JPS6038086B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPS6038086B2
JPS6038086B2 JP15809776A JP15809776A JPS6038086B2 JP S6038086 B2 JPS6038086 B2 JP S6038086B2 JP 15809776 A JP15809776 A JP 15809776A JP 15809776 A JP15809776 A JP 15809776A JP S6038086 B2 JPS6038086 B2 JP S6038086B2
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JP
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actuator
lifting
handling depth
switching valve
reaping
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JP15809776A
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清 中林
俶宏 内山
広美 十川
一男 小竹
千里 安楽
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンバイン、詳しくは刈取部を昇降作動するた
めの昇降用アクチュェータと搬送体の横斜角を変更する
ための扱深さ調整用アクチュェータとを備えたコンバイ
ンに関するものである。
従来この種コンバインにあっては、機体の進行方向を修
正すべく該機体下部の両側駆動論への動力伝達経路中に
介装された左右サイドクラッチの如き方向修正用の機能
要素や楯立穀梓の刈高さを調整すべく機体に上下方向揺
動自在に支持された刈刃支持部材の如き刈高さ調整用の
機能要素、或いは穀稗の扱深さを調整すべく機体に横方
向出退自在に支持された挟持搬送装置の如き扱深さ調整
用の機能要素が装備され、これら各要素は期待に装備せ
るセンサーからの信号によって制御させるアクチュェー
タに連動連結され、これら各アクチュェータをして前記
機能要素を作動して前記の如き適宜自動制御が行なわれ
るよう構成するのであるが、これら各アクチュェータを
各別に駆動すべ〈複数個の流体ポンプを用いた場合、構
造的に極めて複雑になると共に重くなり、しかも複数個
の流体ポンプを搭載するための大きなスペースを必要と
し、かつ高価になる等実際上多くの問題があつた。従っ
てこれら各アクチュェータを一つの流体ポンプで駆動で
きるよう構成するのが望ましいのであるが、斯く構成し
た場合、これら各アクチュェータの駆動が互いに影響さ
れ、即ち一つのアクチュェータが他のアクチュェー夕の
駆動に伴なつて駆動不能となったり、駆動が中断された
りすることがあり、このようにけれら各アクチュェータ
が駆動不能となったり、その駆動が中断されたりすると
、機体の方向修正や刈高さ調整、或し、は扱深さ調整が
遅れることになり、この遅れが大きくなった場合、この
機体が楯立穀稗から大きく外れ、所謂条ずれが生じ、穀
梓の刈取そののが不可能となったり、穀稗の脱穀時にお
ける未処埋が極端に多くなる等実作業上大きな支障を来
たすことになる。
本発明は以上の問題点に鑑みて発明したもので、その目
的は、一つの流体ポンプを用いて前記昇降用アクチュェ
ータと扱深さ調整用アクチュェータを各別に駈動できる
ようにして、極めて簡単な構造で、かつ、安価に提供す
ると共に、軽量小型化を計り、しかも、刈取部が圃場の
凸部に突入したり、畦畔や走行中の障害物に当綾したり
して、前記刈取部が損傷するのを防止するための緊急操
作が要求される前記刈取部の上昇制御や刈取作業時の基
本的な動作である刈取部の下降や回行時の刈取郡上昇な
どの昇降制御を優先し、次に刈高さや作物条件に伴なつ
て操作される前記昇降制御よりも重要度の低い扱深さの
