JPS5819304A JP11587681A JP11587681A JPS5819304A JP S5819304 A JPS5819304 A JP S5819304A JP 11587681 A JP11587681 A JP 11587681A JP 11587681 A JP11587681 A JP 11587681A JP S5819304 A JPS5819304 A JP S5819304A
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Hideaki Matsuda
松田 ひで明
Taku Saeki
卓 佐伯
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Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式1 (但し、Rは炭素数1以上のアルキル基を表わす)で表
わされるポリアルキレングリコールと二塩基酸無水物と
の付加物から誘導される末端中和されたカルボキシル基
を有するポリアルキレングリコール誘導体の存在下に於
てビニル単量体を油中水型逆エマルジョンとなし、該逆
エマルジョンを重合触媒の存在下で重合きせることを特
徴とする含水重合体の製造法に関するものである。
従来水を液状樹脂中に微小な分散液滴としてW10型逆
エマ;ジョンの型で均一に分散させ、そのまま硬化させ
て硬化樹脂中に水滴を分散させる方法は不飽和ポリエス
テル樹脂についてよく知られており、その方法はビニル
系単量体含有不飽和ポリエステル中に界面活性剤の存在
下又は塩を形成する塩基性物質の存在下に於て水を道孔
化してW10型逆エマルジョンとなし、該逆エマルジョ
ンをラジカル重合触媒又はレドックス重合触媒の存在下
で重合することにより水を含有する不飽和ポリエステル
樹脂硬化物を得ている。このものは増量剤として・安価
である水を含んでいるという利点のみならず、耐熱性、
耐炎性の優れた含水不飽和ポリエステル樹脂硬化物とし
て知られている。これらの方法の中で、塩基性物質を使
用して逆エマルジョンを調製する方法(特公昭44−3
1831号公報、特公昭45−10824号公報)は、
ポリエステルそのものの末端カルボキシル基を塩にして
、それを乳化剤として用いるもので、大変都合の良い方
法である。即ち、別に新しく逆乳化剤をつくるまでもな
く適当量の塩基を、樹脂をつくるための未硬化不飽和ポ
リエステルに加えれば、そのまま一部が塩に変って逆乳
化剤として作用するから有利である。しかし、上記ポリ
エステルの末端カルボキシル基を塩にしたものは通常ビ
ニル単量体を10−50%程度含んでいるが、ビニル単
量体を更に増加させると逆エマルジョンの調製は困難に
なる。従って末端カルボキシル基を中和したポリエステ
ルはビニル単量体の逆乳化剤としては不適当である。
一方、種々の液状ビニル単量体中に水を分散させた逆エ
マルジョンの調製VCU、ポリエチレングリコールにス
チレン、酢酸ビニル、その他のビニル単量体をグラフト
させたグラフトコポリマーが逆乳化剤として使用される
ことは公知である(特公昭38−23491号公報)。
しかし問題は前記公知例の何れも逆エマルジョンの粘度
が高く、注型等の取扱いが不便であシ、有機、無機の充
填剤、補強材の添加が困難であるという欠点がある。こ
の欠点を解消したのが、本発明であって、逆エマルジョ
ンの粘fは前記公知例のものに比較して著しく低いから
注型等の作業性がよく、有機、無機の充填材や補強材を
可成シの量加えても容易に注型できる。
界面活性剤は分子中に親油性部分と親水性部分を有して
いるが、一般にポリオキシエチレン部分、即ち、+CH
2CH2o−+は親水性が高く、親水性部分として多く
の界面活性剤中に導入されている。一方、+CH2CH
z O+n以外のポリオキ+CHCH2O+n n ジアルキレン部分、即ち I ぐCHzC几09−n よりもはるかに親水性が低い。
本発明者らは+CHCHz O+nを逆乳化剤用の親油
性部分として利用することに着目して、鋭意検討した結
果、前記ポリアルキレングリコールの水酸基に二塩基酸
無水物を付加させて得られる付加物に中和されたカルボ
キシル基を導入することによってビニル単量体に対して
優れた逆乳化剤として作用することを見出し、本発明に
至ったのである。即ち、本発明は、前記一般式1で表わ
されるポリアルキレングリコールと二塩基酸無水物との
付加物から誘導される末端に中和されたカルボキシル基
を有するポリアルキレングリコール誘導体の存在下に於
てビニル単量体を逆エマルジョンとなし、該逆エマルジ
ョンを重合触媒の存在下で重合させることを特徴とする
