JPS6038219B2 - 金属部材の結合方法 - Google Patents

金属部材の結合方法

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JPS6038219B2
JPS6038219B2 JP4315378A JP4315378A JPS6038219B2 JP S6038219 B2 JPS6038219 B2 JP S6038219B2 JP 4315378 A JP4315378 A JP 4315378A JP 4315378 A JP4315378 A JP 4315378A JP S6038219 B2 JPS6038219 B2 JP S6038219B2
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JP4315378A
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JPS54135649A (en
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國生 寺島
昭次 下
尚信 金丸
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2個の被結合部材の接合部間隙に、第3の結
合部村を挿入し、2個の被結合部材を加圧摺動させるこ
とによって該結合部材を塑性流動させて結合させる方法
に係り、特に、加圧用沿具を使用しないで金属や合成樹
脂製のシャフト、棒、筒状部材相互を強固に固着する場
合に用いて好適な結合方法に関する。
2個の被結合部材を、第3の結合部材で結合する方法と
して、溶接(ろう付を含む)、鏡込の方法がある。
衆知のように、溶接法では、被結合部材、結合部材とも
に加熱されるため熱変形が生じ、高い寸法精度のものは
得がたい。
また被結合部材、結合部村ならびに溶接棒、ろう村など
の選定に制限がある。さらに生産性が低く、大がかりな
設備が必要となることや、作業条件のバラッキによる品
質上の欠陥が生じやすいなどの欠点を有する。又、銭込
法では、結合強度を確保するために、銭ぐるみや廻り止
め機構等を設けるなどにより構成が複雑となり、且つ大
形化する。また結合部材などの材料選定に制限があり、
さらに生産性が低く、また熱変形などにより精度が低い
などの欠点を有する。また第3の結合部村を2個の被結
合物体の間に挿入して結合する方法も知られている。
すなわち、特開昭52−46255号公報にある如くシ
ャフトとロータの後合部間隙に非鉄金属からなるスリー
ブを挿入し、上下の金型でスリーブを加締める方法であ
る。
このようにすれば、シャフトにあらかじめ溝を設けてお
くと、加締時スリーブは溝に喰い込み、固定力が得られ
ることになる。
しかし、この方法ではスリーブが溝に充分に喰い込まず
〇なるギャップが生ずる。これはスリーブの変形抵抗が
均一であるため、スリーブに加えらた加締荷重によって
、スリーブの中間部応力。3が充分な塑性変形を行う程
度に高まる前に、スリーブ端部がその内部応力ひ,によ
り変形を起し、またスリーブ端部近傍のふくらみにより
摺動抵抗が増え、従って。
3の増大が押えられるためである。このことは第3の結
合部材(スリーブ)のみに直接加締荷重を加えるために
生ずるものであって、前記した。
3にバラッキが多く、したがって機械的強度が不均一と
なるため、かかる結合方法は多量生産には不向きである
本発明の目的は、2個の被結合部材を結合するものにお
いて、2個の被結合部材を一方向に互いに加圧摺動させ
るのみで、機械的に強固な結合が簡単に得られる結合方
法を提供することにある。
本発明の特徴は次の点にある。すなわち、2個の被結合
部村の結合位置に、互いに対向する結合面によって形成
されるほぼ密封された環状の空間部と、該空間都内の夫
々の被結合部材側に各々凹部とを設け、一方、2個の被
結合部材の結合前に、あらかじめ2個の被結合部材より
変形抵抗が小さく、かつ適度の機械的強度を有する結合
部村を上記空間部内に配設し、しかる後に上記2個の被
結合部材を介して上記結合部材を加圧し、それによって
上記結合部材を上記空間部内の凹部に塑性流動させて、
上記2個の被結合部材を結合するものである。以下、第
1図、第2図により本発明の基本原理を説明する。
第1図は2個の被結合部材の結合前の状態を示し、第2
図は上記被結合部材の結合後の状態を示す図である。
第1図において、第1の被結合部材6は例えば回転軸で
あり、蓬大部61を有し、第2の被結合部材7は蚤づ・
部71を有し、第1の被結合部材6に鉄合されて麹端か
ら矢印の方向へ摺動し、回転軸の所定位置で結合される
回転体である。
そして第1、第2の被結合部材の結合位置では、これら