調整制御を行なう如く順序を設定することにより、コン
バインの作業時において、その性能低下を防止し得る如
く成す点にある。
しかして、本発明の構成か、刈取部を昇降作動するため
の昇降用アクチュェータと、搬送体の煩斜角を変更する
たの扱深さ調整用アクチュェータとを備えたコンバイン
において、前記各アクチュェータを駆動する一つの流体
バンプを設け、該ポンプの吐出側に中立位置及び前記昇
降用アクチュェータの上昇及び下降を行なう二つの切換
位置をもった前記昇降用アクチュェータの切襖弁と、扱
深さ調整用アクチュェータの切換弁とを、直列で、かつ
、前記昇降用切換弁を上流側に配設して、前記昇降用ア
クチュェータ、扱深さ調整用アクチュェータの順序で優
先駆動する如く成すと共に、昇降切換弁の中立位置及び
前記昇降用アクチュェータの下降を行なう切換位置に、
前記ポンプの吐出流体を下流側の扱深さ調整用切換弁に
流通させる蓮通路を設けたものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図において符号Aで全体的に示されるコンバインは、機
体1の下部両側に設けられた駆動論2,2を該機体1に
搭載せる原動機(図示せず)に運動連結すると共に、こ
の機体1の前部に設けられた刈取部3の刈刃5を前記原
動機に連動連結し、かっこの機体1の上部に装備された
脱穀装置4の扱耳同(図示せず)を前記原動機に連動連
結して、この原動機による前記駆動輪2,2の駆動をし
て機体1を走行させると共に、前記刈刃5の駆動をして
楯立穀稗を刈取り、かっこの刈取られた毅稗(搬送体)
を挟持搬送装置6を介してフィードチェン7に搬送供給
し、該フィードチェン7による搬送途中において、この
穀稗を前記扱月岡の駆動をして脱穀すべく構成されてお
り、又前記両駆動輪2,2への動力伝達の遮断をして機
体1の進行方向が修正され、前記刈刃5を支持する支持
部材8の機体1に対する上下方向揺動をして毅梓の刈高
さが変更調整され、更に前記挟持搬送装置6の機体1に
対する横方向出退をして穀稗の朝婚同室への挿入量、即
ち扱深が変更調整されるように構成されている。
尚、図中9は機体1の前部に設けられた分草村、1川ま
技粕同室への穀稗挿入口である。
しかして本発明は以上の如き構造のコンバインAにおい
て前記支持部材8と機体1との間に昇降用アクチュェー
夕11を介装し、該アクチュェータ11の駆動により刈
取部3を上下方向に昇降させて刈刃5による穀稗の刈高
さを変更調整すべく構成するのてあり、かつ前記搬送装
置6と機体1との間に扱深さ調整用アクチュェータ12
を介装し、該アクチュェータ12の駆動により搬送装置
6を横方向に出退ごせて穀稗の傾斜角を変更し、該穀稗
の扱月岡での扱深さを変更調整すべく構成するのであり
、更に前言己両駆動輪2,2への動力伝達機構が内装さ
れたミッションケース14内で、該動力伝達機構に介装
された左右サイドクラッチ(図示せず)の各操作アーム
15a,15bに方向修正用アクチュェータ13a,1
3bを連結し、該アクチュェータ13a,13bの駆動
により操作アーム15a,15bを介して左右サイドク
ラッチを各別に作動し、前記両駆動論2,2への動力伝
達を遮断して機体1の方向修正を行なうべく構成するの
である。そして、以上の如く構成する各アクチュェータ
11,12,13a,13bを駆動する流体ポンプPを
設け、該ポンプPの吐出側に中立位置及び前記昇降用ァ
クチュェータ11の上昇及び下降を行なう二つの切換位
置をもった前記昇降用アクチュェータ11の切換弁(以
下霞滋弁と称す)16と、扱深さ調整用ァクチュェータ
12の切換弁(以下電磁弁と称す)17及び方向修正用
アクチュェータ13a,13bの切換弁(以下電磁弁と
称す)18を、直列で、かつ、前記昇降用電磁弁16を
前記流体ポンプPの最上流位置に、扱深さ調整用電磁弁
17を前記電磁弁16の下流側に、そして方向修正用電
磁弁18を最下流位置に配設して、前記ァクチュェータ
12、扱深さ調整用ァクチュェータ12、方向修正用ア
クチュェータ13a,13bの順序序で優先駆動する如