含水重合体の製造法に関するものである。
前記付加物を調製するのに用いられるポリアルキレング
リコールとしては、前記一般式lで示されるものであり
、例えば、ポリプロピレン! ljコール、ポリブチレ
ングリコール等が挙げられる。該ポリアルキレングリコ
ールの末端水酸基に付加させるべき二塩基酸無水物とし
ては特に制限はなく、例えば、無水7タル酸、無水マレ
イン酸、無水コハク酸、ヘキサヒト0 無水7タル酸等
が挙げられるが、特に付加反応が容易に進行する無水マ
レイン酸、無水コハク酸が好ましい。
前記付加物はエステル結合によって連結されている末端
カルボキシル基を有している。該付加物に中和されたカ
ルボキシル基を導入するのは付加物中の末端カルボキシ
ル基を陽イオンを生成する塩基性物質で中和する方法に
よるのであるが、該陽イオンとしては金属イオンが好ま
しい。該金属イオンとしては特に制限はないが、通常、
−価又は二価の金属が挙げられる。−価の金属としては
NaやKの如きアルカv 族ノ金mが挙げられ、二価の
金属としてはアルカリ土族、亜鉛族の金属が挙げられる
。特に工業的にはNaMa、(’a等が好ましい。該付
加物が一価又は二価の金属と未反応のカルボキシル基を
有してぃても本発明においては何らさしつがえはない0
もちろん、末端カルボキシル基が完全に中和されても良
いが、両末端カルボキシル基が完全に中和された付加物
は非常に粘稠で取り扱いが不便であり、むしろ、部分的
に中和された付加物の方が適当な粘度で場合によっては
好ましい。一方、中和を全く行わない場合、即ち、未反
応の末端カルボキシル基のみの付加物は逆乳化剤として
の作用を全く有しない。
さて、本発明に於ては前記の如くして調製された末端に
中和されたカルボキシル基を有するポリアルキレングリ
コール誘導体の存在下に於て、まずビニル単量体を逆エ
マルジョンとするのである。ここで使用されるビニル単
量体としては特に制限はないが、例えばスチレン、2−
メチルスチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリル、シヒニルベンゼン、アルキ
レングリコールのジアクリル酸又はジメタクリル酸エス
テル等が挙げられる。
これらは単独で使用してもよいし、2種以上併用しても
よい。得られるビニルポリマ゛−の耐熱性や物性を向上
させるために、例えば、エチレングリコールジメタクリ
レートの如きジビニル化合物を併用するのが一般に好ま
しい。逆エマルジョンの調製方法は前記の如き末端に中
和されたカルボキシル基を有するポリアルキレングリコ
ール誘導体とビニル単量体との混合物に水を添加しなが
ら激しく攪拌すると安定な逆エマルジョンが得られる。
この際、該ポリアルキレングリコール誘導体の使用量は
一般にビニル単量体に対して1−’25%、好ましくは
3〜20チ程度がよい。このようにして得られる逆エマ
ルジョンは、従来の逆乳化剤であるポリエチレングリコ
ールにスチレンや酢酸ビニル、その他のビニル単量体を
グラフトさせたグラフトコポリマーを使用して得られた
ビニル単量体の逆エマルジョンや、従来の公知の方法で
得た不飽和ポリエステル樹脂の逆エマルジョンよりも著
しく低い粘度を示すという注目すべき特徴を見い出した
のである。このことは注型の場合は非常に有利で、更に
該逆エマルジョンに無機、重機の充てん剤、補強剤等を
可成りの量加えても容易に注型することができる。
次に前記の如くして調製された逆エマルジョンを、本発
明に於ては、更に重合触媒の存在下で重合きせるのであ
るが、ここで用いられる重合触媒はラジカル形成剤又は
レドック′ス触媒であればよい。重合温度は一般には1
00 ℃以下であればよいが、水の蒸発を考えれば室温
〜6o℃の範囲が好ましい。このようにして得られる重
合体は乳化時に含有している水をほぼ含んだ優れた物性
の含水重合体である。
含水樹脂は一般に樹脂中に保持されている水分が蒸発に
よって次第に失われる傾向を有するが、この傾向を利用
して、含水樹脂から水の蒸発によって多孔性成形物をつ
くる場合には水の揮散速度がはやい方が好ましい。本発
明において使用される前記の如き末端に中和されたカル
ボキシル基を有するポリアルキレングリコール誘導体の
中には、水の揮散速度が従来の含水樹脂よりも著しくは
やい含水樹脂を与え、るものがあることが見い出されて
いる。従って、この傾向は含水樹脂から水の揮散によっ
て多孔性成形物をつくる場合には非常に有利である。こ
の点に於ても本発明は大きな特徴を有しており、非常に
有利である。
更に、従来の含水ポリエステル樹脂硬化物は水の揮、散
に伴い可成りの寸法変化を示すことが知られているが、
本発明の方法で得られる前記含水重合体は水分の揮散に
