JPS6037957A - 切りコンブの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化コンブを細切シにした切シコンプの製造方
法の改良に関する。

本発明者は、コンブの原藻（生こんぶ）を洗浄し、つい
でこれを細長状に細断処理する前または後において沸騰
点に近い海水を通して緑色化し、しかる後塩蔵する方法
及びこのようにして得られた切シコンゾを先に提案した
。

これら発明は、コンブは乾燥するという従来の常識を覆
えし、生のコンブをそのまま食用に供するという画期的
な発明である。

しかしこれら発明にもいくつかの問題点かある。その１
つは、切９コンブを塩蔵するために食塩の使用量が膨大
なものとなシ、製造コストが高くなるという問題でるる
。

第２の点は、生のコンブを食用に供するため、コンブの
原藻として軟いコンブを使用しなければならないという
問題である。すなわち乾燥用に供するコンブは、真夏に
刈シ取られるが、生のコンブの場合、春先にまだ軟いコ
ンブを刈シ取シ、これを加工しなければならない。この
ため切シコンゾを生産加工できる時期が短い期間に限定
される。

本発明者は、これら問題を解決すべく研究をおこなった
結果、冷凍処理に着目した。一般に魚肉を冷凍処理する
と、筋繊維間に非常に細かい氷結晶が多数生成されるが
、肉組織全体としては凍結前の生肉とほとんど変わらな
い。そして冷凍された魚肉を解凍すると、筋繊維間の氷
が水になシ、この水分がエキス分とともにドリップとし
て失なわれる。

一方コンゾの場合、コンブの繊維間に氷結晶が生成され
ると膨張し、繊維の一部を破壊し、解凍されたコンブを
軟かくする。またコンブの場合、エキス分のトリツノと
いった問題は生じないとの知見を得た。

本発明は、このような知見にもとづいてなされたもので
、その目的とするところは軟かい生の切シコングを安価
に製造することができる切りコンブの製造方法を得んと
するものである。

以下本発明の詳細な説明する。

祉ず本発明方法は、コンブの原藻を洗浄する。

コンブの原藻は、養殖または天然の生のコンブである。

洗浄は、例えば原藻を採取した場所近くの海水を入れた
タンクに浸けておこなう。

次いで沸腫点に近い温度（略９０℃以上沸騰点以下）で
海水を通して緑色化させる。この処理は、例えばタンク
内に新鮮な海水を常に補給するようにして、このタンク
中に２〜３分原藻を浸漬することによυおこなう。この
後コンブが緑色化するのを見計って取出し８℃〜１０℃
の冷海水に浸漬し、及び噴流中に投じて急冷却させる。

２０■巾の細長状で、長さ２０ｃｍ〜３０副の長さに細
断する。この場合コンブの細断方向は、コンブの長手方
向に沿う方向、長手方向と直角てそそぎつつ切断するの
が好ましい。コンブ面の冷却効果を高めてコンブ面を安
定化させつつ切刃の切断をも容易におこなうことができ
るためである。

なお本発明は、コ；／プの細断処理をおこなってから１
．洲騰点に近い海水を則して緑色化させる処理をＰこな
ってもよい。この場合、冷海水又は冷水で急冷すること
なく、仄の冷凍処理を行うことができる。

しかして冷凍処理は、このようにして得られた細長状コ
ンブ片を例えば−１５・−一４０℃で急冷することによ
シおこなう。この処理によｐコンブ繊維間に細かい氷が
膨張形成され、繊維の一部を破壊する。このため解凍時
（食用に供する時）コンブは軟かくなる。

以上説明したように本発明によれば冷凍処理を行なうこ
とによシ、先に提案した方法の如き塩蔵処理が不用とな
る。このため食塩を消費せず、製造コストが安くなる。

また、解凍時（食用に供丈る時）コンブは軟かくなって
いるので、食べやすくなる。またコンブが軟かくなるの
で、若干硬いコンブの原藻を採取しても食用に供するこ
とができ、その操業期間を長くすることができる。更に
塩蔵処理が不用となるので、解凍するだけで化コンブそ
のままの風味を得ることができるなど、種々の顕著な効
果を奏する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンブの原藻を洗浄した後、これを細長状に細断処理す
   る前または後において沸騰点に近い海水を通して緑色化
   させ、しかる後冷凍することを特徴とする切シコンブの
   製造方法。