く成すと共に、昇降用電磁弁16の中立位置及び昇降用
アクチュェータ11の下降を行なう切襖位置に前記ポン
プPの吐出流体を下流側の扱深さ調整用電磁弁17に流
通させる蓮通路16a,16bを設けるのである。
又、前記各電磁弁16,17,18は、第3図の如く電
源日こ対し接続され、各ァクチュェータ11,12,1
3a,13bの自動制御を行なうのである。
即ち、前記分草村9の下部に刈高さ感知用のセンサー1
9を設けると共に、前記穀梓挿入口10に扱深さ感知用
のセンサー20a,20b,20cを設け、かつ前記分
草村9の側部に方向修正用のセンサー21を設けるので
あり、又前記刈高さ感知用のセンサー19によって操作
される上動リミットスィッチ(図示せず)の常開接点は
,−aを介して前記電磁弁16の一方のソレノィドSO
L,を、又下動リミットスイッチ(図示せず)の常開接
点は2‐aを介して他方ソレノィドSOL2を夫々電源
Eに接続し、かつ前記級深さ感知用のセンサー20a,
20b,20cの内、毅稗の根元感知用センサー20a
によって操作される始動リミットスイッチ(図示せず)
の常開接点は3‐aと、穀稗の中間部感知用センサー2
0bによって操作される進出リミットスイッチ(図示せ
ず)の常開接点LS4−bとを介して前記電磁弁17の
一方ソレノィドSOL3を電源Eに接続すると共に、前
記常関鞍点LS3−aと穀稗の穂先部感知用センサー2
0cによって操作される後退リミットスィッチ(図示せ
ず)の常開接点じキーaとを介してこの電磁弁17の他
方のソレ/ィドSOL4を電源Eに接続し、更に前記方
向修正用のセンサー21によって操作される右修正用リ
ミットスイッチ(図示せず)の常開接点LS6一aを介
して前記電磁弁18の一方ソレノィドSObを、又左修
正用リミットスイッチ(図示せず).の常開接点は7一
aを介して他方ソレノィドSOL6を夫々電源Eに接続
するのである。
尚、実施例では前記各ソレノィドSOL,,SOL2、
ソレノイドSOL3,SOL4並びにソレノイドSOL
5,SOL6の電源Eへの各自勤制御接続回路に対し並
列して手動操作側酸続回路を形成している。
即ち、前記各自勤制御側接続回路において、前記各アク
チュェータ11,12,13a,13bを切換動作させ
る各電磁弁16,17,18の電気回路に、それぞれ手
動スイッチ(以後押釘スイッチと呼ぶ)PB,乃至P&
を設け、かつ、これら押釘スイッチPB,乃至P&の手
動操作によに手動するりレーRL,RL,RL3を前記
手動操作側接続回路中に夫々介菱して、前記押釦スイッ
チPB,及びPB2の操作に対応して前記リレーRL,
を作動させ〜前記押釘スイッチP&及びPB4の操作に
対応して前記リレーRL2を作動させ、かつ前記押釘ス
イッチPB5及びPB6の操作に対応して前記リレーR
Lが作動すべく成すのであり、これら各リレーRL,,
RL2,R−の常開接点LS,一b,RL2−b,RL
−bを前記各自動制御側接続回路中に介袋して手動優先
回路を構成している。
本発明コンバインは以上の如く構成されるもので、駆動
輪2,2の駆動をして機体1を圃場内において走行させ
ながら、刈取部3をして圃場内の楯立穀稗を刈取ると共
に、脱穀装置4をしてこの刈取られた毅稗の脱穀を行な
うのである。
斯かる刈取−脱穀作動時において刈刃5の対地高さが低
く穀稗の刈高さが低い場合、刈高さ感知用のセンサー1
9が作動して上動リミットスイッチを操作し、その常開
接点は,−aを閉じ、ソレノイドSOL,の電源Eへの
接続回路を閉成するので、該ソレノィドSOL,が通電
され、電磁弁16が図中右方へ移動して流体ポンプPか
らの圧力流体を昇降用アクチュェータ11に供給し、該
アクチュェータ11を駆動して刈刃5の支持部材8を上
動させ、毅稗の刈高さが高くなるよう自動調整するので
ある。
これに対し前記穀稗の刈高さが高い場合、前記と同様の
手順でソレノィドSOLが通電され電磁弁16が図中左
方へ移動して前記アクチュェータ11内の圧力流体を蓮
通路16bを介してタンク側に蓮適するのである。
この結果前記アクチュェータ11内の流体は、前記刈取