伴う寸法変化はほとんど示さないと°いう特徴を有して
いる。
次に実施例、製造例、比較例、参考例、応用例によって
本発明を更に具体的に説明する0逆乳化剤の製造鈴1 平均分子量2000のポリプロピレングリコール100
重量部、無水コハク酸13.1重量部(当量比で示すと
無水酸基10H基= 1.3 ) 、触媒としてNag
 COs少量を反応容器に仕込み、N2ガス気流中12
0℃で5時間反応させた。反応後、内容物を大量の水で
よく洗浄して未反応の無水コI・り酸を除去した。得ら
れた末端にカルぎキシル基を有する付加物をクロロホル
ムに浴解し、1重t%のNaOH−メタノール溶液を滴
下して、カルボキシル基の50%を中和してNa塩とし
た。中和反応後、溶媒や生成水を減圧濃縮する事によっ
て除去し、道孔化剤1を得た。
道孔化剤の製造例−2 平均分子量2000のポリプロピレングリコール100
重量部、無水マレイン酸12.8重量部(当量比で示す
と無水酸基10H基=1,3″)、触媒としてNa2 
co3少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120℃
で5時間反応させた。反応後、内容物を大量の水でよく
洗浄して、未反応の無水マレイン酸を除去した。得られ
た末端にカルボキシル基を有する付加物のカルボキシル
基の50%を中和するに相当する量のMgOを添加して
、少量の水の存在の下で常温でMgO粉末をすりつぶし
ながら中和し、道孔化剤2を得た0 道孔化剤の製造例−3 分子量2000のポリプロピレングリコール100重量
部、無水マレイン酸、9.81重量部(当量比で示すと
無水酸基10H基=1.0χ阻媒としてNag Co3
少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120℃で5時
間反応させて、末端にカルボキシル基を有する付加物を
得た。次にカルボキシル基の50qbを中和するのに相
当する量のMgOを添加し、少量の水の存在の下で常温
でMgO粉末をすりつぶしながら中和し、道孔化剤3を
得た。
道孔化剤の製造例−4 Mg0の添加量が付加物の末端カルボキシル基の100
%を中和するのに相当する菫である以外は、道孔化剤の
製造例−3と同様な操作で道孔化剤4を得た。
道孔化剤の製造例−5 道孔化剤の製造例−3と同様な操作で末端にカルボキシ
ル基を有する付加物を得た。次にカルボキシル基の50
チを中和するのに相当する量のNa2 co3を添加し
、少量の水の存在の下で常温でNa、 CO3粉末をす
シつぶしながら中和し、道孔化剤5を得た。
道孔化剤の製造例−6 分子量3000のポリプロピレングリコール100重量
部、無水マレイン酸6.54重量部(当量比で示すと無
水酸基10H基=1.0)、触媒としてNa2 Co3
少量を反応容器に仕込み、N2気流中120℃で5時間
反応させて、末端にカルボキシル基を有する付加物を得
た。次に、カルボキシル基の50チを中和するのに相当
する量のCaOを添加し、少量の水の存在の下で、常温
でCaO粉末をすりつぶしながら中和し、道孔化剤6を
得たO 実施例1 スチレン70重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレー)10重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記道孔化剤1を8重量部溶解
させ、これに水108重量部を強く攪拌しながら加える
と粘度の低い安定な逆エマルジョンが得られた。この逆
エマルジョンをす7テン酸コバルトの10%スチレン浴
液0.5重11%、メチルエチルケトンパーオキサイド
(MEKPO)の55チジメチル7タレート浴液0.5
重量%の存在の下で0℃で4時間重合させると乳化時に
含有していた水をほぼ含有している乳白色の含水重合体
が得られた。
実施例2 メチルメタクリレート80重量部、エチレングリコール
ジメタクリレート20重量部より成るビニル単量体混合
物に、上記道孔化剤2を10重量部添加して、これに水
110重量部を強力に攪拌しながら加えると、粘度の低
い安定な逆エマルジョンが得られた。これをMEKPO
の55チジメチル7タレート溶液0.5重量%ナフテン
酸コバルトの10チスチレン溶液0.5重量%の存在の
下で60℃4時間重合させると乳白色の含水重合体が得
られた。
実施例3 メチルメタクリレート0重量部、アクリロニトリル20
重量部、エチレングリコールジメタクリレート加重量部
より成るビニル単量体混合物に、上記の道孔化剤2を6
重量部添加して、これに水212重量部を強力に攪拌し
ながら加えると粘度の低い安定な逆エマルジョンが得ら
れた。
これをMEKPOの55 %ジメチル7タレート浴液0