の都村でもつてほぼ密閉された環状の空間Aが形成され
るようにし、そしてこの空間の対向面にある2個の被結
合部材には軸とほぼ直交する方向に各々凹部0,Qが設
けられている。各凹部の深さは0.1〜1.仇肋程度が
よい。一方、8は被結合部材6,7より塑性変形しやす
い、.すなわち変形抵抗の小さい金属からなる環状の結
合部村であり、該結合部材8の厚さはあらかじめ上記空
間Aの高さ日と等しいか、ないいま若干小さくし、かつ
結合部材8の断面積は上記空間Aの凹部を含む断面積と
等しいが、ないいまわずかに小さく設定する。
なお、結合部材の形状は、第1図に示す矩形断面をもつ
環状リングのほか、上記した条件を満足すれば、空間A
の形状との組合せにおいて、結合部村8の断面形状は円
形、楕円形、台形その他の形状のものでもよく、上記の
摺動加圧により凹部り,Qに塑性流動しやすい形状であ
ればよい。
また環状リングに切れ目があっても、なくてもよい。結
合工程においては、まず第1図に示すように、結合部材
8を第1の被結合部村6に挿入し、しかる後に第2の被
結合部村7を挿入する。
そして2個の被結合部村の内、一方を固定して他方の被
結合部材自身を図の矢印の方向に摺動加圧させるか、あ
るいは双方の被結合部材自身を互いに対向方向に加圧す
れば、結合部材8はその圧力によって塑性変形が生ずる
と共に、前述した空間部A内の対向面に設けられた凹部
q,b2内に結合部村8が塑性流入し「空間部Aは充分
に結合部材8によって充満されることになる。この場合
、結合部材8を塑性変形させる手段として、従来知られ
たたスリ−ブを直接加締める方法に対して、本発明は2
個の被結合部材によって形成せられるほぼ密閉された空
間内で、その空間の断面形状の変化、並びに断面積縮少
の変化を生ぜしめる方向に圧力が加わる。
そのため、被結合部材と結合部材との間に生ずる摺動抵
抗損失が少ないので、結合部材内に生ずる内部応力はほ
ぼ全城にわたって均等に生ずる。したがって結合部村は
その塑性変形によって前記した凹部b,Q内に塑性流動
し、空間部Aは充分に結合部村によって充満されること
になる。
しかも、結合部村は外部に流出することがないから、内
部応力は充分に高めら、強固な緊迫力によって強い結合
力を簡単に得ることができる。また、本発明の結合方法
は、2つの被結合部材の相互位置を固定した状態で結合
部材を直接加圧する必要がないため、結合部材に合わせ
た特別の加圧のために治具は不要であり、したがって結
合工程が箸るしく改善されることは云うまでもない。こ
こで、本発明の目的を達するためには、第1、第2の被
結合部材の材料が、結合部材の材料より硬いこと、及び
剛性が大きいことが条件となる。
なぜならば、結合部材3が第1、第2の被結合部材6,
7の空間内の内壁で加圧され、塑性流動する間、第1、
第2の被結合部材は変形することなく、充分に堅固でな
くてはならないからである。言いかえれば、結合部材8
は第1、第2の被結合部材より変形抵抗の小さい材料で
あることが条件となる。例えば、第1、第2の被結合部
材が鋼材の場合、結合部村はアルミニウム、蓑銅、銅、
軟鋼などが好適である。また、結合部材自体は非金属材
料であってもよいが、灘断、圧縮、曲げ等について一定
の機械的強度を有していることが要求される。
その大きさは、被結合部材の使用条件により異なること
は言うまでもない、さらに、結合部材の断面積は第1、
第2被結合部材によって形成される空間部の断面積(凹
部の断面積も含む)と等しいか、わずかに4・さくする
ことが望ましい。
なぜならば、結合部材の断面積が上記空間部断面積より
小さすぎると、結合部材の塑性変形が充分に生じないた
め、上記空間部内の凹部に結合部材の流動が不充分とな
り、凹部内部に空隙が生じ結合強度が著しく低減するた
めである。第3図は第1図、第2図に示す結合部材を加
圧する加圧面の形状を変えた場合の別の一実施例を示す
図である。
すなわち、第3図は結合部村8を加圧する第1、第2の
被結合部材6,7の加圧面B,Cにテーパ状の懐斜面(
あるいは単に凸部であってもよい)を設けた場合を示し
ている。このようにすれば、結合部材8を加圧する対向
せる加圧面B,Cは一種の凸部を形成させることになる
したがって結合部材と第1第2の被結合部材6,7との
間の接触面は増大され、それだけ緊迫力が増えるため、
結合力は更に大きくなる。第4図は更に本発明の他の実
施例を示す図である。第4図に示す空間部の断面状形状
から明らかなように、前述せる空間部は第1、第2の被
結合部材6,7に形成される凹部を互いに対向させて構
成されている。
この場合の結合部材8の断面形状は円形、楕円形などが
適当であり、被結合部材6,7からの加圧により凹部q
,b2への塑性流動が良好となる。このようにすれば、
結合部村の凹部双方に蝉性流動する体積が増大するため