部3の自重により排出され、前記刈取部3が下降するの
であって、穀稗の刈高さが低くなるよう自動調整される
のである。又前記の如く刈取られた穀稗が適正な扱深さ
の基に脱穀装置4で脱穀されている場合には、穀稗の扱
胴室への供給により穀稗の根元部及び中間部感知用セン
サー20a,20bが作動し、始動リミットスイッチを
操作してその常開接点は3−aを閉じると共に、進出リ
ミットスイッチを操作してその常開接点LS4−bを開
き、ソレノィドSOL3の電源Eへの接続回路を閉成し
ている。
尚穀稗の穂先部感知用センサー20cは非作動状態にあ
って、後退りミットスイッチの常開接点LS5−aが開
いたま)であるから、ソレノイドSOL4の電源Eへの
接続回路は開成状態が維持されており、従って電磁弁1
7は作動されることなく中立位置に維持されている。斯
かる状態で扱8同室に供給される穀稗が短い場合、該穀
稗の前記中間部感知用センサー20bへの当援がなくな
り、前記進出リミットスイッチの操作を解放するので、
その常開接点LS4一bが元位置(閉)に復帰し、前記
ソレノィドSObの電源Eへの接続回路が閉成され、該
ソレノィドSOL3が通電され電磁弁17が図中左方へ
移動して流体ポンプPからの圧力流体を扱深さ調整用ア
クチュェータ12の石室に供給し、該アクチュェータ1
2を駆動して挟持搬送装置6を進出させ、前記穀稗の級
胴室への挿入量が深くなるよう自動調整するのである。
これに対し穀程が長い場合、該殻梓に前記穂先部感知用
センサー20cが当接して作動され、これにより後リミ
ットスイッチが操作されてその常開接点は5‐aを閉じ
るので、前記ソレノィドSOL4の電源Eへの接続回路
が開成され、該ソレノィドSOL4が通電され電磁弁1
7を図中右方へ移動して流体ポンプPからの圧力流体を
扱深さ調整用アクチュヱータ12の左室に供孫舎し、該
ァクチュェータ12を駆動して挟持搬送装置6を後退さ
せ、前記穀稗の薮婚同室への挿入量が浅くなるよう自動
調整するのである。
又既述の如く機体1が圃場内の楯立穀稗に沿う如く直進
している場合、方向修正用のセンサー21はこの楯立穀
稗に適正状態で当接しているのであるが、この機体1の
進行方向が右方にずれた場合該センサー21が楯立穀稗
への当援がなくなり、このセンサー21が作動して左修
正リミットスイッチを操作し、その常開接点LS6−a
を閉じてソレノイドSOLの電源Eへの接続回路を閉成
するので、該ソレノィドSOL5が通電され電磁弁18
が図中右方へ移動し、流体ポンプPからの圧力流体を方
向修正用アクチュェータ13aに供給し、該アクチュヱ
ータ13aを駆動せしめる。
これによって左サイドクラッチが動力遮断側に切換えら
れ、右側の駆動論2のみが駆動されるので、前記機体1
は左向きになる如く自動修正されるのである。これに対
し機体1の進行方向が左方にずれた場合前記センサー2
1の楯立穀稗への当接が深くなり、該センサー21が前
記とは逆方向に作動して右修正リミットスイッチを操作
し、その常開接点は7−aを閉じてソレノィドSOL6
の電源Eへの接続回路を閉成するので、該ソレノィドS
OL6が通電され電磁弁18が図中左方へ移動し、流体
ポンプPからの圧力流体を方向修正用アクチュェータ1
3bに供給し、該ァクチュェータ13bを駆動せしめる
これによって右サイドクラッチが動力遮断側に切換えら
れ、左側の駆動輪2のみが駆動されるので、前記機体1
は右向きになる如く自動修正されるのである。
しかして、以上の自動制御において前記ポンプPの上流
に位置する前記昇降用ァクチュェータ11は、他のアク
チュェータ12,13a,13bの駈動に影響されるこ
とがなく、他のアクチュェータ12”13a又は13b
が駆動中であっても昇降用アクチュェータ11を駆動す
れば、他のアクチユェータ12又は13a,13bへの
圧力流体の供給を中断し、昇降用アクチュェータ11の
駆動を最優先させ得るのであり、これにより、圃場の凸
部に刈取部が当接損傷するのを防止するための緊急な刈
取部の上昇制御や刈取作業時の基本的な動作である刈取