.5重量%とす7テン酸コバルトの10%スチレン溶液
0.5重量%の存在下60℃で4時間重合させると乳白
色の含水重合体が得られた。
実施例4 スチレン60重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート20重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記道孔化剤3を10重量部加
えてよく溶解させ、これに水110重量部を強力に攪拌
しながら添加すると低粘度の安定な逆エマルジョンが得
られた0この逆エマルジョンをMEKPOの55チジメ
チル7タレート溶液0.5重量%とナフテン酸コバルト
の10チスチレン溶液0.5重量%の存在下60℃で6
時間重合させると乳白色の含水重合体が得られた0 実施例5 スチレン、アクリロニトリル、エチレンクリコールジメ
タアクリレートからなるビニル単量体温金物と水との重
量比を1=2にした以外は実施例4と同様にして粘度の
低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して乳
白色の含水重合体を得た。
実施例6 スチレン、アクリロニトリル、エチレングリコールジメ
タアクリレートからなるビニル単量体混合物と水との重
量比をl:3にした以外は実施例4と同様にして粘度の
低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して乳
白色の含水重合体を得た。
実施例7 スチレン60重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート20重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記道孔化剤3を6重量部添加
してビニル単量体溶液とした。この溶液100重量部に
対して水−炭酸カルシウム(重量比1:2)のスラリー
300重量部をよく攪拌しながら添加し、逆エマルジョ
ンとした。得られたエマルジョンは大量の充填剤を含ん
でいるにもかかわらず低粘度で容易に注型ができた。こ
れを実施例4と同様に重合させると乳白色の硬い含水重
合体が得られた。
実施例8 スチレン60重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート20重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記道孔化剤3を10重量部添
加してビニル単量体溶液とした。この溶液100重量部
に対して水−炭酸カルシウム(重量比2:3)のスラI
J −500重量部をよく攪拌しながら添加し逆エマル
ジョンとした。この逆エマルジョンを実施例4と同様に
重合させると乳白色の硬い含水重合体が得られた。
実施例9 実施例5と同様にして調製された逆エマルジヨン100
重量部に対して、長さ1.5 vmのチョツプドストラ
ンドを6.7重量部の割合で添加して均一に分散させ、
実施例4と同様に重合させると乳白色の硬い含水重合体
が得られた。
実施例1O スf L/ン60重量部、アクリロニトリル20重量部
、エチレングリコールジメタクリレート20重量部より
なるビニル単量体混合物に上記道孔化剤4を6重量部加
えてよく溶解させ、これに水212重量部を強力に攪拌
しながら添加すると、低粘度の安定な逆エマルジョンが
得られた。この逆エマルジョンを実施例4と同様に重合
させると予白色の含水重合体が得られた。
実施例11 スチレン60重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート20重量部よりなる
ビニル単量体混合物に上記道孔化剤5を14重量部加え
てよく溶解させ、これに水114重量部を強力に攪拌し
ながら添加すると、低粘度の安定な逆エマルジョンが得
られた0この逆エマルジョンを実施例4と同様に重合さ
せると乳白色の含水重合体が得られた。
実施例12 スチレン、アクリロニトリル、エチレングリコールジメ
タアクリレートよシなるビニル単量体混合物と水との重
量比を1:2にした以外は実施例10と同様にして粘度
の低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して
乳白色の含水重合体を得た。
実施例13 スチレン、アクリロニトリル、エチレングリコールジメ
タアクリレートよりなるビニル単量体混合物と水との重
量比を1:3にした以外は実施例10と同様にして粘度
の低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して
乳白色の含水重合体を得た。