、結合部材の努断力は箸るしく増加する。
したがって第1、第2の被結合部材6,7の鞠方向抜き
力は大きくなり、2つの被結合部材の結合力は更に強固
となる。なお、本発明にかかる結合方法の各種の例は単
純図形として示されているが。例えば第1の被結合部材
として回転軸とした場合、これに結合される第2の被結
合部材はプーリ、歯車、クラッチ板等があり、すこぶる
その利用範囲が広い。また、本発明の結合方法は、上記
した如く、必ずしも回転軸と回転体との間の結合のみに
利用されるものではなく、例えば、円筒、あるいは、円
柱等の結合にも利用し得るものである。第5図は歯車9
と鼠10とを結合部材8(軟鋼)で結合する例を示す。
歯車9に蚤小郡91、軸10‘こ蚤大部101があり、
密閉空間が形成される。また、駆動軸と被駆動軸のごと
く、2つの被結合部材間に回転トルクが作用する使用目
的に対してはト第6図(A,B)に示すように、2つの
被結合部材6,7の空間Aを形成する夫々の全面または
一部の面にローレットや打刻などによる多数の凹凸面D
を設けておくと、加圧により結合部材8の内部応力がほ
ぼ均等に生ずるため、Dの位置いかんにかかわらず、D
の凹部に結合部材8が塑性流入し、初期の目的を充分に
達成することができる。
以上、本発明からなる結合方法は、何れも結合部村を直
接治具等でもつて加圧するものではなく、結合しようと
する2個の被結合部材間内部に形成される密閉空間内で
、上記2個の被結合部材を介して結合部材が加圧圧縮さ
れるため、結合部材の塑性変形によって生ずる残留応力
は倍化されることになる。しかも、本発明の結合方法は
溶接等の熱処理工程が一切不要であるため、熱による機
械的変形は解消されると共に、熱による部材および表面
処理の変質、劣化もなく安定した機械強度が得られ、さ
らに結合に際しては特別の治具等は不要である生産曲ま
著るしく向上されることになる。例えば、回転軸に回転
体を結合する場合、単に回転体の一端から環状の結合部
村を挿入し、しかる後に回転体を挿入して、回転軸の所
定位置まで回転体を加圧摺動させればよい。
以上、本発明の方法によれば、安定した結合強度が得ら
れると共に、結合工程が単純となるため生産性が箸るし
く改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の結合方法を説明する原理説明
図、第3図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第4図
、第5図は各々本発明の他の実施例を説明する縦断面図
。 第6図A,Bは本発明のさらに他の実施例を説明する縦
断面図である。6…第1の被結合部材、7…第2の被結
合部村、8・・・結合部村。 多’図 *2図 弟3図 治4図 あs図 *6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の被結合部材と第2の被結合部材の結合位置に
    、互いに対向する上記二つの被結合部材の結合面によつ
    て、凹部を含む密封された空間部を設け、該空間部に上
    記二つの被結合部材より変形抵抗が小さく、かつ所定の
    機械的強度を有する結合部材を上記空間部内に配設し、
    上記二つの被結合部材を介して上記結合部材を加圧し、
    それによつて上記結合部材を塑性変形させて上記凹部に
    流入させ、上記結合部材の剪断力と緊迫力にて上記二つ
    の被結合部材を結合することを特徴とする金属部材の結
    合方法。 2 上記結合部材の断面積を上記凹部を含む空間部断面
    積と略等しくすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項の金属部材の結合方法。 3 上記空間部内の上記結合部材を加圧する方向に夫々
    対向する凸部を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項もしくは第2項に基ずく金属部材の結合方法。 4 上記二つの被結合部材により形成される上記空間部
    の全面または一部の面にローレツトなどによる凹凸面を
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは
    第2項に基づく金属部材の結合方法。
JP4315378A 1978-04-14 1978-04-14 金属部材の結合方法 Expired JPS6038219B2 (ja)

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JPS54135649A JPS54135649A (en) 1979-10-22
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