JPS6037878A - 階調変換テ−ブルの自動設定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、入力部で読取られた原稿（原画）の画像信
号を色修正処理し１１階調変換テーブルを用いて階調変
換した後、フィルム等に露光出力する画像走査記録装置
における階調変換テーブルの自動設定方式に関する。

たとえば、オフラインの原稿分類機で予め複数の標準印
刷物について濃度ヒストグラム（又は累積濃度ヒストグ
ラム）をめ、この濃度ヒストグラムをパターン化してい
くつかの標準パターンを形成し、これらのパターンに対
応するカラースキャナのトーンカーブ設定値を決めてお
き、原稿の濃度ヒストグラムのパターンがどの標準パタ
ーンに近いかを目視判定してトーンカーブ設定を行なう
方式がある（たとえば特開昭５８−５７４４号）。

しかしながら、この従来のトーンカーブ設定方式では、
予めいくつかの標準パターンに分けるか、標準パターン
の形をどうするかなど各パターンとスキャナとの１・−
ンカーブ設定値の対応づけを行なわなければならない準
備作業が多く、使用者の負担が多く、また、これらの準
備作業が適切に行なわれないと、満足な画質の印刷物が
得られないといった欠点があった。これは、標準パター
ンの形を決定したり、各原稿の濃度ヒストグラムのパタ
ーンがどの標準パターンに類似しているかを判断したり
することが　使用者がしなければならないこととなって
おり、それにかなりのノウハウと熟練を要するためであ
る。また、機械がオフラインとなっていることから、ト
ーンカーブを選折した後、１つの原稿毎にスキャナのト
ーンカーブつまみを所定の値にセ・ン卜する必要があり
、さらに通常の印刷製版の場合、原稿の一部をトリミン
グして再現することが多いが、原稿の必要部分のみの濃
度ヒストグラムを得ることができないといった欠点もあ
った。

よって、この発明の目的はこのような従来の欠点を解消
することにあり、極めて簡単な入力操作で、高画質の出
力（ハードコピー又は印刷用網版）を得るための階調変
換テーブルの設定を自動的に行なうオンラインの設定方
式を提供することにある。

以下ｊここの発明を説明する。

この発明は、入力部で読取られた原稿の画像信号を色修
正処理し、階調変換テーブルを用いて階調変換した後に
、フィルム等に露光出力する画像走査記録装置における
階調変換テーブルの自動設定方式に関するもので、原稿
のハイライトポイント及びシャドーポイントの各色分解
信号と、原稿の検査すべき部分の色分解信号の組と、検
査すべき部分に対応する所望の出力信号の組とを演算部
（たとえばマイクロコンピュータ）に入力し、標準トー
ンカーブデータを指定されたハイライトポイント及びシ
ャドーポイントとなるように修正し、この修正された標
準トーンカーブデータを用いた場合の人力信号に対応す
る出力信号と、これに対応する所望出力信号との偏差の
和が最小となる上記標準トーンカーブデータの１つを階
調変換テーブルとして設定するようにしたものである。

すなわち、この発明では第１図に示すように複数個の標
準トーンカーブデータｇ＋　（Ｘ）〜ｇｎ（Ｘ）をメモ
リ内に用意しておき、この標準トーンカーブデータを全
て指定されたハイライトポインｌＨＰ及びシャドーポイ
ントＳＰを通るように修正する。この修正動作を第２図
を参照して説明すると、たとえば標準トーンカーブデー
タｇ＋　（Ｘ）のハイライトポイントをＸｈｏ及びＸｓ
ｏとすると、修正されたトーンカーブデータｇ＋　’（
ｘ）＝ｇｔ　（ａｘ”ｂ）は次式（１）を満たすことが
必要である。

この（１）式より となるので、これから係数ａ、ｂについて解くと、とな
る。このようにして、指定されたハイライトポイントＨ
Ｐ及びシャドーポイントＳＰを通るように修正されたト
ーンカーブデータｇ＋　’（Ｘ）＝ｇ＋　（ａφＸ＋ｂ
）をめることができる。