実施例14 スチレン60重量部、アクリロニトリル20重量部、エ
チレングリコールジメタクリレート20重量部よりなる
ビニル単量体混合物に、上記道孔化剤6を10重量部加
えてよく溶解させ、これに水110重量部を強力に攪拌
しながら添加すると、低粘度の安定な逆エマルジョンが
得られた。との逆エマルジョンを実施例4と同様に重合
させると乳白色の含水重合体が得られた0 実施例15 スチレン、アクリロニトリル、エチレングリコールジメ
タアクリレートよりなるビニル単量体混合物と水との重
量比を1=2にした以外は実施例13と同様にして粘度
の低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して
乳白色の含水重合体を得た。
実施例16 スチレン、アクリロニトリル、エチレンクリコールジメ
タアクリレートよりなるビニル単量体混合物と水との重
量比を1=3にした以外は実施例13と同様にして粘度
の低い安定な逆エマルジョンを調製し、これを重合して
乳白色の含水重合体を得た。
実施例17 スチレン100重量部に上記道孔化剤3を10重量部加
えてよく溶解させ、これに水110重量部を強力に攪拌
しながら加えると、低粘度の安定な逆エマルジョンが得
られた0この逆エマルジョンをベンゾイルパーオキサイ
ド1重量%の存在下(イ)℃で8時間重合させると乳白
色の含水重合体が得られた。
実施例18 ビニル単量体としてメチルメタクリレートを使用した以
外は実施例16と同様にして粘度の低い安定な逆エマル
ジョンを調製し、これを重合して乳白色の含水重合体を
得た。
以上の実施例で得られた含水重合体はいずれも乳白色の
硬い優れた固体である。代表的な含水重合体の物性を表
1に示す0尚、重合前の逆エマルジョンはいずれも従来
の公知の方法で得たビニル単量体や不飽和ポリエステル
樹脂の逆エマルジョンよりも著しく低い粘度を示すとい
う特徴を有している。このことは下記に示す比較例6.
7.8からも明らかである。この傾向は注型に非常に有
利である。
比較例1 スチレン、アクリロニトリル、エチレンクリコールジメ
タクリレート(3:1:1)より成るビニル単量体10
0重量部に平均分子量2000のポリエチレングリコー
ルを4重量部〜16重量部添加して溶解させて、ビニル
単量体溶液とし、これ等にそれぞれ重量比で1:lに相
当する水を強力に攪拌しながら加えたが、いずれの配合
においても攪拌を停止するとただちに相分離し、安定な
エマルジョンを得る事ができなかった〇比較fl12 平均分子量2000のポリエチレングリコール100重
量部、無水コハク酸10重量部(当量比で示すと無水酸
基10H基=i、o)触媒としてNag CO3少量を
反応容器に仕込み、N2ガス気流中120℃で5時間反
応させ末端にカルボキシル基を有する付加物を得た。
かくして得られたポリエチレングリコールより誘導され
た末端にカルボキシル基を有する付加物をポリエチレン
グリコールのかわりに用いて比較例1と同様な操作でエ
マルジョンを形成させたが、安定なエマルジョンは得ら
れなかった0 比較例3 比較例2で得られた末端にカルボキシル基を有する付加
物をアセトンに溶解し1重量%のNaOH−メタノール
浴液を滴下して、カルボキシル基の50%を中和してN
a塩とした。中和反応後、溶媒や生成水を減圧濃縮する
事によって除去し比較乳化剤を得た。
ポリエチレングリコールのかわりに上記の比較乳化剤を
用いて比較例1と同様な操作でエマルジョンを形成きせ
る事を試みたが安定なエマルジョンは得られなかった。
比較例4 スチレン、アクリロニトリル、エチレンクリコールジメ
タクリレート(3:1:1)より成るビニル単量体10
0重量部に平均分子量2000のポリプロピレングリコ
ールを10重量部添加して溶解させビニル単量体溶液と
し、これに重量比で1:1,1:2.1:3に相当する
水をそれぞれ強力に攪拌しながら加えたが、いずれの配
合においても攪拌を停止するとただちに相分離し安定な
エマルジョンを得る事ができなかった0比較例5 平均分子112000のポリプロピレングリコール10
0重量部、無水マレイン酸9.81重量部(当量比で示
すと無水酸基10H基=1.0)、触媒としてNa2 
CO3少量を反応容器に仕込みN2ガス気流中120℃
で5時間反応させ、末端にカルボキシル基を有する付加
物を得た。
かくして得られたポリプロピレングリコールよシ誘導さ
れた末端にカルボキシル基を有する付加物をポリプロピ
レングリコールのかワリニ用いて比較例4と同様な操作
でエマルジョンを形成させたが安定なエマルジョンは得
られなかった。
比較例6 不飽和ポリエステル樹脂(ニスターC1510三井東圧
化学(株)製)100重量部にトリエタトルアミン5.