部の昇降制御を最優先することができるのである。
次に、扱深さ調整用アクチュェータ12は、方向修正用
アクチュェータ13a,13bの駆動に影響されること
がなく、この方向修正用アクチュェータ13a,13b
が駆動中であっても該アクチュェータ13a,13bの
駆動を優先させ得るのであり、これにより前記刈取部に
よる刈高さや作物条件に伴なつて操作される扱深さの調
整制御を、重要度が比較的低い方向修正に優先させるこ
とができるのである。
尚、前記昇降又は昇降又は扱深さ調整用アクチュェータ
11,12が優先駆動した時、前記方向修正用ァクチュ
ェータ13a,13bは駆動不能となるが、優先された
昇降又は扱深さ調整用アクチュェータ11,12の作動
時間は非常に短かし・ので、方向修正用アクチュェータ
13a,13bが駆動不能となっている時間も短か〈、
方向修正に大きな影響を与えることはないのであり、ま
た仮のに方向修正ミスで刈残しが生じても、機体のバッ
クによる修正や次行程での2度刈り或いは手刈りによる
補修が可能である。
従って、一つの流体ポンプPで前記各アクチュェータ1
1,12,13a,13bを駆動するも、コンバインA
による作業全体として何等その性能低下を釆たすことが
ないのである。
しかも、前記昇降用切換弁16の前記昇降用ァクチュェ
ータ11の下降を行なう切換位置に、前記ポンプPの吐
出流体を下流側の扱深さ調整用切換弁17に流通させる
蓮通路16bを設けたから、機体1の回行後、次行程の
刈取作業に入るとき、前記昇降用切換弁16を昇降用ア
クチュェータ11の下降を行なう切換位置に位置させる
と同時に扱深さ調整用切襖弁17を中立位置以外の切換
位置に位置させることにより、前記刈取部3の自重によ
る下降と同時に、この自重による昇降用ァクチュェータ
16からの流体と前記ポンプPから吐出される吐出流体
とを利用して扱深さ調整用アクチュェータ12による扱
深さ調整及び方向修正用アクチュェータ13a,13b
による方向修正を遅れなく行なうことができ、従って刈
取初期より最適条件で作業が可能となるのである。
尚、刈取−脱穀作業中には機体1が圃場内の石や杭など
に突当るなど自動制御が不可能な異常事態が生じるので
あるが、斯かる場合には適宜押釘スイッチPB,乃至P
B6を押圧操作して手動操作側接続回路を開成するので
あり、これにつて所望のソレノィドSOL,乃至SOL
6が通電され、既述した如く適宜アクチュェータを駆動
し、前記異常事態などに即応して直ちにこれを解消させ
得るのであり、かっこの時リレーRL乃至RL3の一つ
が通電されてその常閉接点RL.−b乃至RL3−bが
開となり、自動制御側接続回路をすべて開成して前記手
動操作によって駆動する、前記各アクチュェータ11,
12,13a,13bのうち一つの駆動が、自動制御に
よる他のすべての駆動に対して優先すべ〈成し得るので
ある。以上の如く本発明によれば、昇降用アクチュェー
タ11と扱深さ調整用アクチュェータとを一つの流体ポ
ンプにより各別に独立して駆動することができ、これに
より各アクチュェータ毎にそれぞれ別個のポンプを設け
る場合に比較して、極めて簡単な構造でかつ安価に提供
できると共に、軽量小型化を計ることができ、それでい
て、前記ポンプの吐出側に重要度及び緊急度の高いアク
チュェータから、つまり、昇降用アクチュェータ、扱深
さ調整用アクチュェータの順序で優先駆動する如く接続
したから、刈取部が圃場の凸部に突入したり、畦畔や走
行中の障害物に当接したりして、前記刈取部が損傷する
のを防止するため、緊急操作が要求される前記刈取部の
上昇制御や刈取作業時の基本的な動作である刈取部下降
や回行時の刈取部上昇などの昇降制御を優先することが
でき、次に前記刈取部による刈高さや作物条件に伴なつ
て操作される前記昇降制御に較べて重要性の低い扱深さ
の調整制御を行なうことができるのであって、これによ
り一つの流体ポンプで前記各アクチュェータを駆動する
も、コンバインの作業時においてその性能低下を来たす
ことがないのである。