以上のようにして、標準トーンカーブデータｇ＋　（Ｘ
）から指定されたハイライトポイントＩＰ及びシャドー
ポイン１−３Ｐを通るように修正されたトーンカーブデ
ータｇ＋　’（Ｘ）がめられると、次にこのトーンカー
ブデータｇ＋“（Ｘ）を用いた時のＸｙｊに対応する出
力信号Ｙｊ＝ｇ＋　（ａ−Ｘｙｊ＋ｂ）と、所望の出力
信号Ｙｙｊｄとの偏差の和６１をめる。すなわち、 ／ｊｉ＝　Σ　（Ｙｙｊ　−Ｙｙｊｄ）’ｊ＝１ し ・・・・・・・・・（４） なる計算をｉ＝１からｋまで計算し、偏差の和ｊｉが最
小となるときの１・−ンカーブデータｇｒ　’（Ｘ）　
＝　ｇｔ　（ａ−Ｘ　＋　ｂ）　−・−・−（５）をめ
、この１・−ンカーブデータｇ＋’（Ｘ）を階調変換テ
ーブルとして格納する。

上述の演算処理の様子は第３図のフローチャートに詳細
に示されるが、次にこの処理方法を実現する装置の例を
挙げて説明する。

第４図に示す画像記録装置は入力ドラム１に原稿２をセ
ットし、原稿２のハイライトポイント。

シャ）・−ポイントにおける色分解信号Ｘｙｈ、Ｘｙｓ
及び数箇所の検査すべき部分の色分解信号（たとえばハ
イライト部、シャド一部、中間部の３箇所）Ｘｙｊを入
力光学系で読取り、　ＡＩ）変換器３でディジタル信号
に変換して演算部４に入力する。これと同時に、検査す
べき部分に対応する所望の出力信号（Ｙｙｊｄ）　５を
演算部４に入力し、演算部４では／Ｘイライトポイント
及びシャドーポイントの色分解信号、検査すべき部分の
色分解信号の組とそれに対応する所望の出力信号の組と
から、上述したような修正処理ｇ＋　’（Ｘ）及び偏差
の和Ｊ＋をめることにより最も適切なトーンカーブデー
タ　ｇ；’（×）を算出し、信号処理部中の階調変換テ
ーブル６に格納してセットする。この後、入力ドラムｌ
に装着されている原稿２の画像信号が光学系で読取られ
、ＡＤ変換器３でディジタル量に変換された後、色修正
処理部７に入力されて色修正され、この修正画像信号が
階調変換テーブル６に入力され、既に上述の如くしてセ
ットされている階調変換テーブル６にしたがって階調変
換され、露光部８で露光出力される。

また、第５図に示す画像記録装置では原稿２を予め粗い
サンプリングピッチで走査しくラフスキャン）、このラ
フスキャンデータ９を演算部４内の記憶媒体に記憶する
と共に、ディジタイザなとの座標人力装置により原稿２
のハイライトポイン）・、シャドーポイント及び数箇所
の検査すべき部分の座標ｌＯを演算部４Ａに入力し、第
４図の場合と同様に検査すべき部分の所望の出力信号の
組（Ｘｙｊｄ）　５をも入力しておく。そして、演算部
４Ａでは座標入力１０及びラフスキャンデータ９から／
＼イライトポイント及びシャドーポイントの色分解信号
Ｘｙｈ、Ｘｙｓと、数箇所の検査すべき部分の色分解信
号の組Ｘｙｊとを自動的に算出すると共に、これに対応
する所望の出力信号の組（Ｘｙｊｄ）５から最も適切な
Ｉ・−ンカーブデータを算出し、このめられたトーンカ
ーブデータｇ；　’（Ｘ）を階調変換テーブル６に格納
してセットする。この後に原稿２が入力光学系で読取ら
れ、色修正処理部７で色修正されてから階調変換テーブ
ル６で階調変換され。

露光部８から露光出力される。

一方、第６図に示す画像記録装置では、演算部４Ｂにお
いてラフスキャンデータ９からハイライトポイント及び
シャドーポイントの色分解信号ｘｙｈ、Ｘｙｓと、検査
すべき色分解信号の組Ｘｙｊを自動的に算出し、予め演
算部４Ｂの内部メモリ４Ｇに格納されている所望の出力
信号の組（Ｘｙｊｄ）　５に近くなるようにトーンカー
ブデータを演算部４Ｂで算出し、求められた最適なトー
ンカーブデータｇｒ　（Ｘ）を階調変換テーブル６に格
納してセン）する。この場合も、入力ドラムｌに装着さ
れている原稿２は入力光学系で読取られ、色修正処理部
７で色修正されてから、階調変換テーブル６で階調変換
され、その後に露光部８で入光出力される。