07重値部を溶解した水100重量部をよく攪拌しなが
ら徐々に滴下した。得られたエマルジョンは逆エマルジ
ョンで非常に粘度が高く、室温で54500 CI)S
であった。次にこれに1重量%の過酸化ベンゾイルを添
加し、60℃で4時間重合させて白色の硬い含水硬化物
を得た。
比較例7 不飽和ポリエステル樹脂(リボラックW−1005BO
これはすでに道孔化剤を含んでいる)100重量部をよ
く攪拌しながら徐々に滴下するト逆エマルジョンが得ら
れた。これの室温における粘度は176ep8であった
。次にこれに0.5重量%のMEKPOの55%ジメチ
ルフタレート溶液とす7テン酸コバルトの10%スチレ
ン溶液0.5重量%を添加して、室温で1時間硬化させ
ると淡褐色の硬い含水硬化物が得られた。
比較例8 平均分子量400のポリエチレンオキサイドに同重量の
酢酸ビニルをグラフト重合させて得られた道孔化剤5重
量部をスチレン95重量部、ジビニルベンゼン5重量部
よりなるビニル単量体に俗解させ、水105重量部を強
く攪拌しながら添加すると逆エマルジョンが得られた。
この逆エマルジョンは極めて粘度が高く、室温ではクリ
ーム状であった。次に、これにMEKPOの55%ジメ
チル7タレート溶液の0.5重量%とす7テン酸コバル
トの10%スチレン浴液0.5重量%を添加して60℃
で5時間重合させると乳白色の硬い含水重合体が得られ
た。
参考例 実施例3〜6,11〜16及び比較例7,8で得られた
含水重合体について、23℃50 % RHの恒温恒湿
室と60℃の乾燥器中における水の揮散による重量減少
速度を測定した。水分の揮散が(資)チになる時間を半
減期として表わしその結果を表2に示す。これから明ら
かなように本発明の含水重合体の水の揮散速度は著しく
はやいという特徴を有している。この傾向は水の揮散に
よって多孔性成形物を作成する場合に有利である。
応用例 実施例3〜13 、15 、16において得られた含水
重合体を0℃で恒量になる迄乾燥させ、水の揮散によっ
て多孔性重合体を得た0それ等の物性を表3に示す。充
填剤(実施例の場合は炭酸カルシウム)を含む多孔性重
合体は比重は高くなるが、高い圧縮強朋を示した。(実
施例7)又エマルジョン粘度が低い為に大量の充填剤(
実施例の場合は炭酸カルシウム)を混入する事も可能で
得られた注°型物の物性低下は小さかった0(°実施例
8)、またガラス繊維で補強された多孔性重合体は比重
が低く、曲げ強度、衝撃強度が著しく向上しているのは
注目すべきである。
一方、比較例6.7で得られた含水硬化物も60℃で乾
燥させたが水の揮散に伴ってサンプルの変形が著しくな
り物性測定は不可能であった0手続補正書(自発補正) 昭和56年8月即日 特許庁長官  島 1)春 樹 殿 り事件の表示 特願昭56−115876号2発明の名
称 含水重合体の製造法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 香川県丸亀市中津町1515番地名称 大者工業
株式会社 4代 理 人 6補正の内容 明細書中 (1)4頁下から5行+C!H2−OH20+を(3)
6頁下から5行「アルカリ土族」を「アルカリ土族」と
補正する。
(4)6頁下から8行r M、JをrM、Jと補正する
(5)7頁下から7行「2−jを「α−」と補正する。
(6)1B頁下から1〜2行「パーオキサイド」を「パ
ーオキサイドJと補正する。
(7)15頁10行(実施例4)t18頁14行(実施
例11)、18頁5行(実施例10)、19頁下から4