しかも、前記昇降用切換弁の中立位置及び前記昇降用ア
クチュェータの下降を行なう切襖位置に、前記ポンプの
吐出流体を下流側の扱深さ調整用切換弁に流通させる運
通路を設けたから、一行程刈取終了時、刈取部を大きく
上昇させるときには扱深さ調整はされないので、刈取穀
梓が搬送途中にあるときに誤って扱深さ変更の操作を行
なっても作動せず扱残し等の発生を防止でき、又機体の
回行後、次行程の刈取作業に入るとき、前記昇降用切換
弁を昇降用アクチュェータの下降を行なう切換位置に位
置させると同時に級深さ調整用切換弁を中立位置以外の
切換位置に位置させることにより、前記刈取部の下降と
同時に、前記ポンプの吐出流体を利用して扱深さ調整用
アクチュェ−夕による扱深さ調整を遅れなく行なうこと
ができ、従って刈敬初期より最適条件で作業が可能とな
るのである。図面の筋単な説明 図面は本発明の実施例を示し、第1図はその斜視図、第
2図は油圧回路図、第3図は電気回路図である。
A・・…・コンバイン、11・・・・・・刈高さ調整用
アクチュェータ、12・…・・扱深さ調整用アクチュヱ
−夕、13a,13b・・・・・・方向修正用アクチュ
ェ−夕、16・・・・・・切換弁(電磁弁)、16a,
16b・…・・連通路、17…・・・切換弁(電磁弁)
、P・・・・・・流体ポンプ。
第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 刈取部を昇降作動するための昇降用アクチユエータ
    11と、搬送体の傾斜角を変更するための扱深さ調整用
    アクチユエータ12とを置えたコンバインにおいて、前
    記各アクチユエータ11,12を駆動する一つの流体ポ
    ンプPを設け、該ポンプPの吐出側に中立位置及び前記
    昇降用アクチユエータ11の上昇及び下降を行なう二つ
    の切換位置をもつた前記昇降用アクチユエータ11の切
    換弁16と、扱深さ調整用アクチユエータ12の切換弁
    17とを、直列で、かつ、前記昇降用切換弁16を上流
    側に配設して、前記昇降用アクチユエータ11、扱深さ
    調整用アクチユエータ12の順序で優先駆動する如く成
    すと共に、昇降用切換弁16の中立位置及び前記昇降用
    アクチユエータ11の下降を行なう切換位置に前記ポン
    プPの吐出流体を下流側の扱深さ調整用切換弁17に流
    通させる連通路16a,16bを設けたこを特徴とする
    コンバイン。
JP15809776A 1976-12-27 1976-12-27 コンバイン Expired JPS6038086B2 (ja)

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JP15809776A JPS6038086B2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27 コンバイン

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ID=15664229

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JP (1) JPS6038086B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434888U (ja) * 1990-07-13 1992-03-24

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JPH0434888U (ja) * 1990-07-13 1992-03-24

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Publication number Publication date
JPS5381334A (en) 1978-07-18

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