ここで、ラフスキャンデータ９からハイライトポイント
及びシャドーポイントの色分解信号ｘｙｈ　。

Ｘｙｓを自動的に算出する例を説明する。

ラフスキャンデータ９から信号の累積ヒストグラムを算
出し、たとえばヒストグラムの１χに相当する信号をハ
イライト信号とし、ヒストグラムの９Ｂ％に相当する信
号をシャドー信号とする。また、ラフスキャンデータ９
から検査すべき色分解信号の組として、たとえば信号の
累積ヒストグラムの２０％、５０Ｘ、８０％に相当する
信号の組を用いる。

そして、これら信号の組を原稿のノーイライト部。

中間部、シャド一部と考え、これらが所定の出力信号の
組となるように階調変換データを算出すればよい。また
、人物主体の原稿につい−（は、肌色部分の累積ヒスト
グラムを用いるようにすればよい。

なお、上述の第４図及び第５図の画像記録装置においで
は、所Ｃ７１の出力信号５を固定にしておいて、特に指
定がなければ常に一定の数値が演算部４．４Ａに入力さ
れるようにしておいてもよい。また、標準トーンカーブ
データの組から、ハイライトポイント及びシャドーポイ
ントを含むＸＹ平面上の全ての点を通るように補間を行
ない、トーンカーブデータを８４算することも可能であ
り、この場合の補間法としては直線補間、ラグランジェ
補間、Ｂスプライン補間などが考えられる。なお、上述
では標準トーンカーブデータの組から１つを選択するよ
うにしているが、標準トーンカーブデータを関数式で持
っているようにしても良い。

以上のようにこの発明の設定方法によれば、階調変換テ
ーブルの設定を自動的に行なうことができ、非熟練者で
も容易にかつ迅速に階調変換テーブルの設定を行なうこ
とが５丁能となる。

【図面の簡単な説明】

ｔ５１図及び第２図はこの発明方法の動作を説明するた
めの図、第３図はこの発明方法の処理例を示すフロー図
、第４図〜第６図はそれぞれこの発明方法を適用するこ
とができる画像記録装置の一例を示すブロック図である
。 １・・・入力ドラム、２・・・原稿、３・・・ＡＤ変換
器、４゜４Ａ、４Ｂ・・・演算部（コンピュータ）、５
・・・所望の出力信号、６・・・階調変換テーブル、７
・・・色修正処理部、８・・・露光部、９・・・原稿の
ラフスキャンデータ、ｌＯ・・・ハイライトポイント、
シャドーポイント及び検査すべき部分の座標。 出願人イ）−押入　當　俄　幡　： 第　ｌ　図 第　２　国 第　３　図 茶　４　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　入力部で読取られた原稿の画像信号を色修正処理
   し、階調変換テーブルを用いて階調変換した後に露光出
   力する画像走査記録装置において、前記原稿のハイライ
   トポイント及びシャドーポイントの各色分解信号と、前
   記原稿の検査すべき部分の色分解信号の組と、前記検査
   すべき部分に対応する所望の出力信号の組とを演算部に
   入力し、標準トーンカーブデータを前記指定されたハイ
   ライトポイント及びシャドーポイントとなるように修正
   し、この修正された標準トーンカーブデータを用いた場
   合の入力信号に対応する出力信号と、これに対応する前
   記所望出力信号との偏差の和が最小となる前記標準トー
   ンカーブデータの１つを前記階調変換テーブルとして設
   定するようにしたことを特徴とする階調変換テーブルの
   自動設定方式。 ２、　予め座標入力装置で入力した前記ハイライトポイ
   ント、前記シャドーポイント、前記原稿の検査すべき部
   分の座標データと、前記原稿を予め粗いサンプリングピ
   ッチで光学走査して得たラフスキャンデータとにより、
   前記原稿のハイライトポイント、シャドーポイント、検
   査すべき部分の色分解信号の少なくとも１つを算出する
   ようにした特許請求の範囲第１項に記載の階調変換テー
   ブルの自動設定方式。 ３、　前記ラフスキャンデータから累積ヒストグラムを
   作成することにより、前記原稿のハイライトポイント、
   シャドーポイント、検査すべき部分の色分解信号の少な
   くとも１つを算出するようにした特許請求の範囲第２項
   に記載の階調変換テーブルの自動設定方式。 ４、　前記原稿の検査すべき部分に対応する所望の出力
   信号の組を常に一定としておくようにした特許請求の範
   囲第３項に記載の階調変換テーブルの自動設定方式。 ５、　前記原稿の絵柄が人物である場合、前記ラフスキ
   ャンデータから肌色部分の累積ヒストグラムを作成する
   ことにより、前記原稿の検査すべき部分の色分解信号を
   算出するように（２、特許請求の範囲第３項に記載の階
   調変換テーブルの自動設定方式。