行(実施例14)の「溶解させ、」を 「溶解させてpビニル単量体溶液とした。」と補正する
(8)15頁下から2行〜16頁1行(実施例5)16
頁6〜8行(実施例6)F 18頁下から1行〜19頁2行(実施例12)19頁7
〜9行(実施例18)# 20頁8〜5行(実施例15)# 20頁10〜12行(実施例16)の [スチレンtアクリロニトリルtエチレングリコールジ
メタアクリレートよシなるビニル単声体混合物」を 「ビニル単量体溶液」と補正する。
(9)19頁8行、同頁1o行の「実施例10J・を「
実施例11」と補正する。
α0 20頁6行p同頁18行の「実施例13」を「実
施例14」と補正する。
α]) 21頁6行の「実施例16」を「実施例17」
と補正する。
(2) 26頁1行「トルアミン」を 「ノールアミン」と補正する。
0326頁9行rlo05BOJを r1005BQ、Jと補正する。
手続補正書 昭和!6年2り/7日 特許庁長官 島田春樹殿 L 事件の表示  特願昭!乙−//3t!7″76号
2 発明の名称  含水重合体の製造法a 補正をする
者 事件との関係  特許出願人 住 所   香川県丸亀市中津町/!/!番地名称  
 大倉工業株式会社 生代力人 6 補正の対象    明細書 7 補正の内容 明細書中 (1)2頁を行「・・・・・・作用を全く有しない。」
“の後に行を変えて次の文を挿入する。
「伺、該付加物中の末端カルボキシル基を中和する塩基
性物質としては、例えば、アンモニア、アミン類、ポリ
アミン類、含窒素複素環式化合物°等の含窒素塩基性物
質も挙げられる。これ等は一般に毒性のあるものが多い
が、優れた逆乳化剤を得る事が可能である。」 (2)、l!/頁と行の「重合体を得た。」の後に、行
を変えて次の文を挿入する。
[実施例/9 分子量30θθのポリブチレングリコールのマレイン酸
付加物を、アンモニアで中和して逆乳化剤を得た。これ
を、メチルメタクリレート20重量部、エチレングリコ
ールジメタクリレート20重量部より成るビニル単髪体
混合物に3重量部溶解してビニル単量体溶液とした。こ
のビニル単量体溶液に、水/θご重量部を強力に攪爵シ
ながら加えると、粘度の低い安定な逆エマルジョンが得
られた。これを実施例/と同様な方法で重合して乳白色
の含水重合体−を得た。
実施例2q 分子量3000のポリプロピレングリコールのマレイン
酸付加物を、トリエタノールアミンで中和して逆乳化剤
を得た。これを、スチレンに0重量部、アクリロニトリ
ル20重量部、エチレングリコールジメタクリレート2
0重量部よシ成るビニル単量体混合物に、ご重量部溶解
してビニル単量体溶液とした。このビニル単量体溶液に
、水/θ乙重量部を強力に攪作しながら加えると、粘度
の低い安定な逆エマルジョンが得られた。これを実施例
/と同様な方法で重合して、乳白色の含水重合体を得た
。」 (3)、22頁の表/を次のとうり補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式l で表わされるポリアルキレングリコールト二塩基酸無水
    物との付加物から誘導される末端に中和されたカルボキ
    シル基を有するポリアルキレングリコール誘導体の存在
    下に於てビニル単量体を油中水型逆エマルジョンとなし
    、該逆エマルジョンを重合触媒の存在下で重合させるξ
    とを特徴とする含水重合体の製造法。
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